2013年 03月 15日
昔のTaxidermista |
以前買った写真集、”Interiors de Barcelona" 「バルセロナの建物の内部」 とでも訳しますか。
何年も前に買って、チラッとしか中を見なかったので、改めてゆっくりページを開きました。
これは1992年発行になっている。21年前。でも写真はもっと古いんじゃないかな。
中を見ると、もうすでに存在しないところや、すっかり修復されてかわってしまったところがたくさんあるから。
まず一番初めに出てくる写真は 「商店」部門で、これ。
ここは、レイアル広場の一隅で、現在Taxidermistaというレストランになっている。
Taxidermistaとは、剥製を作る人、という意味。
私たちが28年前バルセロナに来て間もなくは、ここは、やっぱり剥製がいっぱい並んでいて、すでに「自然科学ミュージアム」だったけれど、いつの間にかシウダデラ公園の中の例のお城のようなムンタネルの建物に引っ越していた。今また引っ越して、ディアゴナル・マールの青い三角のビルに入っている。
ということは、ミュージアムの前身は、剥製屋?
本の説明を読むと、ここは1889年創業のCasa Palauという剥製屋で、このレイアル広場に来たのは1926年。
地下では骸骨の組み立てをしていて、ほかの階では剥製の作業場があった。
このお店はとても腕が良かったと評判だったので、当時の王様アルフォンソ十三世が、自分のお気に入りの馬の剥製を依頼したこともあったし、あのダリが、さまざまな剥製を買ったそうだ。
後年、このミュージアムをずいぶん探したけれど、どうしても見つからなかったのは、引っ越しちゃったからなのね。で、今レストラン。
このレストランのことは以前書いたので、興味のある方は見てください。
レストランのTaxidermista
http://gyuopera.exblog.jp/10119864/
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
何年も前に買って、チラッとしか中を見なかったので、改めてゆっくりページを開きました。
これは1992年発行になっている。21年前。でも写真はもっと古いんじゃないかな。
中を見ると、もうすでに存在しないところや、すっかり修復されてかわってしまったところがたくさんあるから。
まず一番初めに出てくる写真は 「商店」部門で、これ。
ここは、レイアル広場の一隅で、現在Taxidermistaというレストランになっている。
Taxidermistaとは、剥製を作る人、という意味。
私たちが28年前バルセロナに来て間もなくは、ここは、やっぱり剥製がいっぱい並んでいて、すでに「自然科学ミュージアム」だったけれど、いつの間にかシウダデラ公園の中の例のお城のようなムンタネルの建物に引っ越していた。今また引っ越して、ディアゴナル・マールの青い三角のビルに入っている。
ということは、ミュージアムの前身は、剥製屋?
本の説明を読むと、ここは1889年創業のCasa Palauという剥製屋で、このレイアル広場に来たのは1926年。
地下では骸骨の組み立てをしていて、ほかの階では剥製の作業場があった。
このお店はとても腕が良かったと評判だったので、当時の王様アルフォンソ十三世が、自分のお気に入りの馬の剥製を依頼したこともあったし、あのダリが、さまざまな剥製を買ったそうだ。
後年、このミュージアムをずいぶん探したけれど、どうしても見つからなかったのは、引っ越しちゃったからなのね。で、今レストラン。
このレストランのことは以前書いたので、興味のある方は見てください。
レストランのTaxidermista
http://gyuopera.exblog.jp/10119864/
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
by gyuopera
| 2013-03-15 06:45
| バルセロナ案内 Barcelona
|
Comments(6)
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at 2013-03-15 12:56
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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gyuopera at 2013-03-15 15:38
♪ カギコメさん、おはようございます。
私のブログはあまり観光地を紹介していないし、お買い物に便利な情報も載せていませんので、単に観光でいらっしゃる方にはあまりお役に立たないと思います。
それでもOKということであれば、リンクOKです。メールいたします。
私のブログはあまり観光地を紹介していないし、お買い物に便利な情報も載せていませんので、単に観光でいらっしゃる方にはあまりお役に立たないと思います。
それでもOKということであれば、リンクOKです。メールいたします。
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ku-san
at 2013-03-16 10:50
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パリサンジェルマンのbac通りにある、「Deyrolle」という剥製の店に立ち寄ったことを思い出しました。大型動物から昆虫まで、所狭しと並べられ、さながら博物館のようでした。
実際に販売されていて“鹿”が1600€ほど?していたと思います。学校教材用にレンタルもしているそうですが・・
制作途中の蝶が部屋の隅にあるテーブルの上に置かれていたので、昆虫類は店で制作しているのかもしれません。
狭い通路にスケッチブックを手にした女性が座り込んで、デッサンをしていたのが印象的でした。結構邪魔!なんですが、誰も気にしない所がさすがパリ~。
日本だったら、「困ります、他のお客様の迷惑です」って一蹴されちゃいそうですよね。
実際に販売されていて“鹿”が1600€ほど?していたと思います。学校教材用にレンタルもしているそうですが・・
制作途中の蝶が部屋の隅にあるテーブルの上に置かれていたので、昆虫類は店で制作しているのかもしれません。
狭い通路にスケッチブックを手にした女性が座り込んで、デッサンをしていたのが印象的でした。結構邪魔!なんですが、誰も気にしない所がさすがパリ~。
日本だったら、「困ります、他のお客様の迷惑です」って一蹴されちゃいそうですよね。
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gyuopera at 2013-03-16 16:22
♪ ku-sanさん、おはようございます。
パリに剥製屋さんがあるんですね。こういうのがあるというのは狩猟民族の名残でしょうか?
昔はともかく、今でもちゃんと商売になるというのがすごい。もっともこのお店はもうないのですが。
お店の中で座り込んでスケッチ? そういうのを許可するお店側も大らかですね。
パリに剥製屋さんがあるんですね。こういうのがあるというのは狩猟民族の名残でしょうか?
昔はともかく、今でもちゃんと商売になるというのがすごい。もっともこのお店はもうないのですが。
お店の中で座り込んでスケッチ? そういうのを許可するお店側も大らかですね。
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patronistaT at 2013-03-16 18:04
20数年前に入った事があるのですが、
ガラスケース恐怖症なので、すごく怖かった覚えがあります。
あれは今でも夢なのか現実なのかよくわからなくて不思議な記憶。
再度バルセロナに来てからある日突然思い出して、探したんですが、
gyuさんの以前のブログで判りました。
でも、やっぱり不思議な感覚は残ったままです。
いいですね、この写真集!
線書きの画集はgyuさんのと同じの持っています。
ガラスケース恐怖症なので、すごく怖かった覚えがあります。
あれは今でも夢なのか現実なのかよくわからなくて不思議な記憶。
再度バルセロナに来てからある日突然思い出して、探したんですが、
gyuさんの以前のブログで判りました。
でも、やっぱり不思議な感覚は残ったままです。
いいですね、この写真集!
線書きの画集はgyuさんのと同じの持っています。
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gyuopera at 2013-03-16 22:37
♪ patronistaさん、こんにちは。
以前そのお話をうかがっていたので、この写真を見つけた時は、これはブログに載せなきゃ、と思いました。
あの線描きの画集も楽しいですね、ものすごく細かいところまで描き込んであって。
古い写真集ですが、あえて芸術写真ばかり撮ろうとする最近の写真集よりいいかもしれません。
以前そのお話をうかがっていたので、この写真を見つけた時は、これはブログに載せなきゃ、と思いました。
あの線描きの画集も楽しいですね、ものすごく細かいところまで描き込んであって。
古い写真集ですが、あえて芸術写真ばかり撮ろうとする最近の写真集よりいいかもしれません。