カテゴリ:オペラ、コンサート musica( 223 )

リセウ劇場今期今期初の出し物は、スペイン国立ダンスカンパニーの Don Quixot (ドン・キホーテ)。

作曲 Ludwig Minkus
振付 Jose Carlos Martinez
舞台 Raul Garcia Guerrero
演奏 Orquestra sinfonica del Gran Teatre del Liceu
指揮 Oliver Diaz

3幕あって、2回も休憩がありました。

例によって、私のアボノの席は5階。
今回はステージにこんな垂れ幕が下がっていました。

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開演5分前。結構空席があるみたい。でも平土間と5階はいっぱいでした。
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ステージ写真は撮影禁止なので、リセウ劇場のHPから写真をお借りしています。
順序はバラバラですが。


カラフルな衣装も音楽もとてもスペイン的。カスタネットにドラムにシンバルに… 
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Otani Haruhiさんとおっしゃる日本のバレリーナ。これがポスターになっていました。
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カーテンコール
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曲がいかにもスペイン的で、それもサルスエラっぽくて、あまり好きではありませんでしたが、ダンスはみんな素敵でした。

Youtubeでも見られます。




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by gyuopera | 2018-09-19 01:39 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
毎年夏になると催される、修道院の回廊でのルネッサンス音楽のコンサート、今年はカルメン通りの Casa de Convalesenciaで行われました。
建物は17世紀のルネサンス様式のもので、回廊の二階の奥には、バルセロナでは珍しい空中庭園があります。
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コンサートは夜9時始まり。まだかなり明るい。
真正面の奥にステージが作られていました。
まだ早かったので、一番前に座りました。

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プログラムは16~17世紀の作曲家たちの中世音楽なので、当時の楽器を使って演奏
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プログラムは Joan Ferrer, Nicasi Corita, Pere Vila, Pere Alberch, Miquel Ollerなど、15~17世紀の作曲家たち。
あまりなじみがないけれど、リコーダーのオーケストラで演奏している曲が1つあって、うれしかった。

コンサートの始めは、回廊の上の階で演奏。
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次に下に降りてきての演奏
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素朴で親しみのある曲です。
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一番左のコルネット奏者がリーダー
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行進曲の時は後ろから演奏しながら歩いてきてステージに。
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休憩。だいぶ薄暗くなってきました。
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聖パブロの像
演奏される曲を、同じころ建てられた建物のなかで聞けるなんて素敵。
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第二部
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アンコールを一曲演奏してくれました。
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終わったのは11時近く。さすがに真っ暗。
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夜の回廊って素敵。
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建物は現在IEC(Instituto de estudios catalanes)が使っています。
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入口のタイル画は, 聖パブロの生涯。17世紀のもの。左端は首を切られた絵が生々しい。
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ランブラスに向かう途中にあるベレン教会の夜景は迫力があります。
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なかなか楽しいコンサートでした。

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by gyuopera | 2018-07-08 10:32 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
この前の日曜日、マレー美術館のマレー氏の図書館で、モンポウの曲を中心としたリサイタルがありました。
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フレデリック・モンポウは1893年バルセロナ生まれの作曲家。(1893-1987)
ピアノ曲がほとんどですが、歌曲も作曲しています。

ソプラノはVioleta Alarcon. ピアノはEric Varas.二人とも若い。

プログラム
Frederic Mompou(1893-1987)
 L'hora grisa(1915)
Cuatro melodies(1926-29)
Francis Poulenc(1899-1963)
La dame d'Andre
VI. Fleurs
Frederic Mompou
Comptines(1926-43)
Gabriel Faure(1845-1924)
Clair de Lune., Op.46 No.2(1887)
Les berceaux, Op.23 No.1(1879)
En sourdine, Op. 58 No.2(1891)
Frederic Mompou
Combat del somni(1942-51)
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ソプラノでも暗めのしっとりとした耳に心地よい声で、どの曲も素晴らしかったです。特にフォーレはうっとりとなるほど素敵でした。

コンサートの後は、ゴシック地区にあるPlaというレストランに行きました。
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古い建物ですが、モダンな内装なので、新しいレストランかと思いきや、もう20年も営業しているということです。固定客がついているのでしょうね。

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真ん中の通路の右に小さな部屋がありました。
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テーブルクロスを使わないのはちょっと寂しいけれど、各テーブルにはアンティークのランプと石とコルク、長い瓶に入ったユリが置かれていました。
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ワインはブリキのバケツに入ってました。トーションは手作りっぽい。
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オードブルに、これなんでしょう?豚の皮の上げたもの? とキャベツのジュース。しつこくなくておいしかった。
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パンもとてもおいしいんです。
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はじめはサバの焼いたもの。でもとってもおしゃれ。
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メインがマテ貝とブロッコリーの乗ったお米料理。      
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結構なボリューム。
ランチのメニューなので、デザートが付きます。
チョコレートムースを頼みました。
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ランチメニューはアルコール抜きで25ユーロ。少し高めだけれど、十分満足!
このレストラン、おすすめです!

お手洗いもいい雰囲気でしたよ。
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Pla Restaurant www.restaurantpla.cat c/Bellafila 5

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by gyuopera | 2018-06-21 07:54 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
6月5日、カタルーニャ音楽堂で、待ちに待ったフィリップ・ジャルスキーの グリュック作曲「オルフェオとエウリディーチェ」のコンサートがありました。
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チケットを購入した時は最前列だったので、もう少し後ろがいいなと思っていたら、イギリスの友人スーザンがいけなくなったので、そのチケットを譲ってもらうことができましたが、6列目と書いてあったけれど、実際は2列目で、初めのチケットより一列後ろだけで、やっぱり首が痛くなりました。

グリュックのこのオペラは、1762年のオリジナル版ということです。
オーケストラの前奏が終わり、コーラスが歌い終わると、ジャルスキーが黒いスーツに白のシャツに黒の細いネクタイとコンサート用の服で、真っ赤なバラを一本持って、泣きそうな顔で登場。
そのバラを床に置くと、「エウリディーチェ、エウリディーチェ」 と歌い始めました。その悲痛な声には思わず涙を誘われました。
アモール役のエメーケ・バラはいつもとてもさわやかな素敵な声で好きなソプラノ。エウリディーチェをうたったシャンタル・サントンはドラマチックなソプラノで、黄泉の国に迎えに来たオルフェオが、アモールの言いつけに従って、彼女の顔も見ず、抱きもしないことを激しく攻めるのです。とうとう耐えられなくなったオルフェオがエウリディーチェを抱くと、彼女はその場で息絶えてしまいます。
そのあたりのやり取りがはらはらさせられます。
そのあとうたわれるオルフェオの有名なアリア  "Que faro senza Euridice?" は、あんなに悲しく美しく歌われたのを聞いたのは初めてでした。好きなアリアでもなかったのに、大好きになりました。
グリュックのオペラですと、最後、エウリディーチェは息を吹き返し、ハッピーエンドになるのです。
何となく、モンテヴェルディのオルフェオを見慣れていると、エウリディーチェはそのまま黄泉の国の人になってしまうので、あれ?という感じがしてしまいました。

ジャルスキーはほぼ初めから終わりまで歌い通し、輝きのある声で表現される悲しみを聞き手に伝えてくれました。
グリュックのこのオペラ、ほかの国ではちゃんとオペラとして素晴らしい演出で上演しているのに、バルセロナだけコンサート形式。残念、と思っていたら、歌手3人とも演技をつけて歌ったので、ほとんどオペラを見ているようで満足度の高いものでした。
今回の指揮はファゾリスではなくアンドレア・マルチオルという小柄な指揮者でちょっと残念でしたが、きびきびとしたイタリアの音を感じました。

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コンサートの後はサイン会はなかったので、関係者出口に行きますと、すでにたくさんの人が待っていました。列など作っていなくて、ジャルスキーが出てきたときは、みんな我先にとごちゃごちゃと取り囲み、やっと番が来たと思ったら、後ろにいたマダムが彼の背をたたき、話し込んでしまったので、何も話はできませんでした。
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でも写真だけ撮らせてもらいましたよ。
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スペイン人の図々しさにいい加減あきれて外に出ると、黒塗りの車が止まっていました。
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きっとこれはジャルスキー達を待っているのでしょう。
友人が、どこに行くのか聞くと、ホテルの名前を教えてくれたのです。そういうことは言っちゃいけないんじゃないのかしらね? それにしても5つ星ホテルでなかったのは意外でした。

コンサートは本当に素晴らしくて、胸がいっぱいになりました。いい夜でした。


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by gyuopera | 2018-06-11 06:17 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
先日、リセウ音楽学院のマスターの生徒による、ロッシーニのオペラ「チェネレントラ」を聞きに行きました。去年、モーツアルトの「魔笛」を聞きいてなかなか良かったので、今回もぜひ聞いてみたかったのです。

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会場はリセウ音楽学院のホール。新しくて音響が良く、椅子の座り心地がとても良いホールです。椅子の背もたれが高くて、退屈したら眠れるくらい(笑)。

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ステージは簡潔そのもの。

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オペラはコンサート形式ではなく、すべて普通のオペラと同じに衣装を着け、演技して歌われました。コーラス、レチタティーヴォ部分はカット、ソロのアリアはドン・マグニフィコのお城の酒蔵でのアリア以外は全部歌われましたので、オペラとほぼ同じように楽しめました。
まだプロになる前の人たちですが、声量、歌唱、演技もなかなかで、もうみんなすぐ劇場で歌えるのではないか、と思うほど。
ロッシーニオペラにつきもののロッシーニクレッシェンド、早口言葉のような歌がたくさん出てきますが、みんなしっかりリズムを崩さずお見事。
オーケストラは50人くらい、みんなリセウ学園の生徒さんもしくはOBで、軽快なロッシーニを演奏、こちらも大満足。

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ドン・マグニフィコ(まま父役)は韓国系のバスだと思いますが、演技も声も素晴らしい。  
王子様ドン・ラミロ役は、去年の「魔笛」のタミーノを歌ったテノール。高音ものびやかで、頻繁に出てくるハイCも楽々。                                       
チェネレントラ(シンデレラ、メゾソプラノ)役は大変声量があり、最後の長大なアリアも見事に歌い切りました。いじわる姉さん二人もはまり役で、演技もうまい。             
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とても楽しい夜でした。



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by gyuopera | 2018-04-17 20:08 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
この時期は行きたいコンサートがたくさんあって結構忙しいのですが、先日はまたカタルーニャ音楽堂で ヘンデルの"Dixit Dominus"と ビバルディの”Gloria"を聴きました。
このコンサートはスピノジ指揮、アンサンブルマテウスで、今までヘンデルやビバルディのオペラの演奏がかなり素敵だったので、とても期待してゆきました。

今回は安めの席でかなり後ろ。
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ステージが遠いわぁ~
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ソプラノ Emilie Rose Bryt, Zoe Nicolaidou

カウンターテナー David DQ Lee
テノール Carles Prat

バリトン  Daniel Morales

 指揮 Jean-Christophe S;inosi, Ensemble Matheus

 
前半がヘンデルの Dixit Dominus HWV232で、コーラスがとても印象的なので、ソリストたちのアリアがあまり記憶に残っていません。
カウンターテナーがDavid DQ Leeだったとは。彼はあちこちのコンテストで賞を取っていて、バルセロナのフランセック・ビーニャス歌唱コンクールでも一等賞を取り、そのコンサートで彼の歌を聞いています。先日はモンテヴェルディのポッペアの戴冠で、狂気のネロをうたっていましたっけ。宗教曲は、もちろんうまいとは思いましたが、彼は演技力がなかなかでエンターテナーなので、オペラのほうがあっているように思いました。

後半がビバルディのグロリア。
これは私がバロックアンサンブルにいたころ何度も演奏し、録音までしたので、とても耳になじんでいる曲ですが、スピノジの出だしのGloria、ものすごく速い。
スピノジはとても早く演奏するので有名なくらいですが、こんなに早いと、グロリア、と讃えているのに走って競争しているような印象を受けます。それにトランペットが、ついていけなかったのです。局の途中にも同じグロリアがあるのですが、その時も同様でした。
バロックのトランペットは今のトランペットと違ってキーがないので、音をイメージして音を作ってゆかなくてはならない、大変難しいものなので、一般にはトランペットが音を外すのは大目に見るべき、と言われていますが、華やかなファンファーレのように高らかになる部分で外すと、やっぱり聴衆は動揺しているのがわかりました。そのほかは普通のテンポで、ゆったりした曲はゆったりと聞かせました。

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アンコールでまたグロリアを演奏しましたが、やっぱりトランペットが同じようについていかなかった。

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それで、ちょっと残念な思いでホールを後にしました。

後日、新聞にコンサート評が出ていて、さんざんでした。「彼の指揮のレベルは疑問であり、なぜこの指揮者を招待したのか理解に苦しむ」とまで。
友人が、その音楽評論家は大体とても厳しい評を書く人で、いつも悪く書いていて、ほめることはほとんどない、というので、まあこういう人の評はあまり読まないほうがいいんだろうとは思いましたが、100パーセント満足のコンサートでなかったのは本当に残念でした。


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by gyuopera | 2018-04-11 06:31 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
イースターの時期は、受難曲の演奏があちこちで聞かれます。感動的なバッハのマタイ受難曲は何度か聞いたけれど、マルコ受難曲は初めて、それもJordi Savall指揮 Le Concert des Nationsの演奏というので、きっと期待を裏切らないだろうとの思いでコンサートに行きました。

アウディトリオはモダンな建物で、大きなホールなので、あまり写真を撮る気にもなりませんが、一応。

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おまけに席がステージの斜め後ろ。

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オーケストラの周りをぐるりとコーラスが囲んでいて、演奏する姿がほとんど見えなかったのは残念。でもこの劇場はよくできていて、こんな席でもよく聞こえました。

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マタイ受難曲とかなり雰囲気が似ていて、エヴァンゲリストが重要な役ですが、とても素晴らしいテノール(David Szigetvari)で、エヴァンゲリストには適役でした。 それに比べ、バリトンのキリスト役がちょっと表現力に乏しい感じがしたのですが、トラヴェルソとオルガンだけの伴奏のイエスのアリアは美しいと思いました。

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演奏のあとは、さすがエヴァンゲリストへの拍手がひときわ大きく響きました。もちろんSavallは大変な人気でした。

セマナサンタ(イースター)の時、こういう曲が聞けるのはありがたいと思いました。

ちょっと聞いてみたいという方は、Youtube で聞くことができます。2時間余りで長いですが。



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by gyuopera | 2018-04-05 06:13 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
3月半ばを過ぎて、また寒さが戻ってきたバルセロナ、久しぶりにカタルーニャ音楽堂に行きました。

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夜景がとても素敵
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いただいたチケットだったのですが、席が平土間の前から二列目の真ん中。
そこに座ると、ステージの天井がよく見えます。

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この日はシューベルトをたっぷり楽しめるプログラム。
演奏者は

ヴァイオリン  Isabelle Faust
チェロ      Jean-Guihen Queyras
ピアノ      Alexander Melnikov
ビオラ      Boris Faust
コントラバス   Laurene Durantel
バリトン     Georg Nigl


演奏は、前半がピアノと歌、ピアノとチェロ、ピアノとヴァイオリン。

Viola, D.786 (バリトン)

Sonata per a violoncel i piano, en La b menor, D821 "Arpeggione"
Allegro moderato-Adagio-Allegretto

Sonata per a violi i piano op.159, D934
 Andante molto-Allegretto-Andantino-Allegro-Allegretto-Presto


Georg Niglという歌手(バリトン)は初めて聞いたのですが、声のカラーが素晴らしく、なかなか聞かせてくれました。生のステージで聞くから一層心に迫ってくるのでしょう。

続いて待望のケラス。アルペジオーネは当時作られた弦楽器の名前で、ギターとチェロをミックスしたような形のものだそうで、現在では存在していません。ニコレのフルート演奏でおなじみだったのですが、もともと弦楽器のために作曲されたものなので、チェロで聞くと、趣き深いものがあります。

Isabelle Faustはやはり初めて聞いたのですが、その素晴らしいテクニックと表現力で聴衆を圧倒させました。
プログラムの順序を変えて、こちらを前半の最後にしたのはその効果を狙ってのことかもしれません。


休憩時間には地階にあるバールへ
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レストランの広間ではちょっとした展示会
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後半は「ます」

まずバリトンの歌う「ます」で始まり、続いてビオラ、コントラバスを加えた5重奏。
Quintet en La major, op.114, D.667 "la Truita"
Allegro vivace-Andante-Scherzo-Tema con variazione, Andantino-Finale allegro giusto

世界的に名声を受け活躍しているソリストたちが集まっての演奏は、ゴージャス!
お互いに見合って時々にっこりしているさまもほほえましい。一緒に音楽を作っていく楽しさをステージでも満喫しているようです。

観衆の大喝采にこたえて、ずいぶん何度もステージに戻って挨拶してくれましたが、アンコールはなし。でも演奏に大満足でしたからね。
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お疲れ様! 素晴らしかったですよ!


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by gyuopera | 2018-03-20 17:12 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
日曜日に、ドニゼッティの「愛の妙薬」をリセウ劇場に見に行きました。
このオペラ、2005年と2012年に同じ演出で上演されていて、それを見ているので、そんなに何度も同じ演出のオペラを見てもな~、と思ったのですが、友人は都合が悪くて行けず、無駄にするのも勿体ないので、歌手も違うことだし、と思って行ってきました。

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この人がネモリーノ役。すらりと背が高くハンサムで、これじゃ妙薬を飲まなくたって女性から追っかけられそうじゃありませんか。田舎のお人好しで純朴な若者…って感じではないですね。


演出はMario Gasで、なかなか素敵なステージングなんです。
イタリアのトスカーナ地方の小さな町の広場、時代はムッソリーニのころ。ちょっとノスタルジーを感じるような風景。

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素敵なアディーナに恋している純朴なネモリーノが、アディーナの愛を得ようと、(ペテン)博士ドゥルカマーラが村にきてみんなに売った媚薬(実際は売り切れたのでワイン)を買って、飲むのだけれど、なかなか効き目が表れない。もっと媚薬を買いたくて、軍隊に入ってお金をもらってまた飲むのだけれど、アディーナは軍曹とその日に結婚を決めてしまう。
でもネモリーノが妙薬を買うため軍に入ったことを聞くと、感動して軍に入る契約書を買い戻してネモリーノと結ばれハッピーエンド、軍曹は別の女性と結婚、とまあ他愛のないお話なのだけれど、観客は一緒になって感動してしまうのです。

はじめはネモリーノ役のPavol Breslikも、アディーナ役のJessica Pratもちょっと調子が出ていなかったようだったけれど、だんだん良くなったと思います。

第二幕の始まったときは、オーケストラの演奏なしでステージで歌い始め、まだ指揮者が立たないうちにオケも調子っぱずれな演奏をして大笑い。こんなおふざけがあるのも生ステージならでは。

アディーナの最後のアリア"Prendi per mi sei libero"はなかなか聞かせて、ブラボーが飛びました。

一番有名なネモリーノのアリア”Una furtiva lagrima"(人知れぬ涙」は熱唱で、だいぶ長い間喝さいが続きました。確かに繊細な部分も堪能させてくれて素敵だったけれど、ちょっと、コンサートで歌っているような感じがしないでもなかったかな。

カーテンコールの時は、ドゥルカマーラが客席のほうからやってきて、指揮者の横に座って歌ってからステージに上がってくる楽しい場面も。


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ペテン師ドゥルカマーラが村に惚れ薬を売りに来る
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アディーナと軍曹の結婚式のパーティ
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みんなハッピー、だれからも疑われずお金儲けをして村を出てゆくえせ博士。
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まあ、このオペラは何度見ても楽しいから、おすすめですね。

写真はすべてリセウのHPからお借りしたものです。



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by gyuopera | 2018-01-09 09:05 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
先日の日曜日は、モンテヴェルディの最後のオペラ、「ポッペアの戴冠」を聴きに、リセウ劇場に行きました。オケがスピノジ指揮のアンサンブル・マテウスですから、期待していました。
モンテヴェルディのオペラは、初めてのオペラということで、1642年にヴェネツィアで初演されたもの。
古代ローマ皇帝ネローネ(ネロ)が、周囲の反対を押し切って、愛するポッペアを皇后にするお話。

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この日は特に冷え込んでいたこと、同じ日にエルトン・ジョンのコンサートがあったことなどで、かなり空席が目立ちました。
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私は例によって5階の2列目、つまり最後部ですから、天井もすぐ近く。
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でも、すいていたのでかなり真ん中に移動できて、ステージはよく見えましたし、後半は一列目の人がずいぶん帰ってしまったので、最前列の真ん中で鑑賞できました。
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5階ということもあってか、初めアンサンブルの音がとても小さく聞こえ、コルネット奏者はリコーダーも兼ねているのですが、コルネットはあまり得意でないのかな?という感じでしたが、もともと大劇場で上演するようには作曲されていないのですから当然と言えば当然。でも音響の良い劇場なので、だんだん良く聞こえるようになりました。
スピノジの指揮はきびきびとして気持ちよく、わかりやすい。でもチェンバロの時だけは演奏をしないで、時々は椅子に座っていました。
20人ほどのアンサンブルですが、アルペジャータで演奏していたカンテレ奏者も混じっていました。

歌手は、ポッペア役Sabina Puertolas, ポッペアにしては品が良すぎた感じがしましたが、なかなか素敵で表現力も十分。ネローネがカウンターテナーの David DQ Lee, 彼は時々は暴走気味に歌い、王の威厳や品位はかなぐり捨てて、かなり「狂気」を押し出していたように思いました。セネカ役のLuigi de Donatoも低い響くような声で、でも自害するときもあまり感動的ではなくて残念。
オッターヴィアの Maite Beaumontも「さらばローマ」は熱唱でしたが、その割には感動的でなく。
一番の期待の最後のネローネとポッペアの愛の二重唱は、もうすこし美しく歌ってほしかった。DQ Leeさん、最後まで狂気じみていました。

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この最後のデュエットのYoutubeがありました。



同じデュエットのジャルスキーのものと比べてみてください。


ジャルスキーのネローネは、狂気をも表しているのですが、品位が感じられるのです。

この時代のオペラは楽譜のすべてが残されているわけではありませんから、演奏者によってかなりの違いができるのですが、まあ、好みでしょうけれど。

家に帰ったら、隣のビルにクリスマスイルミが付いていました。

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by gyuopera | 2017-12-11 17:40 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)

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