夜のペドラルベス修道院 1


毎年7,8月に、バルセロナでは「夜のミュージアム探索」というのがあります。今年はもたもたしていたら、すでに7月と8月もほとんど一杯。かろうじて、ガイド付きペドラルベス修道院見学と、「古代ローマ時代のバルセロナ散歩」の予約を取ることができました。

それで今回はペドラルベス修道院。 ここは何度となく来ているのですが、ガイドさんが説明してくれるとなおいっそう面白いのではと期待していました。

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夜9時始まりで、ようやく薄暗くなりかけました。




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この修道院は14世紀のもの。正確には、1326年に初めの石が置かれました。
ハイメ二世の未亡人、エリセンダ・デ・モンカダが、尼僧として住むために建てさせたもので、当時35歳だったそうです。そして72歳の生涯を終えるまでここに住んでいました。

当初はちょうど、カテドラル、サンタ・マリア・デル・マール教会、ピノ教会と大きな教会を3つも建設中で、そちらの3つの石はモンジュイックの山から切り出されたので、かなり時間がかかったのですが、この修道院を建てた石は、すぐ後ろのサリア地区で採掘した石を使ったのです。ですから、工事も早く、1327年にはもう完成していました。

ペドラルベス、という名前は、ピエドラ(石)からきていて、「白い石」という意味だそうです。

7世紀も前のこのあたりは山野で、ほかに何もありませんでした。この修道院は、厚い壁に囲まれ、内部はちょっとした村のようで、ワイン畑もあれば、家畜も沢山いて、入り口近くには肉屋さんがあったそうです。



この修道院のファサードは、カタルニァ地方で残っているゴシック形式の建物では唯一のオリジナル。カテドラルも、サンタ・マリア・デル・マール教会も、後世に改装されています。

さて、これはミュージアム入り口の壁のタイル。
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これも当時のオリジナルですが、入り口は、横にある、今はふさがれている小さな窓のようなところだったのです。

ここの回廊とパティオは、このスタイルのものとしてはカタルニァで一番大きいもの。
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パティオの中央にある泉水は、音もなく水が湧き出ています。

静か・・・・・

この水は、コルセローラの山から湧き出た水がこのあたりの地下を通っていて、この建物の地下には井戸があり、建物の中に水を供給しています。当時としてはとても近代的な設備だったのです。

パティオの東側は、薬用の植物が植えられていて、ひっそりと花をつけています。
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つづく

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Commented by alex at 2007-08-18 19:20 x
 こんばんは。
 中世の修道院は、自給自足のため、一つの小さな村のようだったと教えてもらったことがあります。
 ここは、未亡人となった女性が、以後の人生を神に仕えて生きるために造られたのですね。
そう言えば、そういうお話は日本でもありましたね。江戸時代までは、高貴な女性は夫をなくすと出家するか、まだ若いと(笑)、別の政略結婚をさせられる、みたいなことが。
音もなく水が湧き出ている泉をのぞきこむと、目から、「静」と「動」という音が流れてくるかのような感じを、私は受けました。ここ久しく、見ていませんけど…。
Commented by gyuopera at 2007-08-18 20:46
♪ alexさん、こんにちは。
そういえば、日本でも、高貴な女性は未亡人になると出家してお寺にこもっていましたね。どこの世界でもあるのですね。
この修道院、かなり近年まで実際に修道院として使われていたので(今でもそうですが)、裏に行くとちゃんと畑があり、馬小屋あとや、ワインのタルの並んだ納屋などもあります。あとでまた写真をアップしますが、中世の台所がそのまま残っていてとても面白いです。
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by gyuopera | 2007-08-18 05:01 | ミュージアム museos | Comments(2)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera