カテゴリ:オペラ、コンサート musica( 198 )

モンジュイックの Caixa Forumで、Ensemble Dialoghi というグループのモーツアルトとハイドンのコンサートを聴きに行きました。

b0064411_06440673.jpg
Caixa Forumのホールは小さめで、バロックを聴くにはもってこい。

b0064411_06440668.jpg

Ensemble Dialoghiは、2013年に結成されていますが、今回は歴史的なクラリネットの奏者でオーソリティのLorenzo Coppolaが、クラリネット・ダモーレを吹くというので興味津々。オーボエ・ダモーレはよく聞きますが、クラリネット・ダモーレって初めて聞くのです。

コンサートの始めに、Coppola氏が楽器の説明をしてくれました。モーツアルトの時代に作られ、モーツアルトがたいそう気に入って、その楽器のために作曲もしているのですが、製作者が亡くなってしまうと、事実上この楽器はすっかり忘れされれてしまったのだそうです。
木管のクラリネットの先に、丸いボールのようなものがついていて、かなり低音まで出すことができます。

曲目は

Mozart Adagio per a clarinet d'amore i cordes KV411

Haydn Adagio-Allegro di molto del Trio num.28 Hob.XI:35/1-2
Allegro di molto del trio 28 Hob. XI: 28-2
Adagio-Allegro di molto, del Trio num.113 Hob. XI:113/1-2
Allegro del Trio num. 86, Hob.XI86/2

Mozart Quintet per a clarinet d'amore i cordes KV581
Allegro - Larghetto - Menuetto - Allegretto con variazioni

で、Coppola氏の解説がとても楽しいのです。
例えば、初めのモーツアルトの曲の説明をするのに、フィガロの結婚のシーンを再現して、伯爵夫人は美しく、ケルビーノはだんだん近くに寄っていく、とクラリネットを吹きながらヴァイオリニストに近づき、やっぱりとても無理~、とあきらめて背を向けると、下降旋律を吹きながらとぼとぼ戻る、といった具合。
また、ハイドンのたぐいまれなユーモアのセンスは、教え子でもあったモーツアルトにもちゃんと受け継がれていて、本当に冗談!という部分があること、などなど…。
いずれも生き生きとした演奏で、各楽器がまさにダイアログをしている感じ。
コッポラ氏は、イタリアの方で、現在ESMUCの教授をしているとのこと。こういう先生の授業を聞いてみたいですね。

b0064411_06441158.jpg


b0064411_06441265.jpg


b0064411_06441251.jpg


b0064411_06441220.jpg


b0064411_06441304.jpg


楽しく、素敵な演奏でした。皆さんお若いのにみんなテクニシャンぞろいでびっくりです。

b0064411_06441379.jpg


b0064411_06440520.jpg


スペイン広場の夜景が見られました。
b0064411_06440532.jpg

b0064411_07231345.jpg


b0064411_07201947.jpg
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2016-11-09 10:40 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
今回の旅行の目的の一つであるコンサートは、3日続けてのコンサート。
フランスの作曲家 Edouard Lalo, Hector Berlioz, Georges Bizetの作品で、Berlioz の ソプラノもしくはメゾソプラノのための歌曲 Les Nuits d'Ete を、カウンターテナーのPhilippe Jaroussky(PJと省略します)が歌うということで話題になっていました。

ベルリオーズのこの歌曲はあらかじめ何度かいろいろな歌手で聞いていたのですが、中でも気に入ったのが Regine Crespin の録音でしたが、これがカウンターテナーの声で歌われるのはちょっと想像ができませんでした。

b0064411_04542324.jpg

ホールには、PJのポスターがどーんと。
b0064411_04542259.jpg

席は一番後ろ。ステージからは遠いように見えますが、床がせりあがっているので、案外近くに感じます。今回はフルオーケストラなので、ちょうどいいかも。
アナウンスがあって、写真を撮るときはフラッシュを使わないでください、と言います。ということは、大っぴらに写真を撮ってもよいということなんですね。
b0064411_04540621.jpg


オケの人たちがだんだんステージに上がってきて、おさらいしているのを聞くとわくわくしてきて。
b0064411_04540555.jpg

オーケストラは、スペインナショナルオーケストラですが、指揮がナタリー・シュトゥッツマン。映像ではよく見ていましたが、指揮するのを実際に見るのは初めてでとても期待していました。
黒いパンツスーツに白いシャツ、足取りも軽く登場すると, Edouard Laloの "Ouverture du Roi d'Ysの演奏が始まりました。
初めて聞く曲ですが、どんどん引き込まれていきます。一か所、ワーグナーのラインゴールドの一節に似たところがあって、ほぼ同時代の作曲家ですが、影響を受けたのでしょうか。
シュトゥッツマンの動きは無意識だと思うのですが、どこかエレガントで、かつパワフルで、とても素敵でした。彼女がいつも、あまり女性っぽい服装をしないのも好み。

こうしたフルオーケストラの生演奏を聴くのは、本当に久しぶりなので、その弦楽器の厚みに感動。
コントラバスは6人ですが、その3人までが女性。世の中、変わりましたね。

b0064411_05014653.jpg

さて、期待の「夏の夜」。とシュトゥッツマンが一緒に登場。
PJはとても頭が小さいので、かつらをつけたバッハのようなヘアスタイルの第一ヴァイオリンの半分くらいしかありません。

b0064411_05132033.jpg
「夏の夜」は6曲あり、

1.Villanelle

2. Le spectre de la rose

3. Sur les lagunes

4.Absence

5. Au cimetiere

6. L'ile inconnue

というタイトルが付いています。

ソプラノとは全く異なる音色で、軽やかに歌いだすと、ああ、まさにフランスの曲!と思わずにはいられません。繊細で、さわやかで、ベルリオーズが聞いたらなんというでしょう。曲はソプラノやメゾソプラノのために書かれたのに、詩の内容は男性が死んでしまった恋人を思っている内容です。男性が歌っておかしいことはないわけです。
3曲目は、恋人の死を嘆いている歌で、思わず涙が出てしまうほどでした。
最後は未知の世界に向かって船が進んでいく、私はとてもフランス的、と思いました。
全体に非常に高音から低音まで幅広い音域で歌われ、いたるところに宝石をちりばめたように繊細な発声で歌われ、心を打ちます。
わたし的にはこの曲で、ベルリオーズ再発見!でした。
観客も大いに沸いて、大喝采で、2日目は4度も喝采にこたえて出てきました。

b0064411_06380631.jpg


b0064411_06380578.jpg


二人は大親友なんですね。
b0064411_06380658.jpg


b0064411_06463516.jpg

b0064411_06380455.jpg


後ろの席の人たちにも挨拶を忘れません。
b0064411_06380682.jpg


b0064411_06463466.jpg


この曲を歌うのに6か月練習したんだそうです。
b0064411_06463482.jpg


b0064411_06463322.jpg


b0064411_06463304.jpg


b0064411_06463303.jpg


b0064411_06463224.jpg


b0064411_06463212.jpg


休憩時間にサイン会があり、脇に怖そうなおじさんが立っていて、CDにサインするだけ、と厳しくチェック。CDを持ってきてなかったので、仕方なく脇でちょっと写真を撮らせてもらいました。

b0064411_06492168.jpg

b0064411_06492264.jpg


後半は彼は歌わなかったので、サイン会のあと帰ったんじゃないでしょうか。

第二部は、またフルオーケストラで、「アルルの女}
あまりにも有名だけれど、こうして全曲聞くと、迫力があります!
フルートがいいなあ。でもオーボエが入るとフルートの音を消してしまう。
クラリネットは頑張り過ぎ。弦は息がぴったり合って素晴らしかった。
曲が終わると、シュトゥッツマンは、各奏者を立たせてねぎらいます。
彼女はあっさりしていて、深々と礼をすると、さっさと引っ込んでしまいます。
b0064411_06554336.jpg


アルルの女はとても印象が強烈なので、コンサートの締めくくりにはとてもいいと思いますが、さわやかなベルリオーズの印象を消してしまうので、2日目は前半だけで帰りました。
3日目は11時半からだったので、全曲聞き、その後サイン会があったので、CDを買ってサインをしてもらいました。
驚くことに私のことを覚えていてくれて、3日聞いたというと、
「どれがよかった?」と聞きます。
「2日目と今日」 というと、
「いい耳をしている。確かに後の日のほうが、リラックスしていたから」と。
そして、11月にバルセロナでバッハとテレマンのカンタータのコンサートがあるのですが、
「バルセロナのコンサートにも来てくれる?」と聞くんですよ。
「もちろんです!」と答えましたが、彼はとてもファンを喜ばせる会話をしてくれるんですね。3日間連続で歌って大変だったことでしょう。

b0064411_07122561.jpg

ナタリーさん(シュトゥッツマン)がサイン会に出られなかったのは残念でした。

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2016-10-26 02:41 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
先日、例のごとくカタルーニャ音楽堂の横の音楽学校でリコーダーのリハーサルをしました。
窓から音楽堂が見えるので、また写真を撮ったりして。

b0064411_00362176.jpg


b0064411_00363106.jpg


この柱のタイル、全部模様が違うんですよ。
b0064411_00363127.jpg


b0064411_00362132.jpg


b0064411_00362187.jpg


b0064411_00362138.jpg


b0064411_00362212.jpg


b0064411_00362103.jpg


b0064411_00362155.jpg


どこもかしこも花のモチーフで一杯。
b0064411_00362140.jpg

リハーサルが終わった時、若い男性が入ってきて、今夜この先の楽器屋のホールでコンサートをします、良かったら来てください、とパンフレットを全員にくれました。

それで行くことに! 考えたら、リコーダーのリサイタルって行ったことないかも。

夜のパラウ・デ・ラ・ムシカは昼間より一層華やか。
b0064411_00421182.jpg


b0064411_00421158.jpg


楽器店Musitektonは、細長いお店で、このさらに奥に小さなホールがあるのです。
b0064411_00421108.jpg

b0064411_00421167.jpg

あとで聞いたら、チェンバロはここのものだそうです。

来たのが早かったので、一番前の席、でも一応一番端に座りましたら、あとからリコーダーのグループの2人が来て、横に座りました。
b0064411_00443401.jpg

リコーダー奏者はイギリスのChris Orton、チェンバロ奏者は日本の松岡友子さん。

b0064411_00465612.jpg


b0064411_00465679.jpg
曲目は

1. J.S.Bach
Sonata per a flauta i baix continu en mi major BWV1035

2. G.P.Telemann
Partita num.5 per a flauta de bec i baix continu en mi menor, TWV41

3. J.J. Froberger
Partita VI per a clave sol, FbWV612

4.G.P.Telemann
Fantasia num.7 per a flauta sola, TWV40

5. J.S.Bach
Sonata per a flauta i clave en la major, BWV1032

Chris氏はリコーダーの先生でもあるので、テクニックがすごい。それに、一応楽譜は前に置いているものの、ほとんど暗譜しているようで、4番目のテレマンのファンタジーは、完全に楽譜無し。テレマンはリコーダーの名手だったそうで、このファンタジーはとても素敵でした。
ただ、まあ、始めのバッハに関して言えば、トラヴェルソで演奏したほうが素敵かな、と思いました。
b0064411_00465679.jpg


b0064411_00465612.jpg


b0064411_00443408.jpg


b0064411_00443423.jpg

3曲目はチェンバロの独奏で、フローベルガー。バッハより少し前の時代の作曲家。
局の説明をしてくれました。
4楽章からなるパルティータで、初めのLamentoの最後に長い音階があり、天国に上ってゆくようで(本当に!)オリジナル楽譜には、その先に雲や星が描かれていたとか。
b0064411_00443416.jpg

5曲目のバッハは私も演奏したことがある曲で懐かしく思いました。

大きな音楽堂での演奏会もいいけれど、こういった小さいホールでのコンサートも、特にバロックなんかは素敵だと思いました。


↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2016-10-11 00:30 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
今期リセウ劇場の初めのオペラは モーツアルトの「魔笛」

b0064411_07274976.jpg

演出は(演出というのか)ベルリンのコミッシェオパー、全面的にアニメーションを使った舞台。
これじゃ見る気しない、と思ったのですが、アボノに入っているし、音楽を聴くだけだっていいと思って出かけました。
「魔笛」は、特に曲に関しては正直私の一番好きなオペラかもしれない。今まで本当にいろんなところでさまざまな演出で見たけれど、なかなかいい演出のものが無いんですね。はしゃぎすぎるパパゲーノや、ビブラートかけまくりのパミーナなんて、げっそり…

今回のは、舞台は別として、音楽だけはかなり良かったと思います。

今期のアボノは、かなりケチって5階席(笑)。
かなり横のほうだけれど、このくらい舞台が見えれば上等!
b0064411_07274947.jpg

天井がよく見える(笑)。
b0064411_07274967.jpg


b0064411_07274970.jpg


b0064411_07274911.jpg


b0064411_07274939.jpg

こうしてみると、みんなもう普段の服装ですね。
b0064411_07274979.jpg


b0064411_07274929.jpg

ドレスアップしている人なんかほとんどいない。
でも帰るとき、地下鉄に乗ったら、周りは、あ、オペラ帰り、といったちょっとドレスアップした人がたくさんいましたけれどね。

さて、その「魔笛」です。
写真はLiceuのHPからお借りしています。

舞台は白い壁で、そこに映し出すアニメーションに合わせて歌手も動く。
壁の真ん中あたりの高いところにくるりと回る小さな台があって、歌手たちがそこで歌うようになっています。

長めの序曲(ああ、でも大好き!)が終わると、まずタミーノが大蛇に追いかけられている場面ですが、タミーノの足の部分はアニメで、必至になって走っている様子がおかしい。



このトレーラーを見れば大体わかりますね。

大蛇をやっつけた3人のdamaたち
b0064411_08065556.jpg

3人とも素敵なタミーノ王子に恋してしまう
b0064411_08054818.jpg


パパゲーノの登場
b0064411_08065612.jpg

夜の女王は大蜘蛛!

b0064411_08072678.jpg

魔笛箱のティンカーベルのような妖精
b0064411_08065542.jpg


b0064411_08065663.jpg

モノスタトに追いかけられるパミーナ
b0064411_08065518.jpg

パパゲーノ対モノスタト
b0064411_08054885.jpg

先にパパゲーノとパミーナが会います。
b0064411_08065552.jpg

ザラストロ。クルト・モルを思い出す。
b0064411_08072604.jpg

これから試練を受けなければならない3人
b0064411_08054844.jpg


僧侶たちはシルクハットとスモーキングといういで立ち
b0064411_08054995.jpg

元気を出すパパゲーノ
b0064411_08065516.jpg

沈黙を守る試練の時でもおしゃべりをやめないパパゲーノ
b0064411_08065519.jpg

3人の少年たちがごちそうを運んできてくれる
b0064411_08065578.jpg

火と水の試練に向かうタミーノは、エレベーターでずーっと地下に下りてゆく
b0064411_08054884.jpg

火の試練
b0064411_08054890.jpg

やっと会えたパパゲーノとパパゲーナ
b0064411_08065686.jpg

夜の女王と3人のdama、モノスタトの最後
b0064411_08054899.jpg

大団円
b0064411_08243228.jpg
ステージには不満が残るものの、音楽はとても良かった。生で聞くとやっぱりCD聞いているのとは違いますから…
タミーのは、この役で一躍有名になったアライサの声にとてもよく似ていて、凛とした声が素敵でした。クルト・モルを思い出すザラストロもよかった。
夜の女王はサングラスをかけ白いかつらをかぶっているので、本当に蜘蛛の頭のようだったけれど、歌はヒステリックな感じで良かった。パミーナはビブラートかけすぎでちょっと。パパゲーノはアニメではふざけていたけれど、本人はきちんと歌っていて、初めは硬かったけれど、なかなか良かったです。
全体的に男性歌手がよかったですね。

指揮 Antonello Manacorda

配役
Sarastro Dimitry Ivashchenko

Tamino Jussi Myllys

夜の女王 Olga Pudova

Pamina Maureen McKay

dama1 Mirka Wagner

dama 2 Karolina Gumos

dama 3 Nadine Weissmann

Papagena Talya Lieberman

Papageno Richard Sveda

Monostatos Johannes Dunz

久しぶりの生の「魔笛」、楽しみました。


↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ

by gyuopera | 2016-09-16 07:11 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
先週の土曜日、モダンアート美術館で、リコーダーのクワルテット、Winduのコンサートを聴きに行きました。
b0064411_06113264.jpg

会場は上の階
b0064411_06161078.jpg

こちらが会場
b0064411_06191297.jpg


b0064411_06191116.jpg


b0064411_06191169.jpg


素敵な天井です。
b0064411_06191143.jpg


b0064411_06191161.jpg


かなり早めに行ったのですが、もうほとんどいっぱいで、席は演奏者の後ろ(!)
b0064411_06191205.jpg

全員がソプラノ・あると・テノール・バスリコーダーを吹くのですね。
b0064411_06234771.jpg


曲目はバロックももちろんですが、モダンな曲を多く入れていました。

Ano Part(Estonia 1935)]
Pari intervallo(1976/1980)

Johann Sebastian Bacn(1685-1750)
ContrapuntusI

Tarquinio Merula(ca.1590-1665)
La Lusignuola

Johann Sebastian Bach(1685-1750)
Allegro

Thomas Simpson(1582-1628)
Bonny sweet Robin

Hugh Ashton(l485-1558)
Hugh Ashton's Maske

Antonio de Cabezon(1510-1566)
El canto del Caballero, Diferencias

Chiel Meijering(Amsterdam, 1954)
The mistery of the leaning tower
Pet rescue
Zakpijpen

みんなテクニシャンぞろいで、全部バロックだったら、退屈だったかもしれませんが、モダンな曲を入れることでプログラムに変化があり、楽しく聞けました。
Merulaの「ウグイス」は、本当に小鳥のさえずりのようでした。また、最後のMeijeringという作曲家は、ジャズやモダン音楽に大きな影響を与えた作曲家だそうで、さもありなんという曲ばかり。勿論バッハのアレグロは、息もつかさぬ演奏でした。

私の席からは、こんな風にしか見えなかったので

b0064411_06252609.jpg


b0064411_06252676.jpg


b0064411_06252770.jpg


MEAMのサイトから写真をお借りしました。
ちょっと私が写っちゃっているけれど…
b0064411_06433674.jpg


b0064411_06444186.jpg

b0064411_06433644.jpg


b0064411_06433668.jpg


b0064411_06433684.jpg


b0064411_06433613.jpg

なかなか素敵なコンサートでした。
b0064411_06252400.jpg


b0064411_06252543.jpg


b0064411_06252347.jpg


b0064411_06252596.jpg


彼、エロイは私たちのリコーダーオーケストラの指揮者なのです。
手前のご婦人方はみんなオケのメンバー
b0064411_06252683.jpg


今後のプロジェクトなどを話してくれました。
b0064411_06252668.jpg

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2016-09-11 22:12 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)

グラナダ音楽祭の夜

グラナダ音楽祭のカルロス5世宮殿で行われるコンサートは夜10時半から。
b0064411_07141498.jpg

b0064411_07141464.jpg

会場はパティオになっていて、天井がありません。音響はどうでしょうか。

b0064411_07141470.jpg

大きく映っているAlhambraというのは、ビールのメーカーで、今回スポンサーだったんですね。
会場は結構席の数が多かったようですが、満杯でした。
b0064411_07141434.jpg

b0064411_07141349.jpg

演目はPhilippe JarousskyとEnsemble Artaserseで、17世紀のイタリア音楽、初期オペラのアリア集です。

Jarousskyは、今期このコンサートツアーが最後になるはずだったのですが、病気で1か月間、すべてのコンサートがキャンセルになり、グラナダも大丈夫かしらと心配しましたが、病後初めてのコンサートになりました。


b0064411_07141441.jpg

プログラムは次の通り。
Part I
Pietro Antonio Cesti(1623-1669)
Sinfonia, de Le disgrazie d'amore
"Aria <Festeggia mio core!>, de Le disgrazie d'amore

Francesco Cavalli(1602-1676)
Retitativo y Aria de Endimion <Lucidissima face>, de La Calisto

Luigi Rossi(1597-1653)
Lamento de Orfeo <Lasciate avermo>, de L'Orfeo

Giovanni Antonio Pandolfi Mealli(1630-1670)
Sonata para violin <La cesta>(extracto del op.3 num.2)

Francesco Cavalli
Aria de Brimonte <All'armi mio core>, de La Statira

Marco Uccellini(1603-1680)
Sinfonia quinta a cinco instrumentos(extracto del op.7)

Giovanni Legrenzi(1626-1690)
Gran escena de Giustino <O del ciel inguista legge!>, de Il Giustino

Girolamo Frescobaldi(1583-1643)
Canzona quinta a cuatro(extracto de Canzoni da sonare)

Luigi Rossi
Aria <M'uccidete begl'occhi>

Agostino Steffani(1654-1728)
Aria <Sorge Anteo>, de Alarico, il Baltha, Re de Gothi

Part II

Marco Uccellini
Sinfonia sexta a cinco instrumentos, op.7

Claudio Monteverdi(1567-1643)
Aria <Con che soavita>, de Il settimo libro dei madrigali

Francesco Cavalli
Sinfonia <L'Ercole amante>, 1662
Aria de Giasone <Delizie contente>,de Il Giasone
Recitativo y aria de Nerillo <Che citta>, de L'Ormindo

Agostino Steffani
Obertura de Marco Aurelio
Recitativo y Aria de Anfione <Dal mio petto>, de Niobe, Regina di Tebe

Giovanni Legrenzi
Sonata a dos <La Spilimberga>

Pietro Antonio Cesti
Lamento de Polemone <Berenice, ove sei?, de Il Tito

Agostino Steffani
Aria ciaccona <Gelosia, lasciami in pace, de Alarico, il Baltha, Re de Gothi


コンサートは、曲と曲の間に間をおかず、メロディーのように続けて演奏されました。
病み上がりで一層細くなったJaroussky、声は大丈夫かしらと思ったら、1か月歌わなかったからか、とても繊細で美しいのです。曲も、その声を生かすような曲ばかり選ばれていて、カウンターテナーの多くに見られる不自然な発声は全くなく、感情表現の素晴らしさで、思わず涙を誘われる歌がいくつもありました。特にロッシの「オルフェオの嘆き」や、ステファニの”Dal mio petto" は素晴らしかったと思います。
アンサンブルだけの演奏も、Alessandro Tampieri氏の素晴らしいテクニックが会場を沸かせました。コルネット奏者は、楽器を替えて、実にいろいろ演奏するのでびっくり! ビオラ・ダ・ガンバの女性が、ピンと姿勢を正しくして演奏している姿がとても素敵でした。
円形の石の会場は、反響しすぎることが無く、とてもよく聞こえました。
Jarousskyの繊細なピアニッシモがきれいに響き、堪能することができました。

プログラムが終わると、Jarousskyはアンサンブルの一人一人と握手し、感謝の気持ちを表していました。

ちょっと同じような写真ばかりですが

b0064411_08022722.jpg


b0064411_08022755.jpg


b0064411_08022745.jpg


b0064411_08022667.jpg


b0064411_08022609.jpg


b0064411_08022652.jpg


拍手にこたえて再登場し、

「10年前ここで歌いましたが、またこの素晴らしい宮殿で歌えるのはとてもうれしい、1か月間病気で、まだ完全ではないんですが」

とことわり、モンテヴェルディの Il dolce tormentoを歌ってくれました。

とても素敵だったのですが、さすがに病み上がりで疲れたようで、それ以上は無理のようでした。
b0064411_08022699.jpg


b0064411_08022637.jpg

b0064411_08072475.jpg


b0064411_08072417.jpg


b0064411_08072482.jpg


終わって外に出ます。もう夜中の1時を回っています。
b0064411_08072526.jpg


b0064411_08072543.jpg


素敵な会場だったのでちょっと立ち去りがたくて写真を撮っていました。
b0064411_08072511.jpg


b0064411_08072582.jpg


b0064411_08072438.jpg


片隅に、人が集まっていました。サインを求める人たちのようでした。
一緒に待っていたら、かなり経ってからJarousskyが出てきて、
「今日は遅いので、これから何か食べなくてはならないし、残念ながらサインはできません。またこの次に来たとき、2時間やりますから」
とみんなに断っていました。わざわざ本人が出てきてそういうことをみんなに伝えるなんて、誠実な人なんでしょうね。
b0064411_08072403.jpg


b0064411_08072446.jpg

b0064411_07141442.jpg

コンサートの余韻を楽しみながら、ホテルのほうに歩いていきますと、とても素敵な黒塗りの車が停まっていました。男性2人が、誰かを待っているようです。
きっと、ジャルスキーを待っているのだ、と思い、しばらく待っていると、着替えてきた本人が来ました。
周りにいたファンは、まだサインやら写真を次々ねだっています。
お疲れのようだし、きっと、早くホテルにかえって食事したいんでしょうに、とても声をかける気にはなりませんでした。、やっとみんなが話し終わって車に乗り込むと、音もなく出て行きました。ハイブリッドの車なんだわ。

b0064411_08241981.jpg

日中は40度近くもあった気温が、夜になると20度以下に下がるのです。上着を持ってきてよかった。ホテルもすぐ近くで本当によかった。
その夜は、ホテルの窓を閉めて寝ました。


↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2016-07-07 22:01 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
音楽続きですが、今夜はカタルーニャ音楽堂で、バッハの「ロ短調ミサ」を聴きました。

b0064411_07074382.jpg

今回、4列目の真ん中に席を取ったら、ここの平土間って、1,2列が無くて、3列から始まるんですね。4列目ということは2列目。それも1列目は、ステージにほぼくっつくくらい近くて、前を人が通れないくらい。
ですから、2列目でも前過ぎて、もう少し後ろに取ればよかったと思いました。

b0064411_07074342.jpg

b0064411_07074402.jpg


b0064411_07074492.jpg


b0064411_07074493.jpg


b0064411_07074471.jpg


ステージの壁から乗り出している音楽の精(?)達ですが
b0064411_07074448.jpg


このフルート、逆なんですよね。
b0064411_07074537.jpg


このチェンバロ、立派な足がついています。
b0064411_07074345.jpg

指揮はバロックの大御所、ウィリアム・クリスティ。彼はアメリカ生まれで、なんとハーバード大学を出ているのですね。1971年からフランスに住んで音楽活動をしています。
オーケストラは、クリスティの Les Arts Florissants(レザール・フロリサン)
今回の第一ヴァイオリンは、ヒロ・クロサキ氏! にこやかで、クリスティとPJとチッチの録音風景の動画の時と全然変わっていません。

プログラムのソリストを見たら、ソプラノにキャサリン・ワトソンが入っていてびっくりしました。私は彼女のヘンデルのオラトリオ、テオドーラをパリで聞いています。この時もクリスティ指揮でした。

ソプラノ  Katherine Watson
カウンターテナー  Tim Mead
テノール   Reinoud Van Mechelen
バス     Andre Morsch

男性3人は、プログラムの写真はみんなあごひげが無いのに、ステージに出てきたら、3人ともあごひげをはやしていてだいぶ雰囲気が違いました。

クリスティがさっそうとステージに出てきました。
Youtubeなどで見ていると、とてもお爺さんに見えるけれど、まだ72歳で、ステージに立つとやたらとかっこいいんです。そして、びしっとしたモーニングに黒い靴、真っ赤な靴下をはいているんです。

b0064411_07074340.jpg

演奏が始まった途端、ああ、バッハだ! と体に旋律が走ります。
ホント、もう少し後ろの席にすべきでした。
ソリストたちはコーラスの中に入っていて、一緒に歌っています。そして独唱の時だけ前に出てきます。

ワトソンさん、控えめだしキンキンする声ではないので、ミサ曲にはぴったり。カウンターテナーはカウンターアルトのパートですが、クリスティはカウンターテナーがお好きのようです。テノールもよかったけれど、バスが明るい声のバスで、素敵でした。

中で一番有名な Agnus Dei 、静かで大変美しい曲で、カウンターテナーが歌いました。

この曲、きっとお聞きになったことがあると思います。



盛り上がるところは盛大に盛り上がって、素晴らしい演奏でした。
b0064411_07292718.jpg


b0064411_07292658.jpg


b0064411_07292742.jpg


b0064411_07292774.jpg


b0064411_07292703.jpg



b0064411_07292784.jpg


ヒロ・クロサキ氏。拍手していたら、目が合ってしまいました。そしたら、にっこりしてくれました。
b0064411_07292860.jpg


b0064411_07292606.jpg


クリスティ氏の赤い靴下。とても目立ちます。
b0064411_07292642.jpg

b0064411_07385176.jpg


b0064411_07385087.jpg


いいコンサートでした。

外に出ると、プレンサの彫刻がライトアップされていました。
b0064411_07385106.jpg

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2016-06-17 06:49 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
この前の日曜日は、バルセロナで一番古いロマネスクの教会、San Pau del Camp修道院で、私がリコーダーを教えてもらっている守谷敦氏の中世音楽アンサンブル、Matelierの中世音楽のコンサートがありました。

ちょっと早く着いたので、裏側から回ってみました。

b0064411_04494406.jpg


b0064411_04494580.jpg


b0064411_04494574.jpg


b0064411_04494530.jpg


扉が開いていたので、入ると
b0064411_04494537.jpg


ミサの最中
b0064411_04494563.jpg


上のステンドグラスの丸窓が開くようになっているんですね。
b0064411_04494408.jpg


床のモザイクがきれいなので、鑑賞していたら、寄付が回ってきた。
b0064411_04494470.jpg


ミサが終わって、コンサート
b0064411_04494482.jpg


b0064411_04494430.jpg

オルガネットという楽器を調律しています。
b0064411_04532218.jpg

この楽器、あとで説明されて初めて分かったんですが、反対側にふいごがあって、それで常に風を送り込んで音を出すのですね。
b0064411_04532257.jpg

アンサンブル Matelierのメンバーは
 須賀麻里江  フィーデル
 Daniel Buxeda オルガネット
 守屋敦    リコーダー

で、15世紀のキプロス写本に収められた中からの演奏。
当時のキプロスはフランス文化圏を保っていましたが、王家の婚姻などによって、新しい文化が入り、当時としては大変斬新な曲だったということです。

b0064411_04532358.jpg

中世音楽を聴く機会は今まであまりなかったので、興味深々。
初めの曲は "Le moi de mai", ゆったりした曲ではあるけれど、フレーズにより目にも止まらぬ運指で軽やかにリコーダーを演奏、耳に心地がいい。いいなあ、あんな風に軽々と吹けたらなあ。

次の曲はテノールリコーダーに替えてスローな曲。ところがオルガンと同じような波長なのか、リコーダーの音がほとんど聞こえない…

フィーデルも部分的に非常に早い装飾的フレーズはあるものの、音域はそんなに広くなくて、ゆったりした曲が最後まで続くので、瞼がだんだん下がってくる。
う~ん、どういう機会に演奏されたんだろう? 

前半が終わったところで、楽器の説明など。
b0064411_04532196.jpg

b0064411_04532236.jpg


b0064411_04532208.jpg


後半もゆったりとした曲が続き、一番最後の曲はハーモニーがとてもきれいだと思いました。
b0064411_04532278.jpg

皆さん素晴らしい演奏家たち。
そしてこの礼拝堂は、こんな音楽にぴったり。
もっといろいろなところで演奏する機会があるといいですね。

一番初めの曲 "Le moi de mai"の演奏のYoutube



追記: 後から守谷氏に伺ったのですが、特に2曲目など、リコーダーの音があまり聞こえなかったことについて、彼はリコーダーがあまり目立つような演奏をしたくないので、オルガンの音にダブるような音域を利用して、オルガンをサポートしているように吹いているとのことでした。なるほど!! 一般にリコーダー吹きは、目立つ演奏を好むものですが、彼はもっと深いところで中世音楽を理解し演奏しているのだと感心。

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ

by gyuopera | 2016-06-15 04:43 | オペラ、コンサート musica | Comments(4)
今日は、Caldes de Montbuiという、温泉で有名な近郊の町でコンサートをやりました。コンサートといっても、町のあちこちでポピュラー・クラッシック・ジャズのライブが行われる Todo Musica というイベントに参加したので、道で演奏しただけで、コンサートとは言えないかもしれませんが、気楽で楽しい経験でした。

Caldesの町は、あちこち歩いたわけではないけれど、まあこんな感じで

b0064411_06065347.jpg


b0064411_06065218.jpg


b0064411_06193075.jpg


b0064411_06193032.jpg


b0064411_06193166.jpg


b0064411_06065274.jpg


b0064411_06065249.jpg


突き当りに見えるのがサンタ・マリア教会
b0064411_06065379.jpg


b0064411_06065346.jpg


b0064411_06065306.jpg


b0064411_06065228.jpg
あちこちからライブ演奏が聞こえます。

b0064411_06065212.jpg

b0064411_06120760.jpg


b0064411_06120799.jpg


b0064411_06120701.jpg


どうやらこのあたりで演奏するらしい。
b0064411_06120827.jpg

b0064411_06120821.jpg


b0064411_06120890.jpg


みんな準備をします。
b0064411_06120836.jpg


b0064411_00355248.jpg

指揮のEloiが、ちょこっと曲の解説。

b0064411_15024116.jpg


b0064411_15024157.jpg

一応全部のプログラムを演奏した後、しばらく時間を置いて、もう一度演奏。


全員が集まったわけではないけれど、結構よかったんでは?
b0064411_06120816.jpg

b0064411_15073848.jpg

記念撮影
b0064411_06120875.jpg


2度目の時。
b0064411_06120717.jpg

道行く人が、ちょっと足を止めて聞いてくれる、そんな気軽なコンサート。

終わった後は、サンタ・マリア教会をちょっと見て
b0064411_06193263.jpg


b0064411_06193275.jpg

b0064411_06193117.jpg

b0064411_06193124.jpg



b0064411_06193105.jpg

b0064411_06193134.jpg

b0064411_06193199.jpg
結構楽しい経験でした。


↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ
by gyuopera | 2016-06-12 17:48 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)
今回のオペラは、ヘンデルの「セルセ」
あの有名な「オンブラ・マイ・フー」が歌われるアリアです。

b0064411_23000506.jpg

このオペラのストーリーは本当に他愛ないもので、ヘンデルのオペラの中ではあまり面白くないんですが、オケがスピノジ指揮のアンサンブル・マテウスでしたから、これは聴かなくちゃ、とチケットを求めました。

席は4階の3列目、それも真ん中ではなくかなり右寄りでしたから、ステージの半分が見えない。でも、まあコンサート形式ですからね。

b0064411_22483876.jpg

b0064411_22483858.jpg
でも、後半は帰ってしまった人が私の周りに結構いて、後半(のほうが長い)は最前列に席を移動、ステージ前部が見えてよかったです。
コンサート形式ですが、バロックのオペラは楽器を見ているだけでかなり楽しいし、立って歌っているだけでなく、多少演技も入れたりするので、退屈なことはありません。

とにかく上演中は撮影禁止。で、リセウからの写真をお借りします。

ステージからはこう見える
b0064411_23000547.jpg

配役は

Serse Jose Maria Lo Monaco

Romilda Hanna Husahr

Arsamene David DQ Lee

Atalanta Veronica Cangemi

Amastre Ivonne Fuchs

Elviro Christian Senn

Ariodante Luigi De Donato

Jean-Christophe Spinoji 指揮 Ensemble Matheus

有名なアリア「オンブラ・マイ・フー」は、オペラの一番初めに歌われるセルセのアリアですが、初めなのでまだ声の調子がよくなかったのか、ビブラートがひどくかかってあまり素敵ではなかったので残念。その後セルセ役はだんだん調子を取り戻してよかったんですが。

コーラスの時は、ソリストの歌手が全員で歌うのですが、オーケストラのメンバーが立ち上がってみんなで歌うのもあって、楽しかったです。
b0064411_22445243.jpg

ロミルダとアタランタ
b0064411_22445279.jpg


セルセとロミルダ
b0064411_22445261.jpg


アルサメーネ役の韓国のカウンターテナーが素晴らしく上手で、しっとりとしたアリアはじっくり聞かせるし、超絶技巧のアリアも完璧なテクニックで喝采を浴びました。また、高い音から、低いバスの音まで出して、聴衆を沸かせました。
b0064411_22445287.jpg

カーテンコール

b0064411_22445392.jpg

b0064411_22483869.jpg


b0064411_22483822.jpg

b0064411_22445275.jpg

b0064411_22445274.jpg

このオペラで唯一有名な「オンブラ・マイ・フー」

歌詞は 「かつて木陰がこんなに親しく愛すべき甘美なものであったことはない」
と繰り返し歌い、それだけなのですが、なぜか感動させるのです。
これはペルシアの王セルセが、軍を率いて遠征中、大きく葉を広げて茂るプラタナスの大木を見て感動して言ったとされています。
ペルシアという雨の少ない土地では大きく茂る木はほとんどなく、この木を見て感動したというセルセの気持ちがわかるよう、歌が進むにしたがって、大木が想像できるような歌い方をされるべきだと思います。多分、大木がいくらでもあるような雨の多い国の人たちには、この感動がわからないかもしれません。
私の一番好きなバージョンのオンブラ・マイ・フー。


明日から日曜日まで、息子のいるブリュッセルに行ってまいります。その間、ブログはお休みさせていただきます。

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへジモモ バルセロナ

by gyuopera | 2016-04-18 06:12 | オペラ、コンサート musica | Comments(4)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera