2017年 12月 11日 ( 1 )

先日の日曜日は、モンテヴェルディの最後のオペラ、「ポッペアの戴冠」を聴きに、リセウ劇場に行きました。オケがスピノジ指揮のアンサンブル・マテウスですから、期待していました。
モンテヴェルディのオペラは、初めてのオペラということで、1642年にヴェネツィアで初演されたもの。
古代ローマ皇帝ネローネ(ネロ)が、周囲の反対を押し切って、愛するポッペアを皇后にするお話。

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この日は特に冷え込んでいたこと、同じ日にエルトン・ジョンのコンサートがあったことなどで、かなり空席が目立ちました。
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私は例によって5階の2列目、つまり最後部ですから、天井もすぐ近く。
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でも、すいていたのでかなり真ん中に移動できて、ステージはよく見えましたし、後半は一列目の人がずいぶん帰ってしまったので、最前列の真ん中で鑑賞できました。
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5階ということもあってか、初めアンサンブルの音がとても小さく聞こえ、コルネット奏者はリコーダーも兼ねているのですが、コルネットはあまり得意でないのかな?という感じでしたが、もともと大劇場で上演するようには作曲されていないのですから当然と言えば当然。でも音響の良い劇場なので、だんだん良く聞こえるようになりました。
スピノジの指揮はきびきびとして気持ちよく、わかりやすい。でもチェンバロの時だけは演奏をしないで、時々は椅子に座っていました。
20人ほどのアンサンブルですが、アルペジャータで演奏していたカンテレ奏者も混じっていました。

歌手は、ポッペア役Sabina Puertolas, ポッペアにしては品が良すぎた感じがしましたが、なかなか素敵で表現力も十分。ネローネがカウンターテナーの David DQ Lee, 彼は時々は暴走気味に歌い、王の威厳や品位はかなぐり捨てて、かなり「狂気」を押し出していたように思いました。セネカ役のLuigi de Donatoも低い響くような声で、でも自害するときもあまり感動的ではなくて残念。
オッターヴィアの Maite Beaumontも「さらばローマ」は熱唱でしたが、その割には感動的でなく。
一番の期待の最後のネローネとポッペアの愛の二重唱は、もうすこし美しく歌ってほしかった。DQ Leeさん、最後まで狂気じみていました。

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この最後のデュエットのYoutubeがありました。



同じデュエットのジャルスキーのものと比べてみてください。


ジャルスキーのネローネは、狂気をも表しているのですが、品位が感じられるのです。

この時代のオペラは楽譜のすべてが残されているわけではありませんから、演奏者によってかなりの違いができるのですが、まあ、好みでしょうけれど。

家に帰ったら、隣のビルにクリスマスイルミが付いていました。

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by gyuopera | 2017-12-11 17:40 | オペラ、コンサート musica | Comments(2)

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