古代ローマ時代の遺跡 7



次にAvinyon通りに入ります。このあたりは、西側の市壁があったところです。Avinyon通りは、昔は娼婦街で、ピカソが描いた「アヴィニョンの女たち」の題材になっていますね。

目指すのは19番地。そこは、ロックががんがんかかっているブティック。

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この壁に注目!
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これは、四角い塔の一部なんです。外から良く見ると、そこに塔が立っているのがわかります。
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塔の上部は修復中で緑のコモがかかっていて、そして一回部分は、あろうことか、「店舗貸し出し」の札がかかっています。これでは誰もこれがローマ時代の市壁の塔とは気づきませんね。
19番地のお店は、その塔の外側部分を壁として使っているわけです。
お店の人に聞くと、奥に連れて行ってくれました。

綺麗なシャンデリアが下がっています。
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「ほら、ここにローマ時代の壁の一部があるのよ」

と言われてみたのはこれ。
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残念、これしか見えないんですね。でも、本物が残っているだけでも感謝!

そこの女性が、向かいのお店にもあるのよ、と言って、Cirkusというお店の店員さんに話してくれました。そこもユニークな衣料品のお店です。
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このお店、奥にレストランがあって、Susi bar, 寿司バーなんですって。
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その奥に、また部屋があって、そこが
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ローマ時代の壁だって言うんですけどね。確かにかなり古そうですね。


すぐ近くのお店のショーウィンドーにも、ほら、石壁が!
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これはローマのものじゃないと思うんですが、わからないですね。ひょっとするかもしれないし。


次にBanys Nous通りに入ります。そこに、パーキンス病のセンターがあるのですが、その建物の中の壁の一部が、ローマの市壁になっているのです。

係の女性は快く室内に導いて見せてくれましたが、内部は患者さんたちのうめき声や叫び声で満ちていました。ちょっと悪かったかな・・・と思ったのですが、とてもステキな発見がありました。周りの写真は撮れないので、壁だけです。

壁は2部屋にまたがっています。 これは室内です。
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この壁を良く見てください。
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これは人の足の彫刻ですね。古代ローマ市壁にこんなものがはめ込まれているんです。

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これはお棺でしょうか? 足が組まれているから、レリーフなのか、それとも、ローマ人が来る前そのあたりに建っていた建物の一部? いろいろなイメージが膨らみます。

ちょっとショックを受けてそこを出ました。



さて、もう少しで出発点のカテドラルが近づいてきました。Palla通りのほぼカテドラルに近いところに、鉄格子のはまったパティオがあります。その奥の壁が、市壁の一部です。 今日行ってみたら、学校の子供たちが遊んでいました。
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さて、これでローマの市壁を一周しました。ずいぶんあちこちに隠れているでしょう?

このローマ遺跡シリーズ、今度は地下にもぐって、ローマ時代の町をご案内しますね。


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Commented by alex at 2007-11-03 17:37 x
 娼婦街、ロック、ブティック、レストラン、ローマの壁…という写真を見て、何故かドキドキしました。ローマ時代が遺跡ではなく、生の生活のように感じたのが理由かどうか、わかりませんけど…。
 足の彫刻がはめ込まれているのには、思わず笑いました。が…そうだ、パーキンス病の病院だと思い出し、ちょっと笑えない気がしてバツが悪くなりました。
 
Commented by gyuopera at 2007-11-04 03:42
♪ alexさん、こんばんは。
この町は本当にいろいろな時代のものがすぐ身近にあって、人によってはその中に暮らしているんですね。壁の中に埋め込まれたものも、そうして2000年ものあいだ、人が触ってきたんですね。そのすぐ横のレンガがはまっているところは、ある時代は窓を開けてあったんでしょうね。その窓は、どこに向かってあいていたのか・・・ タイムマシンに乗って、見に行きたいですね!
病院は、外からはまったくわからないようになっています。一歩はいってびっくりしました。でもこういう人たち(ほとんど車椅子)が団体で、みんなに付き添われてバスに乗ってどこかに行くのを見たことが何度もあります。日本では絶対見かけない光景です。
Commented by otebox at 2007-11-04 07:44 x
いつもそっと楽しませていただいてます。そして毎回、渾身の発信に感動するばかりです。肩の力の抜ける軽さも並行しているのが、また楽しい。今日はアヴィニョンの女達を“sur la pont d'Avignon”の「橋」で有名なアヴィニョンだと刷り込まれていた私の無知が訂正できた記念日です。ありがとうございました。
Commented by gyuopera at 2007-11-04 08:28
♪ oteboxさん、こんばんは。 コメントをどうもありがとうございます。
以前コメントいただいたことがありましたね。HPのほうにお邪魔したことがあります。 
私は昔から歴史が大好きなんです。読む本も歴史ものが多いですね。
ここには長い歴史の建造物が沢山あるので、住んでいてとても面白いんです。観光でいらっしゃる方は、ほとんどガウディ周りで一杯みたいですものね。イタリアやギリシャやエジプトの壮大な遺跡とは違いますが、調べれば調べるほど興味がわきます。
ピカソは20歳までバルセロナに住んでいましたよね。ピカソの住んでいたアパートは、個人所有なので見れないのですが、壁中にピカソの絵が描きなぐってあるそうです。
Commented by otebox at 2007-11-04 20:00 x
私の方は頻繁にお訪ね致しております。「励みになります」というクリックはしていませんけど…したほうがいいのかな?毎度、律儀なお返事ありがとうございます。
1984年、私の初めての旅でマラガの生家を見つけたとき鳥肌が立ちました。ピカソは好きです。そのアパートのなぐりがきみたいの見てみたい!デス。
BCではレアル広場の喧騒が好きです。なのに、これまで4回の旅でガウディの占める時間が一番多いですね、やっぱり。気ままな時間が持てるようになったら、じっくり味わうような訪問をしてみます。
それまでにまだまだしたいことが一杯・・・ああ。
Commented by gyuopera at 2007-11-04 21:58
♪ oteboxさん、重ねてコメントありがとうございます。
「ブログランキング」は、クリックしていただくと、ランキングが上がるので、少しでも多くの方に読んでいただけるかな?と思っているのですが、自分でもめったに順位をみたりしませんから(笑)。ランキングが上だから内容がいいとも限りませんからね。かなり細工しているみたいですし。
ピカソの生家をご覧になったのですね。バルセロナのピカソ美術館は、枯れの20歳までの作品ですが、それだけでもものすごい量ですね。
したいことをみんなこなすには、人生いかにも短いですねぇ。
Commented by KLE4c at 2007-11-05 12:25 x
今回のお店の中のもちょっとなかなか見られない部分で、とても有り難く見させてもらったのですが、次は地下シリーズ!ですか。凄い楽しみです。
Commented by gyu at 2007-11-05 16:58 x
♪ KLE4cさん、沢山コメントありがとうございます。
こういう記事を読んでくださる方がいてうれしいです。まったく独りよがりなもので、石の写真ばかりですからね。
建物の中にある壁は、今回初めて見たものです。
地下シリーズに入るまで、少しお時間をいただきます。まだ、読まなくてはいけない資料も沢山あるし(笑)。
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by gyuopera | 2007-11-03 15:20 | 古代ローマ遺跡 romanos | Comments(8)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera