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息子の習字

下の息子は今23歳、生後5ヶ月でスペインに来たので、日本のことは外国のように思っています。
家では日本語で話していますが、そのほかは補修校で少し勉強しました。話すのは普通にできても、書くほうはどうも苦手。

その息子の恋人はフランス人のアン。今ブラッセルで働いているので、時々遊びに行っています。
 
私が日本から帰ってくると、
「ママ、お習字教えて」
と言います。小さいころ、家でお正月にお書き染めをやらせていたのですが、そのことをよく覚えていて、恋人の名前を日本語で、筆を使って書きたい、というのです。

それで、戸棚にしまってあった習字の道具を出してきて、新聞紙を広げ、墨をすりました。
今は墨汁を使うことが多いそうですが、墨をするという動作が、これから習字をするのだと言う心構えになって、とてもいいと思います。

習字の紙はそんなにたくさんあるわけではないので、初めは新聞紙で練習しました。
まず私がお手本を書いて、それを見て練習。
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おや、結構うまいじゃない。素質があるのかな?私の祖父は書家だったし、母もとてもお習字がうまいし、私も結構長く習っていたのです。
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なかなか真剣です。この筆の持ち方、だめね。
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何とか気に入ったのがかけたようです。消しゴムに名前を彫った印を押してみました。
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そしてIKEAで買ってきた額に入れました。
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今日(金曜日)、会社が終わるとすぐ、私が日本から買ってきた茶器セットとこの額を持って、ブラッセルに発ちました。
日本をそんなに知らない息子が、こんなに日本的なものに興味を示すなんて、意外でもあり、うれしく思いました。

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by gyuopera | 2006-09-30 03:45 | 日々のこと cotidiana | Comments(16)

母からもらったもの

日本の母の家で、戸棚にしまいこんでもう使わないと言う食器類をいろいろもらってきました。
昔は法事を個人の家でやったので、食器をそろえておかなければならなかったのです。かなりのものはもう人にあげたりしてたくさんは残っていないのですが、我が家でも使えそうなものをもらってきました。

まず漆の煮物椀。 木の部分が厚くて、塗りもとてもいいものです。
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昨日はこれに温泉卵を入れて蓋をして出しました。中に何が入っているか、蓋を取るまでわからないと言うのは、ちょっと楽しいですね。

なすの小皿。 小さな足が付いています。これは2つだけ。
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これも小皿。外側にこうもりの絵が描かれていて、おもしろい。
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昔のお猪口です。こちらではお酒が入手困難なので、梅干を入れたりしています。
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これはお酒を入れると女の人の顔が見えるんですって。
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尻尾があるだるま法師。面白い顔してますね。
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そこに飛んでくる蜂。どんな意味があるのかしら。
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割れ物はみんな靴下に突っ込んだりして大事に手で持ってきました。一つも割れず、やれ良かった!
毎日どれか使っています。あまり食器は増やさない主義だけれど、やっぱり日本のものは手元においておきたいものです。

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by gyuopera | 2006-09-30 03:27 | 身の回りのもの cosas mias | Comments(6)
上諏訪は古くから温泉の町として栄えましたが、一時に比べ、今はちょっとうら寂れた感じがします。
今回は、母が昔行ったことがあるお風呂屋さんに行ってみようということで、駅からてくてく歩いてゆきました。
お寺の門のようですが、これは病院の入り口です。
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ところが、お風呂屋さんのあったところは信用金庫になっていました。
それでは片倉館に行きましょう、ということになりました。

片倉館は、大正から昭和の初め、日本における輸出総額の約1割が絹製品であった当時、シルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を供するため昭和3年に竣工され、それを運営する(財)片倉館が昭和4年に設立されました。

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外観は洋風で、一風変わった建物です。
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片倉館で有名なのは、千人風呂です。(お風呂の内部の写真は片倉館HPから)
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大理石で出来た大変大きな浴槽で、100人が一度に入浴できる広さがあります。普通のお風呂よりかなり深く、1.1m、底には玉砂利が敷き詰めてあります。私たちが行った時はほかに数人の入浴客がいましたが、みんな湯船の中を歩いていました。私はみんなが出て行ったのを見計らって、ちょっと泳がせてもらいました。
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ステンドグラスや彫刻、レリーフなどが施され、アール・デコ風のなかなか素敵なお風呂です。
脱衣場も広々としていて気持ちがいい。

2階には広い広間があって、ゆっくりくつろげるようになっています。広間はお座敷になっています。階段のあたりがちょっと素敵。
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そこでは、お茶は無料で好きなだけ飲むことが出来るので、お弁当を持ってきて底で食べている人もいました。ごろりと横になって寝ている人も。 レストランも売店もありました。

片倉館は何度か来たことがあるのですが、今回は空いていてとても快適でした。入浴料は500円です。石鹸やシャンプーは全部備え付けてあります。上諏訪にいらっしゃることがあったら一度ここでお風呂に入ってみませんか。

さて、長々と一時帰国のご報告をいたしましたが、今回で終わりです。
今回は改めて、日本の良さをじっくり味わってきたと思います。

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by gyuopera | 2006-09-28 06:18 | 日本 Japon | Comments(18)
下諏訪は、中仙道と甲州街道の交差地で、宿場町として、また質の良い温泉町として古くから栄えた町ですが、御柱で有名な諏訪大社を初め、たくさんの大きな神社があるにもかかわらず、駅を降りた時、なんだかひっそりとしています。駅の周りはあまりさえないのですが、しばらく歩いてゆくと、たくさんの美しい日本家屋が見られ、なかなかいい雰囲気です。

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これは旅館
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ここは本陣
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静かな住宅街に、今井邦子文学館がありました。
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帰り道に、民芸品店の中にとても素敵な和風喫茶があったので、寄ってみました。
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店内は暗かったので写真を撮ることが出来ませんでしたが、野の花がいけてあって素敵でした。ケーキと紅茶をいただきました。

下諏訪にはたくさんの温泉があって、ホテルや旅館でも、外来入浴することが出来るので、あちこち試してみるのも楽しいものです。

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by gyuopera | 2006-09-28 05:45 | 日本 Japon | Comments(4)
かつて製糸の町として栄えたこの町は、今ではすっかり寂れて昔の面影はありません。
この町を訪れて、何かを見るといったら、童画家武井武雄のイルフ童画館くらいなものです。
ところが、もう一つ、日本に唯一つ、と言うものがあったのです。

それは旧林家住宅の金唐紙。

金唐紙なんて、あまり耳慣れない言葉でしょう。私も初めてでした。

ヨーロッパの王侯貴族の館や僧院では、石造りの建物に吹きこむ冷たい風をよけるため、なめした子牛の革に金属箔を貼り、模様をプレスし、ニスを塗って金色をだしたのち彩色したものを壁に掛けていたそうで、主な生産国はスペインだったそうです。
b0064411_22272421.jpgこれを明治時代、日本で和紙に錫箔を貼り、彫られた模様に和紙が食い込むまで叩き、裏打ちして色漆で彩色したものが作られ、ヨーロッパで大人気を博しました。バッキンガム宮殿にも使われるまでになりましたが、やがて機械漉きの和紙を使うようになったために質が落ち、輸出は不振となり、やがて姿を消してしまいました。

今、これを作ることが出来る人は日本でただ一人、上田 尚さんと言う方ですが、その方は全国に残る少数の金唐紙の修復も手がけ、東京の岩崎邸や北海道旧日本郵船小樽支店応接室、広島県呉市、呉入船山記念館客 室、孫中山記念館の兵庫県神戸市移情閣と、岡谷市の旧林家住宅。
特に岡谷市のものは、オリジナルがそのまま残っていて、これは日本で唯一のものとのこと。

説明が長くなりましたが、それで旧林家住宅に行ってみたのです。
私の生まれ育った場所から本の5分足らずのところにあったのに、そんな家があると言うことすら知りませんでした。

道しるべが駅からついていて、それをたどっていくとすぐわかりました。

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家の前は駐車が出来るようにか、広い石畳です。上に中央高速道が走っています。

やたらと大きな屋根のついた門のところに呼び鈴がありました。
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ここだけ見ただけではわかりませんが、非常に大きな家です。
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立派なかわら
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この家は明治40年に建てられましたが、一度も人が住んだことが無く、最終的に2002年に市に寄贈されました。常時管理の人がいて、家の中を案内してくれるのです。

入ると、土間から上がるかまちの段の木の長いこと! 5mくらいあったんじゃないでしょうか。もちろんとてつもなく大きな一本の木で出来ています。

お座敷はいずれも大変立派な彫刻の欄間があって目を見張ります。これは何の木、これは何の木、と説明してくれますが、いずれも選りすぐったすばらしいものらしい。
中庭があって、きれいな植え込みや、小川や、さまざまな木が植えられていました。大きな岩は、霧が峰の平らな溶岩だそう。
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お手洗いがちょっと面白かったです。これは手を洗うところ。

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ひどくピンボケで見にくいのですが、取っ手もなかなかしゃれていました。


さて、金唐紙は中庭をぐるりと取り囲んでいる和室の2階にありました。
そこに上ってゆく階段の狭いこと!

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一見純和風の部屋ですが、窓は上下に開く式のものであり、この部屋の壁、天井、唐紙すべてがオリジナルの金唐紙なのです。黒くてなんだかわからないでしょう。作られた当時は金ぴかだったはずです。これは修復してないもの。

普通は部屋の手前に柵があって、そこから見るようになっているのですが、今回は特別、といって部屋に入れてくれましたので、間近に見ることが出来ました。

階段を下りてさらにすすむと、面白いことに、この純和風の家に、洋間がありました。

洋館のほうは、外から車ごと入れる門があってとても立派。外国からの客を招くことを考えて作られたそうです。
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こちらは玄関ホール。ちょっと写真を撮るのがはばかれたので、窓だけ。


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洋間は一人がけソファがいくつも置いてある応接室。どっしりした家具、床は寄木細工です。

そしてここの天井に
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この天井にも金唐紙が貼られています。b0064411_17351367.jpg

今はくすんで見えますが、貼った当時は金ぴかだったはず。

この洋間のすぐ横に、お茶室がありました。床の間の木は松竹梅のおのおのの木で作られているのです。
また、仏間というのがあって、非常に立派でした。ちょっと小さなお寺の前の部分を切り取って持ってきたようでした。
その先にあった台所は、流しが座って使う式のもの。ここでは調理せず、別の台所で調理してきたものをここで並べて客に供すためだそうです。

一通りぐるりと回りましたが、本当に大きな家でした。
もし岡谷にいらっしゃることがありましたら、この家は一見の価値があると思います。

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by gyuopera | 2006-09-26 23:04 | 日本 Japon | Comments(2)

日本一時帰国9 岡谷

バルセロナ便りのはずなのに、日本のご報告が長々続いて申し訳ございません。このブログは、かなり自分の記録的な意味があるので、もう少し続けさせてくださいね。

今日は私の実家のある長野県の岡谷市のことです。

この前の土石流で大きな被害があったので、岡谷はすっかり有名になってしまいましたが、以前は生糸の町として非常に繁栄したところです。
今はすっかりさびしくなりましたが、ところどころに大きな家があって、昔の製糸家の家かしらと思います。また、町中に小さなお宮や祠の多いことは驚くばかりです。

私の小さいころとはすっかり変わってしまいましたが、今でも美しい日本家屋がたくさん見られるのはうれしいことです。

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これは家具屋さん
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これ、ちょっと楽しい家です。
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こんな門構えの家もあちこちにあります。
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これは別の家だけれど、長い武家屋敷風の塀が続いています。
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中は...見えませんね。
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清酒神渡の倉庫

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あっちこっちに神社が。犬も歩けば神社にあたる。

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これも家の近くにありました。山の神を祭ってあるとか。

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登っていったら、蜘蛛の巣が顔にかかりました。あまり人が来ないみたい。
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ここは天王森といって、奈良・平安時代の玉がたくさん見つかったところです。昔はもっとたくさん大きな木があったのだけれど、近所の人が、落ち葉が多くて困る、と苦情を言い、かなり切られて今はとても森なんていえなくなってしまいました。何百年もたっている木をそんなに簡単に切ってしまうなんてね・・・
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昔からある翠川医院
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レトロな感じでしょう
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ここは柴宮という大きな神社

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これ、かわいいでしょ
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ここには舞台があります。

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ねこさんたちこんにちは。
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お墓参りに行きました。立派な石塔がたくさん並んでいました。中には絨毯を敷いてあるところも!
岡谷は今、何も特色のあるものがありません。でも一つだけ、有名なものがありました。それはこの次に。

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by gyuopera | 2006-09-26 22:07 | 日本 Japon | Comments(2)
b0064411_501188.jpg日向薬師を参拝して、また山道を宿に戻り、かなり疲れて宿に戻りました。

部屋に入ってお茶をいただいてから、温泉に入りに行きました。
ここの温泉は強いアルカリ鉱泉で、湯の温度は23度なので、加熱をして使っています。お湯はぬるりとして肌触りが滑らかで、強いにおいは無く、ゆったりリラックスできるお湯です。
露天風呂はありませんが、ヒノキに漆塗りの大きな湯船につかりながら、ひろいガラス戸の外の木々を見ているのはいい気持ちです。
胃腸病や神経痛にも良いそうで、私たちは3回入浴したのですが、帰りの電車の中で、3人ともが、なんだか関節の傷みがかなり和らぎ、胃の不快感が無くなっていることに気が付きました。リハビリの病院があるくらいですから、実際に効果があるのでしょう。

お夕飯は広いお座敷で、部屋ごとに食卓がしつらえてありました。
床の間の大きな壷にダイナミックに活けられた野の草花がとても素敵でした。
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その品数の多さといったら、これでもか!!というくらい出てきました。
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これは月にいるウサギみたいですね。




こちらは金魚...と思うけど。 b0064411_515090.jpg




おなかが一杯になって部屋に戻ると、もう一度お風呂に入りました。
土曜日だったので、姉夫婦は「チャングムの誓い」を見るんだとがんばって起きていました。
そこでちょっとしたハプニング。 黒い虫が壁を這っていたのです。gokiburiでした!
フロントに電話をすると、若い男性の方が来て取ってくれました。やれやれ...

夜中は暑かったので、羽根布団では汗をかいてしまい、布団をはぐと寒い・・・かけたりはいだりしていたら、明け方5時まで眠れませんでした。そのあと一気に眠ったのですが、すごいいびきをかいたらしい...

翌朝も良いお天気で、朝湯に入ったあと素敵な朝食を頂き、近所に散歩に行きました。
七沢温泉の町は静かで本当に湯湯治の町、といった風情でした。
帰りはマイクロバスで本厚木まで送ってもらい、ロマンスカーで東京へ。たった一泊だけれど、いい旅でした。

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by gyuopera | 2006-09-25 05:43 | 日本 Japon | Comments(12)
七沢温泉の近くに、日本三大薬師のひとつである日向薬師(ひなたやくし)があります。
ここがそんなに有名だとは知らなかったのですが、宿から徒歩でおよそ40分とのことでしたので、行ってみることにしました。

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ひたすら一本道をまっすぐ行けば左手にあると言うので、結構坂はきつかったけれど、山道を歩き続けました。沢がたくさんあって、大きな石がごろごろしていました。


かなり湿気が多いらしく、山側の石垣にはコケがびっしり。
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ヤマアジサイが咲いていました。
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これはアケビかな?
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山はどんどん深くなるばかり。



本当にたっぷり45分かかりました。

b0064411_4542266.jpgこの薬師は、元正天皇(716年)のころ、行基が開設したのだそうですから大変長い歴史を誇っています。境内にある大杉は、樹齢800年とのこと。



堂宇は茅葺屋根です。
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ン?この虫、何かしら?b0064411_4105590.jpg



梵鐘も茅葺屋根です。
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虚空蔵菩薩の祠
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狛犬ではなくて、牛と虎
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そして宝物殿
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本尊の薬師三像は今どこかに出張中でお留守。でも阿弥陀如来や日光・月光菩薩、四天王、そして驚くことに十二支を頭に抱いた十二神将像がそろっていました。23体、いずれも平安~鎌倉時代の仏像です。

そこの管理の方が、とても丁寧にいろいろな説明をしてくれました。薬師如来の手をよく見ると、薬指がかすかに手前に傾いでいること、阿弥陀如来の手には、幸運をすくい上げられるように水かきがついていること、さらには十二神将はとても怖い顔をしているが、それは疫を追い払うためであり、その像のいくつかは、後ろに回ってみると、その後姿が美しいラインの女性であることも大きな発見でした。

ここには25の重要文化財があり、その一つの錫杖は弁慶が使ったものとか。獅子頭というのは獅子舞の頭の部分ですが、大変な重さだということです。頼朝が富士の狩のとき使われた大太鼓と言うのもありました。

私たちはここに来るまで、この薬師がそんなに由緒のあるものだとは知りませんでしたが、韓国やそのほかの外国人たちが団体で見に来るのだそうです。

説明してくれた方が、面白いお話をしてくれました。
空海は讃岐の出身で、中国に渡り、真言密教とともにたくさんの中国文化を日本に伝えました。その一つに、うどんがありました。彼は作るところをよく観察して覚えこみ、日本で作ってみたのだそうです。それで彼の出身地の讃岐を取って、讃岐うどんとして有名になったのですが、初めて作った時、彼は周りの人になんと言ったかわかりますか? 「食うかい?」ですって。

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by gyuopera | 2006-09-25 04:45 | 日本 Japon | Comments(2)
七沢温泉に着いて、お昼は宿泊先の玉川館のすぐ近くにある草庵と言うお食事処に行きました。
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坂を上ってゆくと、こんな門がぽつんと。
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くぐるとそこは竹林。はるか下に家が見えます。
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こんなお不動様や、祠もありました。
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家のあるところまで降りてゆくと、わぁ~、水車小屋がありました。
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ここがお食事処の建物
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庭先には古井戸と昔の石の流しが
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入ると、土間に
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広々したお座敷に上がると、開け放たれた障子や縁側から涼しい風が入ってきます。
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庭の先には川が流れ、すぐ山になっています。
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小さな蛇が庭先をしゅるしゅるっと逃げていったり、柱に20センチ近くもある大きなガが止まっていたり... 山の中だから当然なのかも知れませんが、ちょっとどっきり。

お昼のおそばはとってもおいしかったです。少し・・・足りなかったけれど。
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つづく

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by gyuopera | 2006-09-24 00:02 | 日本 Japon | Comments(4)
東京から小田急ロマンスカーでわずか45分、本厚木からさらにバスかタクシーで30分ほど山の中に入ったところにある七沢温泉に行きました。ここは湯質がとてもいいと聞いていたからです。
東京からそんなに遠くないところに、こんなに美しい山がたくさんあるなんて... 緑一杯の風景に感激。長野県の実家の町以上に田舎のよさが一杯です。

私たちの泊まった玉川館は、昭和20年代当時の日本家屋そのままの宿。かつて田川水泡がのらくろを描いたところでもあります。
温泉町の雰囲気は無く、山の中の静かな湯湯治の村、と言った風情が気に入りました。

タクシーを降りたら、涼しげに風にゆらめく麻の暖簾が目に入りました。 ス・テ・キ。ずっとずっと、こんな旅館に泊まりたかったのです。

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庭の先には川が流れ、その先は切り立った山。
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玄関先に活けられた野草がとても涼しげです。
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入ったところにも涼しげな麻の暖簾。いいですね。
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日本の涼の取りかたのお手本のようです。
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ロビーのお部屋の奥には田川水泡ののらくろが・・・
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廊下を渡ってゆく途中にも庭があり、川が流れています。
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囲炉裏を切ったお部屋もありました。
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お部屋は障子の窓
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あけると一面の緑
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すぐ下に見える棟
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かわらがきれい
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静かでした。別世界でした。

つづく

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by gyuopera | 2006-09-23 23:52 | 日本 Japon | Comments(6)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera