2014年 01月 31日
Jordi Savallのコンサート |
先日、Auditorioの大ホールで、Jordi Savallの "L'Europa musical al Barroc" 、17世紀のバロック音楽のコンサートがありました。
何だかこういうモダンな建物って、あまり魅力ない。
ちょっと気に入らないのは、Auditoriの大ホールは、バロックアンサンブルにはちょっと大きすぎるのです。それでもSavallは人気があるので、満席でした。
プログラムは、イギリス、ドイツ、フランスから17世紀に活躍した作曲家を2人ずつ選び、主に舞曲を演奏していて、中にはパーセルやリュリもいたのですが、選曲が悪いのか盛り上がりもなく、私は何度かコックリしてしまいました。Savallのコンサートでこんなことは初めてでした。 とうとう最後まで、あまり魅力も感じず、かなりがっかりでした。
う~ん、どうしてかな。この間アムステルダムで聞いたファゾリス指揮の I Barocchisti, Marcon指揮の Orchestra Barocca di Venezia, スピノジ指揮のアンサンブル・マテウスなどの歯切れのよい演奏を最近ずっと聞いているから物足りなく感じるのかしら。でもSavallもInternational Classical Music Awards 2014 ((ICMA) で今回賞を受けたんですよね。
アンコールの短い曲がとても生き生きとして素敵だったので、こういう曲を演奏してくれたなら…と思いました。仙人風打楽器奏者、わかります?
彼の名誉のために、いつものコンサートはこんな感じだというYoutubeのビデオを貼っておきますね。こんなコンサートだったら、絶対居眠りなんかしないでわくわくして聴いていたと思うんですけど。こちらのコンサートは2つともとても素敵です。
今まで何度かSavallのコンサートに行って、いつもとても楽しんでいるので、今回もかなり期待をしていきました。
Savallは、2013-2014年、El So original, つまり、オリジナルの音、というシリーズのコンサートを行っていて、今回が2回目。
おまけに時間を1時間間違えて早く付いてしまったので、カフェでジュースを飲んで待っていて、30分前に入れました。
演奏が始まると、まるで17世紀の宮廷に入り込んだような気分になって、わくわくしました。Savallの弾くビオラもさることながら、楽しいのは後ろの一段高いところにいる打楽器奏者。いろんな楽器を次々演奏、それも仙人のような長い白髪とあごひげ。今回は2人打楽器奏者がいましたが、いつもこの仙人のような人一人の場合が多いのです。
そこまではよかったのですが、その後は単調で、私はすっかり退屈してしまったのです。
by gyuopera
| 2014-01-31 06:36
| オペラ、コンサート musica
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