2011年 04月 27日
Sant Juan Despi散策~Jujolの手掛けた建物 |
さて、Sant Juan Despi の Sant Juan Baptista教会から右手に折れると見えてくるこの家、Can Rovira.
1926年に建築家 Josep Granerが設計したものですが、Jujolはその上の部分の装飾を手掛けています。
聖Antoni de Pàduaの像が描かれています
玄関扉の横に、Jujolのサインが。
道を挟んで前にある建物はJujolではありませんが、モデルニスタのIgnasi Mas i Morellの設計で、1911~1912年に建てられたもの。
アシンメトリーな正面が面白い
黒いモンセラットの聖母を祭った小さな祭壇があります。
そのすぐ先にあるTorre SerraxXaus 1921年
このアヒルの図柄にはエピソードがあります。
Jujolは右手も左手も同じように使うことができたのですが、ある日アヒルが逃げ出してゆくのを見て、両手で同時に2羽のアヒルを描いたということです。
この家の道を挟んで向こう側にあるTorre Jujol。Jujolはタラゴナの人ですが、この家にしばらく住んでいました。1932年
木が生い茂っていてよく見えませんが、2軒が一緒にくっついています。
Jujolが好んで使ったブルーは、聖母マリアを象徴する色。彼は大変信仰の厚い人だったそうです。
こちらはJujolではありませんが、18世紀の建物を同じモデルニスタJosep Maria FossasがモデルチェンジしたCan Po Cardona。
壁の絵は四季を表しており、カタルーニャの作曲家Cambó, Guimerà や Mossèn Cintoに敬意を表して楽器画描かれています。
さて、最後は一番の見どころであるCan Negre.
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
1926年に建築家 Josep Granerが設計したものですが、Jujolはその上の部分の装飾を手掛けています。
聖Antoni de Pàduaの像が描かれています
玄関扉の横に、Jujolのサインが。
道を挟んで前にある建物はJujolではありませんが、モデルニスタのIgnasi Mas i Morellの設計で、1911~1912年に建てられたもの。
アシンメトリーな正面が面白い
黒いモンセラットの聖母を祭った小さな祭壇があります。
そのすぐ先にあるTorre SerraxXaus 1921年
このアヒルの図柄にはエピソードがあります。
Jujolは右手も左手も同じように使うことができたのですが、ある日アヒルが逃げ出してゆくのを見て、両手で同時に2羽のアヒルを描いたということです。
この家の道を挟んで向こう側にあるTorre Jujol。Jujolはタラゴナの人ですが、この家にしばらく住んでいました。1932年
木が生い茂っていてよく見えませんが、2軒が一緒にくっついています。
Jujolが好んで使ったブルーは、聖母マリアを象徴する色。彼は大変信仰の厚い人だったそうです。
こちらはJujolではありませんが、18世紀の建物を同じモデルニスタJosep Maria FossasがモデルチェンジしたCan Po Cardona。
壁の絵は四季を表しており、カタルーニャの作曲家Cambó, Guimerà や Mossèn Cintoに敬意を表して楽器画描かれています。
さて、最後は一番の見どころであるCan Negre.
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
by gyuopera
| 2011-04-27 22:22
| 建物 edificio
|
Comments(6)
いつも興味深い、面白い建物を見せてくださってありがとうございます。
楽しく拝見しました。
楽しく拝見しました。
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gyuopera at 2011-04-28 17:19
♪ seedsbookさん、こんにちは。
足の方、かなり良くなってきたようですね。暖かくなったから散歩も楽しいですね。
Jujolの設計した建物は、ガウディに通じるところが多々あって、へぇ~っという意外性があり、見ていて楽しいです。それにしても、80年90年昔にこういう建物にしてほしいと依頼するほうもずいぶん進んでいたんだなぁと思います。
足の方、かなり良くなってきたようですね。暖かくなったから散歩も楽しいですね。
Jujolの設計した建物は、ガウディに通じるところが多々あって、へぇ~っという意外性があり、見ていて楽しいです。それにしても、80年90年昔にこういう建物にしてほしいと依頼するほうもずいぶん進んでいたんだなぁと思います。
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mau
at 2011-04-30 21:48
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Torre SerraxXausもJujolの作品だったのですね。
彼の作品と教えていただけて嬉しかったです!印象的だったので写真だけ撮っていました。
1999年にバルセロナを訪れた時は、Jujol作品こんなに内部見学したり、外装を修復したりしてない状態でした。羨ましいです~
確か数年後の2002年ガウディ生誕100周年?記念に併せて、Jujol作品もきれいにしてたような…?(記憶違いならスミマセン)
2002年に少しだけ旅行した時、ガウディやJujolの作品が見学し易くなっていて、もっともーっとゆっくり滞在したかった記憶があります。
彼の作品と教えていただけて嬉しかったです!印象的だったので写真だけ撮っていました。
1999年にバルセロナを訪れた時は、Jujol作品こんなに内部見学したり、外装を修復したりしてない状態でした。羨ましいです~
確か数年後の2002年ガウディ生誕100周年?記念に併せて、Jujol作品もきれいにしてたような…?(記憶違いならスミマセン)
2002年に少しだけ旅行した時、ガウディやJujolの作品が見学し易くなっていて、もっともーっとゆっくり滞在したかった記憶があります。
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gyuopera at 2011-05-01 06:27
♪ mauさん、こんばんは。
JujolのCan Negreは1984年~1990年にかけて修復をされたそうですが、他のJujolの手掛けた家もだいたいきれいになっていたように思います。torre de la Creuは1966年に2つの家を1つにする改装がなされていて、普段は見学できませんが、1カ月に一度、ガイド付きのツアーの時だけ見学がOKです。
バルセロナにもいくつかJujolの設計した建物がありますが、いずれも修復されていなかったと思います。
グエル公園やカサ・ミラ、カサ・バッティョなどの部分的な作品は有名ですね。
JujolのCan Negreは1984年~1990年にかけて修復をされたそうですが、他のJujolの手掛けた家もだいたいきれいになっていたように思います。torre de la Creuは1966年に2つの家を1つにする改装がなされていて、普段は見学できませんが、1カ月に一度、ガイド付きのツアーの時だけ見学がOKです。
バルセロナにもいくつかJujolの設計した建物がありますが、いずれも修復されていなかったと思います。
グエル公園やカサ・ミラ、カサ・バッティョなどの部分的な作品は有名ですね。
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mau
at 2011-05-01 19:30
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gyuopera at 2011-05-01 22:41
♪ mauさん、こんにちは。
私もJujolのことはあまり知らなかったんですよ。Jujolの建物をめぐるツアーで、初めてJujolってこんなにすごい才能を持った人なんだと改めて感心してしまったわけです。
近年特にSant Juan Despiで観光に力を入れているようで、町がとてもきれいになりました。10年くらい前まではそんなにきれいじゃなかったように思いますし、当時毎週行っていたのに、一度もJujolの話を聞かなかったんです。駅前のTorre de Creuだけは変った建物、と思っていたのですが… 長く住んでいても、知らない人は知らないんですよね。
私もJujolのことはあまり知らなかったんですよ。Jujolの建物をめぐるツアーで、初めてJujolってこんなにすごい才能を持った人なんだと改めて感心してしまったわけです。
近年特にSant Juan Despiで観光に力を入れているようで、町がとてもきれいになりました。10年くらい前まではそんなにきれいじゃなかったように思いますし、当時毎週行っていたのに、一度もJujolの話を聞かなかったんです。駅前のTorre de Creuだけは変った建物、と思っていたのですが… 長く住んでいても、知らない人は知らないんですよね。