「医者の家」でのコンサート

昨夜は久しぶりにコンサートに行きました。それも突然で、お昼頃散歩していたら、フルートの先生のモンセから電話があり、

「きょうClaudioのコンサートがあるのよ。夜8時からCasa del medico(医者の家)。行く?」

大体いつも当日とかに連絡をくれるんです。その日はリハーサルの日だったのですが、Claudio Arimanyが演奏するとなれば、やっぱり聞きに行きたい。
リハーサルは申し訳ないけれどお休みさせていただいて、コンサートホールに急ぎました。

Casa de Medico(医者の家)は、Layetana通りにある建物で、今のように、ちょっと小さなコンサートホールがたくさんなかった頃はよくここでコンサートがあって行ったものです。今でももちろんコンサートをやるのですが、私はほんとうに久しぶりに行きました。建てられたのは1932年、設計Adolf Florensa & Enric Catá。

装飾はごく控えめです。入り口を入ったところ

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ホールは2階。この階段を上っていきます。
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階段の途中にある大理石の像は、アンプーリアスで発見されたアスクレビオス(医学の守護神)の複製。右手は失われていますが、蛇の絡みついた杖を持っているはず。
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壁にはたくさんのタイルが貼られています。
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ステンドグラスも
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ホールの入り口にClaudioが立っていました。来る人と挨拶をしていましたが、ほっぺにbesitoの挨拶をすると、硬い! ちょっと、また太っちゃったみたい。

「ついこの間、日本に演奏旅行してきたところだよ」

とニコニコしていました。

ホールはそんなに大きくありませんが、室内楽にはちょうどいい大きさ。
ステージの上に、アスクレピオスの杖が見えます。
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フルート2本、ビオラとチェロのクワルテットです。
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フルート:Claudio Arimany, Mariano Bas

ビオラ:  Oldrich Vlcek

チェロ:  Peter Krivda

曲目は
Cuartet en Sol Major Op.19no.3 (C.P.Bach)

Petita Musica Nocturna Kv 525 (Mozart) アイネ・クライネ・ナハト・ムジークです

Cuartet en Sol Major TWV43 no.5 (Telemann)

Cuartet en Sib Major Kv 458 (Mozart)

というものでした。2番目の、アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク以外、初めて聞く曲ばかりでした。 それでも久しぶりにすぐ近くで聞く生の音楽は本当にいいものです。いつも聞いているのは自分のグループの音ですからね~。質が違う(笑)。

チェロは下に棒を出さないで足で支えています。バロックチェロなんでしょうか?

あとで楽屋に挨拶に行ったとき、チェリストに、チェロのことを聞いたら、

「これはウィーンで作られたもので、この製作者はモーツアルト時代に皇帝に献上したチェロを作っていた工房で、今も続いている」

ということでした。チェロ奏者はスロバキアの人ですが、スペイン語も上手でした。

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コンサートのあとは、玄関ホールでカバのサービスがありました。

今回は"El Somni dels nens"の主催するチャリティコンサートで、入場料の代わりにに寄付をしたのです。私はそれを入場料だと思って30ユーロ払ったのですが、遅れてきたモンセと同じフルート仲間のマルクは

「お金なんか払わなかった」

とのこと。

「エツコも遅れて入ればよかったのに」

まぁ、いいじゃないですか。いい音楽が聞けたことだし。

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Commented by alex at 2008-01-26 09:17 x
 素敵なコンサートだったのですね。やっぱり生演奏は良いですよね~。日本にも演奏旅行にいらしたその方は、有名なフルーティストなんですね。私は中学生の時に、こんな田舎に来たオーレル・ニコレさんの演奏会にフルートをやっていた友達に誘われて行き…フルートだけの演奏を聞くのはそこで止まっています(笑)。チェロとビオラとフルートの音色・・・ああ、好きな感じです。こんな会場で聴いてみたいです。
Commented by gyu at 2008-01-26 09:42 x
♪ alexさん、いつもコメントありがとうございます。
生演奏はやっぱり本当にいいです。アリマニーは日本にもう何度も演奏旅行していて、ランパルと一緒に全国回っています。ランパルの金のフルートを受け継いでいるんです。私はそれを預かってミュンヘンまで行ったことがあります。
ニコレは日本に来たときみんな行きました! そうそう、この会場で、ニコレも演奏したのを聞いています。そのときはモダンな曲ばかりでした。
このコンサート、チェロ、なかなかすごかったです。ビオラも良かったなぁ・・・ 最前列で、夢中になって見て、聴きました(笑)。
Commented by Mr. RCK at 2008-01-26 10:33 x
医者の家は、単なるホールですか?それとも教会の一部?

それにしても、いつもgyuさんの撮影の画像にはオドロキ。

的確に、クリアにgyuさんの思いが現れています。

今度、弟子入りさせてください!
Commented by fukumimi_0603 at 2008-01-26 14:56
gyuさんこんにちは。
私、ランパルの日本さよなら公演、聞きに行ってました。
そのときの相方さんがアリマニーなんですね。
もうランパルはおじいちゃんで歩くのもやっといった感じでした。アリマニーは舞台に出て行くところからサポートしてましたっけ。
音もあまり出なくて・・でも演奏を始めたらぐんぐん生気がほとばしるようでさすがはランパルや、と感激しました。
アリマニーは端正な印象がありました。今はいい感じのおっちゃんですね。
Commented by gyuopera at 2008-01-26 18:47
♪ Mr.RCKさん、こんにちは。医者の家は、医学学会のオフィスなんじゃないかと思います。それで、講演会のためのホールがあるわけですが、ちゃんと馬蹄形になっていて、2階があります。ホールのほかにも、たくさんの会議室や部屋がありますが、扉は閉まっていて、中は見ることが出来ません。ホールは貸してくれるので、コンサートがよく開かれます。
私のカメラはコンパクトデジカメです。だから、ステンドグラスなどの写真はぜんぜんだめ!限度があるんですよね。
Commented by gyuopera at 2008-01-26 18:52
♪ fukumimiさん、こんにちは。アリマニーはランパルと2週間日本公演をしていますが、そのときにいらっしゃったのね。あの頃はまだお若くて、髪が伸びると、アレクサンドロス大王のように見えたけれど(笑)、今はかなり太ってしまいました。我が家にいらして、彼にマッサージしたこともあるんですよ。アリマニーは音楽大学を出たのではなくて、ここの名門、ESADEの経営学をやった人で、趣味からプロになったのだそうです。
ランパルはバルセロナにも何度となく来て、アリマニーといつも競演していました。アリマニーのマスターコースは何度か受けました。
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by gyuopera | 2008-01-26 06:40 | オペラ、コンサート musica | Comments(6)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera