2015年 10月 23日
一泊二日のパリ旅行2 オラトリオ「テオドーラ」 |
オペラ開演は7時半、霧雨の降る中を早めにシャンゼリゼ劇場に行きました。
劇場の前は人でいっぱい。
席に案内されましたが、間違った席に案内されて、あとから案内の人に連れられて人が来て、ここだというのでびっくり。ちゃんと案内してもらったのに、係の人もエキスパートじゃないんですね。それで本来の席に移りました。満席だったので、重複していないでよかった。
開演前、指揮者のクリスティが登場。
「これはオペラではなくて、オラトリオです。上演中の拍手やブラボーは控えてください」
静かな繊細なアリアが多いので、拍手やブラボーで上演の妨げにならないようにとの注意です。
「テオドーラ」は殉教のお話で、本来は時代は古代ローマ、キリスト教が禁じられ、信者は見つかり次第処刑されていた頃で、このお話も、主人公の二人が殉教する悲しいお話。
ステージはシンプルながら美しいものでした。
6枚の分厚い壁が左右に動き、場面を次々変えていきます。ライティングがとても効果的。
写真は劇場の物をお借りしています。
舞台は一人のキリスト教信者がつかまって処刑される場面から始まります。
兵隊のディディムは自分も信者であり、その残酷さに反発。怖い上官バレンスに叱り飛ばされます。
処刑された人たちの写真が壁に貼り付けられてゆきます。
信者が集まっているところに上流階級に属するテオドーラが来て、華やかなドレスや宝飾品を全部捨て、仲間になりますが、兵隊たちが来て、信者を連れて行こうとするので、テオドーラが、自分を連れて行ってくれといい、彼女は連れ去られます。
彼女を愛しているディディムは、彼女を救おうと決心
大変なボリュームで、おなか一杯に。ホテルに帰ったら、興奮して眠れないかと思いきや、すぐ眠ってしまいました。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
by gyuopera
| 2015-10-23 22:08
| オペラ、コンサート musica
|
Comments(2)
Commented
by
yokodak
at 2015-10-24 22:41
x
Gyuさん、素敵なレポートをありがとうございます!
私もルネサンス&バロック・オタク(?)の同行者とタイミングよく休暇が取れたので、一足早く久し振りのパリとテオドーラを満喫してまいりました。本当に悲しく美しいオラトリオでしたね。最後のデュオ、そしてコーラスでは思わず涙が溢れました。私はホテルに戻ってもなかなか寝付かれず、おかげで翌日は折角の旅先で朝寝坊してしまいましたが、あとはひたすら美術三昧。クセになりそうな弾丸ツアーでした♪
私もルネサンス&バロック・オタク(?)の同行者とタイミングよく休暇が取れたので、一足早く久し振りのパリとテオドーラを満喫してまいりました。本当に悲しく美しいオラトリオでしたね。最後のデュオ、そしてコーラスでは思わず涙が溢れました。私はホテルに戻ってもなかなか寝付かれず、おかげで翌日は折角の旅先で朝寝坊してしまいましたが、あとはひたすら美術三昧。クセになりそうな弾丸ツアーでした♪
0
Commented
by
gyuopera at 2015-10-25 01:52
> yokodakさん
コメントありがとうございます。ちょっとオラトリオとは思えないほど劇的で印象的ですね。コーラスを聞くと、やはりオラトリオとは思いますが。
今また、Arteの動画を見て、曲を聴きなおし、やっと耳になじんできて、結構すごいアリアだったんだ、とか、さわやかで素敵、とか、また楽しんでいます。
美術三昧、いいですね。パリはミュージアムが多いからそちらはかなり楽しめますね。
どうぞ癖になってまた弾丸ツアーしてください。案外そういう方がたくさんいらっしゃるんですね。お買い物よ、なんていうのよりずっと素敵ではありませんか。
コメントありがとうございます。ちょっとオラトリオとは思えないほど劇的で印象的ですね。コーラスを聞くと、やはりオラトリオとは思いますが。
今また、Arteの動画を見て、曲を聴きなおし、やっと耳になじんできて、結構すごいアリアだったんだ、とか、さわやかで素敵、とか、また楽しんでいます。
美術三昧、いいですね。パリはミュージアムが多いからそちらはかなり楽しめますね。
どうぞ癖になってまた弾丸ツアーしてください。案外そういう方がたくさんいらっしゃるんですね。お買い物よ、なんていうのよりずっと素敵ではありませんか。