2022年 04月 24日
雨にたたられたサン・ジョルディの日と、オペラ「フィガロの結婚」 |
毎年4月23日は、カタルーニャではサン・ジョルディのお祭りの日。
本のスタンドはお気の毒
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ドラゴン退治をしたサン・ジョルディにあやかって、町中にバラと本のスタンドが立ちます。
私は人の集まるところは行きたくないし、どちらもあまり興味がないので、散歩に行きました。
グエル別邸の後ろのフジがだいぶ咲き始めていました。
ニセアカシアももう咲きだしています。これも素晴らしい香り。
並木の根元にもいっぱいいろいろ咲いて
高級住宅の並ぶカバジェロス通り
ふと山のほうを見ると
黒雲がどんどん湧き上がってる
やばい、と思ってUターンした途端、大粒の雨とヒョウが降ってきました。
風も強く、傘をさしていてもびっしょりになってしまった。
でも帰りがけに見つけたビバーナムの木
こんなに大きくなるのは珍しいかも。灌木のはずよね。
やっと家に帰って、とにかくびっしょりだったので全部着替えました。
サン・ジョルディはどうなったかと思ってニュースを見たら
でもバラを抱えてうれしそうですね。
この日は、夕方6時から、リセウ劇場でオペラを見に行く予定だったんですね。
幸い雨は止んで、傘なしで行けました。
演目はモーツアルトの「フィガロの結婚」
これは絶対見ないとね。
序曲が始まると、もうモーツアルトの音楽にどっぷりつかって、それは幸せでした!
やっぱりCDやLDで聴くのと生では全然違いますね。
私は5階の席が好きで、以前はアボノを平土間に取っていたけれど、今は毎年5階。そのほうが音楽に浸れる感じがするんです。それに天井がすぐ近くだから、立派な立体的なレリーフがじっくり見れて、黄金の世界なんですよ。
演出に不満は残るものの、本当に楽しい時間でした。(リセウのFBから)
モーツアルトのオペラは、大音響のフルオーケストラと、それに負けじと大音響の歌手たちの出るオペラとは違って、耳に心地よいし美しい。
オペラは嫌い、という方はまずモーツアルトのオペラから入ったらどうかしら。
実は私もずっと器楽奏者だったせいから、オペラは苦手だったのですが、このフィガロの結婚を見てから好きになってしまったのね。
今でも持っているDVDの、ヘルマン・プライのフィガロとミレッラ・フレーニのスザンナ、フィッシャーディスカウのコンデ・デ・アルマヴィーバ、キリ・テ・カナワのコンデサ、という素晴らしい歌手陣で、今でもこの録音をしのぐものは見ていません。
雨にはたたられたけれど、素晴らしい一日でした。
by gyuopera
| 2022-04-24 05:56
| イベント、お祭り fiesta
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