2017年 02月 27日 ( 1 )

先日、リセウ劇場でヴィヴァルディのオペラ Teuzzoneを聴きました。
ジョルディ・サバイの指揮で彼の率いるオーケストラ、Le Concert des Nacionsのコンサート形式で、2日のみの上演。

Teuzzoneというオペラは初めてだったので、あらかじめストーリーを読み、Youtubeで全曲を聴きました。ただ曲だけ聞いているとあまり面白いとも思わなかったので、当日はどうしようかな~と迷っていましたが、せっかくいい席だし、行くことにしました。

今回は4階の席ですが、ど真ん中
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コンサート形式なので、オケボックスがせりあがって舞台になっています。
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4階はバールがあるんですね。知らなかった。
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サバイ指揮の序曲の演奏がYoutubeで聞くことができます。いかにもVivaldiらしいオペラ。ちょうど四季を作曲したころの作品です。
この序曲の演奏の前に、琵琶のような楽器と、琴のような楽器(名前がわかりません)2台で中国風(日本風っぽく聞こえました)の演奏をし、序曲に続きました。

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Teuzzoneというあまりなじみのないオペラのストーリーは、興味のある方はこちらを呼んでいただくとして、中国が舞台の物語で、要約すると、皇帝が亡くなって跡継ぎを実の息子のTeuzzoneにゆだねるという遺言を、若き王妃ジディアーナが大臣と総督を抱え込んで、自分が跡継ぎであると偽装してしまう。Teuzzoneは反旗を翻すともとらえられ死刑を宣告されるが、国民の前で次の皇帝の発表をする際、大臣が偽装に耐えられず、本当の後継者は息子のTeuzzoneであると発表、Teuzzoneは婚約者のタタールの姫ゼリンダと結ばれ帝位につく、というもの。

Savallの指揮するLe concert des Nationsは素敵だと思いましたが、Vivaldiの音楽に関しては、スピノジやファゾリス指揮の強弱を非常に際立たせるきりっとした演奏と比べると、ちょっと上品すぎるような気がしました。
また、歌手が歌うとき、もう少しオケのボリュームを抑えないと、初めのうちは歌手の声がよく聞こえなくて残念でした。

曲は全くVivaldiそのもので、ゼリンダのアリアの一つは管弦楽のコンチェルトをそっくり使ってあって、「あれ~」なんて思いました。
歌手に関して言えば、とにかくゼリンダ役のSonia Prinaが抜きんでていて、その素晴らしい表現力は圧倒的でした。影が薄かったのがジディアーナ役のMarta Fumagalli, 頑張っていたのが大臣のCino役のRoberta Mameli. 肝心のタイトルロールのPaolo Lopezはソプラニスタで大変高い声で歌いましたが、高いせいか歌詞が聞き取りにくく、ちょっともどかしさがありました。
3時間15分の長いオペラですが、後半になってくるとだんだん激しいアリアも出てきて盛り上がり、かなり楽しみました。
Youtubeを聴いているのと生演奏を聴くのとでは大変な差があるものだと思ったことでした。

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Savallの右横がSoniaさん。実力もありますが、衣装も大胆。
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配役
Teuzzone Paolo Lopez 
Zidiana Marta Fumagalli
Zelinda Sonia Prima
Sivenio   Furio Zanasi
Cino Roberta Mameli
Egaro Aurelio Schiavoni
Troncone Carlo Allemano


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by gyuopera | 2017-02-27 07:28 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

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