マドリード7 セラルボ美術館4

セラルボ美術館は、あまりにも見るものがぎっしりとあって、アンティークに興味のある私は本当にわくわくです。

デッサン画展示通路

美術館の説明
この通路はその昔は使用人用で、ここでバンケットルームにいる招待客からの用事を言いつけられるまで控えている間であった。その通路に侯爵はコレクションの一部、558点もあるうちの80点を展示。この通路には直に自然光が入らないのだが、そこに侯爵がデッサン画を展示しているのは意味のないことではなく、エンリケ侯爵は紙でできた作品が光で劣化する危険性があることを十分理解していたからである。

現在この通路には入れなくなっていて、こちら側から眺めるだけでした。
薄暗いので、入れても絵を鑑賞するほど明るくないし、上のほうは全然見えない。
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美術館の写真だとかなり明るいんですけれどねえ。
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ミニチュア柱の間

美術館の説明
セラルボ侯爵がコレクションのファンと共に「喫煙と密談」を行っていたこの部屋は紳士が集い、煙草を吸いながら商談をしたり19世紀の政治論争を戦わせていた。ミニチュア柱の間という呼び名は、中央の机の上にある物をさしている。エジプト、ギリシャ、エトルリアやローマ時代から近代のものまで多種の小さな置物があり、素材もテラコッタ(素焼きの土器)、大理石、ブロンズに瑪瑙、アラバスター、色味のある大理石、金色の木製のものそれらすべてがミニチュアの建造物に使う柱の置物になっている。これらあまたで華麗な柱のコレクションのほかにも壁には絵画が隙間なく飾られている。昔はこの壁には17世紀風の空間へ誘ってくれるかのように装飾用なめし革を模した壁紙で内装されていた。現在ある絵画は基本マドリードバロック派のもので統一されている。また家具や調度品もバロックで揃えられ、黒檀に貝殻装飾のナポリ製の整理棚は当時の慣習通り、対にして2台。そしてサラマンカタイプのライティングデスク、暖炉の上にはらでん飾りのベネチアの鏡という内装。

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この絵はバルトロメ・ゴンサレス作1613年
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ドレッシングラウンジ
美術館の説明
この宮殿内の多くの部屋はよく似たセンスで統一されているのだが、ここはセラルボ侯爵のドレッシングルームとして企画されたため男性的な空間に仕上がっており、隣につながる夫人の部屋とは趣がまったく変わる。結果的には象徴的なものでしかないのだが、宮廷的または王宮を模倣してきたという伝統を重んじるというところから衣装替えをしたり衣服を整えたりするのをあえてドレッシングラウンジで侍従や供のものに手伝わせるわけである。またその場に人を迎え入れるということもできた。見せるためのドレッシングランウジであるから、18世紀フランス製のオーク材のドレッサーが設えられている。ドレッサーの上部の金色の装飾の縁取り部分は天井まで届く。18世紀から19世紀の宮廷の儀礼用の剣やサーベルが中央のテーブルの上に所せましと並び立てられている。そして洗面台の部分はそのまま化粧台として再利用。洗面台として使っていた頃には水をためておくタンクがあったので、そのタンクや洗面台の大理石の台の上などの実用的な部分を隠すために、ベネチアから持ち帰った極少モザイクやクリスタル製のお土産等の品々をたくさん並べている。2脚の椅子は19世紀に流行ったビロード張りで中国の絹刺繍がほどこされており、暖炉のそばでの歓談に適していた。
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私はこういう額に目が行く
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カーテンボックスの立派なこと
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洗面台には素敵なものがぎっしり
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この瓶たちは、オールドバカラのバンブーシリーズですね。
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この鏡は1890年ベネチアで作られたもの。
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こういうメタルの家具飾り、素敵ですね。特注品でしょうね。
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19世紀後半、ふっくらと弾力のある素材ですべてが覆われている「リラックス」と呼ばれるタイプの椅子が流行した。家族や一番親しい友人などの訪問があったときに招く部屋や化粧室、着替え室、風呂場等に腰かけることができるようにしていた。
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美術館からお借りした写真
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インペリアル調の小部屋
美術館の説明
この部屋はもとは侯爵夫人の化粧室だったところを1900年頃模様替えして、鏡の間に仕立てたので、インペリアル調の小部屋と命名される。この場所はドレッシングラウンジとバンケットルームの間に位置するため、通り道でもあった。そこで、ここではご婦人方が髪飾り等を整えたり、ゆったりとしたクッション付きの長椅子などでひととき場を離れて休息する場所に使われた。この部屋は可愛らしく明るく、白とピンクの色調でまとめられているので、隣接の格式高い荘厳な部屋に比べて18世紀から19世紀初頭のフランスの宮殿のような艶やかさを呼び覚まさせる。室内はルイ15世時のロココ調やルイ16世時代のネオクラシック調、もしくは小規模な皇帝風というのをコンセプトにゴージャスでフェミニンな内装と家具が揃えられている。この様な折衷様式の内装は19世紀末の特徴であった。ネオクラシック調の稲妻模様を入れたボワズリー(木製パネル)、金色やベネチアングラス装飾の鏡を壁や化粧柱面にたくさん飾ることでフランス調の雰囲気を醸し出している。壁際のコンソールテーブルや1本脚の小型丸テーブルには幅広い趣味の装飾的品々が並べられている。時計、花瓶、プランターホルダー、ブロンズの燭台や枝付き燭台、ガラスや磁器製品などである。カーテンはもちろん、カーテンレールカバーやその他の布製の覆いは一様に花模様で揃えている。部屋内の扉にはこの部屋の雰囲気にあわせてカンヴァスに描かせた絵画が組み込まれている。侯爵が擁護した画家ホセ・ソリアノ・フォートとマクシモ・フデリアス・カバジェロに依頼。彼らは侯爵の屋敷のインテリアも手掛けてきている。花々と四季のアレゴリーのこれらの絵はセラルボ侯爵夫人を讃えて作らせたこの小部屋の類ない美しさをより際立たせている。

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この壺はポール・ミレ&フィルズ作セーブル窯1890年頃
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ここまで豪華だと、ちょっと落ち着かない。


宴の間(バンケットルーム)
美術館の説明
ここでは豪華な晩餐が、素晴らしいビュッフェがパーティの、舞踏会の夜に行われていた。大テーブルでの食事は18世紀の終わり頃にイギリスではじまり、時間はかかったがスペインへも広まった。19世紀に入ったころ初期の晩餐会が貴族階級者の邸宅内ではじめられ、あらかじめ予想していた部屋に伝統的には晩餐会の時に利用する大テーブルを置いた。そして会食者は、ホストの案内に応じながら両隣の人などのことも意識しながら会話を進めなければならない。フランス流儀に従って、主賓は机の両サイドの長い方の面の真ん中に着席することに決まっており、この食卓の場合は、2枚の鏡を真向かいにして一人は暖炉の前、もう一人はバルコニーの間にあたる。この屋敷でのもてなしは、やはりフランス流儀にならい、その手引書にある通り儀式ごとに定められたメニューに従う。会食者はテーブルに同時に出された何種類かの料理の中から好きなものを選ぶ。スペインでは19世紀末までこの方式に従っていたが、少しづつ20世紀初頭頃からヨーロッパに台頭してきたロシア風方式に変化していった。ロシア風の料理の出し方は全ての会食者に同じメニューを出すので、サーバントが随時それぞれに料理を提供する。そして常にお出しする人の左側からサーブし、右側から終わった皿を引く。サイドテーブルもしくはサービングテーブルも必ずサポートしながらその後ろに続く。食器戸棚には銀メッキの食器類が並べられ、特にロシアのサモアール(紅茶用湯わかし器)や蓋つきの風変りな盛り付け皿や食事を保温しておくためのコンロなどがおもしろい。オリジナルの照明は出始めたばかりの電球とろうそくを組み合わせて使用していた。鏡のかけ方がよく考えられていたためにそれらの灯りが何倍にも広がる効果があった。窓側のバルコニーは基本は締め切ったままにしており、昔は家紋入りの紋章入りのタペストリーをカーテンにして覆っていたのだが、侯爵の意志でそのカーテンはサラマンカ県にあるシウダ・ロドリゴ市のセラルボ家の葬儀用礼拝堂へ移されてい
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これは美術館のサイトの写真
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by gyuopera | 2018-11-17 17:46 | ミュージアム museos | Comments(0)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera