カテゴリ:オペラ、コンサート musica( 226 )

11月25日は、私の所属しているリコーダーアンサンブルが、Granollersの Tarafaホールで 慈善コンサートを行いました。

早く着いたので、私たちが一番。
b0064411_02143550.jpg


ここは昔病院だった建物で、その後改装されて図書館になり、今は多目的ホールとして使われているそうです。
b0064411_02143506.jpg

この天井!バロックですね。
b0064411_02143653.jpg

ステージ
b0064411_02143574.jpg
b0064411_02143534.jpg
b0064411_02143660.jpg

b0064411_02143654.jpg
b0064411_02143446.jpg

b0064411_02232455.jpg

だんだんメンバーが到着、準備を始めます。
b0064411_02232333.jpg
リハーサルが終わると、飲み物とミニクロワッサンのサービス
b0064411_02232360.jpg

さて、コンサート。どなたかが撮ってくれた写真を見ると、結構入ってるじゃありませんか。
b0064411_02233299.jpg

b0064411_02322607.jpg
b0064411_02235034.jpg
録音をしてくれた方がいて、いくつかアップしてみました。

"Triste Espanya"
"Flamenco Fantastico""Hoy comamos"


終わった後は充実感… 
b0064411_02332408.jpg
アンサンブルはアマチュアですが、今度CDを作ることになって、すでに3度レコーディング済み。来年になったらもう一度レコーディングして、それでCDが完成の予定。


↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング ジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2018-11-30 09:33 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
今回、同じオペラを2度見たのですが、現代オペラで、作曲はカイヤ・サーリアホ、演出はピーター・セラーズ。歌手はカウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーとバリトンのダフォン・タイネス。
第一部と第二部があり、第一部は "Always strong", 日本の歌舞伎の「経政」を基にしたもの、第二部は "Feather mantle", 「羽衣」伝説に基づいたもの。いずれも日本が起源なので、興味深いのだけれど、アムステルダムで初演になったとき見に行っている。

オペラハウス テアトロ・レアルのロビー
b0064411_23410815.jpg

b0064411_23410910.jpg

席を見つけるのが非常に難しくて、うろうろ。係の人もあまりいなかったので、ほかの人に聞いてもあまりよくわからないらしく、うろうろしている人がたくさん。
やっと係の人を見つけて案内してもらいました。王様用パルコの隣です。
ステージはよく見えますが、結構遠い。でも音はよく聞こえるはず。
b0064411_23410923.jpg


天井画とかもないし、ホールはリセウ劇場のほうが華やかな感じ。
b0064411_23410908.jpg
b0064411_07364004.jpg


b0064411_07364014.jpg

舞台はシンプルそのもの。
b0064411_23410866.jpg

明かりが消え、ユニークなオーケストラと合唱4人が席に着きます。パーカッションはたくさんの楽器に囲まれていて、弦楽器4台、カンテレが2台とフルート。
b0064411_23410869.jpg

2回目に見たときは、ステージのすぐ横のパルコだったので、オーケストラがすぐそば。
b0064411_07363998.jpg
シロホンも何台もあるし、シンバル、ドラもたくさん。バイオリンの弓でシンバルやシロホンを引いたりしているのでとても面白い。ドラもとてもひそやかに鳴らしているのです。

この腕組みしている人は誰かしらと思ったら、始まったらそのまま指揮台に立ったので、あ、この方が指揮者なのかと。作業衣みたいな制服なのでわからなかった。ふつう、指揮者ってあとから出てくるのに、このオペラではもう初めから楽器奏者たちと一緒にいたんですね。
b0064411_07364050.jpg

b0064411_07364039.jpg


尺八のような音はこのフルート。カンテラの音も素敵。
b0064411_07364024.jpg

ステージ写真はWebサイトからお借りしたもの。
 
"Always strong" 「経政」
歌舞伎だと、こんなストーリー

源平の合戦で戦死した平経政の追悼のため、経正と親しかった仁和寺門跡・守覚法親王のもとで法要が営まれることとなった。仏前には経政が生前愛用した琵琶の名器『青山せいざん』が置かれ、法親王の弟子・行慶僧都(ワキ)らが一心に冥福を祈っていると、灯火の影に経正の霊(シテ)が姿をあらわす。しかし行慶が顔を上げると、霊は再び消えてゆき、声だけが聞こえてくるのであった。僧たちは音楽を愛した経政のために管絃を手向け、経政もまた、人には見えぬ姿ながら、青山の琵琶を弾きはじめる。ひとときの夜遊に心慰める経政であったが、そのとき俄かに苦しみだし、再び灯火のもとに姿を現した。経政は修羅の苦患に苛まれつつも、自らの姿の見えることを恥じ、灯火の中に飛び込んでしまう。吹き消された灯火の暗闇の中に、経政の霊は消えてしまうのだった。

ピーター・セラーズの演出だとだいぶ違う雰囲気。
b0064411_06342804.jpg

b0064411_06342991.jpg


b0064411_06342931.jpg

b0064411_06342962.jpg


b0064411_06342844.jpg

b0064411_06342862.jpg

b0064411_06342858.jpg



亡霊が現れるのであるから、ちょっとゾクゾクっとするわけだけれど、ミステリアスで美しいメロディーで、嘆きの歌と思われる。一部がYoutubeにあるので聞いてみてください。

"Feather mantle", 「羽衣」
漁師が羽衣を拾う(というより取った感じ)
b0064411_06555904.jpg


「羽衣は返さない」という漁師、羽衣がなければ天に帰れないと嘆く天使。
b0064411_06555995.jpg


漁師は折れて、返すことにするが、天の踊りを見せてくれと頼む。
b0064411_06555967.jpg


b0064411_06560083.jpg


漁師に天の踊りを教える。それは「癒しの踊り」となるという。
b0064411_06560002.jpg


b0064411_06560038.jpg


b0064411_06555975.jpg


b0064411_06555964.jpg


b0064411_06555906.jpg


b0064411_06562811.jpg


踊りを覚えた漁師を置いて、天使は天に帰ってゆく。そのあと、長い間天使の声がホールに響き渡っている。
b0064411_06562844.jpg



天使のジャルスキーは経政よりも高音域で歌われ、音響の効果が素晴らしくて、最後、長いこと天使の声が響いていて印象的でした。本当に天使のような声でした。

カーテンコール
b0064411_07364178.jpg


b0064411_07363904.jpg


b0064411_07363923.jpg

b0064411_07432892.jpg


b0064411_07432870.jpg


b0064411_07364178.jpg


b0064411_07432730.jpg


終わった後は、関係者出入口の外で待っていたのですが、気温は5度くらいで寒かったです。
b0064411_07450625.jpg


真っ先に私を見つけて近寄ってくれたのはうれしかった。
「アムスの時と少し変わりましたね」
「そうそう。最後の部分はかなり変えたよ」
とのこと。
「オペラ気に入った?」と尋ねるので、「もちろん!!とても美しいと思う」と答えました。
b0064411_07450667.jpg

b0064411_07450513.jpg
9日はもっと寒く、友達もイギリスから来ていたので、中で待たせてもらいました。
この日は最終日だったので、スタッフのカクテルパーティがあり、出てくるまで1時間以上かかりました。
b0064411_07501178.jpg

青いトレンチに青いリュック、運動靴が若々しい。マー私の息子くらいの年代ですもんね。

友人といろいろ話していましたよ。
b0064411_07501133.jpg

b0064411_07501219.jpg

b0064411_07501225.jpg

友人とジャルスキーのツーショットのあと、私も撮ってもらっちゃいました。
b0064411_07501254.jpg

b0064411_07501286.jpg

外は王宮のライトアップがきれいでした。
b0064411_07501253.jpg

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング ジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2018-11-12 18:35 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
日曜日の夕方、モンポウ財団で、上原由紀音さんのピアノリサイタルがありました。
彼女はモンポウの奥様でピアニストのカルメンさんから、直々にレッスンを受けられていて、コンサート会場のサロンでレッスンしたそうです。スペイン音楽協会の創立者で会長であり、フェリッペ新スペイン国王が日本に行ったとき、ご挨拶なさっています。

モンポウ財団は、グラシア大通りにあり、ディアゴナル大通りからもすぐの一等地。ここにモンポウご夫妻が15年間住んでいたそうです。
グラシア大通りに面して建つ建物の中ではあまり目立たない存在で、今回初めて入りました。

b0064411_06531711.jpg

b0064411_06531665.jpg

玄関を入ると、手で開けるエレベーター。
b0064411_06531630.jpg


b0064411_06531763.jpg


b0064411_06531753.jpg

b0064411_06531797.jpg


モンポウの研究をしている日本の方が下まで降りてきてドアを開けてくださいました。

内部はさほど大きくなく、サロンは住んでいた当時のままにしてあるようでした。

b0064411_06593313.jpg
b0064411_06593499.jpg


b0064411_06593334.jpg


b0064411_06593319.jpg


b0064411_06593474.jpg

モンポウの肖像画
b0064411_06593347.jpg


b0064411_06593341.jpg


窓の上にいた天使。泣いているようです。
b0064411_06593413.jpg

ポットとポットフォーマーが目を惹きました。
その手前にある丸いものは何でしょうね。
b0064411_07033838.jpg

b0064411_07033836.jpg
b0064411_07194662.jpg

由紀音さんは練習中。その日マヨルカから着いたばかりだそうで、この日も夜またコンサート、翌日も。過密スケジュールで大変。
b0064411_07065521.jpg


ラメの素敵なドレスをお召しです。
b0064411_07070691.jpg

あとからあとから人が入ってきて、サロンはほぼ満員。

プログラム

Jeunes filles au jardin (子供の情景より庭の乙女たち) 1915

Cancion y Danza no.7  (歌と踊り 第7番) 1944

Cancion y Danza no.8 (歌と踊り 第8番)  1946

Cancion y Danza no. 9 (歌と踊り 第9番) 1948

7em Prelude  (前奏曲第7番、星でできた棕櫚)

9em Prelude (前奏曲第9番)

Paisajes  (風景)
 El lago (湖)
 Carros de Galicia (ガリシアの荷車)

El pont de Montjuic (モンジュイックの橋)

モンポウの曲は、とても一口には言えないのですが、演奏を聴いていると、鮮やかな絵を見ているように思えます。
こんなに身近に演奏が聴けてうれしかったです。



↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング ジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2018-10-25 08:20 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
リセウ劇場今期今期初の出し物は、スペイン国立ダンスカンパニーの Don Quixot (ドン・キホーテ)。

作曲 Ludwig Minkus
振付 Jose Carlos Martinez
舞台 Raul Garcia Guerrero
演奏 Orquestra sinfonica del Gran Teatre del Liceu
指揮 Oliver Diaz

3幕あって、2回も休憩がありました。

例によって、私のアボノの席は5階。
今回はステージにこんな垂れ幕が下がっていました。

b0064411_02332527.jpg


開演5分前。結構空席があるみたい。でも平土間と5階はいっぱいでした。
b0064411_02332572.jpg

ステージ写真は撮影禁止なので、リセウ劇場のHPから写真をお借りしています。
順序はバラバラですが。


カラフルな衣装も音楽もとてもスペイン的。カスタネットにドラムにシンバルに… 
b0064411_02393709.jpg


b0064411_02393733.jpg


b0064411_02393795.jpg


Otani Haruhiさんとおっしゃる日本のバレリーナ。これがポスターになっていました。
b0064411_02393730.jpg

b0064411_02393773.jpg

b0064411_02393811.jpg

b0064411_02393830.jpg

b0064411_02393639.jpg


b0064411_02393776.jpg


b0064411_02401721.jpg


b0064411_03142352.jpg


b0064411_03142332.jpg


b0064411_03142323.jpg


b0064411_03142220.jpg


b0064411_03142217.jpg

カーテンコール
b0064411_02332543.jpg


b0064411_02332691.jpg


b0064411_02332636.jpg


b0064411_02332483.jpg


b0064411_02332577.jpg


b0064411_02332573.jpg
曲がいかにもスペイン的で、それもサルスエラっぽくて、あまり好きではありませんでしたが、ダンスはみんな素敵でした。

Youtubeでも見られます。




↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング ジモモ バルセロナ

by gyuopera | 2018-09-19 01:39 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
毎年夏になると催される、修道院の回廊でのルネッサンス音楽のコンサート、今年はカルメン通りの Casa de Convalesenciaで行われました。
建物は17世紀のルネサンス様式のもので、回廊の二階の奥には、バルセロナでは珍しい空中庭園があります。
b0064411_08110189.jpg

コンサートは夜9時始まり。まだかなり明るい。
真正面の奥にステージが作られていました。
まだ早かったので、一番前に座りました。

b0064411_08110155.jpg

プログラムは16~17世紀の作曲家たちの中世音楽なので、当時の楽器を使って演奏
b0064411_08110133.jpg

b0064411_08110162.jpg

プログラムは Joan Ferrer, Nicasi Corita, Pere Vila, Pere Alberch, Miquel Ollerなど、15~17世紀の作曲家たち。
あまりなじみがないけれど、リコーダーのオーケストラで演奏している曲が1つあって、うれしかった。

コンサートの始めは、回廊の上の階で演奏。
b0064411_08110139.jpg

b0064411_08110131.jpg

次に下に降りてきての演奏
b0064411_08110266.jpg

素朴で親しみのある曲です。
b0064411_08110244.jpg

一番左のコルネット奏者がリーダー
b0064411_08110045.jpg

b0064411_08110057.jpg
行進曲の時は後ろから演奏しながら歩いてきてステージに。
b0064411_08204831.jpg

b0064411_08204870.jpg

b0064411_08204971.jpg

休憩。だいぶ薄暗くなってきました。
b0064411_08204951.jpg

聖パブロの像
演奏される曲を、同じころ建てられた建物のなかで聞けるなんて素敵。
b0064411_08204952.jpg

b0064411_08204923.jpg

第二部
b0064411_08204966.jpg

b0064411_08204851.jpg

アンコールを一曲演奏してくれました。
b0064411_08204823.jpg

終わったのは11時近く。さすがに真っ暗。
b0064411_08204839.jpg
b0064411_08260924.jpg

夜の回廊って素敵。
b0064411_08260929.jpg

b0064411_08260970.jpg

b0064411_08261041.jpg

b0064411_08261026.jpg

b0064411_08261040.jpg

建物は現在IEC(Instituto de estudios catalanes)が使っています。
b0064411_08261009.jpg

入口のタイル画は, 聖パブロの生涯。17世紀のもの。左端は首を切られた絵が生々しい。
b0064411_08261188.jpg


b0064411_08261151.jpg

ランブラスに向かう途中にあるベレン教会の夜景は迫力があります。
b0064411_08260975.jpg
なかなか楽しいコンサートでした。

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング ジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2018-07-08 10:32 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
この前の日曜日、マレー美術館のマレー氏の図書館で、モンポウの曲を中心としたリサイタルがありました。
b0064411_07554082.jpg
フレデリック・モンポウは1893年バルセロナ生まれの作曲家。(1893-1987)
ピアノ曲がほとんどですが、歌曲も作曲しています。

ソプラノはVioleta Alarcon. ピアノはEric Varas.二人とも若い。

プログラム
Frederic Mompou(1893-1987)
 L'hora grisa(1915)
Cuatro melodies(1926-29)
Francis Poulenc(1899-1963)
La dame d'Andre
VI. Fleurs
Frederic Mompou
Comptines(1926-43)
Gabriel Faure(1845-1924)
Clair de Lune., Op.46 No.2(1887)
Les berceaux, Op.23 No.1(1879)
En sourdine, Op. 58 No.2(1891)
Frederic Mompou
Combat del somni(1942-51)
b0064411_07554037.jpg

b0064411_07554093.jpg

b0064411_07554025.jpg
ソプラノでも暗めのしっとりとした耳に心地よい声で、どの曲も素晴らしかったです。特にフォーレはうっとりとなるほど素敵でした。

コンサートの後は、ゴシック地区にあるPlaというレストランに行きました。
b0064411_08243137.jpg

古い建物ですが、モダンな内装なので、新しいレストランかと思いきや、もう20年も営業しているということです。固定客がついているのでしょうね。

b0064411_08243212.jpg

b0064411_08243186.jpg
真ん中の通路の右に小さな部屋がありました。
b0064411_08243194.jpg

b0064411_08243087.jpg

テーブルクロスを使わないのはちょっと寂しいけれど、各テーブルにはアンティークのランプと石とコルク、長い瓶に入ったユリが置かれていました。
b0064411_08333185.jpg

ワインはブリキのバケツに入ってました。トーションは手作りっぽい。
b0064411_08243028.jpg
オードブルに、これなんでしょう?豚の皮の上げたもの? とキャベツのジュース。しつこくなくておいしかった。
b0064411_08243140.jpg

パンもとてもおいしいんです。
b0064411_08243118.jpg

はじめはサバの焼いたもの。でもとってもおしゃれ。
b0064411_08243164.jpg

メインがマテ貝とブロッコリーの乗ったお米料理。      
b0064411_08243120.jpg
結構なボリューム。
ランチのメニューなので、デザートが付きます。
チョコレートムースを頼みました。
b0064411_08333158.jpg
ランチメニューはアルコール抜きで25ユーロ。少し高めだけれど、十分満足!
このレストラン、おすすめです!

お手洗いもいい雰囲気でしたよ。
b0064411_08333112.jpg

b0064411_08333109.jpg
b0064411_08333139.jpg
b0064411_08333133.jpg
Pla Restaurant www.restaurantpla.cat c/Bellafila 5

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング
by gyuopera | 2018-06-21 07:54 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
6月5日、カタルーニャ音楽堂で、待ちに待ったフィリップ・ジャルスキーの グリュック作曲「オルフェオとエウリディーチェ」のコンサートがありました。
b0064411_06205290.jpg
チケットを購入した時は最前列だったので、もう少し後ろがいいなと思っていたら、イギリスの友人スーザンがいけなくなったので、そのチケットを譲ってもらうことができましたが、6列目と書いてあったけれど、実際は2列目で、初めのチケットより一列後ろだけで、やっぱり首が痛くなりました。

グリュックのこのオペラは、1762年のオリジナル版ということです。
オーケストラの前奏が終わり、コーラスが歌い終わると、ジャルスキーが黒いスーツに白のシャツに黒の細いネクタイとコンサート用の服で、真っ赤なバラを一本持って、泣きそうな顔で登場。
そのバラを床に置くと、「エウリディーチェ、エウリディーチェ」 と歌い始めました。その悲痛な声には思わず涙を誘われました。
アモール役のエメーケ・バラはいつもとてもさわやかな素敵な声で好きなソプラノ。エウリディーチェをうたったシャンタル・サントンはドラマチックなソプラノで、黄泉の国に迎えに来たオルフェオが、アモールの言いつけに従って、彼女の顔も見ず、抱きもしないことを激しく攻めるのです。とうとう耐えられなくなったオルフェオがエウリディーチェを抱くと、彼女はその場で息絶えてしまいます。
そのあたりのやり取りがはらはらさせられます。
そのあとうたわれるオルフェオの有名なアリア  "Que faro senza Euridice?" は、あんなに悲しく美しく歌われたのを聞いたのは初めてでした。好きなアリアでもなかったのに、大好きになりました。
グリュックのオペラですと、最後、エウリディーチェは息を吹き返し、ハッピーエンドになるのです。
何となく、モンテヴェルディのオルフェオを見慣れていると、エウリディーチェはそのまま黄泉の国の人になってしまうので、あれ?という感じがしてしまいました。

ジャルスキーはほぼ初めから終わりまで歌い通し、輝きのある声で表現される悲しみを聞き手に伝えてくれました。
グリュックのこのオペラ、ほかの国ではちゃんとオペラとして素晴らしい演出で上演しているのに、バルセロナだけコンサート形式。残念、と思っていたら、歌手3人とも演技をつけて歌ったので、ほとんどオペラを見ているようで満足度の高いものでした。
今回の指揮はファゾリスではなくアンドレア・マルチオルという小柄な指揮者でちょっと残念でしたが、きびきびとしたイタリアの音を感じました。

b0064411_06205268.jpg
b0064411_06205216.jpg
b0064411_06205300.jpg
b0064411_06205473.jpg
b0064411_07203079.jpg
b0064411_07203129.jpg
b0064411_07203172.jpg

コンサートの後はサイン会はなかったので、関係者出口に行きますと、すでにたくさんの人が待っていました。列など作っていなくて、ジャルスキーが出てきたときは、みんな我先にとごちゃごちゃと取り囲み、やっと番が来たと思ったら、後ろにいたマダムが彼の背をたたき、話し込んでしまったので、何も話はできませんでした。
b0064411_07224295.jpg
でも写真だけ撮らせてもらいましたよ。
b0064411_07224264.jpg
b0064411_07224261.jpg
スペイン人の図々しさにいい加減あきれて外に出ると、黒塗りの車が止まっていました。
b0064411_07224203.jpg
きっとこれはジャルスキー達を待っているのでしょう。
友人が、どこに行くのか聞くと、ホテルの名前を教えてくれたのです。そういうことは言っちゃいけないんじゃないのかしらね? それにしても5つ星ホテルでなかったのは意外でした。

コンサートは本当に素晴らしくて、胸がいっぱいになりました。いい夜でした。


↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング
by gyuopera | 2018-06-11 06:17 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
先日、リセウ音楽学院のマスターの生徒による、ロッシーニのオペラ「チェネレントラ」を聞きに行きました。去年、モーツアルトの「魔笛」を聞きいてなかなか良かったので、今回もぜひ聞いてみたかったのです。

b0064411_07480258.jpg

会場はリセウ音楽学院のホール。新しくて音響が良く、椅子の座り心地がとても良いホールです。椅子の背もたれが高くて、退屈したら眠れるくらい(笑)。

b0064411_07480235.jpg

ステージは簡潔そのもの。

b0064411_07480207.jpg

オペラはコンサート形式ではなく、すべて普通のオペラと同じに衣装を着け、演技して歌われました。コーラス、レチタティーヴォ部分はカット、ソロのアリアはドン・マグニフィコのお城の酒蔵でのアリア以外は全部歌われましたので、オペラとほぼ同じように楽しめました。
まだプロになる前の人たちですが、声量、歌唱、演技もなかなかで、もうみんなすぐ劇場で歌えるのではないか、と思うほど。
ロッシーニオペラにつきもののロッシーニクレッシェンド、早口言葉のような歌がたくさん出てきますが、みんなしっかりリズムを崩さずお見事。
オーケストラは50人くらい、みんなリセウ学園の生徒さんもしくはOBで、軽快なロッシーニを演奏、こちらも大満足。

b0064411_07480266.jpg

b0064411_07480269.jpg


ドン・マグニフィコ(まま父役)は韓国系のバスだと思いますが、演技も声も素晴らしい。  
王子様ドン・ラミロ役は、去年の「魔笛」のタミーノを歌ったテノール。高音ものびやかで、頻繁に出てくるハイCも楽々。                                       
チェネレントラ(シンデレラ、メゾソプラノ)役は大変声量があり、最後の長大なアリアも見事に歌い切りました。いじわる姉さん二人もはまり役で、演技もうまい。             
b0064411_07480271.jpg

b0064411_07480273.jpg
とても楽しい夜でした。



↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング
by gyuopera | 2018-04-17 20:08 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
この時期は行きたいコンサートがたくさんあって結構忙しいのですが、先日はまたカタルーニャ音楽堂で ヘンデルの"Dixit Dominus"と ビバルディの”Gloria"を聴きました。
このコンサートはスピノジ指揮、アンサンブルマテウスで、今までヘンデルやビバルディのオペラの演奏がかなり素敵だったので、とても期待してゆきました。

今回は安めの席でかなり後ろ。
b0064411_06434928.jpg
b0064411_06434879.jpg

b0064411_06434926.jpg

b0064411_06434993.jpg

ステージが遠いわぁ~
b0064411_06434975.jpg
b0064411_06434976.jpg
b0064411_06435096.jpg

b0064411_06435002.jpg

b0064411_06434863.jpg


ソプラノ Emilie Rose Bryt, Zoe Nicolaidou

カウンターテナー David DQ Lee
テノール Carles Prat

バリトン  Daniel Morales

 指揮 Jean-Christophe S;inosi, Ensemble Matheus

 
前半がヘンデルの Dixit Dominus HWV232で、コーラスがとても印象的なので、ソリストたちのアリアがあまり記憶に残っていません。
カウンターテナーがDavid DQ Leeだったとは。彼はあちこちのコンテストで賞を取っていて、バルセロナのフランセック・ビーニャス歌唱コンクールでも一等賞を取り、そのコンサートで彼の歌を聞いています。先日はモンテヴェルディのポッペアの戴冠で、狂気のネロをうたっていましたっけ。宗教曲は、もちろんうまいとは思いましたが、彼は演技力がなかなかでエンターテナーなので、オペラのほうがあっているように思いました。

後半がビバルディのグロリア。
これは私がバロックアンサンブルにいたころ何度も演奏し、録音までしたので、とても耳になじんでいる曲ですが、スピノジの出だしのGloria、ものすごく速い。
スピノジはとても早く演奏するので有名なくらいですが、こんなに早いと、グロリア、と讃えているのに走って競争しているような印象を受けます。それにトランペットが、ついていけなかったのです。局の途中にも同じグロリアがあるのですが、その時も同様でした。
バロックのトランペットは今のトランペットと違ってキーがないので、音をイメージして音を作ってゆかなくてはならない、大変難しいものなので、一般にはトランペットが音を外すのは大目に見るべき、と言われていますが、華やかなファンファーレのように高らかになる部分で外すと、やっぱり聴衆は動揺しているのがわかりました。そのほかは普通のテンポで、ゆったりした曲はゆったりと聞かせました。

b0064411_07131542.jpg

b0064411_07131404.jpg


アンコールでまたグロリアを演奏しましたが、やっぱりトランペットが同じようについていかなかった。

b0064411_07131447.jpg

b0064411_07131497.jpg

それで、ちょっと残念な思いでホールを後にしました。

後日、新聞にコンサート評が出ていて、さんざんでした。「彼の指揮のレベルは疑問であり、なぜこの指揮者を招待したのか理解に苦しむ」とまで。
友人が、その音楽評論家は大体とても厳しい評を書く人で、いつも悪く書いていて、ほめることはほとんどない、というので、まあこういう人の評はあまり読まないほうがいいんだろうとは思いましたが、100パーセント満足のコンサートでなかったのは本当に残念でした。


↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング
by gyuopera | 2018-04-11 06:31 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
イースターの時期は、受難曲の演奏があちこちで聞かれます。感動的なバッハのマタイ受難曲は何度か聞いたけれど、マルコ受難曲は初めて、それもJordi Savall指揮 Le Concert des Nationsの演奏というので、きっと期待を裏切らないだろうとの思いでコンサートに行きました。

アウディトリオはモダンな建物で、大きなホールなので、あまり写真を撮る気にもなりませんが、一応。

b0064411_06271054.jpg
おまけに席がステージの斜め後ろ。

b0064411_06270936.jpg

b0064411_06270979.jpg


オーケストラの周りをぐるりとコーラスが囲んでいて、演奏する姿がほとんど見えなかったのは残念。でもこの劇場はよくできていて、こんな席でもよく聞こえました。

b0064411_06271027.jpg

マタイ受難曲とかなり雰囲気が似ていて、エヴァンゲリストが重要な役ですが、とても素晴らしいテノール(David Szigetvari)で、エヴァンゲリストには適役でした。 それに比べ、バリトンのキリスト役がちょっと表現力に乏しい感じがしたのですが、トラヴェルソとオルガンだけの伴奏のイエスのアリアは美しいと思いました。

b0064411_06271010.jpg


b0064411_06270908.jpg


b0064411_06270975.jpg
演奏のあとは、さすがエヴァンゲリストへの拍手がひときわ大きく響きました。もちろんSavallは大変な人気でした。

セマナサンタ(イースター)の時、こういう曲が聞けるのはありがたいと思いました。

ちょっと聞いてみたいという方は、Youtube で聞くことができます。2時間余りで長いですが。



↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパランキング
by gyuopera | 2018-04-05 06:13 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera