リムスキー・コルサコフのオペラ「見えない都市 キテジ」

昨夜はリセウ劇場で、リムスキー・コルサコフのオペラ「見えない都市 キテジ」のプレミエでした。
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今回は私のアボノに入っていなかったので、別にチケットを買ったのですが、5階の席。
知らないオペラは、上から全部のステージが見えるところの方がいいかな、と思って。
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こんなところから落ちたら大変ね
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5階だと天井がすぐ近く。
天井だって一杯彫刻が。あの車輪みたいなのは何だろう?
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しかし贅沢ですね~
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このビオラ・ダ・ガンバの絵、好き。
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さてさて、オペラの方ですが、何と2回の休憩を入れて3時間50分もある長いオペラだったんです。
でも、音楽も心地よかったし、舞台もなかなか素敵で、飽きることなく最後まで惹きつけられました。

写真はリセウ劇場のHPからお借りしています。

キテジとは、13世紀にモンゴルの侵略から逃れたと言われる幻の町で、伝説上の聖地に起こった奇跡を描いたオペラ。

幕が開くと、そこは森の中。小さな小屋があります。
大きな木が3本、そして藪のように草が生い茂っていて、それは見事に森が再現されていて、そのステージに、みんな拍手をしました。

森の中で小鳥たちがさえずっている感じがフルートやオーボエでとてもよくあらわされていて、フルートの音が素晴らしく美しくて涙が出るほど。
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この森に住むフェヴローニャは、自然にはぐくまれ、鳥や動物と話をすることができます。

そこに狩りをしていて負傷した若者が来て、フェヴローニャは手当てをし、食物を与えます。
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若者はすっかり彼女のやさしさに魅せられ、妻になってほしいと懇願します。
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若者が去った後、彼を探している狩人の一群が来て、彼は領主の御曹司のヴセヴォロドだと教えます。

第二幕、広いレストランのようなところで(これは解説を読むと小キテジの広場となっています)、大勢の人が食べたり飲んだりしています。
王子の婚礼の行列を待っているのですが、町の裕福な人たちは、この結婚に不満を唱え、特にグリシュカは花嫁をあざけるのです。
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そこにタタール人の荒くれ男の集団のような軍隊がなだれ込み、火を付け破壊を始め、王子は殺され、護衛のフョードルは眼をつぶされ、フェヴローニャは捕虜になります。
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拷問を恐れたグリシュカは、キテジに行く道を案内すると申し出、軍に同行します。
フェヴローニャはキテジが見えなくなる奇跡を起こしてくれるよう神に祈ります。

第三幕、舞台はたくさんのベッドが並んでいて、まるで病院の一室のように見えますが、解説だと大聖堂の前ということらしい。 
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目をつぶされたフョードルが、タタール人が攻めてくることを町の人に告げます。

町の男達は武器を持って戦う準備をしますが、突然教会の鐘がひとりでになり始め、町は濃い霧で覆われ、隠れてしまいます。

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大キテジの町は濃い霧にすっぽり包まれ、姿が見えなくなったのですが、町の脇にある湖の水面には、キテジの町の姿が移り、恐れをなしたタタール軍は逃げてゆきます。
グリシュカも正気を失い、フェヴローニャの手を引っ張ってどんどん暗い森の中に逃げていきますが、疲れ切ったフェヴローニャが倒れると、一人でさらに森の奥に逃げてゆきます。

鳥の声に目を覚ますと、フェヴローニャは、以前自分の住んでいた小屋の近くの森にいたのです。
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。家族が彼女を介抱し、花嫁衣装を着せかけ、そこに王子が姿を現し、二人は中断してしまった結婚式を、小さな小屋の中で挙げます。

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この小屋が、始めはステージのずっと奥にあったのですが、だんだん前に出てくるのでびっくり。
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二人は姿を現したキテジの町の大聖堂に向かって歩いていくはずなのですが…
婚礼の歌を聞きながら、フェヴローニャが外に出てゆくと、小屋は消え、彼女は一人、暗い森の中に横たわっていて、静かに息を引き取るのです。
原作はハッピーエンドのはずなのに、この演出だと悲しい終わりですね。

音楽も、歌手たちもステージも、みんな素敵でした。長いオペラでしたけれど、あまり長さを感じませんでした。
めったに上演されることがないオペラだけに、機会があったらぜひご覧になって下さい。

 4月16、22,26,30日に上演があります。

Youtubeでちょっと触りだけ


 


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by gyuopera | 2014-04-15 00:18 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


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