2015年 11月 20日
カサ・ミラのコンサート |
ガウディのカサ・ミラでバロックアリアのコンサートがあるというので行ってみました。
ヘンデルのオペラからも2曲歌われましたが、このバリトン、あまりバロック向きじゃないかも…?
これは帰り道で見た建物の内部。普通のアパートかしらん?
カサ・ミラの地下に、小さめですがコンサートホールがあるのです。柱はガウディですが、あとは普通の感じ。
オリジナル古楽器を使うので、近くで見たくて一番前に座りました。
チェンバロが赤くてかわいいんです。
バリトンのJosep Ramon Oliveとチェンバロ、ヴァイオリン2台、チェロ、コントラバスとティオルバの構成。
初めはバッハのオラトリオ、続いてモンテヴェルディのオルフェオをメロディーで。
オペラの曲をメロディーで聴くのは初めてだったので、初めの結婚式の場面で「僕は幸せだ~」と歌ったと思ったら、妻のエウリディーチェが蛇に噛まれて死んでしまい、嘆き悲しむアリアへと移り、つながっているのでなんだか変な気がしました。
チェンバロはコンサートの途中でも調音していました。
このバリトンはあまり好きじゃなかったなぁ。
だって、声の色が無い、いつも大きいか小さいかで一本調子なんです。繊細な美しさなんてほとんど感じられない。バッハは特にダメだったけれど、オルフェオはドラマチックなので少し良かった。でももう少し表現力があったらと思いました。
有料ですから、多分プロだと思うのですがね。
器楽曲だけもヘンデルのトリオソナタを演奏、最近の刺激的な演奏を聞きなれてくると、ちょっと物足りない。
コンサートの後は、パティオで夜のペドレラ(カサ・ミラ)を見上げる。
by gyuopera
| 2015-11-20 07:30
| オペラ、コンサート musica
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