リセウ劇場 ドニゼッティのオペラ「ドン・パスクァーレ」

昨夜はリセウ劇場にドニゼッティのオペラ「ドン・パスクァーレ」を見に行きました。

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その前にリセウからメールが来ていて、ストライキをやっているが通常通りの公演開始、でも切符もぎりや案内人はいないので、早めに来てください、と連絡がありました。
それで8時始まりのところ7時に出かけたら、リセウの前はすごい人。

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入り口のところは従業員がピーピー笛を鳴らして大変な騒ぎ
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中に入るとしんとしています。
切符もぎりの人がいないので、この日は結構空席があったし、黙ってはいっちゃったらわからなかったかも?
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今回もアボノではなかったので、5階の席。でも真正面。

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オペラはちゃんと時間通り開演。

指揮はDiego Matheuz, 指揮棒を振り上げた途端、序曲の出だし部分のすごいスピードにびっくり! それからエルネストのアリアやノリーナのアリアの旋律が流れ、それは普通でした。

幕が開くと、いびつな台形のような、でも可愛らしい家が真ん中にでーん、とあって、あら~、と思っていると、その家がゆっくり回って、ドン・パスクァーレの部屋になります。

以下の写真は、リセウのFBからお借りしています。

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年老いたドン・パスクァーレは子供がいないので、遺産は甥のエルネストに相続されるのですが、お金持ちの娘と結婚しろ、といっても、エルネストにはノリーナという恋人がいるからできないといい、それをドン・パスクァーレは気に入っていないようです。
ドン・パスクァーレ役は、この日がRoberto de Candia。早口のイタリア語がちょっとぎりぎりな感じがしたんですが、老人ぽく歌い、演技などもなかなかでした。

主治医マラテスタ医師が登場、自分の妹が修道院から出てきたが、とてもうぶな娘なのでどうか、と彼女との結婚話を持ち掛けます。
私の見た日はGabriel Bermudezで、ちょっと唸るような発声なので、残念でした。
すっかりその気になったドン・パスクァーレ、やっと起きてきた甥のエルネストに、自分は結婚するので、家を出てゆけと言います。


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家がぐるっと回ると、次の場面がノリーナの部屋。衣類や本やカバンがごちゃごちゃ置いてある、屋根裏部屋のような部屋。
兄のマラテスタに、ドン・パスクァーレと結婚する茶番劇を説明します。
この日は黒人のpretty Yende。初めはちょっと緊張していたようですが、後半は声ものびのびしていてよかった。

家を出るよう宣告されたエルネストは、実はノリーナの恋人で、文無しになったら彼女との結婚もできなくなると嘆きながら、自分の服を畳んで2つのトランクに詰めていきます。
高音も無理なくのびのびしていて、明るいテノールらしい声。

ドン・パスクァーレの家に、マラテスタに連れられて登場したノリーナ、うぶな娘役を演じ、ドン・パスクァーレにすっかり気に入られて、即結婚。早速公証人がやってくる。
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公証人は、立会人が2人必要だといい、ちょうど最後の別れにやってきたエルネストを言いくるめて立会人としてサインさせる。

さて、結婚した途端、ノリーナはがらりと態度を変え、こんな陰気くさい家は直さなくちゃ、と、あっけにとられるドン・パスクァーレをしり目に、彼女の好みですっかり変えてしまう。
ここで休憩。

休憩の後、その変わった家が見られるわけだけれど、ここの演出では、部屋がさかさまになっているだけ。ちょっと、なーんだ、といった感じ。

チューリッヒで見たこのオペラ、サンティ指揮で、やはり回り舞台になっていて、ドン・パスクァーレがあのルッジェロ・ライモンディ、エルネストはフローレス、 ノリーナがイサベル・レイだったと思うけれど、家が全部フクシャピンクに変わっていて、観客は拍手喝采で楽しかったんだけれどなぁ。


さて、リセウのは、さかさまになった部屋に、派手な色の椅子をどっさり、花もどっさり持ち込んで、ノリーナは着飾って劇場に行くという。

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たっぷりと請求書を突き付けられ、奔放な新妻に怒り、「離婚だ!」と叫ぶドン・パスクァーレ。ノリーナは、夜の逢引の手紙をわざと落としてゆき、それを見つけたドン・パスクァーレが、現場を取り押さえようとマラテスタと計画する。ここの二人の早口の歌が聴きもの。

夜のシーンはちょっと素敵。
屋根にいっぱい星が輝いていて、月が…と歌いながら、出ていないので、エルネストが月を持ってきて、空に引っ掛ける。
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底に踏み込んだドン・パスクァーレ、ほかの男性と逢引中のシーンを取り押さえられると思いきや、エルネストはさっさと家に入ってしまい、だれもいない。

最後にはドン・パスクァーレが折れて、ノリーナとエルネストの結婚を認めるということでハッピーエンド。

とても楽しいオペラで、こういう娯楽!っていうオペラ好きだなあ。

終わって外に出ると、ストライキはまだ続いていました。

私の好きだったチューリッヒのドン・パスクァーレ、こちらで全部見られます。




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by gyuopera | 2015-06-28 03:41 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

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