聖体祭4 市庁舎

サン・ハイメ広場に面して建つバルセロナ市庁舎は、ちょうどカタルニァ州政府の建物と向き合うように建てられています。

市庁舎の建物はCasa de la Ciudadと呼ばれ、一番古い部分は1372年に建てられていますが、1838~1847年にかけて徹底的にネオクラッシック様式に改装されました。
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以前はSant Jaime教会だった建物を市政を行うために改装してあり、左手の横の部分の入り口にはまだそのあとが見られます。
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実はこれ、壁を全部新しくして、オリジナルのレリーフを上に貼り付けただけの手抜き工事なんだそうです。

さて、市庁舎の中に入ると、すぐにパティオがあります。一般の見学客はここまでしか入れません。
見上げるとガルゴラがこちらを見下ろしています。
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左手にはClaroの女性像が見えます。
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これはヒガンテと呼ばれる大きな人形。お祭の時はいつも繰り出して、通りを練り歩きます。
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ヒガンテのもとは、旧約聖書に出てくる、ダビデに倒された巨人。一人ではさびしいのでパートナーを見つけてやったのだそうです。
聖体祭のパレードのために、たくさんの張子がおろされていました。

この馬みたいなのはムラサという、ロバと馬の中間の動物。
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これはなんでしょうね~?
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亀のお化け!
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こちらはドラゴンちゃん
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こっちはメスドラゴンのビブラ。立派な胸が付いています。ドラゴンって、哺乳類なのね。
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ビブラの歴史が書いてありました。この絵、ナルニア国物語の挿絵を思い出します。
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一人乗りの馬たち。とても可愛い。
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あ~っ、階段の上から雄牛が降りてきます!
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まっすぐこっちに向かってくる~
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結構迫力があります。とにかく大きいから。

おっ、また何か降りてきます。
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王冠をつけたワシです。
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なんだかすっかり楽しんでしまいました。
このパティオの右手は、昔裁判をしていたところで、壁にいろいろなシンボルのレリーフが着いています。
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天井も凝っています。ちょっと写真が汚くて申し訳ないけれど、暗かったんです。
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こうして太い梁の渡した天井もあちこちに見られます。

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さて、この次はカテドラルに行きます。

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# by gyuopera | 2006-06-19 22:11 | バルセロナ案内 Barcelona | Comments(2)

Sant Just i Pastor教会2

聖体祭の「踊る玉子」めぐりをしている間に、前のブログのPalau RequesensのすぐそばにあるこのSant Just i Pastor教会にも入りました。
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実はこの教会も、Requesensと深いかかわりがあるのです。

この内部は以前の1月26日のブログで紹介しています。14世紀の古い教会で、一時はカテドラルとして使われていました。

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b0064411_0251143.jpg広い礼拝堂の左右には小さな礼拝堂が並んでいますが、ここは17世紀に作られたほぼそのままの姿が残されています。


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これがRequesensの個人の礼拝堂部分, Capilla de S
ant Felixです。
retale de la Santa Creuと呼ばれているタブローがあります。制作は1345年。
制作後、このタブローはあっちに移されたりこっちに移されたりと奇遇な運命に合いますが、現在はこの教会で静かに保存されています。

この教会のあるSant Just広場には、(これも2度ほど書いたことがありますが)1367年Fiveller制作の、バルセロナでも一番古い泉水です。

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# by gyuopera | 2006-06-19 00:38 | バルセロナ案内 Barcelona | Comments(0)

聖体祭4 Palau Requesens

サン・ジュスト広場から出ている細い通りの突き当たりにあるPalau Requesens(レケセンス邸)は、パラモス公爵夫人のIsabel de Requesensの住居だったところで、現在はReial academia de les bonnes lletres,直訳すれば王室文学アカデミーでしょうか)になっています。

b0064411_15113155.jpg この館は、昼間でも薄暗いようなこんな細い通りの突き当たりにあります。この周りのたてもの、一見してはわかりませんが、みんないわゆる館です。



入り口にはこうして鉄格子のはまった扉。b0064411_15143139.jpg


この館はLluis de Requesensの命で1200年から1299年にほとんど100年かけて建てられました。彼は王のフェリペ二世の友人で、一時はフランドルの統治も任されていた人物です。
当時の様式は今も窓やパティオから上がってゆく階段などに残っていますが、15世紀に修復され、また18世紀には内部の改装と、建物に付随するバルコニーが作られました。1970年からアカデミーが使用するようになりました。

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ここは普段は鉄格子の扉が閉まっていて、関係者以外は立ち入り禁止。聖体祭の時のみ一般市民が自由に入ることができます。ここが入り口。
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門を入った広場にそびえる塔は12世紀のロマネスクのもの、その基盤は古代ローマの市壁がそのまま使われています。正面の階段はゴシック様式。
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階段を上がってゆくと、踊り場に下がっている、ドラゴンのランプ。
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階段を上って入り口広場を見下ろすと、向こうの壁に、埋められたアーチが見えます。以前はここからもアクセスできたのでしょうね。
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こんな木の扉をくぐって建物に入ると、入り口の広間の向こうにパティオが見えます。
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花で飾られた噴水の上に、踊る玉子が見えますね。
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噴水の周りは花で埋められています。
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池の床面は緑と白のタイル
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こういう色の取り合わせはスペイン的かも
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パティオに立つ美しい婦人像




建物の中はかなり修復してありますが、b0064411_23441673.jpg



b0064411_23454511.jpgこんな窓を見るのは楽しい。


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ここはダイニング?会議室? 
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b0064411_23491829.jpg奥の部屋には肖像画がかけてあります。


これはIsbel de Requesens(1495-1532、一説には1500-1577)、この館の持ち主だったパラモス公爵夫人。
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1518年に、当時フィレンツェに住んでいたイサベルは、かのラファエルに肖像画を描いてもらったのです。これは模写で、オリジナルはパリのルーブル美術館にあります。

その部屋からテラスに出ることができました。
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前に見えるのは、ライエタナ通りの向こうの建物です。いつもこの通りからこのローマの壁を見ていたのですが、初めて中に入ることができました。

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こんな本もありました。
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この美しい人がどんな生涯を送ったのか興味がありますね。

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# by gyuopera | 2006-06-19 00:05 | バルセロナ案内 Barcelona | Comments(2)
聖体祭の「踊る玉子」はAteneu de Barcelonaでも見ることができます。
Ateneu de Barcelonaは、1860年創立で、1906年に今のCanuda 6番地に移転。Sabassona男爵によって1779年に建てられたネオクラッシックの美しい館です。

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玄関には守衛さんがいて、会員のみが入れるのですが、聖体祭の期間は一般市民も中庭を見せてもらうことができます。
階段の上がり口に、美しいアテナの像があります。
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階段の途中には上から光が差し込む空間があって、街頭が点いていました。
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赤いじゅうたんを敷いた階段を上り詰めると、ガラス戸があります。
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そこを押してはいると、バーになっていました。
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市松模様のタイルが時代を感じさせます。
その奥に、パティオがありました。地上から5メートルの高さにあるパティオです。
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真ん中に小さな池と噴水があります。
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ハスが植えてあって、噴水は花で飾り立てられ、玉子が
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踊っていました。
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建物の中にこんな空間があるなんて素敵。

こちらは図書館にいたる階段。
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ここには私立の図書館としては、蔵書数・希少価値の高い蔵書ともにカタルニァでは一番だそうです。古いものでは16,17,18世紀の本まであるのだそうです。

会費は月20ユーロ。図書館の内部は写真で見るととても素敵のようですが、会員ではないので入ることはできませんでした。
これはHPにあった写真。

一階にあるレストランは、外部の人でも入ることができます。お昼の定職メニューは10ユーロくらい。まだ試したことは無いんですが。

建物に入ると、別の時代にタイムスリップしたような錯覚に陥る、そんな体験、楽しいですね。

聖体祭の散策はまだ続きます。

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# by gyuopera | 2006-06-18 07:02 | バルセロナ案内 Barcelona | Comments(6)

聖体祭2 Casa de l'Ardiaca

Casa de l'Ardiacaという建物は、カテドラルに隣接した建物で、長い年月にわたって何度も建築様式を変えられてきました。一番初めの部分は11世紀のものですが、1510年に当時の様式になりました。
改装する際、入り口を入ったところにパティオを作ることになったのですが、建物の後ろ側が古代ローマの市壁にくっついているので、それを壊すわけには行かず、小さいパティオとなったのです。

さらにその後、1870年には別の持ち主に売却され、隣の建物と一つにつなげたので、またまたの大改造。今ある回廊のパティオが作られました。

その後1895年には、弁護士学校となり、Lluis Domenech i Muntanerが内装を手がけました。彼はカタルニァ音楽堂の設計で有名ですね。

最後に1920年、たてものはバルセロナ市のものになり、ここは歴史資料館となりました。
たてもの全体はゴシック様式ですが、一部にイタリアルネッサンス様式が見られます。

古代ローマの市壁は、建物の中から見ることができます。また、美しい玄関扉は15世紀に改装されたままのものが保存されています。
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b0064411_5554395.jpgこの扉はいつもは閉ざされているのですが、今の期間だけ市民が自由に入ることができます。


ほら、入ってすぐにあるパティオに噴水が見えるでしょう。
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踊る玉子が見えますか?

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この回廊つきのパティオはちょっと狭いので、上から見てみましょう。


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b0064411_605486.jpg階段を上がると、パティオを見下ろすテラスになっています。


噴水が上から見えますね。
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このテラスはとても素敵。
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通りの向こうの古い教会の鐘が見えます。これは13世紀のSanta Lucia礼拝堂。見学はできません。
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普段のパティオはこんな感じなんですよ.
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いつもは入れないところが見られるのはとても楽しいですね。そんなに広いスペースではないけれど、一つ一つのものに歴史が感じられて興味が尽きません。

聖体祭の散策はまだまだ続きます。



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# by gyuopera | 2006-06-18 06:10 | バルセロナ案内 Barcelona | Comments(0)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera