カテゴリ:オペラ、コンサート musica( 198 )

リセウ劇場で、モーツァルトのオペラ、コジ・ファン・トゥッテを見ました。

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このオペラがリセウで上演されたのは、もう20年以上も前。リセウ劇場が燃える前でした。その時はとても素晴らしく、重唱も美しく、感動しました。

今回は、また5階の真ん中の席

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ここはステージもよく見えるし、オーケストラも見えるし、音もよく聞こえ、いい席だと思います。

リセウは馬蹄形なんですが、U字にした方がよく見えると思うんですけれどね。
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天井もよく見えるし(笑)。

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こんなところにコウモリがいるのを発見。
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で、オペラですが…

画像はリセウ劇場のFBからお借りしています。

ジョセップ・ポンスの指揮で序曲が始まります。モーツアルトのオペラは序曲がいつもわくわくさせられますね。コ・ジ・ファン・トゥッテの部分を短く切って伸ばさない。

幕が開くと、そこはホテルの入り口です。設定は現代、モダンなホテルの内部です。
ドン・アルフォンソはホテルの支配人か何か。

そして舞台はぐるりと回転し、ホテルのバーになります。
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ドン・アルフォンソとかけをしたフェランドとグリェルモは、兵隊姿で出陣ということにして、恋人のフィオルデリージとドラベッラに別れを告げます。

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恋人が去った後、フィオルデリージとドラベッラは部屋に入り、嘆きますが、そこに、フェランドとグリエルモが別人になって登場、二人を誘惑。
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断固として揺るがない二人ですが、男性二人が、恋するあまり自殺を図ってからは動揺、
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ドラベッラが真っ先に落ち
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悲しむフェランド、それでもまだ愛していると歌う美しいアリア
(フェランド役はひどかった!)
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ドラベッラも落ち、落胆のグリエルモ。
そして2つのカップルは結婚式を挙げることに。
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式の真っ最中に、出征したフェランドとグリエルモが帰還
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二人の不実を責め、とうとうお互いの中は戻らなかった…
(演出によっては戻ることになるほうが多いのですが)
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美しい重唱の多いコジですが、女性2人の声がビブラートを入れすぎるせいかどうも飛び出してうまくいかない。それにフェランド役は、あの繊細なフェランドの感情表現が全然ダメ。ただ歌っているだけ、といった感じで、とてもがっかりさせられました。ドラベッラが落ちる山場の場面も、山場にならなかった悲しさ。
今回は珍しく、大変不満足でした。

休憩時間に鏡の間に行くと、そこのバーが、オペラに出てくるバーと同じになっていました。
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演出はなかなか面白くて、Damiano Michieletto、フェニーチェ劇場のものだそうです。それにしても大好きなモーツアルトのオペラなので、期待も大きかっただけに、歌手にはずいぶん失望させられました。

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by gyuopera | 2015-06-09 06:02 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
今朝新聞を見ていたら、またまた魅力的なコンサートを見つけてしまいました。
「バロックアリア、モンテヴェルディからパーセル」

午前中はベランダで枯れたプランツを取り除いたり、植え替えたりをしてすっかり疲れてしまったものですから、お昼の後つい寝込んでしまって、目が覚めたら6時10分。
バロックコンサートは7時から。間に合うかな?
慌てて着替えて飛び出しました。

場所はHospital通り64番地。あんなところにホールがあったっけ?

ここは旧聖十字架病院、現在州立図書館。
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どうもその隣のようです。

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ここ!?

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中に入ると、受付の奥にホールがありました。

ステージには、バロックチェロとティオルバが置いてあります。
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演奏者は左から カウンターテナー、メゾソプラノ、バロックチェロ、ティオルバの4人。
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まずメゾが曲の解説をします。

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出だしがまずモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」の最後のデュエット、"Pur ti miro" 。あら~。大好きなデュエット。




メゾはとても素敵な声でしたが、カウンターテナーがどうも…
カウンターテナーの声って、コントロールが難しいのでしょうか。頭声と胸声の境あたりがどうも不安定になるようです。それにしても結構年配の方です。CTって寿命が短いと思っていたんですが?そういえば昨日のオルフェオでも年配のカウンターテナーが一人歌っていましたが、やはり今一つ。宗教曲を歌う人たちの中には、ここでも素晴らしいカウンターテナーがいるのですが…

続いて、昨夜聞いたばかりの「オルフェオ」から、メッセンジャーのアリアをメゾが歌います。凛とした美しい声で、表現力もあるし、素敵なメゾです。
続いてはCTが、なんと "Si dolce il tormento"を歌いました。

こんな曲です。


こんな風に歌ってくれたら感動してしまうのですが、ちょっと力みすぎて、もっと繊細に歌ってほしかった。

続いてはFrancesco Cavalliから。

Lucidissima face, Dolcissimi basi, Candidi corridori の3曲が歌われ、
Giovanni Battista Vitaliの舞踏曲 Ruggiero, Bergamasca y Ciacconaをチェロとティオルバの演奏で。

演奏の後はAntonio Caldaraの2曲のアリア、最後がHenry Purcell(ヘンリー・パーセル)の作曲のものから、初めにMusic for a whileをCTが歌いました。
これはかなり繊細な歌なので、ちょっとこのCT には向かないように思いました。

次に歌われたメゾの "When I am laid in earth", しっとりとしたとても美しいアリアです。


最後がデュエット、"My dearest, my fairest".
二人はねっとりと歌わないでとても歯切れよく歌ったので、ちょっとイメージが違いましたが、それはそれで面白かった。


CTにはちょっと不満が残りましたが、まあ楽しめたコンサートでした。

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出口に4人の音楽家たちが並んでいました。
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出演者 
 Tina Silc, メゾソプラノ
 Oscar Garcia-Prada, カウンターテナー
 Alberto Campanero, バロックヴァイオリン
Carlos Naranjo, ティオルバ


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by gyuopera | 2015-04-26 20:03 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
毎朝配達される新聞の「今日の予定」欄を見ていたら、Esmucがモンテヴェルディのオペラ「オルフェオ」を上演、と出ていました。
Esmucとは、バルセロナの音楽大学。その古楽部門の生徒やマスター、卒業生が一体となって、毎年オペラを上演するのですが、今年は時期を早めて、今日上演、となっていたので、会場のサリア劇場も我が家から歩いて行けるところだし、行くことにしました。

サリア劇場は、サリアの教会の上、市場のすぐ裏手にあります。

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早めに行ったら、入り口で、若い器楽奏者たちが「切符はいりませんか~」と言っているので、「一枚下さい。いくら?」と言ったら、ただでくれたのです(!)。

入場待ちの人の列に並んで待っていると、さっきの切符をくれたハンサムなヴァイオリニストが入っていきました。
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この劇場、1907年に建てられたんだそうです。
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入場が始まりました。早くから並んでいたので、一番前に座りました。まあ音響的には後ろの方がいいとは思ったけれど、よく見たかったので。それにバロックですしね。
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小さな劇場ですから、ステージも当然小さいのですが、オーケストラがステージの奥にズラリと並んでいます。ということは、ちゃんと動作を入れたオペラをやるのかな?
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ビオラ・ダ・ガンバが4台、チェンバロ2台、コルネット2本、ハープ、リコーダー2本、打楽器、トランペット4本、ティオルバ6本、バロックヴァイオリン9台。ティオルバ6台っていうのは初めて見ました。
音楽監督がXavier Diaz latorreで、ティオルバとバロックギターを弾いていましたが、どうも見たことがある人だと思ったら、ジョルディ・サバイのオーケストラでいつも弾いている人なのです。

オープニングの華やかなトランペットが響き渡ります。後ろから聞こえるので、振り返ると、劇場の入り口で4人のトランペットが吹いていて、ゆっくりステージに上がってゆきます。しかし本当に生徒たち?レベル高いです!ティオルバとビオラ・ダ・ガンバが多いから、低音が効いていて、ズンズン、ときます。

これはリセウ劇場で上演された、サバイ指揮のものですが、この音楽を聴きながら想像してください。



劇場の入り口から、髪に美しい装飾を付けたソプラノの「音楽」を表す女性が歌いながらステージまで来ました。うまいなあ、もうプロなんでしょうね。

羊飼い2人はちょっと素人ぽかったけれど、ダンサーも4人いて、コーラスもなかなかうまい! みんな衣装を着けてしっかり演技もしています。
でも圧倒的に素晴らしかったのは、タイトルロールを歌ったFrancisco Fernandez-Ruedaというテノールで、完璧。説明を読むと、ウィリアム・クリスティやスピノジやミンコフスキーの指揮の下で歌っているプロの歌手で、文句なし。
エウリディーチェが死んだニュースを聞いて泣き崩れるところは涙を誘われるほどでした。このメッセンジャーも素晴らしいソプラノでした。
また、地獄の橋渡しをするバスも素晴らしかったし、黄泉の国の王様は大変な長身で、まるでルードヴィヒ二世のような風采の、なかなかいいバリトンでした。
アポロになったのは羊飼いの一人のバリトンで、声と外見は素敵だけれど、まだ技術が伴わなくて、若いのに、もう少し年配のオルフェオに「父上」なんて言われて変な感じでした。とにかく時々歌手たちはステージを降りてすぐそばで歌うのですから、うれしくなってしまいました。みんなきちんと古楽の勉強をしている人たちだから、ビブラートなし。それは見事でした。

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かなりレベルの高い上演で、オーケストラも素晴らしく、舞台装置は何もなかったものの、とても満足したステージでした。

劇場は外からは全然見えないのです。

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ライトアップされたサリアの教会がきれいでした。
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「オルフェオ」は、以前、船倉で見た面白い経験があります。こちら

ついでですが、オルフェオが黄泉の国に行く前、「希望」がアリアを歌いますが、様々なステージの中で、ダントツのものがこちら。ジャルスキーの「希望」で、男性とも女性ともつかない声と姿が印象的です。このアリアは大体女性が歌うのですが、CTを使ったマルゴーに座布団5枚!



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by gyuopera | 2015-04-25 20:36 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

パリへ3

夜7時半頃、シャンゼリゼ劇場に到着。しばらく待って入場開始。

今日のコンサートは、Philippe JarousskyとピアニストJerome Ducros, それとQuatour Ebeneによる 「フランス歌曲」。
バルセロナでもやったけれど、Q Eveneとの共演も聞きたくて。

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割とこじんまりした劇場で、真ん中に通路がない(!)
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パイプオルガンが目立たないように設置されています。
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ちょっと驚いたことは、開演のベルがかなり長いことなっていましたが、それが終わっても、いくらでも人がぞろぞろと入ってくるんです。え、ここはスペインじゃないのに、スペインよりひどいじゃない?なんて思ってしまいました。
それにコンサート中、咳をする人が多くて、日本人だったらハンカチで口を押えるくらいしますよね。それをしないからよく響く。まあ、スペインもそうですが、バルセロナの時はそんなになかったように思います。劇場が小さいからでしょうか。音響はそんなによくなさそうなのに、咳はよく響きました。ジャルスキーの声はとてもデリケートなのに、そういう時にされるとね。

私はかなり横の席だと思ったら、ステージが案外近い。これはいい。
ステージには椅子が5つ。 クワルテットなのに?
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みんながステージに登場すると分かりました。ジャルスキーはクワルテットの真ん中に座ったんです。で、コンサートの間、一度もそこから前には出ませんでした。まるで、クインテットで自分はボーカル担当、といった感じで。
曲目はヴェルレーヌの詩に作曲されたもので、ドビュッシー、フォーレ、ショーソン、アーン、ポルドヴスキー、レオ・フェレ、シャルル・トレネまで、非常に変化に富んでいます。
バルセロナのピアノだけのリサイタルと違って、クワルテットが入ると一層カラフルで変化に富んで、Qエベーヌだけの曲も3曲。
下手をすれば退屈になるかと思われるフランス歌曲のみのプログラム、ジャルスキーの声は非常に色彩豊かで絵画の展覧会を見ているようで、少しも飽きさせず聞き手をヴェルレーヌの世界に引き込みます。
前日まで体調を崩していたそうで、時にピアニストのデュクロ氏がちょっと心配そうな表情でジャルスキーを見ていたので、少し顔も赤っぽく見えたし、熱でもあるのかしら、と心配でしたが、一層細くなったこと以外コンサートではそんなことは全く感じられず、声はきれいに伸び、一度も無理な発声もなく、またQエベーヌも彼の繊細な声を少しも邪魔することなく、実によく計算されていて息がぴったりとあった演奏は、聴衆をすっかり魅了してしまいました。すごいプロ意識じゃありませんか。

演奏中の写真は禁じられていますが、アンコール以降はOKらしいのですが、ステージ写真はまるきりだめで、特にコンパクトデジカメでは悲しいほどの出来。

アンコールは3曲、バルセロナと同じで、楽しくリズミックな曲を歌って会場を沸かせました。3曲目のコロンビーヌは、後半のリフレインをバリトンの声で歌い、最後の部分は口笛を吹いて、今回はうまくいきました。バルセロナでは口笛がちょっとうまくいかなくて、口をへの字に曲げていたんですが。

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コンサートの後は、恒例のサイン会。また長い長い列ができました。
一人一人にしっかり目を合わせて話し、名前を聞いてサインをしてくれるのです。こういうサービス、すごいですねえ。

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私がスペイン語であいさつしたら、覚えていてくれて、

「バルセロナの時とだいぶ違ったでしょう」

というんです。そして、バルセロナはお気に入りの町で、また夏遊びに行くつもり、というのでうれしくなってしまいました。

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この後ろに立っている男性は、ワーナーの社長さんだそうですよ。
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帰りはエッフェル塔の照明がきれいでした。
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そろそろおなかがすいてきました。Cler通りは夜遅くまで開いているバールがあるので、その一つに入りました。

初めにビール。デスペラドス(絶望)という名のビール(笑)。
にこにこしながら頼んだので、ボーイさんもなんだかおかしそうでした。
でもこれ、テキーラ入りで苦みが少なく、女性向けで、おいしいんですよ。
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もう12時だし、オムレツだけ頼みました。でもボリュームたっぷりです。
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素敵なコンサートの余韻に浸りながら、ゆっくりとオムレツを食べました。
夜は静かに更けてゆきました。
ほんと、この地区は夜も全く危険な感じがないので、ここにホテルを取ってよかった!

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by gyuopera | 2015-04-16 17:07 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
昨夜は「希望の聖母」教会の礼拝堂のコンサートに行きました。
プログラムがとても魅力的だったのです。

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初めて入る礼拝堂です。

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大変美しい聖母像です。

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美しいオルガンがあります。
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オーケストラはオリジナル楽器を使用していて、ヴァイオリン7台、ビオラ2台、バロックチェロ2台、コントラバス、アルチリュート(ティオルバ)、チェンバロという構成。
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プログラム

 1.Antonio Vivaldi Stabat Mater, RV622

2. Pietro Antonio Locatelli Concert per a Violin No.5

3. Antonio Vivaldi Nisi Dominus, Rv608

4. Antonio Vivaldi 四季から 夏

L'Orquestra barroca de Barcelona
指揮 Gilles Colliard

初めはヴィヴァルディの Stabat Mater. 
これは去年の10月、アウディトリオでジャルスキーとアンサンブル・アルタセルセの演奏を聴いて非常に感動したので、どうしても比較してしまいます。

カウンターテナーはOriol Roses、現在リセウのコンセルバトリオの歌唱の先生だということです。
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彼の声は, Christophe Dumauxの声に近く、高音は輝かしく素晴らしいのですが、胸声は響かず、オーケストラに消されてしまい、頭声と胸声の境目で時々音程が若干揺れることがありましたが、ビブラートを駆けないまっすぐな発声はバロックならではで、良かったと思います。ジャルスキーと比べては申し訳ないのですが、もう少し表現力があったらと思いました。
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指揮者はGilles Colliardというスイスのヴァイオリニストおよび指揮者で、オーケストラのみの演奏の際は、素晴らしいテクニックを披露。
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ヴィヴァルディの四季の夏の演奏は、躍動感に満ちた、本当にわくわくするような演奏で、激しい嵐の様子などが目に浮かぶようでした。なんて斬新ですごい演奏でしょう。スペインでもこういう演奏が聴けるのをとてもうれしく思いました。

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アンコールには、四季から冬の第二楽章を演奏してくれました。
なかなか素敵なコンサートでうれしかったです。

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by gyuopera | 2015-04-07 06:30 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
今朝の新聞でも発表されていましたが、25日のPhilippe Jarousskyのリサイタルは、LCCの飛行機事故で無くなった方々にささげられました。

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今回のリサイタルは、フランス歌曲でした。
カウンターテナーがこの種の歌を歌うというのは彼が初めてだと思いますが、彼はすでに6年前にフランス歌曲のCDを録音していて、実は私は彼のさまざまなCDの中で一番好きだったので、今回のリサイタルをとても楽しみにしていました。
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フランス歌曲も、ヴェルレーヌの詩に作曲されたものだけを選び、同じ詩に異なった作曲家が作曲したものを歌っていて、作曲家によってがらりと雰囲気が変わるのが面白いのです。 
たとえば同じ Chanson d'automne (秋の歌)でも、Reynaldo Hahnはとてもメランコリックに、Charles Trenetはカフェで聞くシャンソンのような、全く雰囲気の違う曲になっているのです。

ステージに現れたジャルスキーとデュクロ氏は、いつもだったらノーネクタイか蝶ネクタイなのに、今日は追悼の意味を込めて、黒い細いネクタイを締めていました。

ステージ写真は禁じられているので、LiceuのFBからお借りしました。
© A. Bofill

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リサイタルは、前半14曲を、後半は10曲を、途中で各二回のピアノ・ソロを挟んでメロディのように一気に続けて歌われました。

ピアノ・ソロの時は、ジャルスキーは音も立てずひっそりと退場し、ピアノは一秒も止まることなく、初めはPrelude de la Suite Bergamasque、二度目はIdylle de les Pieces pittoresquesを弾きましたから、かなり疲れたのではなかったでしょうか。途中、ピアニストのJerome Ducros氏はしきりに汗を拭いていましたから、気分が悪いんじゃないだろうかとはらはらしたくらいです。

スローでメランコリックな、また悲しい歌があると思うと、リズミックで楽しい曲もあり、変化に富んで聴衆をヴェルレーヌの世界に引っ張ってゆきます。

秋の歌

秋風の
ヴィオロンの 節ながき啜り泣き
物憂きかなしみに
わがこころ 傷つくる。

時の鐘
鳴りも出づれば、切なくも胸せまり。

思いぞでづる
来し方に 涙は湧く。

落ち葉ならね
身をばやる われも、
かなたこなた
吹きまくれ 逆風よ。

Reynaldo Hahn



Charles TrenetのChanson d'automne




月の光

そなたの心はけざやかな景色のようだ、そこに
見慣れぬ仮面して仮装舞踏の蛙差を、歌いさざめいて人々行くが
彼の心とてさして陽気ではないらしい。

誇らしい恋の歌、思いのままの世の中を、
鼻歌に歌ってはいるが、
どうやら彼と手自分たちを幸福と思ってはいないらしい
おりしも彼らの歌声は月の光に解け、消える。

枝の小鳥を夢へといざない、
大理石の水盤に姿よく立ち上がる
噴水の滴の露を喜びの極みに悶え泣きさせる
悲しくも身にしみる付きの光に溶け、消える。

フォーレの Clair de lune



フォーレ Prison

空は屋根の上にありて
青く静かに澄み渡る

木は屋根の上にありて
ゆらゆらと枝をゆする

鐘は空の彼方に
やさしくも響き渡る

鳥は梢の彼方に
嘆きの歌を歌う

神よ 我が神よ 人生は
何事もなく静かに過ぎ行く
かの平和なささやきは
街の方より聞こえきたる

何をしたといって そこ鳴る君よ
さめざめと泣き続けるのか
何をしたというのだ そこ鳴る君よ
悔い改めるに遅すぎはしない




コロンビーヌ

うつけ者のレアンドル、
つづくがピエロ こやつは蚤
藪を飛んだよ、ひとまたぎ、
カサンドル剽軽に 法師頭巾と洒落込んだ、

アルルカンまでついて来る
この出鱈目のかたりこき。
派手な仮装
仮面のかげの 目がきつい、

ド、ミ、ソル、ミ、ファ
一同は騎虎の勢い 笑ったり歌ってみたり、
踊ってみたり、
つんとすました 美形ひとりを取り巻いて

雌猫みどりの
目ほどに変わる 女の目つきの思わせぶり、
「手出し法度!」に
なおいきりたち われもわれもと

ご連中まだまだ後を追うつもり
とめてとまらぬ 星の運行
ああ、さては、
この鼻下長の一群を どんなみじめな災難へ

連れ込む気やら、
帽子に派手なばらの花 ひだり褄
裾も軽げにしゃなしゃなと、
したたか者の これな美形め!


Poldowsky Colombine



こちらはアンコールで歌われたBrassensのColombine
繰り返しの部分は、バリトンの声で歌われ、最後のパンパンパンは、口笛を吹いて、それがあまりうまくできなかったので、「あらま」と言わんばかりにちょっと口を「ヘ」の字にして見せたところがおかしかった。




アンコールの前に、何やら白い紙をもって登場。
スペイン語はもう流暢に話せるジャルスキーですが、今度はカタラン語で紙に書いてあって曲の説明をしました。みんな大喝采。
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サービス精神旺盛なんですね。

初めはオペレッタのFisch-ton-kan。 これはCDではクワルテットと一緒に歌っていて、みんながコーラスに加わるのですが、この時はピアニストのデュクロさんだけがピアノを弾きながらコーラス部分を歌っていました。


で、2曲目のアンコールが、上のコロンビーヌ。

3曲目は、「すべての飛行機事故の犠牲者のために」と前置きをして歌われた アーン作曲の L'heure exquise"

涙が出るほど美しかった。 でももう声が疲れていて、高音で長く伸ばすフレーズが続かなかったのですが、みんなその美しさに涙したと思います。

本当にジャルスキーの繊細さと音楽性を堪能できたリサイタルでした。
ピアノのデュクロ氏は、弾きっぱなしだったので相当にお疲れだったと思いますが、最後のソロ I'lsle joyeuse(ドビュッシー)はすごかった! フランス歌曲のピアノのパートは、歌がなくても十分聞けるほどすごい曲が多いのですね。伴奏というより、歌とピアノがほとんど同じ比率だと思います。ただ、ジャルスキーのあまりの繊細な歌唱に、ちょっと強いかな、と思ったときもありました。

終わった後は、サインをもらえるというので、またものすごく長い列ができました。
サイン会に現れたジャルスキーは、ジーンズのシャツというラフなスタイル。
一人一人にサインし話を聞き、写真まで一緒に撮らせてあげて、大変なサービスぶり。
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サイン会は12時ころまで続いていたようです。本当にご苦労様!


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by gyuopera | 2015-03-27 00:29 | オペラ、コンサート musica | Comments(4)
今夜はリセウ劇場で、ワーグナーのオペラ「ジークフリート」を見ました。
この前「ワルキューレ」を見て、とても良かったので、すぐジークフリートも買ったのですが、今日はタイトルロールの期待のテノール、Lance Ryanがキャンセルでがっかり。
まあ、今回のはアボノに入っていなかったので、安い5階の席を買いましたから、天井のすぐ近く。またじっくり天井を観察しました(笑)。

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5階でステージがよく見えない席の人は天井でも眺めていればよいのでしょうか。そのくらいきれいですもの。

代役のStefan Vinkeも悪くはなかったのですが、声に輝きがなくてちょっと残念でした。
ステージ写真は、リセウ劇場のFacebookからお借りしました。

ジークフリートを育てた森の中のミーメ(Peter Bronder)の家は、キャンピングカーの壊れたもの。
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ジークフリートの母ジークリンデは、ジークフリートを生んですぐ亡くなり、ジークフリートの父、ジークムントの持ち物であった、真二つに割れた名刀ノートゥングを,生まれたばかりのジークフリートとともにミーメに託したのです。ジークフリートを育てたミーメは、何とか刀を鍛えて元の形にしようとやってみますが、いくらやってもどうしてもできないのです。

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ミーメから自分の出生を聞いたジークフリートは、とうとう刀を鍛えて、ドラゴンのいる洞窟に向かいます。ミーメは、ドラゴンの宝を手に入れたいがためにジークフリートを育てたのです。
出かけるとき、ミーメのキャンピングカーを壊してしまいます。このジークフリート、ミーメよりおじさん体系…(失礼)。

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ドラゴンの洞窟で、ドラゴン退治をしたジークフリートは、その血を一滴口にすると、鳥の声がわかるようになります。そしてドラゴンの守っていた宝の指輪と姿を自由に変えられるマスクを手に入れます。
ドラゴンの口は、大きなショーベルカーで、心臓を突かれたドラゴンはもとの姿になり、洞窟の中に宝があることをジークフリートに話すのです。
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ミーメが毒入りの食物を食べさせようとしていることを鳥がジークフリートに教えたので、ミーメを殺し、鳥が教えてくれた岩山の火の中に眠るブリュンヒルデを探しに出かけます。

ヴォータン(Albert Dohmen)とエルダ。この二人の娘がブリュンヒルデで、彼女はジークムントとジークリンデを助けようとして、ヴォータンに逆らったので、罰を受けて火の山に眠らされているのです。エルダ役のEwa Podlesは深いアルトの素晴らしい声です。

それにしてもこの場面、神々の住居であるワルハラなのに、なぜこんなに散らかっているのか。

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ヴォータンに岩山の場所を聞くジークフリート
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岩山の火の輪を超えたジークフリートは、そこに眠っているブリュンヒルデの目を覚まし、二人は抱き合います。これが簡単じゃなくて、長々と会話が続くので、ちょっと飽きる。
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このブリュンヒルデがめちゃくちゃビブラートをかけて歌うので、何を歌っているんだかわからないくらい。聞くのがつらかった。
今までずっと歌いっぱなしのジークフリートは、それまで休んでいた元気いっぱいのブリュンヒルデと丁々発止で歌わなくてはならないから、この場面は彼には大変じゃないでしょうかね。

オーケストラはなかなか良かったのですが、フルオーケストラでオケピットいっぱい。ボリュームがすごいので、時々は歌手の声が聞こえなかったりしました。特に、ノートゥングを鍛えているジークフリートの声があまりよく聞こえなかったのは、山場だけに残念。ワーグナー歌手は大変ですねえ。
まあ、演出も悪くはないんだけれど、ジークフリート、もう少し若々しい人だったらねぇ。ホフマンやコロが懐かしいですねえ・・・・。


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by gyuopera | 2015-03-16 08:04 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
リセウ劇場で、カウンター・テナー、アンドレア・ショルのリサイタルがあったので、また一番安い5階の席を買って行ってみました。

コンサートの直前。
平土間はまあまあの入りですが
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かなり空席が目立ちます。
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隣に座ったご夫婦はウィーンからバルセロナにバケーションにいらっしゃって、ちょうどショルのリサイタルがあったので来たといっていました。
彼らは、ザルツブルグで上演された「ジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー」(アンドレア・ショルがタイトルロール)を見に行っているのだそうです。
彼らの話だと、ショルは近年声の調子が悪くて、あまりコンサートをやらないのだそうです。
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私たちは5階の2列目でしたが、1列目が全部開いていたので、みんなで一列目に移動しました。

アンドレア・ショルは現代の代表的なカウンターテナーの一人です。

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とても優しそうな人ですね。
ステージに出てきたときは、その大きさにびっくり。身長2m近くあるのかしら。190cmは軽くありそうですね。

曲目はドイツリート。私は以前、アライサが歌うドイツリートに魅せられて、片っ端からCDを買って聞いたことがあります。今でも好きなのですが…

まずハイドンの作品で Despair Hob., The Wanderer, Recollectionから1曲ずつ。続いてシューベルトの Im Haine, Abandstern, An Mignon, Du bist die Ruh。
続いてピアノだけの演奏でブラームスのIntermezzo。
その後モーツアルトの Das Veilchen, ブラームスのMein Maedel hat einen Rosenmund。

ここで休憩が入り、後半はシューベルトのAve Maria、これは大変美しく歌われて素敵でした。
次にブラームスのAll mein Gedanken, Da unten im Tale, シューベルトの Der Juengling auf dem Huegel.
ピアノソロのモーツアルトのロンドが入り、続いてショルがDeath and the Maeden.
この時は死神の声を、彼の地声のバリトンで歌い、その声がとても素敵なのでびっくり。



続いてブラームスの Es ging ein Maidlein zarte, In Stiller Nacht, 最後がモーツアルトの Abendempfundung(これは私の大好きな曲)で終わりました。

一番美しかったアベ・マリア


ショルの声は美しく、ピアニシモまで5階の席にしっかり届くのですが、テーマが「死」が出てくるものが多く、いずれも淡々と歌われ、あまり変化がなくて、こちらの心に響いてこないのです。どうしたんだろうか、また声の調子がよくないんでしょうか… ピアノもとても控えめな演奏で、ショルの声を引き立てようとしているようでしたが、控えめすぎて、なんだかつぶやいているように聞こえました。
ウィーンから来たご夫婦は、最後の曲が終わるとすぐ、席を立って出て行ってしまいました。

ショルの温かい人柄は伝わってくるのですが、琴線に触れるようなものがなかったのでちょっと残念だったリサイタルでした。


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by gyuopera | 2015-02-24 06:06 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
先日はリセウ劇場で、ベッリーニのオペラ「ノルマ」のプレミエに行きました。
プレミエといっても、特に華やかな感じはなく、ロングドレスやタキシード姿は皆無で、昔のことを思うとちょっと残念でしたが、まあ気楽にオペラに行けるのはいいことだと思います。

有名なオペラですからとても期待してゆきました。
以前、生の舞台をベルリンで見たことがありますが、その時もかなり良かった。

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今回はサン・フランシスコオペラ、シカゴリリックオペラ、カナディアンオペラとのコラボ演出で、ステージはとても素晴らしいものでした。
まあ、本来は音楽が先なのですが、演出が素晴らしいと一層楽しめますね。

初めはこんなシーンから始まります。
真っ暗な中に、ノルマが松明を持って立っていて、二人の子供が眠っているのを見ているのです。

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このシーンは、恋人である敵国ローマの将校、ポリオーネが別の女性を愛していることを知って絶望したノルマが、彼との間にできた二人の子供を殺そうとするシーンで再開されます。(狂えるメディアを思い出す)


森の奥深くにあるドルイド族の神殿も、おどろおどろしい大きな牛の頭の像と、大きな木で演出。なかなか素敵です。
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ノルマとの愛に飽きて、もっと若いアダルジーザに心を寄せるポリオーネ(酷い)。
高音と大音響だけで繊細さの皆無のテノールはキライ。

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アダルジーザに駆け落ちを迫るポリーネ。
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ノルマとアダルジーザの二重唱は割とよかったですが、サザーランドの歌唱が懐かしい。

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鉄の木馬は素晴らしい効果。
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アダルジーザの告白で、ポリオーネの心を知ったノルマは、それでも彼を愛し、自分は死のうと決心。みんなの前で、裏切りは自分だというのです。

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自ら火の中に飛び込むのです。そのノルマを見て、ポリオーネもまたノルマのひたむきな気持ちを理解し、後を追います。

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なかなか良かった!

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1970年にリセウ劇場で上演された「ノルマ」は、モンセラット・カバリェがタイトルロールを、ポリオーネを若きホセ・カレーラスが歌っています。

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カバリェの「カスタ・ディーヴァ」は本当に素晴らしい。このカップルの上演、聴いてみたいですね。

なお、写真はリセウ劇場のFBからお借りしています。

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by gyuopera | 2015-02-21 06:42 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
今日はリセう劇場で、フランシスコ・ヴィーニャス国際歌唱コンクールの授賞式および入選者のコンサートがありました。

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コンサートの前半は、スペシャル賞(Andrew Owens, アメリカ、テノール)6位(Galina Averina, ロシア、ソプラノ)、5位(Matthew Grills, アメリカ、テノール)、4位(Beomjin Kim, テノール、韓国)の歌手たちが歌いました。韓国のテノールはなかなか素晴らしかったので、長い拍手がありました。
そのあと、審査員のフランシスコ・アライサとライナ・カヴァイヴァンスカがステージに出てきて、ちょっとしたスピーチをしました。

入賞者たち(写真はコンクールのFBからお借りしています)

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このコンクールは、予選がアメリカ・メトロポリタン、イギリスのコヴェントガーデン、ミラノのスカラ座、フランスのパリオペラ座、ドイツのベルリン州立劇場、北京でそれぞれ行われていて、そちらからも審査員が来ています。

審査員たち
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後半は授賞式。賞金は合わせて25,000ユーロに上ります。

一位のOlga Kulchynska
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Olgaさんと二位のAnatoli Sivko, Benjamin Blissのお二人
普通はバス、バリトンのほうがテノールより背が高いのに、テノールがのっぽさん。
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バスのAnatoli Sivkoは小柄なうえ特に目立つ容姿ではないのですが、ステージの上では華があり、人を惹きつけるのですね。
テノールのBenjamin Blissは声はまあまあですが、表現力が素晴らしかったと思います。
ソプラノはみんな上手だったので、私には甲乙つけがたかったのですが、Olgaさんの歌唱はのびやかで嫌みがなく、いい感じでした。

若い歌手たちのレベルが上がっていて、コンクールに出る人たちはみんなプロ級。
しかし、世界のオペラハウスはどこも危機に瀕しています。今までのオペラのままでは、ファン層が限られ、今後生存も危ぶまれますから、新しいものを取り入れて、もっと広い範囲の人たちにオペラを楽しんでもらえることを考えなければなりません。
新しいものとは、バロックオペラ、モダンオペラ、そして新しい演出。
今後の大きな課題です。




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by gyuopera | 2015-01-26 07:17 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera