カテゴリ:オペラ、コンサート musica( 215 )

7月14日、夜の9時から、ペドラルべス修道院で "De vos com amoros"のコンサートを聴きに行きました。16世紀くらいの音楽というので、期待してゆきました。

夜9時始まりですが、8時から入れるというので、早めに行きました。
ここはいつ来ても、大好きなところ。
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チケットをもらって回廊に入ります。
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あの奥でやるようです。早々と座っている人たちがいましたが、まだ45分もあるなら、中をまた見学しよう。
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そうそう、アバデッサの尼僧姿の写真を撮っておかなくては。

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礼拝堂の中の像は、ちょうどこの裏側にあり、女王の衣装を着けています。
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真ん中の泉水のところに行ってみよう。
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まあ、池にキャンドルがたくさん浮かべてありました。
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コイ❓もたくさんいます。
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こちら側にも席が作ってあって、まだ誰も座っていません。
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とりあえず一列目の端に腰を下ろしました。
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でもまだ30分もあるんですもの、もう少し見学しましょう。
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つづく

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by gyuopera | 2017-07-17 08:14 | オペラ、コンサート musica | Comments(4)
久しぶりにリセウ劇場に行きました。演目はモーツアルトの「ドン・ジョバンニ」
ロンドンのロイヤル・オペラハウス、イスラエリ・オペラとリセウの共同プロダクションで、かなりおもしろそう。
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ドン・ジョバンニは、Carlos Alvarez とMariusz Kwiecienのダブルキャストですが、私の見た日はkwiecien.
リセウ劇場のたくさんの映像や動画があるので、この公演の様子がある程度分かっていただけるかと思います。

6月28日の配役

Don Giovanni Mariusz Kwiecien
Il Commandatore Eric Halfvarson
Donna Anna Carmela Remigio
Don Ottavio Dmitry Korchak
Donna Elvira Miah Persson
Leporello Simon Orfila
Masetto Valeriano Lanchas
Zerlina Julia Lezhneva

指揮         Josep Pons
舞台         Kasper Holten

私の席は、ステージの右下が見えないのですが、左側の席の人が来なかったので、何席も左に移動できて、ステージはほぼ全部見られてラッキーでした。

舞台は二階建てのドアや階段のいくつもある建物が真ん中にあり、それがゆっくり回転します。そこにさまざまな映像を映し出していくのです。
この建物はいくつも階段やらドアがあって、迷路のよう。そこに動く映像を映し出してゆくので、いろいろなシーンが生まれ、面白い。

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ドンナ・アンナの部屋に忍び込んだドン・ジョバンニは、逃げ出すときアンナの父親のコマンダトーレに見つかり、争いになってコマンダトーレは死んでしまいます。建物全体が真っ赤になります。

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ドン・ジョバンニに捨てられたドンナ・エルビーラが、ドン・ジョバンニを探してセビリアにやって来ます。捨てた夫をののしりながら歌う姿に、ドン・ジョバンニは声をかけ、捨てた女だとわかりびっくり。
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従者のレポレッロに後を任すと、ドン・ジョバンニは姿をくらまします。
ここで歌われるレポレッロのカタログの歌 (




場面は変わり、村でマゼットとツェルリーナの結婚式をやっています。
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花嫁の可愛らしさに魅了されたドン・ジョバンニは、村のみんなに、自分の館に来てくれれば、飲み物を振る舞おうと誘います。
花嫁を一人残すのに怒ったマゼットが反発。
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二人きりになると、ドン・ジョバンニは早速ツェルリーナを誘惑。

ドン・ジョバンニとツェルリーナのデュエット “Là ci darem la mano”




最後にはツェルリーナもOKしてしまいますが、そこにドンナ・アンナが来て、妨害。

折しも、ドンナ・アンナとドン・オッタービオが登場。
ドンナ・アンナの気品に打たれ、二人はドン・ジョバンニが嘘をついているのに気付き、同時にドンナ・アンナは父を殺したのがドン・ジョバンニだと気づく。

父親の死を嘆くドンナ・アンナと許嫁のドン・オッタービオ
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そこで歌われるアリア "Dala sua pace"は素晴らしく美しいアリア。
若干声の不安定はあったものの、ピアニシモで大変美しく歌われました。
それを陰からそっと見るドン・ジョバンニ。
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ドン・オッタービオの美しいアリア、'Dalla sua pace'


ドン・ジョバンニの有名なアリア Fin ch' han dal vino
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ドン・ジョバンニの館では舞踏会が行われている。
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ドンナ・アンナ、ドンナ・エルビーラ、ドン・オッタービオの3人は、結託してドン・ジョバンニをやっつけようと、仮面を着けてドン・ジョバンニ邸の前に来る。
レポレッロが3人を招待し、夜会に参加。
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再度ツェルリーナを誘惑しようとして失敗。
ドン・ジョバンニは3人に追いつめられる第一幕のフィナーレ



第二幕

いい加減主人に愛想をつかしたレポレッロが、もう辞めたいというけれど、それをなだめて、ドンナ・エルビーラの家の下に連れてゆき、ドンナ・エルビーラに愛の言葉を歌いかける。
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ドンナ・エルビーラ
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レポレッロと服を取り換え、下りてきたドンナ・エルビーラをレポレッロに任して追い払うと、自分はエルビーラの侍女に愛の歌を歌う。素敵なアリア。
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この時はちゃんと侍女も出てきて、下りてくると、身を任せようとするも、ドン・ジョバンニを探す村人たちが駆けつけてきたので、慌ててストップ。
村人を去らせ、マゼットを打ち据える。
ツェルリーナがやってきて、痛みを訴えるマゼットに、ここを触ってね、と自分の胸にマゼットの手を誘導。

ドンナ・アンナ、ドンナ・エルビーラ、ドン・オッタービオがとうとうドン・ジョバンニを見つけたと思ったら、実はレポレッロ。
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悲しみのドンナ・エルビーラは、父親コマンダトーレの像を手に持っている。
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ドン・オッタービオの "Il mio tesoro intanto"
とても難しいアリアですが、熱唱。

cercateの長いフレーズの始まりが一瞬遅いような気が?
いずれにしても、コシ・ファン・トゥッテの「岩のように」のアリアのように、跳躍が激しく、とてつもなく長いフレーズもあって、早いパッセージもある大変難しいアリア。ドン・オッタービオは、ちょっと影の薄い人物のようだけれど、2つのアリアは素晴らしい。

コマンダトーレの亡霊に、夕食に招待したドン・ジョバンニは、家の中がゾンビで一杯の中で立って食事、登場したコマンダトーレに最後まで後悔しないと言い張り、地獄に落ちるはず、なのだけれど…
普通の演出だと、この地獄落ちの場面が結構すごいんだけれど、この演出では、壁に貼りついたドン・ジョバンニが一人取り残されている。
そして最後の全員の重唱は、舞台の外で歌われ、ドン・ジョバンニはそこに一人だけ。そこが地獄なのか?

オペラが終わって、カーテンコールにゾンビたちが登場。黒い服の女性はドンナ・エルビーラの侍女役

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ドン・ジョバンニ役のKwiecienは期待にたがわずでよかった。ドン・オッタービオ、レポレッロ、マゼットの3人も文句なし! 個人的には女性陣はあまり好みではなかった。ユリアさんにとても期待していたのだけれど、なんとなく役が合っていないような気がしないでもない。

ちなみに、私の一番好きなバージョンは、ミラノ・スカラ座のもの。クラッシックだけれど、歌手陣が素晴らしいことは言うまでもなく、演出・舞台もすごい。


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by gyuopera | 2017-06-29 17:14 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
昨夜はリセウのコンセルバトリオのマスターコースの生徒による、モーツアルトのオペラ「魔笛」の上演があって行ってきました。
これからプロとして出てゆく人たちですから、そんなに期待はしてゆかなかったのですが、「魔笛」はとにかく私の一番好きなオペラですから、演奏を聴くだけでもいいかなと思って。

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リセウのコンセルバトリオは、音楽のマスターコースが5つあり、今期初めてオペラのマスターコースができたそうで、12席のところ50人から応募があったそうです。
生徒はウクライナ、中国、フィリピン、コロンビア、ポルトガル等々、国際色豊かです。

上演するホールはコンセルバトリオのホールですから、舞台変換などは無く、オーケストラ(リセウコンセルバトリオのメンバー)はステージの前にぎっしり。
オペラは全曲演奏ではなくて短縮版ですが、主なアリアはほとんど盛り込んであります。プログラムを見たら、芸術監督がなんとフランシスコ・アライサ。タミーノ役で名をはせた彼の監修なら、きっとうまくいくでしょう。

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だんだんオケのメンバーが着席。みんな若い。
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指揮者はManel Valdivieso。いよいよ序曲が始まったら、途中でパパゲーノが出てきてストップ。序曲を端折るのはちょっとよくないなあ。オペラのイントロですものね。でもオケのレベル、かなりのものです。

タミーノ役はフィリピンからの生徒でしょうか、でもなかなかの美声なんです。
冒頭の「助けて!」を立ったまま歌うと(笑)、気を失ってひっくり返る。でもアリア「なんと美しい絵姿」はなかなかの熱唱でした。
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以下、ステージ写真はコンセルバトリオのFBからお借りしました。

夜の女王の三人の侍女たちはみんなかっこよくて高いハイヒールを履いています。
歌唱も演技も声量もたっぷり
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嘘つきパパゲーノの口に錠をかける3人
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夜の女王は(中国人)細い声ですが、高音はよく出て、アリアもばっちり。
ただ少女みたいに見えましたが。
3人の童子たちは、3人の侍女たちが代役。人数が少ないから仕方がありません。
モノスタト(東洋系の人でした)もなかなかの美声。
ザラストロの神殿のあたりはだいぶ端折って、すぐザラストロのアリアに。
ザラストロの低音、とても素敵です。

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沈黙の試練を受けているタミーノに歌うパミーナのアリア。パミーナ役はちょっと、グリトーナ。
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タミーノとパミーナが、火と水の試練に向かいます。ちょっと変なのは、笛をパミーナが持って入るのよね。あれはあくまでもタミーノでないと。
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試練の場は、カーテンのかかっている部分の左側に金の、右側に銀のテープが下がっていて、そこをくぐるようになっていて、簡単ですが、いいアイディアだと思いました。
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パパゲーノは声もいいけれど演技も達者で聴衆を楽しませます。
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やっとパパゲーノと一緒になれました。
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最後に夜の女王たちは打ち砕かれます。
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みんな熱演でした!!

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期待をはるかに上回る上演でした。
オケもよかったのですが、2カ所、ちょっと合わなくて変だったわよ。

最後に、アライサのマスタークラスの様子

それにしても魔笛は楽しいオペラです。素晴らしいアリアもいっぱいあるし。大好き。

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by gyuopera | 2017-06-23 20:24 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
スペインは今セマナサンタ(イースター)。学校は今週ずっとと来週月曜日までお休みなので、子供に合わせてお休みを取って旅行に行く人も多い。だから町はかなりガラガラ。観光客は別として。

さて、セマナサンタと言えば、受難曲。ヤーコプス指揮のバッハの大作「マタイ受難曲」をパラウ(カタルーニャ音楽堂)に聞きに行きました。

夜八時半でもこの明るさ。
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観光客も多かったみたい。
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今回はケチって、20ユーロの安い席なので、ステージはほとんど見えません。
あとでパラウのサイトを見たら、チケットは35ユーロから125ユーロとなっていたので、チケットが思うように売れなくて値下げしたのでしょうか。そのせいか会場は満席でした。
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Akademie für Alte Musik Berlin
RIAS Kammerchor
Sunhae Im, soprano
Benno Schachtner, contratenor
Julian Prégardien, Evangelista y tenor
Johannes Weisser, Christus y bajo
Anja Petersen, soprano
Kristina Hammarström, contralto
Minsub Hong, tenor
René Jacobs, director

ステージが見えなくたって、こういうコンサートは大丈夫。
演奏が始まると、その始まり、コーラスが歌い始める前からグーッと音楽に引き込まれ、もう涙があふれてしまう。
この曲の吸引力はものすごい。ステージが見える見えないは問題外。

エヴァンゲリストのプレガルディエンは、あのテノールのクリストフ・プレガルディエンの息子さんなのですね。
良く伸びる美声のテノールで、エヴァンゲリストに適役、と思いましたが、時にすこし、出すぎの感が無きにしも非ず。でも存在感のある素晴らしい演奏でした。イエス役の Weisserは、落ち着いた声でよかったと思いました。ソプラノはあまり好きではなかったけれど、アルトと、カウンターテナーの Schachtnerが素晴らしかった。
どのアリアだったか、バロックオーボエと歌手とチェロだけの演奏の時、オーボエがかなり響いて(響きすぎて)、声よりずっと響いてしまっていたので残念。
この曲は、ソリストたちもコーラスもオーケストラも、同じ比重で素晴らしいし、演奏するほうもきっと満足していると思う。局の終わりの不協和音、すごいですね~。

8時半始まりで、終わったのが11時40分、階段を駆け下りてメトロにまっしぐら。12時でメトロは止まってしまいますからね。こういう長いコンサートの時は、30分繰り上げて8時からにしてくれるといいのにと思います。リセウ劇場だって8時始まりでしょ。

今日の新聞の評を見たら、やっぱり響きすぎたオーボエのことを指摘していて、さらに「誰もヤーコプスを見ていない」と書いてありました。おやおや。

それにしても、セマナ・サンタの始まりでマタイ受難曲を聴けたのは本当によかった!

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by gyuopera | 2017-04-13 06:40 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)

バロック音楽コンサート

この頃コンサートづいていまして、今度はサリア劇場でバロック音楽のコンサートに行ってきました。

サリア劇場は、サリア市場の後ろの、市民センターのパティオにありますから、外からは見えないんですね。
ここは我が家からだと歩いて30分くらいかかるので、ちょっと不便なんですが、こじんまりしていて好きです。

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改装も終わって、定期的に劇やコンサートなどをやっているそうです。
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内部は可愛らしい劇場です。1907年に建てられたんだそうですから、110年もたっているんですね。
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バロックの場合は、いつもステージに近い席をとります。
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この日のコンサートは、Orquestra Barroca de Barcelonaの演奏で、テレマン。
コンチェルティーノ・指揮がGilles Golliard, ビオラ・ダ・ガンバがAnne Gaurier.

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Suite Don Quixot
Suite en Re
Suite La Bizarre
Peca pr a viola de gamba
Concerto en La per viola da gamba

初めの曲は、私がバロックアンサンブルにいたころ演奏していたので懐かしかった。
コンチェルティーノはすごいテクニシャンで、音もとてもきれい。
以前このアンサンブルの演奏を聴いて、素晴らしかったので、コンサートがあるたび聞きに行こうと思っているのです。

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ビオラ・ダ・ガンバのソリスト アンヌさん。立派です!
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とてもいいコンサートでした。

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by gyuopera | 2017-04-02 07:15 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
今回リゴレットは、アボノに入っていたけれど、なかなかいく気がしませんでした。
まず第一に、私はヴェルディがあまり好きでないこと、音楽的に興味がわかないこと、一般にヴェルディを歌う歌手は目立つことばかり考える人が多くて、閉口してしまうことなどなど。でも写真を見ると、ちょっと面白そうなステージングなので、まあ、行ってみようか、つまらなければ半分で帰ってくればいいし、と思って出かけました。

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この日の配役は

Duc de AMantua Antonino Siragusa
Rigoletto Angel Odena
Gilda Maria Jose Moreno
Sparafucile Enrico Iori
Maddalena Ana Ibarra
Giovanna Gemma Coma^Alabert

指揮       Riccardo Frizza
演出       Monique Wagemakers
衣装       Sandy Powell

写真はすべてリセウ劇場のFBからお借りしています。

幕が上がると、マントゥーヴァ公のお城の広間。 ステージに大きな四角に区切ったところが広間の設定。ごちゃごちゃしているよりすっきりしてなかなかいい。
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道化役のリゴレットは、公を笑わすのが仕事。
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好色のマントゥーヴァ公は、その日気に入った婦人たちと戯れ。
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マントゥーヴァ公役のSiragusa氏は毛が無いので、初めどれがリゴレットでどれがマントゥーヴァ公かわからなくて。どうしてかつらつけないんでしょ?
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リゴレットの家は、真ん中に長い階段があって、部屋らしくはないけれど、面白いと思った。

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使用人ジォヴァンナの手引きで侵入したマントゥーヴァ公の甘い言葉に、リゴレットの娘ジルダはすっかり恋に落ちてしまう。

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そして、彼が去った後も、「なんて素敵な名前」と彼を思う。このアリアはなかなか熱唱でした。
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この後、ジルダはマントゥーヴァ公の取り巻きたちにさらわれてお城に連れていかれる。

ジルダのことが気になる公。でも取り巻きがジルダをさらって来てくれたので大喜び。
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それを知ったリゴレットは、公に復讐を誓い、殺し屋に依頼。
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公を忘れられないジルダに、彼がほかの女性を口説いている現場を見せるが、やっぱりジルダの心は変わらない。公暗殺の殺し屋の兄妹の話を聞いて、自分が身代わりになることを決意。


殺し屋に礼金を払って死体を確認すると娘のジルダだったことを発見して絶望するリゴレット。
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とくに有名な歌手は出なかったけれど(一日、レオ・ヌッチが出演)、みんな上手だったし、大音響で勝負‼的な歌手もいなくてよかった。
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このステージ、こんな風になっているそうです。
この四角の部分が上がったり下がったり、斜めになったりする
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リハーサルの様子
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おひげもいろいろ取り揃えてあるようで
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これは歌手たちの額屋。結構立派ですね。まあ、新しいですからね。
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あちこちの額屋を見たけれど、マドリッドのテアトロレアルも一部屋ずつシャワーが付いていてきれいでしたね。
ひどかったのはザグレブ。鉄のベッドが一つあって、監獄みたいでした。ベルリン州立オペラも狭くかなり古かったですね。チューリッヒやミュンヘンはまあ広かったけれど、シャワーなんかは無論なし。古いところが多いですからね。


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by gyuopera | 2017-04-01 07:24 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
ホテルに帰ってゆっくりお風呂に入ってから着替えて、いよいよコンサートへ。

会場はホテルからすぐ近くのサラゴサAuditorio。

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内部は広く、1992席。ちょっとバルセロナのL'Auditoriに似ています。
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奥にチェンバロとオルガン、真ん中に背を高くしたチェンバロ。ということは、指揮者のファゾリスが指揮をしながら弾くのでしょう。
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この日のコンサートは「オルフェオ」

Amanda Forsythe soprano
Philippe Jaroussky countertenor
Diego Fasolis director
I Barocchisti

前半は、17世紀の作曲家による3つのオルフェオのオペラ(L’Orfeo de Claudio Monteverdi, Orfeo de Luigi Rosi y L’Orfeo de Antonio Sartorio)より抜粋して、オペラが別の作曲家にも拘わらず、まるで一つのオペラのようにうまくつながって流れるように進み、最後に絶望したオルフェオの歌で終わります。その最後の “Possente spirto”  の驚くほど繊細で美しいこと。









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後半は、18世紀のグリュックのオペラ「オルフェオ」からで、一番最後に歌われたジャルスキーの “Che farò senza Euridice!” は、今まで聴いたことのあるこのアリアの中で、一番悲しく美しく感動的でした。

ジャルスキーは期待を裏切らぬ素晴らしいテクニックと、非常に繊細な部分や感情的な表現の豊かさで聴衆をオルフェオの世界にいざないます。彼の声を聴いていると、裏声という不自然さの感じられない、非常に美しい響きで、かつ声量もあり、ソプラノのアマンダさんも、この役にぴったり合った声・歌唱で、ジャルスキーとよく調和していました。
ファゾリス指揮の I Barocchistiも、きりっとした小気味の良い演奏で、歌手のピアニシモのパートを少しも妨げることなく、素晴らしいハーモニーでした。ファゾリスの指揮は見ていてとても面白いのです。拍を指示するのではなく、自由に動く手がまるで音を表現しているようで、またそれがとても分かりやすいのです。
前半に弾いたビオラ・ダ・ガンバが素晴らしかったし、後半のトラヴェルソ、リコーダーもとても良かったです。

また、コンサート形式とはいえ、前半と後半で歌手たちは衣装を替え、アマンダさんはグレーのドレス、ジャルスキーは初めは白シャツに蝶ネクタイとスモーキング、エウリディーチェが死ぬと、蝶ネクタイを外して出てきます。
後半はアマンダさんは真っ赤なドレス,ジャルスキーは黒シャツに襟が革のジャケットに黒い皮のパンツ。両脇に椅子が置いてあって、エウリディーチェが死んでしまうと、悲嘆にくれたオルフェオがうつぶせになるほどに座り込むのですが、前のコンサート(ドルトムンドやアムステルダム)ではもっと大きなソファ的な椅子だったのに、サラゴサでは普通の椅子だったので、しがみつくように斜めに座っていてきつそうでした。
感動的なコンサートのあと、モンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」から、最後のデュエット、Por ti miro を歌ってくれました。指揮者のファゾリスさんが2人を促して、後ろの席の人のために半分を後ろを向いて歌ったんですよ。

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ファゾリスさん、怖い顔しているかと思ったらこんなかわいいしぐさも(笑)。
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コンサートの後は、サイン会があるとアナウンスがあり、行ってみるとみんな列などお構いなしにごちゃごちゃに待っています。秩序なんかまるでないので(バルセロナではみんなちゃんと列に並びますよ)、待っていたらあとから来た人もいつの間にか前になっていて、私は最後から二番目くらいになってしまいました。

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やっと私の番になったら、せっかくCD持って行ったのに、開けたらディスクを家に忘れてきておりました。それで中に入っているブックレットにサインしてもらいました。

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サインしながら、
「一番前の席に座っていたでしょ?」
というんですよ。歌いながら、演技しながら、ちゃんと客席を見る余裕があるんですね。
お願いして写真を撮らせてもらいました。

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夜11時を過ぎていましたが、思ったほど寒くなく、ホテルもすぐ近くでよかった。
コンサートの感激でなかなか寝付かれなかったのですが、やっと寝たと思ったら、4時ころでしょうか、上の人が、靴で部屋を歩き回っている音で目が覚めました。激しく響くので、とても眠れたものではありませんでしたが、それでもその後3時間くらい寝たみたい。
朝になってテレビのニュースを付けると、ロンドンのテロを報道していました。

ホテルからタクシーで駅まで行き、AVEに乗って帰りましたが、行きはPreferenteだったので27ユーロ(金額うろ覚え)でしたが、帰りは普通だったので、15.75ユーロ。安かった!マドリッドまでだと食事が付くけれど、近いところは別にPreferenteにする必要ないですね。座席も特に広くもないような気がしますから。

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by gyuopera | 2017-03-31 07:29 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
3月11日は、私の所属するリコーダーオーケストラのコンサートでした。
風邪をひいてしまい、その前2日間はずっと寝ていて、当日もかなり具合が悪く、息子がやめなよ、と言ったけれど、やっぱり行きました。

場所はこの教会。La Iglesia de Padres Carmelitas Descalzos。


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リハーサルは、別の入り口を入った奥にホールがあり、そこでやりました。
舞台には劇のセットが置いてありました。ここで劇も上演するんですね。音響は良くない。
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鼻が詰まってうまく息ができないので困りました。足の親指のわきをマッサージすれば鼻が通るとは知っていたのですが、人前で靴を脱いでマッサージするわけにはいかなかったので、手の中指の鼻の反射ゾーンを刺激すると、しばらくして鼻が通るようになりました。

本番は礼拝堂でやりましたが、教会のいかつい外見とは違って、とても素敵なんです。

素敵に写真を撮ってくださった方がいて、グループのHPに載せてくれたので、それをお借りします。

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コンサートはまずまず。誰かが動画を撮ってくれました。一番初めの部分なので、ちょっとまだ本調子じゃなかったのですが。



演奏した後は、だいぶ気分がよくなりました。音楽の力かな?
それで終わってから礼拝堂の写真を撮りました。
こんな時でなくちゃ、祭壇まで登って写真なんか撮れませんもの。

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綺麗な天井
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床のモザイクも素敵です。
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ちょっとアラブ風な感じがしなくもない教会ですね。1957年だそうです。
こんな素敵な教会で演奏できてよかった。


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by gyuopera | 2017-03-12 21:39 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
3月10日、やっとリセウ劇場の来期2017-2018年度の演目が発表になりました。




嬉しいことに、バロックオペラが2つも入っているのです。残念ながら両方ともコンサート形式ですが、変な演出を見せられるくらいならいっそコンサート形式のほうがいいかもしれません。

2つのバロックオペラのうち、一つはポッペアの戴冠(モンテヴェルディ)で、指揮がスピノジ! 彼のきりっとした音楽づくりは大好きです。ネローネ役が David DQ Lee です。これは行かなくては。

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もう一つの「アリオダンテ」は 指揮がウイリアム・クリスティで、ポリネッソ役にクリストフ・デュモーが出るのでこれもちょっと気になる。

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そのほか気になるのはロッシーニの「ランスへの旅」。

それからワーグナーのトリスタンは斬新な演出


ヨナス・カウフマンがシェニエを歌う≪アンドレア・シェニエ」


さて、私のアボノにはいくつ入っているかな?


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by gyuopera | 2017-03-11 22:23 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)
先日、リセウ劇場でヴィヴァルディのオペラ Teuzzoneを聴きました。
ジョルディ・サバイの指揮で彼の率いるオーケストラ、Le Concert des Nacionsのコンサート形式で、2日のみの上演。

Teuzzoneというオペラは初めてだったので、あらかじめストーリーを読み、Youtubeで全曲を聴きました。ただ曲だけ聞いているとあまり面白いとも思わなかったので、当日はどうしようかな~と迷っていましたが、せっかくいい席だし、行くことにしました。

今回は4階の席ですが、ど真ん中
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コンサート形式なので、オケボックスがせりあがって舞台になっています。
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4階はバールがあるんですね。知らなかった。
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サバイ指揮の序曲の演奏がYoutubeで聞くことができます。いかにもVivaldiらしいオペラ。ちょうど四季を作曲したころの作品です。
この序曲の演奏の前に、琵琶のような楽器と、琴のような楽器(名前がわかりません)2台で中国風(日本風っぽく聞こえました)の演奏をし、序曲に続きました。

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Teuzzoneというあまりなじみのないオペラのストーリーは、興味のある方はこちらを呼んでいただくとして、中国が舞台の物語で、要約すると、皇帝が亡くなって跡継ぎを実の息子のTeuzzoneにゆだねるという遺言を、若き王妃ジディアーナが大臣と総督を抱え込んで、自分が跡継ぎであると偽装してしまう。Teuzzoneは反旗を翻すともとらえられ死刑を宣告されるが、国民の前で次の皇帝の発表をする際、大臣が偽装に耐えられず、本当の後継者は息子のTeuzzoneであると発表、Teuzzoneは婚約者のタタールの姫ゼリンダと結ばれ帝位につく、というもの。

Savallの指揮するLe concert des Nationsは素敵だと思いましたが、Vivaldiの音楽に関しては、スピノジやファゾリス指揮の強弱を非常に際立たせるきりっとした演奏と比べると、ちょっと上品すぎるような気がしました。
また、歌手が歌うとき、もう少しオケのボリュームを抑えないと、初めのうちは歌手の声がよく聞こえなくて残念でした。

曲は全くVivaldiそのもので、ゼリンダのアリアの一つは管弦楽のコンチェルトをそっくり使ってあって、「あれ~」なんて思いました。
歌手に関して言えば、とにかくゼリンダ役のSonia Prinaが抜きんでていて、その素晴らしい表現力は圧倒的でした。影が薄かったのがジディアーナ役のMarta Fumagalli, 頑張っていたのが大臣のCino役のRoberta Mameli. 肝心のタイトルロールのPaolo Lopezはソプラニスタで大変高い声で歌いましたが、高いせいか歌詞が聞き取りにくく、ちょっともどかしさがありました。
3時間15分の長いオペラですが、後半になってくるとだんだん激しいアリアも出てきて盛り上がり、かなり楽しみました。
Youtubeを聴いているのと生演奏を聴くのとでは大変な差があるものだと思ったことでした。

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Savallの右横がSoniaさん。実力もありますが、衣装も大胆。
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配役
Teuzzone Paolo Lopez 
Zidiana Marta Fumagalli
Zelinda Sonia Prima
Sivenio   Furio Zanasi
Cino Roberta Mameli
Egaro Aurelio Schiavoni
Troncone Carlo Allemano


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by gyuopera | 2017-02-27 07:28 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera