2008年 11月 29日
Godia財団の展示を見に |
Godia財団というのは、実業家であり、カーレーサーであり、美術品のコレクターだったFrancisco Godia(191-1990)の娘さんが、父親のコレクションを保管・展示するために1999年に作った財団で、初めはValencia通りにあったのですが、つい最近、Diptacion通りに引っ越して、一般公開されました。
新しい財団は、Casa Garriga Nogués という建物の中にあり、この建物は、19世紀から20世紀初頭にEnric Sagnier,の設計で建てられました。
このEnric Sagnierという人は、よほど人気のあった建築家だったらしく、Sarda計画で区画整理されたバルセロナの建物で、なんと46もの設計をしています。バルセロナを歩いて、わぁ、立派な家!と思ったら、大体がこの人の設計。
この建物自体がもう芸術品です。
内部は撮影が一切禁止なので、内部および展示物の写真は、財団のHPからお借りしています。
入口を一歩入ると、目もくらむような美しさ。
優雅にカーブを描く大理石の階段が、二階に伸びています。昔は、一階は車庫や使用人が住み、二階に家族が住んでいたのです。
階段のわきには、真っ赤なレーシングカーが置かれていました。
この階段をあがってゆくときは、ドキドキしてしまいました。 上からは、パティオからと天井のステンドグラスから光が入って、とても明るい。 最高級のホテルのようです。
各部屋の天井や壁の素晴らしいレリーフをお見せできなくて残念です。
展示品は、まずロマネスクの部屋から。 ここは展示用にシンプルです。
木彫りのキリストや聖母、聖人の像が並びます。
どれもとても素敵な作品ばかりです。ゴシックに比べ、温かみがあるので、ロマネスクの像はとても好きです。
ゴシックの絵画や彫刻ももちろんありますが、私はロマネスクの素朴な感じが好き。
長くなるので、続きはこの次に。
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
新しい財団は、Casa Garriga Nogués という建物の中にあり、この建物は、19世紀から20世紀初頭にEnric Sagnier,の設計で建てられました。
このEnric Sagnierという人は、よほど人気のあった建築家だったらしく、Sarda計画で区画整理されたバルセロナの建物で、なんと46もの設計をしています。バルセロナを歩いて、わぁ、立派な家!と思ったら、大体がこの人の設計。
この建物自体がもう芸術品です。
内部は撮影が一切禁止なので、内部および展示物の写真は、財団のHPからお借りしています。
入口を一歩入ると、目もくらむような美しさ。
優雅にカーブを描く大理石の階段が、二階に伸びています。昔は、一階は車庫や使用人が住み、二階に家族が住んでいたのです。
階段のわきには、真っ赤なレーシングカーが置かれていました。
この階段をあがってゆくときは、ドキドキしてしまいました。 上からは、パティオからと天井のステンドグラスから光が入って、とても明るい。 最高級のホテルのようです。
各部屋の天井や壁の素晴らしいレリーフをお見せできなくて残念です。
展示品は、まずロマネスクの部屋から。 ここは展示用にシンプルです。
木彫りのキリストや聖母、聖人の像が並びます。
どれもとても素敵な作品ばかりです。ゴシックに比べ、温かみがあるので、ロマネスクの像はとても好きです。
ゴシックの絵画や彫刻ももちろんありますが、私はロマネスクの素朴な感じが好き。
長くなるので、続きはこの次に。
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
by gyuopera
| 2008-11-29 23:59
| 展覧会、展示会 exposition
|
Comments(6)
Commented
by
woodstove at 2008-11-30 07:18
あらためて言うのも何ですが。。。。
バルセロナって本当に建物の博物館みたいな街ですね。
ガウディだけが建築家では無いとあらためて感じましたよ。
バルセロナって本当に建物の博物館みたいな街ですね。
ガウディだけが建築家では無いとあらためて感じましたよ。
0
Commented
by
gyuopera at 2008-11-30 08:30
♪ woodstoveさん、こんばんは。そうなんです。バルセロナは古代ローマ時代に始まって現代まで、さまざまな時代の建物・建築物が混在しているのが本当に面白いんです。
ガウディが活躍していた時期は、建築ラッシュだったわけで、素晴らしい建築家がたくさんいました。ガウディだけが特に際立っていたわけではありません。ガウディの異色さは確かに目を惹きますが、ドメネク・イ・ムンタネルやプッチ・イ・カダファルク、ジュジョールなど、素晴らしい作品を残した建築家がたくさんいました。
ガウディが活躍していた時期は、建築ラッシュだったわけで、素晴らしい建築家がたくさんいました。ガウディだけが特に際立っていたわけではありません。ガウディの異色さは確かに目を惹きますが、ドメネク・イ・ムンタネルやプッチ・イ・カダファルク、ジュジョールなど、素晴らしい作品を残した建築家がたくさんいました。
Commented
by
ogosyu at 2008-11-30 10:35
gyuさん、おはようございます!今実は夜中。
本当、もう外観のモチーフ見てるだけでウットリ。きれい~と口に出してしまいました。
室内の内装に使ってあるの、もちろんマーブルよね。本当豪華ですね。
こういう生活をできる人が昔も今もいたのよね~と考えてしまいました。
木彫りの聖人は我が家にも何象かおいてみたいな、なんて思っちゃた。次回も楽しみにしています。
本当、もう外観のモチーフ見てるだけでウットリ。きれい~と口に出してしまいました。
室内の内装に使ってあるの、もちろんマーブルよね。本当豪華ですね。
こういう生活をできる人が昔も今もいたのよね~と考えてしまいました。
木彫りの聖人は我が家にも何象かおいてみたいな、なんて思っちゃた。次回も楽しみにしています。
Commented
by
gyuopera at 2008-11-30 17:02
♪ ogosyuさん、おはようございます。100年前くらいはバルセロナは産業が大変盛んだったので、大金持ちがたくさんいたんですね。Enric Sagnierという人は、こういう豪華な雰囲気の建物を、バルセロナになんと46も設計しています。ガウディよりもずっと人気があった人じゃないかな。
今も美しいと思えるのは、こうしてきれいに修復しているからで、されてないものはちょっとお化け屋敷のようです。
ロマネスクの木彫りの像たちは、暖かく親しみやすく、かつ素朴でいいですね。骨董市にもたまに出ますが、それはすごい値段ですよ。12,3世紀ですからねぇ・・・。
今も美しいと思えるのは、こうしてきれいに修復しているからで、されてないものはちょっとお化け屋敷のようです。
ロマネスクの木彫りの像たちは、暖かく親しみやすく、かつ素朴でいいですね。骨董市にもたまに出ますが、それはすごい値段ですよ。12,3世紀ですからねぇ・・・。
Commented
at 2008-11-30 21:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
gyuopera at 2008-12-01 07:04
♪ 鍵コメさん、こんばんは。そうか、お忙しいんですね。お体壊さないようにしてくださいね。
ビザのこと、よかったですね。
ビザのこと、よかったですね。