2007年 01月 16日
革屋のお店 |
息子のムートンのコートを直しに出した革屋さんは、Encantes Nous というアーケード街の中にあります。
普通のショッピングセンターは、ブティックがたくさん入っていますが、ここはぐっと庶民的で、近所にあった小さなお店がみんな入っている、といった感じ。
衣類・靴・下着・寝具・アクセサリーはまあ普通としても、布地・蛇口や管、パッキングなどを扱うお店、台所用品、洗面台やトイレのお店、などなど、バラエティに富んでいてなかなかおもしろい。
その中に、革のお店が2軒あって、片方はブティック風ですが、片方は商品を売るけれど、そこで修理もしてくれます。
窓口に修理台があって、人のよさそうなおじさんがいつも手を動かしています。
「写真とってもいいですか?」
と聞くと、ちょっとテレながらも快くOKしてくれました。
革を縫うためのミシンも年期が入っています。
いろいろな道具。
革用のアイロン、四角いものは重しで、皮を切るとき、型紙を載せて、それが動かないようにこれを乗せます。 カッターは革がすっとよく切れる優れもの。しょっちゅう研ぎながらきっています。
お店の中には修理中のものがたくさん。今の季節はお仕事が多いのでしょう。
ショーウィンドーに並んでいるものは、ブランド物ではないけれど、使いやすそうなバッグや
履きよさそうな靴
ジャケット類もいろいろ。
丁寧に作られているのに、ブランド品よりはるかにお安い。
スペインは昔からこういうお店がたくさんありましたが、ブランドに押されて、次第に姿を消しつつあります。とても残念なことだと思います。
このお店も、このおじさんがリタイアしたら、あとを継ぐ人がいるようには見えません。そうしたら、またひとつ、こういうお店がなくなってしまうのかしら・・・・
↓ クリックしていただけると励みになります。
普通のショッピングセンターは、ブティックがたくさん入っていますが、ここはぐっと庶民的で、近所にあった小さなお店がみんな入っている、といった感じ。
衣類・靴・下着・寝具・アクセサリーはまあ普通としても、布地・蛇口や管、パッキングなどを扱うお店、台所用品、洗面台やトイレのお店、などなど、バラエティに富んでいてなかなかおもしろい。
その中に、革のお店が2軒あって、片方はブティック風ですが、片方は商品を売るけれど、そこで修理もしてくれます。
窓口に修理台があって、人のよさそうなおじさんがいつも手を動かしています。
「写真とってもいいですか?」
と聞くと、ちょっとテレながらも快くOKしてくれました。
革を縫うためのミシンも年期が入っています。
いろいろな道具。
革用のアイロン、四角いものは重しで、皮を切るとき、型紙を載せて、それが動かないようにこれを乗せます。 カッターは革がすっとよく切れる優れもの。しょっちゅう研ぎながらきっています。
お店の中には修理中のものがたくさん。今の季節はお仕事が多いのでしょう。
ショーウィンドーに並んでいるものは、ブランド物ではないけれど、使いやすそうなバッグや
履きよさそうな靴
ジャケット類もいろいろ。
丁寧に作られているのに、ブランド品よりはるかにお安い。
スペインは昔からこういうお店がたくさんありましたが、ブランドに押されて、次第に姿を消しつつあります。とても残念なことだと思います。
このお店も、このおじさんがリタイアしたら、あとを継ぐ人がいるようには見えません。そうしたら、またひとつ、こういうお店がなくなってしまうのかしら・・・・
↓ クリックしていただけると励みになります。
by gyuopera
| 2007-01-16 16:24
| ショップ tiendas
|
Comments(14)
こんにちわ。
さびしいですね。。どこの国も同じなんですね。
去年行った、志摩スペイン村で、皮やさんの、仕事場のようすが、
まっしろい、模型で再現されてました。
さびしいですね。。どこの国も同じなんですね。
去年行った、志摩スペイン村で、皮やさんの、仕事場のようすが、
まっしろい、模型で再現されてました。
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gyuopera at 2007-01-16 18:45
♪みえこさん こんにちは。
こういう職人さんの小さなお店が、いつまでも残っていてほしいと思いますが、ブランド志向の強い日本では特に無理でしょうね。ここではまだまだ探せば見つかります。何でもブランド時代。ある靴のディーラーが言っていました。広告料を売り上げの倍かければ、有名ブランドになれるって。質さえよければいい訳じゃないんですね。
こういう職人さんの小さなお店が、いつまでも残っていてほしいと思いますが、ブランド志向の強い日本では特に無理でしょうね。ここではまだまだ探せば見つかります。何でもブランド時代。ある靴のディーラーが言っていました。広告料を売り上げの倍かければ、有名ブランドになれるって。質さえよければいい訳じゃないんですね。
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alex
at 2007-01-16 20:29
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こんばんは。私の周りでも、個人商店を頑張って続けているのは何故か「人の良さそうな方だなあ。」と思うことが多いです。私は購入時は多少お値段がはっても気に入ったものを買い、それを修理しながら長く使うのが好きなんですけど、日本では本当に難しいです。昔はきっとそうではなかったんでしょうけど…。先日、20代の頃に着ていたオーバーコート、形は古いけど(もう20年前になりますから…笑)、生地はまだ十分着られるし、何より気に入っているので、眠りをさましてリフォームに出しました。もうすぐ出来上がるので楽しみです。そうしたら、送っていただいたレース襟をつけてみようかな。
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コボ
at 2007-01-16 21:10
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gyuさん、こんばんは。
私はブランド物のバッグはほとんど持っていません。
日本の女性はみんな同じようなバッグを持っているなと思ってしまいます。
それはちょっと言い過ぎかもしれませんが、でも、こんな人の良さそうな職人さんがいい仕事をしているお店が近くにあったらいいなぁ、と思います。
私はブランド物のバッグはほとんど持っていません。
日本の女性はみんな同じようなバッグを持っているなと思ってしまいます。
それはちょっと言い過ぎかもしれませんが、でも、こんな人の良さそうな職人さんがいい仕事をしているお店が近くにあったらいいなぁ、と思います。
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gyuopera at 2007-01-16 21:33
♪alexさん こんにちは。
20年前のコートをリフォーム! いい生地のものは本当にいつまでも捨てがたいですものね。どんな風に出来上がったかしら、いつか見せてくださいね。それにしても、リフォーム代はかなりかかったことでしょう。
ここではバッグやベルト、靴の修理をしてくれるところがたくさんあるのですが、日本はそれを見つけるのが難しいですね。修理しながら長く使うことが不可能ではこまりますね。
20年前のコートをリフォーム! いい生地のものは本当にいつまでも捨てがたいですものね。どんな風に出来上がったかしら、いつか見せてくださいね。それにしても、リフォーム代はかなりかかったことでしょう。
ここではバッグやベルト、靴の修理をしてくれるところがたくさんあるのですが、日本はそれを見つけるのが難しいですね。修理しながら長く使うことが不可能ではこまりますね。
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gyuopera at 2007-01-16 21:40
♪コボさん こんにちは。
日本に旅行した人が、日本人はみんなルイ・ヴィトンのバッグを持っている、と笑いながら言います。ところが、あるファスナーメーカーの方が、
「半分は偽モノ。ファスナーを見ればすぐわかる」
と言いました。偽モノでもブランドを持っているように思われたいっていうのは不思議な心理かな、と。
ブランド物を否定するわけではないけれど、それ一辺倒では、いかにも自分が無さ過ぎるみたいでさびしいですね。ブランドモノを全身につけて、「私はセレブ」と思ってしまうのはこっけいですよね。
日本に旅行した人が、日本人はみんなルイ・ヴィトンのバッグを持っている、と笑いながら言います。ところが、あるファスナーメーカーの方が、
「半分は偽モノ。ファスナーを見ればすぐわかる」
と言いました。偽モノでもブランドを持っているように思われたいっていうのは不思議な心理かな、と。
ブランド物を否定するわけではないけれど、それ一辺倒では、いかにも自分が無さ過ぎるみたいでさびしいですね。ブランドモノを全身につけて、「私はセレブ」と思ってしまうのはこっけいですよね。
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mai
at 2007-01-16 21:56
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お人の良さそうなこの様な方に直してもらえば、品物もきっと喜びそうですね。確かに日本にはこういった修理屋さんは少なそう。テレビでアクセサリー類を修復する方の特集をやっているのを思い出したが、日本じゃレアな感じですね。
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gyuopera at 2007-01-16 22:05
♪maiさん、洋服直しのお店はたくさんあるのだけれど、革の直しはかなり少なくなっています。
実はこのお店に、皮製の大きな袋を持っていって、これと同じに作ってくれ、と頼んだら、今仕事が手一杯だから、あと2ヶ月くらいして持ってきてくれ、と言われました。
アクセサリーは修理やリフォームを頼みますが、普通の宝石店でやってくれるところが多いです。私は宝石店はそれだけのためにしか行かないんです(笑)。ついでに、無料できれいにしてくれます。
実はこのお店に、皮製の大きな袋を持っていって、これと同じに作ってくれ、と頼んだら、今仕事が手一杯だから、あと2ヶ月くらいして持ってきてくれ、と言われました。
アクセサリーは修理やリフォームを頼みますが、普通の宝石店でやってくれるところが多いです。私は宝石店はそれだけのためにしか行かないんです(笑)。ついでに、無料できれいにしてくれます。
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jacarandaまきお
at 2007-01-16 22:47
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gyuさん、こんばんは。
いいですねぇ。職人さんって好きです☆ 日本じゃあムリかなぁ、何でも使い捨てって感じです。良いものをお直ししながら長く使うっていいなぁ~、憧れます。
いいですねぇ。職人さんって好きです☆ 日本じゃあムリかなぁ、何でも使い捨てって感じです。良いものをお直ししながら長く使うっていいなぁ~、憧れます。
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MiscellaneousOGRs at 2007-01-16 23:42
gyuさん
こんばんは!
職人さんって格好いいですね。
とても和やかな表情。
永年仕事をしてきた人の手は素敵だなぁ、とも...。
あまり拝見する機会がないけれど、
こういう光景にはついつい見入ってしまいます。
その仕事・特別な作業や行程の為に使われる道具も興味深いです。
無駄なものが一切ない潔い姿ですね。
G d D
こんばんは!
職人さんって格好いいですね。
とても和やかな表情。
永年仕事をしてきた人の手は素敵だなぁ、とも...。
あまり拝見する機会がないけれど、
こういう光景にはついつい見入ってしまいます。
その仕事・特別な作業や行程の為に使われる道具も興味深いです。
無駄なものが一切ない潔い姿ですね。
G d D
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gyuopera at 2007-01-17 03:16
♪jacarandaまきおさん、こんばんは。
手に職を持っている人は、自分の仕事に誇りを持っていて、足がしっかり地に付いています。こういう人を見ると、ドイツじゃないけれど、マイスター、と言う言葉が出てきますね。スペインではマエストロ、と言うけれど、ちょっとニュアンスが違うのだけれど。
こういう人たち、好きですね。いい顔してます。
手に職を持っている人は、自分の仕事に誇りを持っていて、足がしっかり地に付いています。こういう人を見ると、ドイツじゃないけれど、マイスター、と言う言葉が出てきますね。スペインではマエストロ、と言うけれど、ちょっとニュアンスが違うのだけれど。
こういう人たち、好きですね。いい顔してます。
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gyuopera at 2007-01-17 03:21
♪GdDさん こんばんは。
職人さんは、仕事をしているときは真剣ですね。でも穏やかな表情をしています。
この前行ったときは、台の上に皮を広げて型紙をおき、重しを乗せて、このメスみたいなカッターでスーッと皮を切っていました。本当によく切れるんだなぁ、と感心。でも残念ながらカメラを持っていませんでした。
砥石で研ぎながらまたスーッと切る。動きに無駄が無くて、素敵で見とれてしまいました。
職人さんは、仕事をしているときは真剣ですね。でも穏やかな表情をしています。
この前行ったときは、台の上に皮を広げて型紙をおき、重しを乗せて、このメスみたいなカッターでスーッと皮を切っていました。本当によく切れるんだなぁ、と感心。でも残念ながらカメラを持っていませんでした。
砥石で研ぎながらまたスーッと切る。動きに無駄が無くて、素敵で見とれてしまいました。
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darklady at 2007-01-18 22:33
素敵なおじ様ですね 職人さんの誇りがやさしく微笑んでいるようです
やはりグローバル化というんでしょうか 個人の技術や職人の伝統が巨大なブランドによって押しつぶされていくのを見るのは悲しく思います
やはりグローバル化というんでしょうか 個人の技術や職人の伝統が巨大なブランドによって押しつぶされていくのを見るのは悲しく思います
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gyuopera at 2007-01-19 00:54
♪darkladyさん、このおじ様良い顔しているでしょう。こういう顔つきの人を何人も知っています。みんな職人さんと言うわけではないけれど、私好みのお顔(笑)。
ヨーロッパでは昔から職人さんの仕事がとても発展して来ていたのに、時代の波でしょうか、どんどんいなくなってしまうのはさびしいです。
ヨーロッパでは昔から職人さんの仕事がとても発展して来ていたのに、時代の波でしょうか、どんどんいなくなってしまうのはさびしいです。