2008年 05月 04日
再びピレネーの村へ 2 |
ピレネーの小さな村、Cavaは、今普通に住んでいる人がたった4人、2軒のみ。後は別荘としてお休みに時々やってくる人ばかり。 昔は1000人ほども住民がいたのだそうですが、ほとんどは廃屋になっています。
ついた翌日、朝早めに目が覚めたので、そっと家を出て散歩に行きました。
この建物は、家に隣接している古い教会です。朽ちかけていたものを、お義父さんが修復させたのだそうですが、今は誰もいないので、ミサをすることもありません。
朝は空気がひやりと冷たくすがすがしい
人気のない人家。固まって建っているのはこのあたりだけ
「モ~」
放し飼いの牛がいます。彼とは後で再会することに
清々しい空気を胸いっぱいに吸い込んで、勇んで歩き始めました。
山はまだ早春
見上げると、大石が。かつてここには川が流れていたのですね
枯葉の中からすっくと咲いていた黄色い花
たくさん咲いている白い木の花
聞こえてくるのは鳥の声と川のせせらぎ、そして遠くのカウ・ベル。
勢いよく流れ下る小川があります。
その先には初めて行ったのですが、たくさんのコケが
かわいいスミレのような花がたくさん顔を出しているんです
その花たちを摘んで、散歩にでられない友人のお義母さまのためにブーケを作りました。
さて、もう家をでてから40分。心配しているといけないので帰りましょう
あっ、道の真ん中に、さっきの牛が
私がgyu(牛)だと知って後を追ってきた・・・・わけじゃないでしょうけれど、でも後を付いてきたみたい
そ~っと横をすり抜けました。どきどき。
ここでは、気候がよくなると牛を放牧して、好き勝手に歩かせています。牛ががけから落ちないように、道のがけ側は電流の通った鉄線が張り巡らされています。
やっと着きました。
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
ついた翌日、朝早めに目が覚めたので、そっと家を出て散歩に行きました。
この建物は、家に隣接している古い教会です。朽ちかけていたものを、お義父さんが修復させたのだそうですが、今は誰もいないので、ミサをすることもありません。
朝は空気がひやりと冷たくすがすがしい
人気のない人家。固まって建っているのはこのあたりだけ
「モ~」
放し飼いの牛がいます。彼とは後で再会することに
清々しい空気を胸いっぱいに吸い込んで、勇んで歩き始めました。
山はまだ早春
見上げると、大石が。かつてここには川が流れていたのですね
枯葉の中からすっくと咲いていた黄色い花
たくさん咲いている白い木の花
聞こえてくるのは鳥の声と川のせせらぎ、そして遠くのカウ・ベル。
勢いよく流れ下る小川があります。
その先には初めて行ったのですが、たくさんのコケが
かわいいスミレのような花がたくさん顔を出しているんです
その花たちを摘んで、散歩にでられない友人のお義母さまのためにブーケを作りました。
さて、もう家をでてから40分。心配しているといけないので帰りましょう
あっ、道の真ん中に、さっきの牛が
私がgyu(牛)だと知って後を追ってきた・・・・わけじゃないでしょうけれど、でも後を付いてきたみたい
そ~っと横をすり抜けました。どきどき。
ここでは、気候がよくなると牛を放牧して、好き勝手に歩かせています。牛ががけから落ちないように、道のがけ側は電流の通った鉄線が張り巡らされています。
やっと着きました。
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
by gyuopera
| 2008-05-04 22:22
| 旅行 viaje
|
Comments(10)
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yasasin at 2008-05-04 23:46
素敵ですね、こういう廃屋を改修して別荘にするというのはここのところどこでも流行となりつつあるような気がします。
要は都会での生活に疲れた人間にとって逃避行する持って来いな場所なんでしょうね。
日本の民家が構造的にも住環境的にも見直されてる、という話は15年位前から耳にしますが、イタリアなんかでも古い民家の廃屋を買い取る外国人が増えているようです。
gyuさんもいかがですか?早い者勝ちなような気がします(笑)
要は都会での生活に疲れた人間にとって逃避行する持って来いな場所なんでしょうね。
日本の民家が構造的にも住環境的にも見直されてる、という話は15年位前から耳にしますが、イタリアなんかでも古い民家の廃屋を買い取る外国人が増えているようです。
gyuさんもいかがですか?早い者勝ちなような気がします(笑)
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gyuopera at 2008-05-05 04:27
♪ yasasinさん、こんばんは。廃屋と言っても、ちゃんと持ち主がいるんですよ。そして、すごい値段なんです。 この村に行く途中に、道路の下の、じめっとしたところに立っている廃屋、外側の壁とかなり傷んだ屋根だけの家なんですが、馬小屋みたいでそんなに大きくなくて、3000万円もするんですって。私は自分で所有したいとは思わないな。持ったら、その同じところしか行けないなんてつまらないじゃないですか。
この村に来る途中、山のがけっぷちに沿って石造りの家の集落があるのですが、そこに住んでいるのは全部ドイツ人なんだそうです。ドイツ人はとても好きなようですよ。
この村に来る途中、山のがけっぷちに沿って石造りの家の集落があるのですが、そこに住んでいるのは全部ドイツ人なんだそうです。ドイツ人はとても好きなようですよ。
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raindropsonroses at 2008-05-05 06:59
gyuさんへ。
おはようございます。なんて可憐なブーケなんでしょう!
お友達のお義母さま喜ばれたことでしょうね。gyuさんは優しいですね。
所で4人ですか……何かの時には困ってしまうでしょうね……。
写真で見ると素敵ですが、実際に暮らすとなると色々と問題もあるのでしょうね。
ハイジになったgyuさんを連想してニマニマしてしまいました(笑)
ブノワ。
おはようございます。なんて可憐なブーケなんでしょう!
お友達のお義母さま喜ばれたことでしょうね。gyuさんは優しいですね。
所で4人ですか……何かの時には困ってしまうでしょうね……。
写真で見ると素敵ですが、実際に暮らすとなると色々と問題もあるのでしょうね。
ハイジになったgyuさんを連想してニマニマしてしまいました(笑)
ブノワ。
まるでアルプスの少女ハイジの舞台みたいじゃないですか!?
緑の草の上におうちが建っている様子や、石造りの家並み、
後ろにそびえる雪山・・・・。
と思っていたらもうハイジの世界にしか見えなくなってきました。
しばしメルヘンの世界に浸らせていただきました!!
緑の草の上におうちが建っている様子や、石造りの家並み、
後ろにそびえる雪山・・・・。
と思っていたらもうハイジの世界にしか見えなくなってきました。
しばしメルヘンの世界に浸らせていただきました!!
こんにちは。
ゴールデンウイークは仕事仕事なんですが、おかげで自然を満喫できました。どこか日本的な風景に癒されますね。
ゴールデンウイークは仕事仕事なんですが、おかげで自然を満喫できました。どこか日本的な風景に癒されますね。
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gyu
at 2008-05-05 15:07
x
♪ ブノワさん、おはようございます。コメントどうもありがとうございます。
この村に行くのは、車もすれ違えないほどの細いくねくね山道をグルグル40分も上がらなければならないんで、本当に大変です。すべての買い物も、この道を往復しなければならず、毎日の生活には不便この上ないですね。おまけに、携帯もダメ。少しの期間を過ごすにはとても素敵なところなんですけれどね。だから素朴なまま残っているのでしょうね。
ブーケ、お義母様は、コップに入れて、時々そちらをながめてくれました。
この村に行くのは、車もすれ違えないほどの細いくねくね山道をグルグル40分も上がらなければならないんで、本当に大変です。すべての買い物も、この道を往復しなければならず、毎日の生活には不便この上ないですね。おまけに、携帯もダメ。少しの期間を過ごすにはとても素敵なところなんですけれどね。だから素朴なまま残っているのでしょうね。
ブーケ、お義母様は、コップに入れて、時々そちらをながめてくれました。
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gyu
at 2008-05-05 15:12
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♪ ミームさん、おはようございます。こんないい季節のときは、まるで天国のように見えますが(笑)冬が長く厳しいから、生活するのは大変だと思います。このあたり、きっちりした住宅規制があって、石造りのものしか建てられないし、さらに新しい家はダメで、古い家を改装、と言うことでしか許可が得られないんだそうです。廃屋のひとつをホテルが買ったと言うことですが、もう何年もまったく手付かずのようです。大きなトラックは登ってこれないので、建築資材や機械を運べないでしょうね。
メルヘンの世界は、実生活には大変不便を覚悟しなければなりませんね。
メルヘンの世界は、実生活には大変不便を覚悟しなければなりませんね。
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gyu
at 2008-05-05 15:17
x
♪ mi-san、おはようございます。いつもコメントありがとうございます。
ゴールデン・ウィークは稼ぎ時、ご苦労様です。
日本でも、どこか高原とかに行ったら、こんな感じに見えるかもしれませんね。実はこの後、素敵なレストランに行きました。またご報告しますね。
ゴールデン・ウィークは稼ぎ時、ご苦労様です。
日本でも、どこか高原とかに行ったら、こんな感じに見えるかもしれませんね。実はこの後、素敵なレストランに行きました。またご報告しますね。
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hyblaheraia at 2008-05-05 18:09
朝の澄み切った空気が感じられて、とても清々しい写真です!思わず、深呼吸しました。ピレネーの山はまだ早春なんですね。山の神々しさを感じます。
山での生活には私達の想像の及ばない苦労があったり、たくさんの知恵が必要そうですね。水や電気は通っているのでしょうか?
山での生活には私達の想像の及ばない苦労があったり、たくさんの知恵が必要そうですね。水や電気は通っているのでしょうか?
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gyuopera at 2008-05-05 19:14
♪ hyblaheraiaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
本当はもっと目にも鮮やかな緑で、それは綺麗でしたが、腕の悪さとコンパクトデジの限度もありまして、この程度ですみません。
このあたり、標高1300mくらいです。バルセロナより一月ほど違う感じですね。
この村は水は豊富にあるようです。電気もありますが、以前は全部プロパンガスとランプだったそうです。買い物はすべて山を降りてから近くの町に行かなければなりませんから大変だと思います。それだからこそ、この景色が保たれているのかもしれませんね。
本当はもっと目にも鮮やかな緑で、それは綺麗でしたが、腕の悪さとコンパクトデジの限度もありまして、この程度ですみません。
このあたり、標高1300mくらいです。バルセロナより一月ほど違う感じですね。
この村は水は豊富にあるようです。電気もありますが、以前は全部プロパンガスとランプだったそうです。買い物はすべて山を降りてから近くの町に行かなければなりませんから大変だと思います。それだからこそ、この景色が保たれているのかもしれませんね。