2006年 10月 31日
サンタ・アナ教会で眠っている騎士 |
カタルニァ広場のすぐ裏手に、1150年ころ建てられたサンタ・アナ教会がひっそりと建っています。
ここはCorpsでもご紹介しましたが、もとはロマネスク建築、修復や増築部分はゴシック様式です。チャペルの中の一角には、木彫りのキリストとそのまわり人々の像があり、それはロマネスクでとても温かみがあるのですが、そのほかはちょっと新しく感じます。

にぎやかなカタルニァ広場がすぐ近くなのに、この中は別世界で、静寂が広がります。

この静寂がたまらなく好きで、信者でもないのに、よくふらっと教会に入って据わっていることもあります。

ここの丸天井は、珍しく木製です。

この前は気が付かなかったのですが、片隅に、静かに眠っている人がいました。

近づいてみると、上に大きな紋章が付いています。


よろいを着て、立派なひげを生やしています。この人は、15~16世紀に、カルロス5世に仕えた海軍の将軍、Miquel de Boeraだそうです。

面白いことに、足の下に、なにやら動物が

ライオン? 犬? これはなぞです。
いつもは入れない回廊のある中庭が開いていました。





教会を出たところにある、サンタ・アナ通りの建物の入り口、電気が素敵です。

カテドラルの裏のほうに歩いてゆくと、なにやら人だかりがしていました。

あの音! グラスハープです。

バルセロナでははじめて見ました。ミュンヘンで一度見かけたことがあります。
澄んだ、とてもきれいな音です。時々指をぬらしながら、アヴェ・マリア楽しそうに演奏していました。

↓ クリックしていただけると励みになります。
by gyuopera
| 2006-10-31 03:12
| バルセロナ案内 Barcelona
|
Comments(4)
あの眠っている騎士は誰?サンチョパンサかロシナンテか・・・(笑)
グラスハープは一度だけ聞いたことがあります。心が洗われるような、そんな気持ちにさせる音ですね。耳を澄ますということがあまりないのですが、この音はそっと近づいて音を自分に引き寄せる感じでした。
グラスハープは一度だけ聞いたことがあります。心が洗われるような、そんな気持ちにさせる音ですね。耳を澄ますということがあまりないのですが、この音はそっと近づいて音を自分に引き寄せる感じでした。
0
mikiさん、眠っている騎士は、とても上品なお顔でした。すらりとしていて、おひげが上品でした。高貴なお方のようです。
グラスハープ、水をつけた手でグラスをこするだけであんな美しい音が出るなんて不思議ですね。演奏できたら楽しいでしょうね。
グラスハープ、水をつけた手でグラスをこするだけであんな美しい音が出るなんて不思議ですね。演奏できたら楽しいでしょうね。
cazorlaさん、騎士の名前がわかりました。先ほど、もう一度この教会にいってみてきました。Miquel de Boera, カルロス5世の時代に海軍の大将だった人です。San Feliu de Guixorsの人だそうです。
今日は、クラウストロも開いていて、入ることが出来ました。本当に静かでびっくりします。
今日は、クラウストロも開いていて、入ることが出来ました。本当に静かでびっくりします。





