Casa Amatller カサ・アマイェ訪問 2


エレベーターで最上階に上がって通された部屋はここでした。
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そこでスライドを見ながら、歴史などを解説してくれました。

Casa Amatllerを建てたAmatllerさんという人は、そのおじいさんが1797年、バルセロナに初めてチョコレート工場を建てた人で、三代続いたチョコレート製造業の成功者です。
初めの工場はモンジュイックに建てられ50人程度の従業員がいて、朝6時から夜6時までの12時間労働でした。
三代目のAmatllerさんがサン・アンドレウ地区に大きな工場を建て、かなり大々的に事業を広げました。当時、スペインでは随一のチョコレートメーカーだったのです。

当時、セルダ計画と言って、バルセロナの周りにあった市癖を取りのぞき、アイシャンプレ地区の通りを碁盤の目にし、グラシアやサンツ地区とつなげて、バルセロナが大きくなった時でした。

モノクロの写真は、財団から拝借したもの。

Casa Amatllerのあるグラシア大通りの家は、建てられた1875年、このようにみんな外観が同じだったのです。
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この真中がCasa Amatllerのもとの姿。その隣がCasa Batlloのもとの姿です。
Casa Amatllerがこの区画でいちばん初めにモデルチェンジ、続いてCasa Batllo がガウディの手によってモデルチェンジされました。そして同じブロックのCasa Leon Moreraがドメネク・イ・ムンタネルによってモデルチェンジ。

次々に特徴のある素晴らしい建物が並び、このブロックは"Manzana de discordia"(不和のブロック)と呼ばれました。というのも、どれが一番美しい建物か?という質問を、ギリシア神話の三美神のパリスの審判にたとえたわけです。

さて、Casa Amatllerは、こんな風になりました。1900年のことです。
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ゴシック風の装飾、中世のモチーフが繰り返しでてきます。

内部は一般公開されていませんが、写真がたくさんあるので、当時の様子をしのぶことができます。
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廊下のように見えますが、ダイニングで、ここは手を洗う場所。
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ダイニング。Amatller氏とお嬢さんのTeresa。夫人はTeresaが生まれてすぐに家を出られたそう。
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Teresaは常にAmatller氏と一緒にいましたので、ご夫婦と思われていた人も多かったとか。
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この部屋は、私たちがこの説明を聞いた部屋です。Amatller氏が世界をあちこち旅行して撮った写真が飾られています。
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こちらがTeresaの部屋
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建物を外から見て、窓に女性の像があるところがTeresa の部屋でした。
彼女はAmatller氏が亡くなるとすべてを引き継ぎ、1941年Instituto Amatller de Arte Hispánico財団を設立しました。

   Teresa Amatller  
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この財団は、Amatller氏の趣味であった世界中の秘宝のコレクションの保存と、また彼の趣味の写真の保管、そしてこのCasa Amatllerの保存を目的としています。
アマチュア写真家と言っても、そのレベルはかなりのものだったようで、ニューヨークの写真展およびブリュッセルの写真展で賞を獲得、メダルが保管されています。

Amatller氏は、本当に何でも保管しておく人で、家を建てたときのすべての資料が残されています。タイル職人、ランプ職人に払った領収書、もちろんプッチ・イ・カダファルクに払った明細も。

Casa Amatller訪問記はまだ続きます。

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Commented by amaryllis0110 at 2008-11-11 22:35
gyuさん こんばんは。

↓の記事でカサ・アマイェをカサ・バッティヨの向かって右側と勘違いいたしました。ゴメンナサイ!お写真に建物の名前が入っていて間違いに気づきました(><);
年季の入った木造の梁などに龍や魚?の彫刻が施されていて面白いですね!
アマイェ氏はチョコレートで財を成した方とのこと。
スペインの人たち、ずいぶんたくさんチョコレートを食べたのですね(^^);

Commented by EKreidolf at 2008-11-11 23:00
すごく興味深い建物ですね!!
人間の想像力・・・について考えました。
創造された建築物のはずなのに、独創的な部分とどこかでみたような懐かしい部分が混同して存在してる・・・面白いです~~
それに素晴らしい100年前のエレベーターも、ドキドキしてみてしまいました♪ありがとうございます!
Commented by gyuopera at 2008-11-12 03:24
♪ ジャスミンさん、今晩は。 いつもコメントありがとうございます。
チョコレートは昔から高いものでしたから、食べたり飲んだりできるのは、ある程度裕福な家庭だったことでしょうね。当時バルセロナは、繊維製品が非常に盛んでしたから、たくさんの工場があり、街はとても貼ってインしていた時期で、たくさんの財閥ができました。
今では中国製品に押されて繊維産業はからきしだめで、ほとんどが工場閉鎖になっています。
カサ・バッティヨは、リンクをクリックしますと、HPに飛ぶことができます。とても素敵なHPなので、ぜひご覧になってください。
Commented by gyuopera at 2008-11-12 03:27
♪ EKreidolfさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
この建物は、ガウディの時代と同じころなのに、案外知らない方もいらっしゃるので、紹介したくて。全部は見られなくて残念ですが、一部でも見られてとてもうれしかったです。
100年前のエレベーター、まさか乗せてもらえるとは思わなかったので、わくわくでした。
この建物、一年間に6000人以上は入れないということだそうです。人がどんどん来るようになったら、古い建物ですから傷んでしまいますね。
Commented by tomo114t at 2008-11-12 03:58
こんばんは。お久しぶりです、と言ってもいつも楽しく拝見させてもらっています。いつも外から見ていたこの面白い建築物、私も実際に見学した気分になれました!ありがとうございます。
ところで、そのチョコレートメーカーの名前は何と言うんですか?Amatllerで同じですか、もし違う名前でしたら教えてください。tomo
Commented by gyuopera at 2008-11-12 04:23
♪ tomoさん、こんばんは! コメントをありがとうございます。
柄ー、いつも来てくださっているんですか! うれしいです。私はなかなか訪問いたしませんでごめんなさい!
Amatllerのチョコレートは同じAmatllerです。このお店で売っています。買ってきて写真を撮ったので、この次載せますね。ミュシャの絵が付いていて、とてもきれいです。お土産にいいかもしれませんよ。
Commented by surrrrround at 2008-11-12 16:52
やはり見ごたえがあり、じっくりと見とれてしまいました。
(仕事中なのに~)
内装の美しいこと!柱にも彫刻がされていたり、タイルも美しいし、素晴しいですね。
チョコレート工場♪なんだかワクワクしてしまいます。
こういう建物がずっとその土地にあることは意味がありますよね。
素敵だと思います♪
Commented by gyuopera at 2008-11-13 06:17
♪ surrrrroundさん、こんばんは。 お仕事中に? あらら・・・
建物の内部は写真で見るとすごい装飾ですね。外から見てもすごいんですが・・・これ自体が全部工芸品のような作品のようですね。
Amatller氏は機械を導入するのにとても力を入れた人なので、写真では工場に大きな機械がたくさん入っていました。カカオ豆をつぶす機械、包装する機械、箱詰めする機械・・・といった具合です。
チョコレート工場って、きっといい匂いが漂っていたでしょうね。
子供のころ、森永の工場見学に行ったことがありました。おいしそうな匂いがいっぱいで、見ている私たちはみんなにこにこしていました。
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by gyuopera | 2008-11-10 23:46 | 建物 edificio | Comments(8)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera