カテゴリ:オペラ、コンサート musica( 210 )

最近コンサートづいていますが、11月18日の金曜日の夜は、リセウ劇場でイギリスのバリトン Simon Keenlysideのリサイタルを聴きました。

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今期のアボノは5階の席を買ったので、ステージはこんな感じに見えます。
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でも音は平土間より良く聞こえると思います。

天井画もすぐ近く(笑)に見えるし。
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さて、開演5分前。席はかなり空席が目立ちます。
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こんなに空いていると、アーティストのほうもがっかりかも…
キーンリーサイドは結構人気のあるバリトンで、私も何年か前、彼の歌うドン・ジョバンニをここリセウで聞いていますが、その時の演出がひどくて(あのビエイトです)、本当に歌手たちにはお気の毒でした。

キーンリーサイドは、リートもかなり歌っていて、シューベルトの≪冬の旅≫なども歌っているのですね。

この日のプログラムは

part I
Aleksandr Glazunov ”Vostochny romans" de Romances op27.num1

Serguei Rakhmaninov "Na smert" chizhika" de 12 Romances op21 num.8
"Rechnaya lileya" de 6 Romances op.8num.1
"Ona, kak polden,khorosha" de 12 Romances op.14 n9

Piotr Ilitx Tchaikovski "Serenada Don-Zhuana" op.38.num.1

Henri Dupark Chanson triste op.8, num.1
Le manoir de Rosemonde
Phidyle

Francis Poulenc Les chansons gaillardes, FP 42
"La maitresse volage"
"Chanson a boire"
"Madrigal"
"Invocation aux Parques"
"L'offrande"
"Serenade"
"La belle jeunesse"

Part II
Richard Strauss Waldesfahrt
"Nichts", de Vuit poemes de "Les ultimes fulles", op10,n.2
8 Lieder, op.49
"Junggesellenschwur", num.6
"Waldseligkeit", num.1

Franz Schubert Alinde, D.904 op81,num1
Geheimes, D.719 op.14 num.2
An der Mond in einer Herbstnacht, D.614
Der Wanderer an den Mond, D870 op.80,num.1
Wie blitzen die Sternen, D.939 op.96, num.1
Abschied, de Schwanengesang, D957,versos1,2,3,6

初めはロシア語の歌が続き、唸るような硬い声でずっと歌っていて、高音でピアニシモになると、ちょっと不安定になるので、歌曲をオペラ風に歌うのはどうも好みじゃないかな、と思ったのですが、フランス曲になったら軽い声になり、プーランクなど、一曲が短くてユーモラスで楽しく聞けました。
後半はリラックスしたのか、ネクタイを外して歌いました。
シュトラウスもよかったけれど、シューベルトを歌ったときは、さすが板についた感じで、一曲一曲、じっくりと聞かせてくれました。ピアニシモもとても素敵でした。

Youtubeでキーンリーサイドのたくさんのリートが聞けます。これはその一つ、"Die Sterne"(星)。しみじみとしていいです。


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by gyuopera | 2016-11-23 04:20 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
スーパームーンの11月14日

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カタルーニャ音楽堂に、フィリップ・ジャルスキーのコンサートを聴きに行きました。

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カタルーニャ広場で地下鉄を下りると、明かりのついた建物が美しい。
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こちらがカタルーニャ音楽堂
Lluis Domenech i Montaner設計、1905~1908年に建設。
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昼間も素敵だけれど、やっぱり明かりが点く夜景が素敵。
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カフェテリアは人で一杯
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席に着こうとしたら、もうひとが座っている。
係りの人に聞いて案内してもらったら、みんな咳の番号をひとつずつずれて座っていたのでした。動いてもらって無事、着席。
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待ちに待ったジャルスキーのコンサート、今日はバッハとテレマンを歌う。
プログラムは、前半がテレマン、休憩をはさんで後半がバッハのカンタータ。

I
Georg Philipp Telemann(1681-1767) 
Obertura de la Passion ssegun St.Mateu, TWV5:53
Cantata Der am Olberg zagende Jesus, TWV 1:364
1. Accompagnato: Die stille Nacht umschloss den Kreis der Erden
2.Aria: Ich bin betruebt bis in den Tod
3.Recitativo; Er rung die heilgen Haende
4.Aria: Mein Vater!
5.Recitativo: Allein, die Angst nahm jeden Nu mit Haufen zu
6. Aria: Kommet her, ihr Menschenkinder

Obertura de Der fuer die Suende der Welt leidende und sterbende Jesus
(Brockes-Passion), TWV5:1
1.Aria: Jesus liegt in letzten Zuegen
2.Recitativo: Erbarmenswuerdiger Blick!
3. Aria: Mein liebster Heiland
4. Recitativo: Jedoch, da dir's gefaellt
5. Aria: Darauf freuet sich mein Geist

II
Johann Sebastian Bach(1685-1750)
 Sinfonia de la cantata Gleich wie der Regen und Schnee vom Himmel faellt,  BWV18
 Sinfonia de la cantata Der Herr denket an uns, BWV196
 Sinfonia de la cantata Ich hatte viel Bekuemmernis, BWV21
Cantata Ich habe genug, BWV82 
 1.Aria: Ich habe genug  
 2.Recitativo: Ich habe genug
3. Aria: Schlummert ein, ihr matten Augen
4. Aria: Ich freue mich auf meinen Tod

Freiburger Barockorchester
指揮:Petra Muellejans(コンチェルティーノ)

オーケストラのメンバーがぞろぞろ出て来ると、一緒にジャルスキーも混じって出て来たのにはびっくり。
挨拶すると、奥の椅子に座って待っているのです。
初めにオーケストラの演奏、サン・マテオの殉教の序曲。
勿論全部古楽器なので、けたたましい音を立てる楽器は無く、とても耳に心地よい。
特にバロックオーボエは柔らかい音で、以前オーケストラでいつも大きな音で演奏するオーボエの隣にいたので、バロックオーボエの音にうっとりしてしまう。

続いてジャルスキーの歌。『オリーブ山でイエスはおののき』 TWV1:364。
テレマンのカンタータは、ジャルスキーに言わせると、少ない音で表現する天才とのこと。今まで散々テレマンの演奏をしてきたけれど、こういうカンタータも作曲していたんだ、と、本当に目からウロコ。歌曲を聴いているような感じで、そしてまたジャルスキーの声が大変美しく響くのです。内容はオリーブ山のふもとで、十字架刑に処せられる前夜、イエスが神に祈った祈り。三度祈った後、イエスは決心して自ら逮捕されるために進んでいく内容ですが、意味を全然考えなければ明るい曲なのでそんな深刻な内容だとは気づかないかもしれないのです。ドイツの友人は、同じコンサートを聴いていて涙が止まらなかったといっていたけれど、あまり内容を把握していなかった私は、やたらTod(死)とか出て来るなぁとは思いながらも、ただただジャルスキーの甘美で華麗な、時々は官能的でさえあるように思える歌唱にうっとりとしていました。

後半はまずオーケストラのシンフォニア3曲で、オーボエが素晴らしい演奏を聞かせてくれました。
続いてバッハの有名なカンタータ第82番『われは満ち足れり』
あまりにも美しくてバッハ的で、いつ聞いても涙がじわっと出て来る祈りの曲。
ちょっとドイツ語のディクションが気になるけれど(でも以前歌っていたドイツ歌曲の時よりずっと良くなったと思いますが)、表現力の豊かさに説得力があり、カンタータとはいえ今までの宗教曲のイメージとは違った、もっと人間的な、オペラの一部を取り出したかのような、ジャルスキーの雰囲気になっているように思いました。そしてあの透明な絹糸のようなピアニシモの美しさに、感動しなかった人はいないでしょう。

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カタルーニャ音楽堂のFBに、素敵な写真が載っていましたので、お借りして。
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アンコールにテレマンとバッハのカンタータを1曲ずつ、 Brockes-Passion telemanniana と el Laudamus Te de la Misa en si menor de Bach.を歌ってくれました。
それもあまりに美しくて、また涙が…。

Youtubeで録音風景が見られます。


誰かが撮ってくれた、マドリッドのコンサートのアンコールのYoutube
それはそれは、最高に満足したコンサートでした。

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コンサートの後はサイン会があり、カナダから来た友達と一緒に並びました。
たくさんの人が並んでいましたが、私たちの前にいた人が、
「彼は疲れているから、煩わすのはやめよう」と抜けていきました。
友人が、
「最後はのどが疲れているみたいだったわね」
というので、心配になりました。

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先日マドリッドで会ったばかりなので覚えていてくれて笑顔満面で話してくれるのです。つい、「のど大丈夫ですか?」と聞いてしまいました。「今のところ大丈夫だよ」とおどけたように言いました。
この次バルセロナに来るのは2年先、コンサート形式でオルフェオ(グリュック)をまたここで歌ってくれるそうです。楽しみ!でも2年先なんですね。
一緒に写真を撮ってもらったけれど、緊張であまりひどい顔していたので私の分はカット。
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友人は明日は約飛行機でセビリアの学会に行くとのこと。分かれて外に出ると、スーパームーンはもう普通のお月さまの大きさでした。
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by gyuopera | 2016-11-16 06:10 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
モンジュイックの Caixa Forumで、Ensemble Dialoghi というグループのモーツアルトとハイドンのコンサートを聴きに行きました。

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Caixa Forumのホールは小さめで、バロックを聴くにはもってこい。

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Ensemble Dialoghiは、2013年に結成されていますが、今回は歴史的なクラリネットの奏者でオーソリティのLorenzo Coppolaが、クラリネット・ダモーレを吹くというので興味津々。オーボエ・ダモーレはよく聞きますが、クラリネット・ダモーレって初めて聞くのです。

コンサートの始めに、Coppola氏が楽器の説明をしてくれました。モーツアルトの時代に作られ、モーツアルトがたいそう気に入って、その楽器のために作曲もしているのですが、製作者が亡くなってしまうと、事実上この楽器はすっかり忘れされれてしまったのだそうです。
木管のクラリネットの先に、丸いボールのようなものがついていて、かなり低音まで出すことができます。

曲目は

Mozart Adagio per a clarinet d'amore i cordes KV411

Haydn Adagio-Allegro di molto del Trio num.28 Hob.XI:35/1-2
Allegro di molto del trio 28 Hob. XI: 28-2
Adagio-Allegro di molto, del Trio num.113 Hob. XI:113/1-2
Allegro del Trio num. 86, Hob.XI86/2

Mozart Quintet per a clarinet d'amore i cordes KV581
Allegro - Larghetto - Menuetto - Allegretto con variazioni

で、Coppola氏の解説がとても楽しいのです。
例えば、初めのモーツアルトの曲の説明をするのに、フィガロの結婚のシーンを再現して、伯爵夫人は美しく、ケルビーノはだんだん近くに寄っていく、とクラリネットを吹きながらヴァイオリニストに近づき、やっぱりとても無理~、とあきらめて背を向けると、下降旋律を吹きながらとぼとぼ戻る、といった具合。
また、ハイドンのたぐいまれなユーモアのセンスは、教え子でもあったモーツアルトにもちゃんと受け継がれていて、本当に冗談!という部分があること、などなど…。
いずれも生き生きとした演奏で、各楽器がまさにダイアログをしている感じ。
コッポラ氏は、イタリアの方で、現在ESMUCの教授をしているとのこと。こういう先生の授業を聞いてみたいですね。

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楽しく、素敵な演奏でした。皆さんお若いのにみんなテクニシャンぞろいでびっくりです。

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スペイン広場の夜景が見られました。
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by gyuopera | 2016-11-09 10:40 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
今回の旅行の目的の一つであるコンサートは、3日続けてのコンサート。
フランスの作曲家 Edouard Lalo, Hector Berlioz, Georges Bizetの作品で、Berlioz の ソプラノもしくはメゾソプラノのための歌曲 Les Nuits d'Ete を、カウンターテナーのPhilippe Jaroussky(PJと省略します)が歌うということで話題になっていました。

ベルリオーズのこの歌曲はあらかじめ何度かいろいろな歌手で聞いていたのですが、中でも気に入ったのが Regine Crespin の録音でしたが、これがカウンターテナーの声で歌われるのはちょっと想像ができませんでした。

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ホールには、PJのポスターがどーんと。
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席は一番後ろ。ステージからは遠いように見えますが、床がせりあがっているので、案外近くに感じます。今回はフルオーケストラなので、ちょうどいいかも。
アナウンスがあって、写真を撮るときはフラッシュを使わないでください、と言います。ということは、大っぴらに写真を撮ってもよいということなんですね。
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オケの人たちがだんだんステージに上がってきて、おさらいしているのを聞くとわくわくしてきて。
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オーケストラは、スペインナショナルオーケストラですが、指揮がナタリー・シュトゥッツマン。映像ではよく見ていましたが、指揮するのを実際に見るのは初めてでとても期待していました。
黒いパンツスーツに白いシャツ、足取りも軽く登場すると, Edouard Laloの "Ouverture du Roi d'Ysの演奏が始まりました。
初めて聞く曲ですが、どんどん引き込まれていきます。一か所、ワーグナーのラインゴールドの一節に似たところがあって、ほぼ同時代の作曲家ですが、影響を受けたのでしょうか。
シュトゥッツマンの動きは無意識だと思うのですが、どこかエレガントで、かつパワフルで、とても素敵でした。彼女がいつも、あまり女性っぽい服装をしないのも好み。

こうしたフルオーケストラの生演奏を聴くのは、本当に久しぶりなので、その弦楽器の厚みに感動。
コントラバスは6人ですが、その3人までが女性。世の中、変わりましたね。

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さて、期待の「夏の夜」。とシュトゥッツマンが一緒に登場。
PJはとても頭が小さいので、かつらをつけたバッハのようなヘアスタイルの第一ヴァイオリンの半分くらいしかありません。

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「夏の夜」は6曲あり、

1.Villanelle

2. Le spectre de la rose

3. Sur les lagunes

4.Absence

5. Au cimetiere

6. L'ile inconnue

というタイトルが付いています。

ソプラノとは全く異なる音色で、軽やかに歌いだすと、ああ、まさにフランスの曲!と思わずにはいられません。繊細で、さわやかで、ベルリオーズが聞いたらなんというでしょう。曲はソプラノやメゾソプラノのために書かれたのに、詩の内容は男性が死んでしまった恋人を思っている内容です。男性が歌っておかしいことはないわけです。
3曲目は、恋人の死を嘆いている歌で、思わず涙が出てしまうほどでした。
最後は未知の世界に向かって船が進んでいく、私はとてもフランス的、と思いました。
全体に非常に高音から低音まで幅広い音域で歌われ、いたるところに宝石をちりばめたように繊細な発声で歌われ、心を打ちます。
わたし的にはこの曲で、ベルリオーズ再発見!でした。
観客も大いに沸いて、大喝采で、2日目は4度も喝采にこたえて出てきました。

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二人は大親友なんですね。
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後ろの席の人たちにも挨拶を忘れません。
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この曲を歌うのに6か月練習したんだそうです。
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休憩時間にサイン会があり、脇に怖そうなおじさんが立っていて、CDにサインするだけ、と厳しくチェック。CDを持ってきてなかったので、仕方なく脇でちょっと写真を撮らせてもらいました。

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後半は彼は歌わなかったので、サイン会のあと帰ったんじゃないでしょうか。

第二部は、またフルオーケストラで、「アルルの女}
あまりにも有名だけれど、こうして全曲聞くと、迫力があります!
フルートがいいなあ。でもオーボエが入るとフルートの音を消してしまう。
クラリネットは頑張り過ぎ。弦は息がぴったり合って素晴らしかった。
曲が終わると、シュトゥッツマンは、各奏者を立たせてねぎらいます。
彼女はあっさりしていて、深々と礼をすると、さっさと引っ込んでしまいます。
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アルルの女はとても印象が強烈なので、コンサートの締めくくりにはとてもいいと思いますが、さわやかなベルリオーズの印象を消してしまうので、2日目は前半だけで帰りました。
3日目は11時半からだったので、全曲聞き、その後サイン会があったので、CDを買ってサインをしてもらいました。
驚くことに私のことを覚えていてくれて、3日聞いたというと、
「どれがよかった?」と聞きます。
「2日目と今日」 というと、
「いい耳をしている。確かに後の日のほうが、リラックスしていたから」と。
そして、11月にバルセロナでバッハとテレマンのカンタータのコンサートがあるのですが、
「バルセロナのコンサートにも来てくれる?」と聞くんですよ。
「もちろんです!」と答えましたが、彼はとてもファンを喜ばせる会話をしてくれるんですね。3日間連続で歌って大変だったことでしょう。

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ナタリーさん(シュトゥッツマン)がサイン会に出られなかったのは残念でした。

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by gyuopera | 2016-10-26 02:41 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
先日、例のごとくカタルーニャ音楽堂の横の音楽学校でリコーダーのリハーサルをしました。
窓から音楽堂が見えるので、また写真を撮ったりして。

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この柱のタイル、全部模様が違うんですよ。
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どこもかしこも花のモチーフで一杯。
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リハーサルが終わった時、若い男性が入ってきて、今夜この先の楽器屋のホールでコンサートをします、良かったら来てください、とパンフレットを全員にくれました。

それで行くことに! 考えたら、リコーダーのリサイタルって行ったことないかも。

夜のパラウ・デ・ラ・ムシカは昼間より一層華やか。
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楽器店Musitektonは、細長いお店で、このさらに奥に小さなホールがあるのです。
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あとで聞いたら、チェンバロはここのものだそうです。

来たのが早かったので、一番前の席、でも一応一番端に座りましたら、あとからリコーダーのグループの2人が来て、横に座りました。
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リコーダー奏者はイギリスのChris Orton、チェンバロ奏者は日本の松岡友子さん。

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曲目は

1. J.S.Bach
Sonata per a flauta i baix continu en mi major BWV1035

2. G.P.Telemann
Partita num.5 per a flauta de bec i baix continu en mi menor, TWV41

3. J.J. Froberger
Partita VI per a clave sol, FbWV612

4.G.P.Telemann
Fantasia num.7 per a flauta sola, TWV40

5. J.S.Bach
Sonata per a flauta i clave en la major, BWV1032

Chris氏はリコーダーの先生でもあるので、テクニックがすごい。それに、一応楽譜は前に置いているものの、ほとんど暗譜しているようで、4番目のテレマンのファンタジーは、完全に楽譜無し。テレマンはリコーダーの名手だったそうで、このファンタジーはとても素敵でした。
ただ、まあ、始めのバッハに関して言えば、トラヴェルソで演奏したほうが素敵かな、と思いました。
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3曲目はチェンバロの独奏で、フローベルガー。バッハより少し前の時代の作曲家。
局の説明をしてくれました。
4楽章からなるパルティータで、初めのLamentoの最後に長い音階があり、天国に上ってゆくようで(本当に!)オリジナル楽譜には、その先に雲や星が描かれていたとか。
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5曲目のバッハは私も演奏したことがある曲で懐かしく思いました。

大きな音楽堂での演奏会もいいけれど、こういった小さいホールでのコンサートも、特にバロックなんかは素敵だと思いました。


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by gyuopera | 2016-10-11 00:30 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
今期リセウ劇場の初めのオペラは モーツアルトの「魔笛」

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演出は(演出というのか)ベルリンのコミッシェオパー、全面的にアニメーションを使った舞台。
これじゃ見る気しない、と思ったのですが、アボノに入っているし、音楽を聴くだけだっていいと思って出かけました。
「魔笛」は、特に曲に関しては正直私の一番好きなオペラかもしれない。今まで本当にいろんなところでさまざまな演出で見たけれど、なかなかいい演出のものが無いんですね。はしゃぎすぎるパパゲーノや、ビブラートかけまくりのパミーナなんて、げっそり…

今回のは、舞台は別として、音楽だけはかなり良かったと思います。

今期のアボノは、かなりケチって5階席(笑)。
かなり横のほうだけれど、このくらい舞台が見えれば上等!
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天井がよく見える(笑)。
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こうしてみると、みんなもう普段の服装ですね。
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ドレスアップしている人なんかほとんどいない。
でも帰るとき、地下鉄に乗ったら、周りは、あ、オペラ帰り、といったちょっとドレスアップした人がたくさんいましたけれどね。

さて、その「魔笛」です。
写真はLiceuのHPからお借りしています。

舞台は白い壁で、そこに映し出すアニメーションに合わせて歌手も動く。
壁の真ん中あたりの高いところにくるりと回る小さな台があって、歌手たちがそこで歌うようになっています。

長めの序曲(ああ、でも大好き!)が終わると、まずタミーノが大蛇に追いかけられている場面ですが、タミーノの足の部分はアニメで、必至になって走っている様子がおかしい。



このトレーラーを見れば大体わかりますね。

大蛇をやっつけた3人のdamaたち
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3人とも素敵なタミーノ王子に恋してしまう
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パパゲーノの登場
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夜の女王は大蜘蛛!

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魔笛箱のティンカーベルのような妖精
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モノスタトに追いかけられるパミーナ
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パパゲーノ対モノスタト
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先にパパゲーノとパミーナが会います。
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ザラストロ。クルト・モルを思い出す。
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これから試練を受けなければならない3人
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僧侶たちはシルクハットとスモーキングといういで立ち
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元気を出すパパゲーノ
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沈黙を守る試練の時でもおしゃべりをやめないパパゲーノ
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3人の少年たちがごちそうを運んできてくれる
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火と水の試練に向かうタミーノは、エレベーターでずーっと地下に下りてゆく
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火の試練
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やっと会えたパパゲーノとパパゲーナ
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夜の女王と3人のdama、モノスタトの最後
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大団円
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ステージには不満が残るものの、音楽はとても良かった。生で聞くとやっぱりCD聞いているのとは違いますから…
タミーのは、この役で一躍有名になったアライサの声にとてもよく似ていて、凛とした声が素敵でした。クルト・モルを思い出すザラストロもよかった。
夜の女王はサングラスをかけ白いかつらをかぶっているので、本当に蜘蛛の頭のようだったけれど、歌はヒステリックな感じで良かった。パミーナはビブラートかけすぎでちょっと。パパゲーノはアニメではふざけていたけれど、本人はきちんと歌っていて、初めは硬かったけれど、なかなか良かったです。
全体的に男性歌手がよかったですね。

指揮 Antonello Manacorda

配役
Sarastro Dimitry Ivashchenko

Tamino Jussi Myllys

夜の女王 Olga Pudova

Pamina Maureen McKay

dama1 Mirka Wagner

dama 2 Karolina Gumos

dama 3 Nadine Weissmann

Papagena Talya Lieberman

Papageno Richard Sveda

Monostatos Johannes Dunz

久しぶりの生の「魔笛」、楽しみました。


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by gyuopera | 2016-09-16 07:11 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
先週の土曜日、モダンアート美術館で、リコーダーのクワルテット、Winduのコンサートを聴きに行きました。
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会場は上の階
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こちらが会場
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素敵な天井です。
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かなり早めに行ったのですが、もうほとんどいっぱいで、席は演奏者の後ろ(!)
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全員がソプラノ・あると・テノール・バスリコーダーを吹くのですね。
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曲目はバロックももちろんですが、モダンな曲を多く入れていました。

Ano Part(Estonia 1935)]
Pari intervallo(1976/1980)

Johann Sebastian Bacn(1685-1750)
ContrapuntusI

Tarquinio Merula(ca.1590-1665)
La Lusignuola

Johann Sebastian Bach(1685-1750)
Allegro

Thomas Simpson(1582-1628)
Bonny sweet Robin

Hugh Ashton(l485-1558)
Hugh Ashton's Maske

Antonio de Cabezon(1510-1566)
El canto del Caballero, Diferencias

Chiel Meijering(Amsterdam, 1954)
The mistery of the leaning tower
Pet rescue
Zakpijpen

みんなテクニシャンぞろいで、全部バロックだったら、退屈だったかもしれませんが、モダンな曲を入れることでプログラムに変化があり、楽しく聞けました。
Merulaの「ウグイス」は、本当に小鳥のさえずりのようでした。また、最後のMeijeringという作曲家は、ジャズやモダン音楽に大きな影響を与えた作曲家だそうで、さもありなんという曲ばかり。勿論バッハのアレグロは、息もつかさぬ演奏でした。

私の席からは、こんな風にしか見えなかったので

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MEAMのサイトから写真をお借りしました。
ちょっと私が写っちゃっているけれど…
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なかなか素敵なコンサートでした。
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彼、エロイは私たちのリコーダーオーケストラの指揮者なのです。
手前のご婦人方はみんなオケのメンバー
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今後のプロジェクトなどを話してくれました。
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by gyuopera | 2016-09-11 22:12 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)

グラナダ音楽祭の夜

グラナダ音楽祭のカルロス5世宮殿で行われるコンサートは夜10時半から。
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会場はパティオになっていて、天井がありません。音響はどうでしょうか。

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大きく映っているAlhambraというのは、ビールのメーカーで、今回スポンサーだったんですね。
会場は結構席の数が多かったようですが、満杯でした。
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演目はPhilippe JarousskyとEnsemble Artaserseで、17世紀のイタリア音楽、初期オペラのアリア集です。

Jarousskyは、今期このコンサートツアーが最後になるはずだったのですが、病気で1か月間、すべてのコンサートがキャンセルになり、グラナダも大丈夫かしらと心配しましたが、病後初めてのコンサートになりました。


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プログラムは次の通り。
Part I
Pietro Antonio Cesti(1623-1669)
Sinfonia, de Le disgrazie d'amore
"Aria <Festeggia mio core!>, de Le disgrazie d'amore

Francesco Cavalli(1602-1676)
Retitativo y Aria de Endimion <Lucidissima face>, de La Calisto

Luigi Rossi(1597-1653)
Lamento de Orfeo <Lasciate avermo>, de L'Orfeo

Giovanni Antonio Pandolfi Mealli(1630-1670)
Sonata para violin <La cesta>(extracto del op.3 num.2)

Francesco Cavalli
Aria de Brimonte <All'armi mio core>, de La Statira

Marco Uccellini(1603-1680)
Sinfonia quinta a cinco instrumentos(extracto del op.7)

Giovanni Legrenzi(1626-1690)
Gran escena de Giustino <O del ciel inguista legge!>, de Il Giustino

Girolamo Frescobaldi(1583-1643)
Canzona quinta a cuatro(extracto de Canzoni da sonare)

Luigi Rossi
Aria <M'uccidete begl'occhi>

Agostino Steffani(1654-1728)
Aria <Sorge Anteo>, de Alarico, il Baltha, Re de Gothi

Part II

Marco Uccellini
Sinfonia sexta a cinco instrumentos, op.7

Claudio Monteverdi(1567-1643)
Aria <Con che soavita>, de Il settimo libro dei madrigali

Francesco Cavalli
Sinfonia <L'Ercole amante>, 1662
Aria de Giasone <Delizie contente>,de Il Giasone
Recitativo y aria de Nerillo <Che citta>, de L'Ormindo

Agostino Steffani
Obertura de Marco Aurelio
Recitativo y Aria de Anfione <Dal mio petto>, de Niobe, Regina di Tebe

Giovanni Legrenzi
Sonata a dos <La Spilimberga>

Pietro Antonio Cesti
Lamento de Polemone <Berenice, ove sei?, de Il Tito

Agostino Steffani
Aria ciaccona <Gelosia, lasciami in pace, de Alarico, il Baltha, Re de Gothi


コンサートは、曲と曲の間に間をおかず、メロディーのように続けて演奏されました。
病み上がりで一層細くなったJaroussky、声は大丈夫かしらと思ったら、1か月歌わなかったからか、とても繊細で美しいのです。曲も、その声を生かすような曲ばかり選ばれていて、カウンターテナーの多くに見られる不自然な発声は全くなく、感情表現の素晴らしさで、思わず涙を誘われる歌がいくつもありました。特にロッシの「オルフェオの嘆き」や、ステファニの”Dal mio petto" は素晴らしかったと思います。
アンサンブルだけの演奏も、Alessandro Tampieri氏の素晴らしいテクニックが会場を沸かせました。コルネット奏者は、楽器を替えて、実にいろいろ演奏するのでびっくり! ビオラ・ダ・ガンバの女性が、ピンと姿勢を正しくして演奏している姿がとても素敵でした。
円形の石の会場は、反響しすぎることが無く、とてもよく聞こえました。
Jarousskyの繊細なピアニッシモがきれいに響き、堪能することができました。

プログラムが終わると、Jarousskyはアンサンブルの一人一人と握手し、感謝の気持ちを表していました。

ちょっと同じような写真ばかりですが

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拍手にこたえて再登場し、

「10年前ここで歌いましたが、またこの素晴らしい宮殿で歌えるのはとてもうれしい、1か月間病気で、まだ完全ではないんですが」

とことわり、モンテヴェルディの Il dolce tormentoを歌ってくれました。

とても素敵だったのですが、さすがに病み上がりで疲れたようで、それ以上は無理のようでした。
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終わって外に出ます。もう夜中の1時を回っています。
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素敵な会場だったのでちょっと立ち去りがたくて写真を撮っていました。
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片隅に、人が集まっていました。サインを求める人たちのようでした。
一緒に待っていたら、かなり経ってからJarousskyが出てきて、
「今日は遅いので、これから何か食べなくてはならないし、残念ながらサインはできません。またこの次に来たとき、2時間やりますから」
とみんなに断っていました。わざわざ本人が出てきてそういうことをみんなに伝えるなんて、誠実な人なんでしょうね。
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コンサートの余韻を楽しみながら、ホテルのほうに歩いていきますと、とても素敵な黒塗りの車が停まっていました。男性2人が、誰かを待っているようです。
きっと、ジャルスキーを待っているのだ、と思い、しばらく待っていると、着替えてきた本人が来ました。
周りにいたファンは、まだサインやら写真を次々ねだっています。
お疲れのようだし、きっと、早くホテルにかえって食事したいんでしょうに、とても声をかける気にはなりませんでした。、やっとみんなが話し終わって車に乗り込むと、音もなく出て行きました。ハイブリッドの車なんだわ。

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日中は40度近くもあった気温が、夜になると20度以下に下がるのです。上着を持ってきてよかった。ホテルもすぐ近くで本当によかった。
その夜は、ホテルの窓を閉めて寝ました。


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by gyuopera | 2016-07-07 22:01 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
音楽続きですが、今夜はカタルーニャ音楽堂で、バッハの「ロ短調ミサ」を聴きました。

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今回、4列目の真ん中に席を取ったら、ここの平土間って、1,2列が無くて、3列から始まるんですね。4列目ということは2列目。それも1列目は、ステージにほぼくっつくくらい近くて、前を人が通れないくらい。
ですから、2列目でも前過ぎて、もう少し後ろに取ればよかったと思いました。

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ステージの壁から乗り出している音楽の精(?)達ですが
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このフルート、逆なんですよね。
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このチェンバロ、立派な足がついています。
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指揮はバロックの大御所、ウィリアム・クリスティ。彼はアメリカ生まれで、なんとハーバード大学を出ているのですね。1971年からフランスに住んで音楽活動をしています。
オーケストラは、クリスティの Les Arts Florissants(レザール・フロリサン)
今回の第一ヴァイオリンは、ヒロ・クロサキ氏! にこやかで、クリスティとPJとチッチの録音風景の動画の時と全然変わっていません。

プログラムのソリストを見たら、ソプラノにキャサリン・ワトソンが入っていてびっくりしました。私は彼女のヘンデルのオラトリオ、テオドーラをパリで聞いています。この時もクリスティ指揮でした。

ソプラノ  Katherine Watson
カウンターテナー  Tim Mead
テノール   Reinoud Van Mechelen
バス     Andre Morsch

男性3人は、プログラムの写真はみんなあごひげが無いのに、ステージに出てきたら、3人ともあごひげをはやしていてだいぶ雰囲気が違いました。

クリスティがさっそうとステージに出てきました。
Youtubeなどで見ていると、とてもお爺さんに見えるけれど、まだ72歳で、ステージに立つとやたらとかっこいいんです。そして、びしっとしたモーニングに黒い靴、真っ赤な靴下をはいているんです。

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演奏が始まった途端、ああ、バッハだ! と体に旋律が走ります。
ホント、もう少し後ろの席にすべきでした。
ソリストたちはコーラスの中に入っていて、一緒に歌っています。そして独唱の時だけ前に出てきます。

ワトソンさん、控えめだしキンキンする声ではないので、ミサ曲にはぴったり。カウンターテナーはカウンターアルトのパートですが、クリスティはカウンターテナーがお好きのようです。テノールもよかったけれど、バスが明るい声のバスで、素敵でした。

中で一番有名な Agnus Dei 、静かで大変美しい曲で、カウンターテナーが歌いました。

この曲、きっとお聞きになったことがあると思います。



盛り上がるところは盛大に盛り上がって、素晴らしい演奏でした。
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ヒロ・クロサキ氏。拍手していたら、目が合ってしまいました。そしたら、にっこりしてくれました。
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クリスティ氏の赤い靴下。とても目立ちます。
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いいコンサートでした。

外に出ると、プレンサの彫刻がライトアップされていました。
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by gyuopera | 2016-06-17 06:49 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
この前の日曜日は、バルセロナで一番古いロマネスクの教会、San Pau del Camp修道院で、私がリコーダーを教えてもらっている守谷敦氏の中世音楽アンサンブル、Matelierの中世音楽のコンサートがありました。

ちょっと早く着いたので、裏側から回ってみました。

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扉が開いていたので、入ると
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ミサの最中
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上のステンドグラスの丸窓が開くようになっているんですね。
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床のモザイクがきれいなので、鑑賞していたら、寄付が回ってきた。
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ミサが終わって、コンサート
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オルガネットという楽器を調律しています。
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この楽器、あとで説明されて初めて分かったんですが、反対側にふいごがあって、それで常に風を送り込んで音を出すのですね。
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アンサンブル Matelierのメンバーは
 須賀麻里江  フィーデル
 Daniel Buxeda オルガネット
 守屋敦    リコーダー

で、15世紀のキプロス写本に収められた中からの演奏。
当時のキプロスはフランス文化圏を保っていましたが、王家の婚姻などによって、新しい文化が入り、当時としては大変斬新な曲だったということです。

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中世音楽を聴く機会は今まであまりなかったので、興味深々。
初めの曲は "Le moi de mai", ゆったりした曲ではあるけれど、フレーズにより目にも止まらぬ運指で軽やかにリコーダーを演奏、耳に心地がいい。いいなあ、あんな風に軽々と吹けたらなあ。

次の曲はテノールリコーダーに替えてスローな曲。ところがオルガンと同じような波長なのか、リコーダーの音がほとんど聞こえない…

フィーデルも部分的に非常に早い装飾的フレーズはあるものの、音域はそんなに広くなくて、ゆったりした曲が最後まで続くので、瞼がだんだん下がってくる。
う~ん、どういう機会に演奏されたんだろう? 

前半が終わったところで、楽器の説明など。
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後半もゆったりとした曲が続き、一番最後の曲はハーモニーがとてもきれいだと思いました。
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皆さん素晴らしい演奏家たち。
そしてこの礼拝堂は、こんな音楽にぴったり。
もっといろいろなところで演奏する機会があるといいですね。

一番初めの曲 "Le moi de mai"の演奏のYoutube



追記: 後から守谷氏に伺ったのですが、特に2曲目など、リコーダーの音があまり聞こえなかったことについて、彼はリコーダーがあまり目立つような演奏をしたくないので、オルガンの音にダブるような音域を利用して、オルガンをサポートしているように吹いているとのことでした。なるほど!! 一般にリコーダー吹きは、目立つ演奏を好むものですが、彼はもっと深いところで中世音楽を理解し演奏しているのだと感心。

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by gyuopera | 2016-06-15 04:43 | オペラ、コンサート musica | Comments(4)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera