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バルセロナのゴシック街は、古代ローマの町バルキーノの上にそっくり建っています。
これが古代ローマ時代の予想図

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この壁の中が今のゴシック街になります。
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古代ローマ時代はゴシック街に当たる部分が分厚い市壁で囲まれていて、時代が下がってもその中で発展していったので、ローマ時代に建てられていた建物の石材を再利用して中世の建物になっていったのです。


幸いなことに、ところどころはそのまま残されていて、今でも見ることができるのです。
バルセロナ市歴史博物館に行けば、地下は全部ローマの町の一部がそのまま残されていて、その中を散歩することができますが、ほかにもたくさんあるのです。

ここはゴシック街にあるカルチャーセンター、Patio de Llimona。
Regomir通りから入る小路があります。
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入り口には面白いレリーフが
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中に入りましょう。
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入り口を入って右側に行くと、もう遺跡。

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古代ローマ時代の石は、すでに穴が開き、別の建物に使われていたもの。
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結局いつも石材は再利用されてきたわけですね。
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奥の広場には、市壁の塔があります。これはベースの部分。

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この部分は、バルキーノの町の海側の門だったのです。
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こちらの小さなアーチのある部分が通行に使われていた門。
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これを外から見ると

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そして、この円筒の塔は、隣の建物の中にあります。
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こちらはこの2、3年の間に発掘が進んだもので、公開されています。
ここはもう門の外だったわけで、そこにローマ時代のお風呂が見られます。

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つまり、古代ローマ時代には、市壁の門の外に公共浴場の一つがあったのですね。
公共浴場はこんな間取りだったそうです。
右下の丸いのが、円筒形の塔です。ブルーの部分がお風呂場で、縦に長かったのですね。奥の方は違う建物が建っているので、それ以上は発掘ができないのです。
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こちらが想像図。
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この部分の奥には、パティオがあって、古代ローマの市壁を見ることができます。
ちょうど2つの塔に挟まれた部分です。 この家はローマ市壁の上に建てられています。
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このもう少し先に行くと、円筒の形の塔が見られます。

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古代ローマ遺跡は、町のあちこちにあって、これはほんの一部なのですが、以前かなり詳しく記事を書いているので、興味のある方はカテゴリーでお読みになってください。


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by gyuopera | 2015-04-01 06:05 | バルセロナ案内 Barcelona | Comments(0)

バルセロナのローマ遺跡

古代ローマ帝国は、ヨーロッパを広く含み、アフリカの北まで領土でしたが、その文化は隅々まで行きわたり、スペインの西の端にあるメリダにも、素晴らしいローマ遺跡があります。

このあたりではなんといってもタラゴナが大都市でしたが、カスティージャ・ら・マンチャ地方にもたくさん遺跡があるそうで、マドリッドに住んでいた時は全然そんな話は聞かなかったので、とても残念に思いました。

トレド県のCarranqueには、見事なモザイクがたくさん残っているということです。

 興味のある方はこちら⇒http://www.arqueomas.com/peninsula-iberica-ruralizacion-parque-de-carranque.htm
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さらに最近、世界中から集めた貴重な大理石のコレクションが見つかったそうで、話題を呼んでいます。

ローマ時代、バルセロナはバルキーノと呼ばれた本当に小さな町でしたから、遺跡も小規模ですが、ユニークなのは町の中心のゴシック外の地下が全部ローマ時代の遺跡になっているということ。もっとも、実際発掘され見られるのはごく一部ですが。

最近Regomir通りの、ローマ時代の海に向かって開けられた門の横の、市壁の外側にあったテルマ(公共浴場)部分があらたに公開になりました。

ローマ時代のバルキーノはこのようにちょうどゴシック街がすっぽり入る市壁で囲まれていたわけですが
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海側に門があって
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その門がまだ保存されているわけです。

見えている門のほうは、人が通るための小さな門
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その横の土台が門の土台
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こちら側からは土台しか見えませんが
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外から見ると
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隣の建物の中に、門が埋まっていたんですね。

現存する建物の中にこのばかでかい丸い塔が埋まっていたなんて考えられますか?

この建物の中に入っているんです。
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入り口
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あまり近くてうまく写真が撮れないけれど
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これが先ほどと反対側の土台部分です
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市壁には四角い塔が10メートルごとに作られていましたが、門がある塔は丸いんですね。

で、南側の海に面した所には、Castellと呼ばれるちょっと出っ張ったところがありましたから、ほかの門と違って、左右の壁が門をはさんで直角になっている
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これはカステルムの一部
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壁は水を運んでくる水道橋の一部の跡みたいなアーチが見えます
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で、このあたりにテルマ(公衆浴場)があったんです。
公衆浴場といっても大きくて、日本のお風呂屋さんとは違います。

丸い黒いのが塔ですね。黒く塗ってある部分は現存している部分
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まあそんなにたくさんの部分が残っているわけではないから想像をたくましくしないといけませんが

この部分は冷水の浴槽
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塔の横に熱い湯の浴槽があったのですが、ほんの一部しか残っていません。
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外側には市壁が続いています。
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で、その壁の上には建物が建ってる
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13世紀にマルク家が市壁の上に家を建て、14世紀にグアルバ家に売り渡し、18世紀まで続いたが、そのあとジモーナ家の持ち物となる。

建物の中には、今でもマルク家とグアルバ家の紋章が見られる
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鉄の梯子をあがっていくと、塔の上のほうまで見え、発掘品なども少し

紀元1世紀の柱頭で、アカンサスの葉のデザイン。モンジュイックノ山から切り出した石で彫られています。
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こちらも紀元1世紀で、ライオンの頭の彫刻が付いている
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アンフォラ。一つはカルタゴのもので、5世紀。
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よく見ると、櫛目のような模様が入ってますね。
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ちょっと面白いのが1861年のレゴミール通りの絵。建物はびっしり建っているけれど、ローマの丸い塔がはっきり見える
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で、1862年に描かれた絵には、その丸いローマの塔を壊しているところが
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後ろには2つのアーチが見え、テルマの入り口だったところ

この遺跡、入場無料です。Regomir 7 に入り口があります。

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by gyuopera | 2012-03-21 14:55 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(2)

Domus romana再訪問

Domus romana というのは,古代ローマ時代の大邸宅、という意味ですが、バルセロナの中心である市庁舎広場からすぐの建物の地下にあった紀元前4世紀のドムスと、その上に建つ13~14世紀の食料品などを貯蔵していたサイロが発掘され、公開されたことは、1年前のブログでご紹介したとおりです。

こういうところはまた行ってみたくなるもので、3回目なのでまた同じような写真ですが、載せますね。

この場所は、ローマ時代、フォーラムと呼ばれる、町の中心になる広場に隣接したところで、広場にはアウグスト寺院という、列柱で囲まれた美しい神殿がありました。 この神殿の柱の4本は、今でも残されていて、c/Paradisの建物の中にあり、見ることができます。

ローマ時代の地図はこちら⇒http://www.bcn.cat/museuhistoriaciutat/docs/04_forum_de_barcino.jpg

ドムスの古代ローマ時代の部分は.ドムスの建物の下の部分と床のモザイク、ドムスに隣接していた3つのタベルナ(4世紀)の部分。

この向こう側がタベルナ部分
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こうやって見ただけではなんだかわかりませんけどね。

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そしてdomus, ローマ時代の有力者の大邸宅

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時代は中世、13~14世紀、ローマ時代の建物は地中に沈み、その上に家が建てられていました。
その家は、市場に出す商品を保存しておくためのサイロが地中に掘られ、現在その差色は6個見つかっています。

サイロは地面を掘って作られましたから、内側はきれいに石が並んでいますが、外側は土の中にあったわけで、積んだ石の凸凹が目立ちます。
私たちがここを訪れると、4世紀のローマ遺跡の上に中世のサイロがぼこぼこ立っているという面白い遺跡を見ることができるのです。

これがサイロ
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内部はきれいでしょう
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現在そこに建っているCasa Morellは、サン・ジャウマ広場に面して1851年に建てられたもので、1999年、カタルーニャ州政府がこの建物を改装するにあたって見つかったものです。

ローマ時代の遺跡は、隣の建物の地下にも当然あるわけですが、そこは個人の所有なので、それ以上掘り進むわけにはいかないわけで、Casa Morellの地下部分のみですが、なかなか面白い遺跡と思います。

 場所; calle de la Fruita nº 2

こちらはバルセロナ市歴史美術館のページで、発掘の時からの写真が載っていて興味深いです。

http://w3.bcn.cat/fitxers/icub/museuhistoria/dossiercarrerfruita.555.pdf

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by gyuopera | 2011-06-07 04:03 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(4)
ゴシック街の旧ユダヤ人街にあるPepaの食器店

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以前行ったとき、

「私の家の地下は古代ローマ時代の壁があるのよ」

と言って、何時か見せてくれる約束でしたが、先日はお茶に招待されたので、わくわくしながら行きました。

お店の入口のドアのすぐ前に、地下に行く穴があって、梯子があるのですが、そこからはおりにくいから、と言って、建物のメインの入口から入れてもらいました。

メインの入口(外見とは裏腹に、結構素敵です)を入ると
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天井にはこんなランプが
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鉄格子のはまった扉があって、そこから下に降りる階段がありました。
こちらからでもそう楽でもないけど。
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この壁がね、古代ローマ時代のものなんですって!!

みてください、この壁の厚さ
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トンネルを抜けると
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かなり広い地下室です。建物自体は18世紀に建てられたそうです。
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お店の入口から下りている梯子
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この前来た時はまだ倉庫のようでしたが、テーブルを並べてお茶を飲めるスペースにしてありました。
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彼女は40年前くらいに、最初にこの地下を買って食器屋を始めたそうです。そして上の今のお店の部分が売りに出たので買い足したのだそう。さらに上には自分のアパートもあり、300平米もあるんですって。外からはとてもそんなに大きいとは思えませんが、この地区は建物の内部が複雑でとても面白い。なんとパティオが3つもあるんだそうです。

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野の花を飾ってあるのもいい感じ
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電気にコーヒー茶碗をぶら下げてる
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私を招待するために一生懸命飾り付けしてくれたのかなあ、うれしい。

このローマの壁、上から漆喰を塗ってあるのですが、ところどころ剥げていて、それがまたいい感じ

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この壁をじっと見ていると、いくつか「顔」が見える気がするんですが・・・?
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美味しいクッキーとお茶をいただきました。
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古代ローマ遺跡の話や、ゴシック街の古いお店の話とか、古い家の修復の話とか、とても興味深いおしゃべりをして楽しい時間を過ごせました。

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by gyuopera | 2011-05-26 15:32 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(6)
さあ、どんなお墓があるか見てみましょうか。
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お墓にもいろいろな形があって、これはCupa,クパと呼ばれるもの
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下にかなり掘り下げて、深い石の棺を埋め込み、上は赤く塗った漆喰で、盛り上げておおってありました。
上に穴があいているのは、そこから死者に食物を入れたのだそうです。

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「Pedanius Dionysius, 彼の妻Fabia Ferriolaによって墓が造られた」 紀元2世紀終わり
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この時代は、結婚しても、お互い姓は前のままだったのでしょうか。スペインは今もそうですが。

こちらは
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「Quintus Iulius Primigenius Repostus, 彼の弟Puintus Iulius Repostusによって墓が造られた
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当時からたくさん姓を持っている人がいたんですね。

こんな形のお墓は Tumul conic(円錐墳墓)と呼ばれます
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ほかにもいろいろありますが、石を刻んだものもあります
"Faustianus, de Tertullina i Tertiola" 紀元2世紀
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"Fabia Agathonice"  紀元二世紀終わり~三世紀
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こんな縦長のもあります。Estelaと呼ばれています。

"Cornelia Cosme" 紀元2世紀終わり~三世紀
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これはAraと呼ばれるもの

”Terentia Fuscula、彼女の娘Flavia Chrysisによって造られた” 紀元二世紀終わり
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これは、お墓の並ぶ道がずっと続いていたことを想像できるように新しく作られたもののようですね
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こういう四角のベースだけ残っているものもあります
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当時植えてあったであろうブドウの木が植えてありました。最近整備したとき植えたみたい
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"Numisia Eutychia, 彼女の娘Numisia Tycheによって造られた” 一世紀終わりから二世紀
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まだ赤い色が部分的に残っていますね
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ごちゃごちゃくっついてるのも
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これは黄色かったのかな?
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"Flavia Theodote, 彼女の相続人たちによって造られた” 紀元二世紀
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こちらは
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ほとんど読めないですね
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でも説明には"Antonius Theodorus, 18歳、ここに眠る”と書いてありました。
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こちらは父と娘の墓
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"Eroticus i Erotrice, 父と娘、彼の娘、彼女の妹Trocina Eroticusによって造られた”
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ちょっと変な名前ですけどね。娘は名前が姓になってますね。

似たようなお墓がまだあります
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これはかなりはっきりしていますね。
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"Buturas, 彼の息子 Neo によって造られた” 紀元2世紀終わり~三世紀。信じられます?1900年も前なんですよ。

これは欠けちゃったのかな
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文字ははっきりしているけど
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”Fabia Tertulia"  紀元二世紀終わり

こんな丸いのもありました
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こうして道沿いに並んでいたのですね。
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上のほうの家が見えなければ、ちょっとローマ時代に行った気分
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その道は、昔のバルセロナ、バルキーノの町に続いていました。反対側は、ローマに続いていたんですね。

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by gyuopera | 2010-05-12 03:53 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(0)
ランブラス通りから少し入った、Ateneuの横に、Vila de Madrid広場があります。

こんな女性の像が立っています。後ろのAteneuは修復中。
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広場に面して大きな建物があり、
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Ateneuの隣にはこんなすごい建物もありますが
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ここに以前から古代ローマのお墓がいくつか並んでいましたが、最近きれいに整備され、ちょっとしたミュージアムになっています。

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一時はただの墓石がちょっとだけ並んでいたのですが、整備して上からのぞけるようになりました。それもまた荒れ放題になってしまったのですが、最近はこんなにきれいになりました。
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真中に道がありますね。私も、どんな意味があるのか知らなかったのです。

アクセスもきれいに整備されました
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下に降ります。この一段低いところが、古代ローマ時代の地面だったのです。
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現在、27個の、さまざまな形のお墓が並んでいます。
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でも昔はこんなにたくさんなかったんですよ。あるものはバルセロナ市歴史博物館の中に展示されていたものもここに移動したのでしょう。

今回の整備で、小さなミュージアムができていました(入場料2ユーロ)。そこに、古代ローマ時代のこの辺りのことが詳しく説明され、わずかながらも発掘されたものが展示されています。

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ワインなどを入れたアンフォラ
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古代ローマ時代、バルセロナはバルキーノと呼ばれた小さな町で、厚い市壁に囲まれていました。

バルセロナに入る道は4本ありましたが、北のほうから入る一本の道の両脇に、お墓が並び、お墓の街道となっていたのです。当時、お墓は赤く塗られていました。
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お墓の周りには、亡くなった人の魂が、美しい環境に憩いを得られるように、と考えて、
不死を象徴する植物、松、樫、クヌギ、糸杉、オリーブの木、カシューナッツの木、また、ローズマリー、ブドウの木、バラ、ユリ、夾竹桃などが植えられていました。
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お葬式には、みんなが集まって食事をしたようです。
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つづく

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by gyuopera | 2010-05-12 01:30 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(8)
さて、階段を下りてゆくと、古代ローマの時代の地面に降ります。
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一体いつ頃からそんなに地面が高くなったのでしょうね。

すぐ右手に、ara(石の聖壇、宗教的なことに使われた模様)が見えます。
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こちら側は、ローマ時代、3軒のタベルナがあったのだそうです
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この辺りからドムスになるのかな
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モザイクの一部分が見えます
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この辺りから、床はずっとモザイクになっています。ガラスの廊下が上にあって、良く見えます
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こんな美しい模様も
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ずいぶん立派な家だったのでしょうね
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これが13~14世紀のサイロ
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いくつもあります。
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でも、これは作られた当時は土の中にあったのです
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私たちはローマ遺跡の上に石の室を見ていますが、当時はローマ遺跡の存在は知らなかったわけです。
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このサイロは10個もあったそうですが、今見られるのは6個
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かなり深かったのですね
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私たちは4世紀のローマ遺跡と、14世紀のサイロの遺跡を同時に見ているわけです。
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なんて面白いんでしょう!

5月待つまで無料で見学させてくれます。

 Domus Romana y Silos Medievales calle de la Fruita2 土日10:00~15:00


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by gyuopera | 2010-04-28 04:18 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(8)
Domus romanaというのは、古代ローマ時代の富豪の屋敷のことです。

こんな感じ
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正面玄関から入ると、パティオがあり、真中に池があって、傾斜になった屋根から落ちた雨水がたまるようになっています。
さらに奥に回廊があり、周りが住居になっています。

動画のほうが分かりやすいかも

http://video.google.com/videoplay?docid=-7542708260634226181#

パティオはこんな感じ(この写真はflickerからかりたもの)
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なんでバルセロナ便りに古代ローマのドムスが出てくるかって?

バルセロナの 「バルセロナ市歴史博物館」を訪れた方は、あの地下にローマの町がそのまま残っているのをご覧になったでしょう。
紀元前1世紀から、バルセロナは古代ローマの小さな町でした。今のサン・ハイメ広場あたりに、アウグスト神殿というのがあって、その柱は今も4本のみ、もともとあったところに残っていますが、
神殿の前はフォーラムになっていました。そしてその続きには、タベルナがあり、続いてこのドムスがあったのです。

サン・ハイメ広場のジェネラリタの建物の左隣の家の地下に、そのドムスが見つかり、長いこと発掘作業をしていましたが、この間のサン・ジョルディの日、初めて公開になったのです。

ここは旧ユダヤ人街の一角
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ウィンドーから覗きこむと、こんなポスターがかかっています
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玄関の前にはジェネラリタの職員が立っていて、あまりたくさん一度に入らないよう調整しています。
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玄関を入ったところはミュージアムの入口になっていて、ちょっとした説明が。
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ここのドムスは、紀元4世紀のもので、現在の地下一階部分にありました。
中世の時はすでに地面の高さは現在と同じだったので、13~14世紀、この上にユダヤ人の住む家が建てられていました。この地区は、旧ユダヤ人街に当たります。

その家の床に、10個ものサイロ(sitges)が掘られていて、多分その家の人は、市場に出す食料品などをそのサイロに保存していたのではないか、ということです。
床下に掘って作ったサイロですから、当時も、発見された時も、当然ながら上の口しか見えなかったのですが、この家を買った人が、家を修復するため掘り返したら、その下に4世紀のドムスを発見したというわけです。
最終的に家が州政府の所有になると発掘がすすめられ、とうとうミュージアムとなって公開されたのです。このバルセロナの、一番の中心地の地下にあるのですから面白い。

階段を下りて地下に行きます
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階段の途中のガラス窓から、中の様子が見えます。
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さあ、古代ローマの世界にご案内!

つづく


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by gyuopera | 2010-04-28 04:14 | バルセロナ案内 Barcelona | Comments(4)
バルセロナのゴシック街にあるカルチャーセンターPatio Llimonaは、Regomir通りからちょっと入ったところにあります。

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ここは昔、古代ローマの市壁の上に建てられた館でしたが、バルセロナ市が購入・修復して、1988年にこの地区のカルチャーセンターに生まれ変わりました。

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この日はイラストの展示会があったので、大手を振って入って行きました。

まず最初に見たいのは、ローマ遺跡。
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ローマ時代のの市壁・・・
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階段を上がると
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これは丸い塔の一部分
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展示会場は
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階段をどんどん上がって行きました
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石壁に沿って、ガラス張りのエレベーターがあります。

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この市壁跡は、建物の裏に回ると、いっそうはっきりと見ることができます。

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壁の写真は、以前のブログをご覧くださいね。

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by gyuopera | 2010-02-10 07:03 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(6)

聖体祭 2009

今年も聖体祭がはじまりました。 今年は6月11日から14日まで。

聖体祭はキリスト教のお祭でも非常に歴史の古いもので、始まったのは1320年。

本来は、貴族の館でお祝いのパーティを催した際、さまざまな想像上の動物の張子を付けてダンスを踊ったのですが、それがだんだん民衆のお祭となり、町をパレードするようになったのです。このお祭は、14~16世紀には盛大だったのですが、19世紀にはすっかり廃れてしまいました。あちこちのミュージアムで、聖体祭のパレードの人形が展示されていて、その様子が盛大だったことがわかります。

1992年から、この伝統的なお祭を復活させようという試みがなされ、聖体祭のミサとパレードをオーガナイズし、市民参加の楽しいお祭になっています。

このお祭は、スペイン全国で祝われますが、バルセロナでは独特の"L'ou com balla(踊る玉子}”という、ちょっと変わった物が見られます。

「踊る玉子」の写真は毎年載せているのでもうご存知の方も多いと思います。

玉子は復活したイエス・キリストの象徴で、中身を抜いてからだけにした卵を噴水の水の上で躍らせるのです。
今年踊る卵が見られるパティオは、カテドラル、Casa de ardiaca (歴史資料館),  Ateneu Barcelona, Palau Requesens(王室文学アカデミー)、 コンセプシオン教会、マレー美術館サンタ・アナ教会、Apies Lluria学校、Palau del Lloctinent の9か所。

2006年、2007年、2008年にもご報告していますので、今年はちょっとだけ。

まず、Casa de Ardiaca
比較的こじんまりしたパティオの真ん中の噴水を花で飾って、卵を躍らせています。

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歴史資料館の内部にある、古代ローマ市壁がある部分も公開されているので、うれしくて。
だって、こんな分厚い壁が建物の中に入っているなんて、考えられないじゃありませんか。 外からは全く見えないのですから。よくぞ壊さないでいてくれた、と感激です。

あ、石に興味のない方にはごめんなさい

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2000年前の石壁
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穴が開いているということは、この石は他の建物に使われていたものを再利用、ということになります。
それ以前にあった建物、ということは、ローマ時代の前ですから、イベロ族の建物だったのでしょうか。
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アーチの跡
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今回踊る卵を見たのはここだけ。 他のところは、建物の名前をクリックしていただくと、2006年、2007年の時詳しくご報告したのがご覧になれます。

聖体祭の時、オープンハウスになるところをいくつか回ったので、この次そのご報告をしますね。

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by gyuopera | 2009-06-13 04:07 | イベント、お祭り fiesta | Comments(4)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera