古代ローマ遺跡 10


さて、ローマの町の散策を続けます。この遺跡のあたりは、町の中の産業部門の地区でした。

こんな2つのプールのようなものがあるところがあります。
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ここは、魚の塩漬けを作る工場だったところです。当時は、魚は高級品でした。切った魚を並べ、塩を振り、また魚を並べ、と言う風にかさね、20日放置して塩漬けにしてから保存れました。塩自体も高価なもので、sal(塩)→salario(サラリー、給料)と言う言葉が生まれたくらいです。

これはこのミュージアムの本の中の写真。
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昔はこのように屋根が付いていました。
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また、小さな魚の尻尾、頭、骨、内臓をすべてすりつぶして保存し、ガルムという濃厚なソースが作られました。バルキーノのガルムは、当時有名で、中にえびなども混ぜられたそうです。
ローマ時代の料理の本には、よくこのガルムが登場します。

塩漬けの魚やガルムはこのような焼き物のカメに保存されました。

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余談ですが、ガルムを作ってみました。

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魚の頭、骨、内臓を一緒にスピードカッターにかけます。


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細かい骨などがあるので、網で漉します。


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こんなどろりとしたソースになります。これを発酵させるのですが、かなり濃厚な味。ちょっと不思議な味で、決してまずくは無いんです。いろいろな作り方があると思うんですが、一応、聞いたとおりにやってみました。でも私の家族はだめだったわ~。




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Commented by paris-antique at 2007-11-14 14:45
こんにちは♪
発酵食品が大好きなので,ガルム真似してみます!!
アンチョビは発酵が足りず良く失敗するのでガルムも不安ですが。。。恥

願えば敵う!!ダリの別荘の近所に身内の会社が保養所を持っていました!!来年はスペインいきますぜ♪
Commented by mi-san at 2007-11-14 14:53 x
こんにちは。
gyuさんすごいですねー。ガルム作ってたところも、ガルムを作ってる人も始めて見ました。
当時は当たり前ですが、トマトもにんにくもなかったんですものね。
それにgyuさんのレポートを拝見しているとバルセロナに有名な建築物が多いのも頷けます。
子供の頃からこれを見ていたら考え変わりますよね。
Commented by gyuopera at 2007-11-14 15:16
♪ paris-antiqueさん、おはようございます♪
発酵食品は体に良いそうですね。 このガルム、昔はどんな味だったかはわかりませんが、慣れない味なので、何かにかけて食べる気にはならないのですが、独特の不思議なうまみが詰まったようなソースになりました。
すごいですね~、会社の保養所がスペインに?良いですねぇ!
カタルニァ地方はカタラン語で、かなりフランス語が混じっているので、フランス語で十分通じてしまいますよ。楽しみですね!
Commented by gyuopera at 2007-11-14 15:34
♪ mi-san、おはようございます。
コメントをありがとうございます。ガルムが当時、どんな味だったかはわかりませんが、これはとても不思議な味で、まずくは無いんですが、お料理にかける気にはなりません。昔はスピードカッターがあるわけではないので、手ですりつぶしたんですよね。骨も一緒だから、滑らかな口当たりにするにはかなり大変だったと思います。
一度ガイドつきのツアーに参加したのですが、私以外みなスペイン人(カタラン人)でした。ここの遺跡は、公開されたのが比較的新しいので、地元の人もあまり詳しくないのかもしれません。アウグスト寺院の柱の公開は、私がここに来てだいぶ経ってからです。昨日の新聞に、また新たに遺跡が発掘され、いずれ公開されるようになるだろうと言う記事が出ていました。市庁舎のすぐ後ろ横です。とても楽しみです。
Commented by alex at 2007-11-14 18:22 x
 gyuさん、もう次々と興味深いお話ばかりで…。仕事に行かずにPCの前に座っていたいですよ~。
 魚は塩漬けにしていたのですね。魚は聖書の中にも出てくるので、どんな風にして食していたのだろうと思っていました。
 絵の中の屋根は瓦屋根?みたいですね。
 ガルムは、最初塩からみたいな味なのかしらと思ったのですが、調味料は使わないし発酵させるだけだし、生臭くて酸味のある食感がドロッとしたソースなのかしら…と想像しました。
Commented by yumiko at 2007-11-14 19:41 x
こんにちは。窓の特集以来,はまってしまいました。窓の話も大好きですが,歴史物も大好きなのです。昔,観光で行った時は,3日程度でしたので,ガウディの建物を中心に見て回ったので,ローマ時代の遺跡までは,行けませんでした。こんな形で、見て回れるなんてとても嬉しいです。
想像するのって楽しいですよね。
Commented by gyu at 2007-11-14 23:30 x
♪ alexさん、いつもコメントありがとうございます。
興味を持ってくださってとてもうれしいです。
以前、大英博物館で、古代エジプトの料理ブックと言うのを買いました。お料理はみなたっぷりハーブを使ってあってびっくりしました。
古代ローマ時代、野に咲いているローズマリーやオレガノ、ベイリーフなどはあったはずです。このガルムに、ほかに何を入れたかわからないのですが、ちょっと生臭いですね。
イワシなど、小さな魚をフードプロセッサーで粉々にすれば、日本でも作れると思います。瓦屋根は昔からあったようですね。
Commented by gyu at 2007-11-14 23:34 x
♪ yumikoさん、こんにちは ♪ コメントをありがとうございます。
窓の特集は、まだ終わってないのですが、いろいろほかのものがあるので、またこの遺跡シリーズが終わった後に再開し、扉のシリーズもやりたいと思います。
バルセロナに観光にいらっしゃる方は、ほとんどがガウディ目当てで、ほぼそれだけで終わってしまいますね。ここのローマ遺跡は、イタリアやプロバンス地方、タラゴナ、メリダなどに比べたら、ささやかなものですから、あまり知られていません。でもこういう地下のローマの町の中を歩けるって、すごくわくわくしますよ!
Commented by KLE4c at 2007-11-16 13:35 x
約2000年前の難破船が発見されて、その船内から保存瓶が数本見つかったといわれたあの魚醤ですね。今じゃ醤油の文化はないけれど、昔は使っていただけじゃなくて、バルセロナは有名な産地だったんですね。味はやはりしょっつるとかナムプラーに似てるのでしょうか。それだったら僕は大好きだから一度味見をしてみたいのだけれど、自分で作るのはかなり不安・・・。
Commented by gyuopera at 2007-11-16 15:43
♪ KLE4cさん、おはようございます。
ガルムは、ローマ時代の有名な料理の本、Apiciusにも良く出てくるそうです。これの訳本は読んでないのですが、ためしに作ったのは、イワシを内臓ごとスピードカッターで砕いて漉して滑らかにしただけ。発酵前の状態ですが、なんとも不思議なうまみがあるんです。でも、これをほかの食べ物にかける気にはならなかったんですけどね。冷蔵庫にしまっておいたのだけれど、その後日本に1ヶ月も行ってしまったので、帰ってきてみたらカビが生えてました(笑)。KLEさんも試してみてください!
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by gyuopera | 2007-11-14 14:36 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(10)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera