2008年 03月 23日
タラゴナのセマナ・サンタの行列 |
25年もカトリックの国スペインに住んでいて、セマナサンタ(イースター)のお祭りを見たのは初めてでした。とにかく人ごみに出るのがいやだったのです。
今回、友人が、「絶対見るべき」と勧めてくれたタラゴナのProcesiones(行列)を見ることができました。暗いので、見苦しい画像がたくさんあります。ご容赦くださいね。
太鼓の音とともに、先頭はローマ兵の行進です。
死をあらわす黒装束の人たち
始めの山車は 「最後の晩餐」
重い山車をみんなで担いで、左右に揺らしながら進んできます。
死の宣告を告げる太鼓
続く人たちは、松明の火を持ち、黙々と行進して行きます。
お子さんたちもたくさん行列に参加していました。
無言の行列は、キリストの死を悼む行列だったのですね。感動的でした。
次々と通る山車は、キリストが死に至るまでを物語っているのです。
ひとつの山車ごとに、太鼓の一隊と、死を悼む人たちの列が続きます
途中で場所を替え、カテドラル横の細い道に陣取りました。
山車は、ほぼ道幅いっぱい。行列の人たちの衣装が見物人たちに触れていくほどでした。
寒い夜でした。私たちは冬のコートをしっかり着込んで、帽子までかぶって見物していました。
驚いたことに、行列の中にはたくさんの人が、冷たい石畳の上を素足で歩いてゆくのです。
行列はごくゆっくり進み、頻繁に止まっていましたから、どんなに冷たいことでしょう。
キリストの苦しみを少しでもわが身に、という敬虔なカトリック信者の人たちです。
黒装束に、重い十字架を担いでいる人たちのグループもいました。
胸を突かれる光景でした。
つづく
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
今回、友人が、「絶対見るべき」と勧めてくれたタラゴナのProcesiones(行列)を見ることができました。暗いので、見苦しい画像がたくさんあります。ご容赦くださいね。
太鼓の音とともに、先頭はローマ兵の行進です。
死をあらわす黒装束の人たち
始めの山車は 「最後の晩餐」
重い山車をみんなで担いで、左右に揺らしながら進んできます。
死の宣告を告げる太鼓
続く人たちは、松明の火を持ち、黙々と行進して行きます。
お子さんたちもたくさん行列に参加していました。
無言の行列は、キリストの死を悼む行列だったのですね。感動的でした。
次々と通る山車は、キリストが死に至るまでを物語っているのです。
ひとつの山車ごとに、太鼓の一隊と、死を悼む人たちの列が続きます
途中で場所を替え、カテドラル横の細い道に陣取りました。
山車は、ほぼ道幅いっぱい。行列の人たちの衣装が見物人たちに触れていくほどでした。
寒い夜でした。私たちは冬のコートをしっかり着込んで、帽子までかぶって見物していました。
驚いたことに、行列の中にはたくさんの人が、冷たい石畳の上を素足で歩いてゆくのです。
行列はごくゆっくり進み、頻繁に止まっていましたから、どんなに冷たいことでしょう。
キリストの苦しみを少しでもわが身に、という敬虔なカトリック信者の人たちです。
黒装束に、重い十字架を担いでいる人たちのグループもいました。
胸を突かれる光景でした。
つづく
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by gyuopera
| 2008-03-23 15:43
| イベント、お祭り fiesta
|
Comments(2)
Commented
by
aoi
at 2008-03-23 21:02
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もう聖週間の季節なのですね。
私は初めてスペインに行ったとき、グラナダでぶつかりました。
アルハンブラの山の中を散歩して、町へ戻ると、「人の川」が出来ていて驚きました。
地方によって少しづつ違いますね。
異教徒でも、厳かな雰囲気に圧倒されます。
黒い装束と、マリア様の涙、そして、ロウソクの明かりが思い出されます。
私は初めてスペインに行ったとき、グラナダでぶつかりました。
アルハンブラの山の中を散歩して、町へ戻ると、「人の川」が出来ていて驚きました。
地方によって少しづつ違いますね。
異教徒でも、厳かな雰囲気に圧倒されます。
黒い装束と、マリア様の涙、そして、ロウソクの明かりが思い出されます。
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Commented
by
gyu
at 2008-03-23 22:39
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♪ aoiさん、こんにちは。 グラナダやセビリア、ソリアなど、素晴らしいようですね。いつもニュースで見ては、すごいなぁ・・・それにすごい人・・・なんて思っていました。今回初めてこの行列が見られて、それもとても荘厳な感じで感動しました。
衣装も、本当にさまざまなのですね。これは各家に保管されていて、親から子に引き継がれてゆくのだそうです。豪華ではないけれど、どれもきちんと縫製されたしっかりしたものでした。
衣装も、本当にさまざまなのですね。これは各家に保管されていて、親から子に引き継がれてゆくのだそうです。豪華ではないけれど、どれもきちんと縫製されたしっかりしたものでした。