老人ホームの友人

ドイツ人の友人は、今老人ホームで生活しています。
彼女はバルセロナの中心街、カタルニァ広場からもグラシア大通りからもすぐのところに素敵なマンションを買って、定年退職された旦那様とお二人で住んでいたのです。最上階で、内部は3階になっていて、眺めもとてもよく、静かで、モダンなホテルのようにきれいでした。

2年ほど前、旦那さまは突然ガン宣告を受け、手術をして1年ほどは良かったのですが、去年突然悪化して亡くなられてしまったのです。
とても仲むつまじいご夫婦だったので、友人のショックはそれは大きく、すっかり食欲をなくし、体力が弱って入院してしまいました。たった一人のお嬢さんはドイツに住んでいるので、誰も彼女の世話をしてくれる人もなかったので、退院したあと、住んでいるマンションを貸して、自分は老人ホームに入ることに決めたのです。

入居するときはいろいろ大変だったそうですが、今はすっかり気に入っているようです。
そのホームは比較的我が家からも近くて歩いてゆけるので、毎週一緒にお食事をし、その後マッサージをしています。

そのホームはホテルのようにきれいで、エントランスホールも明るく広々しています。お部屋も5つ星ホテルのようです。
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彼女は自分の家具もいくつか持ってきたので、他の人より広い部屋に住んでいます。
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使っていたソファやビューロー、机などを持ってきたので、住んでいた自分のマンションの雰囲気が残っています。彼女はイタリアに8年住んでいたこともあり、センスも抜群です。

ホームの食事は時々口に合わないこともあって、毎週一緒に食事をするのをとても楽しみにしてくれているので、今週はイタリアン、次は日本レストラン、と、お昼の定食メニューがあるところをあちこち食べ歩いています。

今日のレストランはホームから歩いてすぐ近くのレストランに行きました。壁一杯にワインが置いてありました。
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食事を済ませてホームに戻ってきましたら、エントランスホールがとてもにぎやかです。
tunaのグループが演奏をしていたのです。
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tunaの始まりは12世紀、貧乏学生たちがお金を稼ぐために、宴会などで楽器を演奏したり踊ったりしたのが始まりで、若いお兄さんたちが、黒装束に黒いマントを羽織って、ギターやタンバリンなどを演奏しながら楽しい歌を歌います。
ホームの人たちの中には、もうすぐ踊り出す人たちもいました。
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ここのホームは、プールや体育館、映画館もついているというかなり豪華なホーム。
皆とても親切、と友人は満足げです。

ところで、友人の足は、非常に目立った外反母趾です。さらに、飛び出た親指の付け根が晴れ上がってそれはひどい状態です。どうしてこんなになってしまったのでしょう? 彼女は若いとき、とても高いヒールを毎日履いていたのだそうです。私はこういうひどい外反母趾の足を何度か見たことがありますが、皆若いとき高いヒールを履いていた、といいます。

親指の付け根の外側部分は首の反射ゾーンがあるのです。友人は今、首の細い骨に傷があって、首が回せなくなっています。病院に行っても、これは治らない、といわれたそうです。
首が悪くなったから反射ゾーンの足の指の付け根が腫れたのか、外反母趾がひどくなったから首にきたのかわかりませんが、これは大変なことです。

もしあなたが高いピンヒールを履いているなら、私はすぐおやめなさい、と勧告しますね。 年取ったとき、その付けを払わなければならなくなるかもしれないからです。

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Commented by amikajpn at 2006-03-23 14:53
うーん、日本では正に夢のような「老人ホーム生活」ですねえ!
先ずスペース、そして街中の便利なところにある事、そして時には友人と外で食事…お金も持ってらっしゃるのでしょうが、日本ではお金持ってても、そういう老後は望めない気がします。
ピンヒールどころか、私普通のハイヒールも殆ど履きません。履けないといった方がいいかもしれないけど。
Commented by gyuopera at 2006-03-23 16:13
amikajpnさん、友人はホームの中でもスイーツと呼ばれる大きなほうの部屋に入っているのです。普通の人はソファや家具を入れるスペースは無く、普通のホテルの部屋のように、ベッドと安楽椅子と丸テーブル、テレビ台くらいです。でも一般の老人ホームはこんなに立派ではありませんよ。何度か慰安コンサートをしたことがあります。
でも最近は日本でもこんな感じの老人ホームがあるようですよ。でも入居時の支払額は家を買うくらいだし、月々の支払額も2,30万だそうですね。
私も老後はどうなることやら...
Commented by lignponto at 2006-03-23 19:55 x
記事とコメントを読むとやはりこのような老人ホームに入れる人は、裕福な人みたいですね。
Commented by gyu at 2006-03-24 02:29 x
lignpontoさん、そうですね。でも、この間悲しい事件がありました。このホームに住んでいた老婦人が、飛び降り自殺をしたのです。ノイローゼ気味だったということでした。私はマッサージしたことがあるだけにとても心が痛みました。お金があっても幸福ではない人はたくさんいるんですね。
Commented by raindropsonroses at 2006-03-24 08:57
gyuさんへ。
おはようございます。写真を見る限り、老人ホームとは思えませんね。僕は、老人ホームにワイン・セラーがあるのかと思っちゃいました(笑)
一見、恵まれているように見えますが、心の問題は様々です。自殺した方の事を考えてみてもそう思います。この前、両親に僕が死んだあとの事を細々と指示して来ました。そろそろそう言う年、こんな豪華な老人ホームには入れないし、準備しておかないと……(笑)

ブノワ。
Commented by やまも at 2006-03-24 12:32 x
これが老人ホームなんですか!!?
今すぐに入居したいです。
私は「老人ホーム」にすごく暗いイメージを持っていたのですが、
最近のはどうも違うようですね。日本でも超高級ホテルのような
ホームを宣伝してたりします。
でも、値段もものすごく高級です(笑)。
スペインはどうなんですか?
Commented by kanako at 2006-03-24 13:55 x
gyu さん

私はtunaの方にコメントさせていただきます。
NYでも、他のいろんなところでも見ましたよ。名前を知らなかったので、今回分かって嬉しかったです。
gyuさんはなんでもご存知ですね!
Commented by gyuopera at 2006-03-24 17:04
ブノワさん! 親より先に死ぬほど親不孝なことは無いんですよ!親の愛は無償の愛です。親を悲しませないでくださいね。
私は死んだら灰にして海にでも撒いてくれといってあるんですが、今は公害の問題で海にもやたらに撒けないとか。どこに撒いてくれてもいいけれど、土に、自然に返りたいです。お墓は要らないんです。別に思い出してくれなくてもいいから…(笑)。
Commented by gyuopera at 2006-03-24 17:07
やまもさん、このホームはとても明るいんですが、お金もかかるようですよ。月額は日本の高級ホームと変わらないかもしれませんね。入居時にどれくらい払ったのか友人に聞いてみますね。
友人の住んでいたところはホテルみたいな感じだったから、今ホテルみたいなホームに入って、違和感が無いのかも…私はちょっとだめだな…
Commented by gyuopera at 2006-03-24 17:19
kanakoさん、NYにもtunaがいるんですか?私はマドリッドでよく見ました。アルバイトをあまりしないスペインの学生の資金源になったのかも?
tunaのいいのは、いつも若い元気なお兄さんだということ(笑)。 少なくともサルダナよりは好きですね。でもここバルセロナではあんまり見かけないかもですね?
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by gyuopera | 2006-03-23 07:36 | 日々のこと cotidiana | Comments(10)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera