Sant Pau del camp修道院での中世音楽のコンサート

この前の日曜日は、バルセロナで一番古いロマネスクの教会、San Pau del Camp修道院で、私がリコーダーを教えてもらっている守谷敦氏の中世音楽アンサンブル、Matelierの中世音楽のコンサートがありました。

ちょっと早く着いたので、裏側から回ってみました。

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扉が開いていたので、入ると
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ミサの最中
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上のステンドグラスの丸窓が開くようになっているんですね。
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床のモザイクがきれいなので、鑑賞していたら、寄付が回ってきた。
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ミサが終わって、コンサート
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オルガネットという楽器を調律しています。
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この楽器、あとで説明されて初めて分かったんですが、反対側にふいごがあって、それで常に風を送り込んで音を出すのですね。
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アンサンブル Matelierのメンバーは
 須賀麻里江  フィーデル
 Daniel Buxeda オルガネット
 守屋敦    リコーダー

で、15世紀のキプロス写本に収められた中からの演奏。
当時のキプロスはフランス文化圏を保っていましたが、王家の婚姻などによって、新しい文化が入り、当時としては大変斬新な曲だったということです。

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中世音楽を聴く機会は今まであまりなかったので、興味深々。
初めの曲は "Le moi de mai", ゆったりした曲ではあるけれど、フレーズにより目にも止まらぬ運指で軽やかにリコーダーを演奏、耳に心地がいい。いいなあ、あんな風に軽々と吹けたらなあ。

次の曲はテノールリコーダーに替えてスローな曲。ところがオルガンと同じような波長なのか、リコーダーの音がほとんど聞こえない…

フィーデルも部分的に非常に早い装飾的フレーズはあるものの、音域はそんなに広くなくて、ゆったりした曲が最後まで続くので、瞼がだんだん下がってくる。
う~ん、どういう機会に演奏されたんだろう? 

前半が終わったところで、楽器の説明など。
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後半もゆったりとした曲が続き、一番最後の曲はハーモニーがとてもきれいだと思いました。
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皆さん素晴らしい演奏家たち。
そしてこの礼拝堂は、こんな音楽にぴったり。
もっといろいろなところで演奏する機会があるといいですね。

一番初めの曲 "Le moi de mai"の演奏のYoutube



追記: 後から守谷氏に伺ったのですが、特に2曲目など、リコーダーの音があまり聞こえなかったことについて、彼はリコーダーがあまり目立つような演奏をしたくないので、オルガンの音にダブるような音域を利用して、オルガンをサポートしているように吹いているとのことでした。なるほど!! 一般にリコーダー吹きは、目立つ演奏を好むものですが、彼はもっと深いところで中世音楽を理解し演奏しているのだと感心。

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Commented by otebox at 2016-06-15 07:36
ああいいなあ。いいなあ。サンパウもコンサートも!!
gyuさんもですけど、日本の方がそんな風にいろいろとご活躍なさってるんですね。
Commented by gyuopera at 2016-06-17 06:47
♪ oteboxさん、いつもコメントありがとうございます。
サンパウで中世のコンサート、なんて素敵でしょう。雰囲気がぴったりですね。
守谷さんは素晴らしいリコーダー奏者です。ただ残念なことに、中世音楽が専門なので、こういうコンサートはそんなにないんですよね。
Commented by yokodak at 2016-06-18 23:17 x
中世やルネサンスの絵画から飛び出したかのようなオルガネット、可愛いですね〜。オルガネットの実演は未だ聴いたことが無いので興味津々です。
アンサンブル Matelierの演奏、youtubeで楽しませていただきました♪(始めの数分しか動画がないのが残念でしたが…)
Commented by gyuopera at 2016-06-19 01:06
♪ yokodakさん、コメントありがとうございます。
オルガネット、膝にのせて演奏できるほどの大きさですが、かなり重そうでした。
パイプオルガンのような音ですが、本物の大きなオルガンのような大きな音は出ませんから、リコーダーがサポートしていたんですね。
日本でも演奏会をしているようですから、もし演奏会があるときはぜひ!
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by gyuopera | 2016-06-15 04:43 | オペラ、コンサート musica | Comments(4)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera