ドビュッシーのオペラ "Pelleas et Melisande"

ドビュッシーの唯一の完成されたオペラ、ペレアスとメリザンデ、最終公演の昨夜、リセウ劇場で見てきました。

今回の演出はかのボブ・ウィルソンで、メリザンデがマリア・バーヨとなれば期待は膨らみます。


どんなステージだったかと言いますと、このビデオをご覧いただけばおわかりになるでしょう。






ステージ写真はリセウ劇場のHPからお借りしていますが、状態のよくないものが多くて残念。

幕が開くと、森の木々を表す黒い柱のようなカーテンのようなものが動いて、そのすばらしい効果に眼を惹きつけられます。
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深い森の中の泉のほとりで一人ないていたメリザンデを、王子ゴローが見つけた場面です。
メリザンデはすその長い白の衣装、ゴローは全身真っ黒で黒子のようです。

人の動きはゆっくりと、お能のようです。ウィルソンのオペラはいつもそうであるように。

城の内部はいくつかの黒い柱のみ。

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真ん中の白いスーツの男性がペレアス。もともとハンサムな人だと思いますが、歌舞伎のようなメークをしています。張りのある、美しい声です。

針金を組み合わせた柵ようなものが降りてきて、森の情景を表す

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半透明の布を張って風になびかせ、海の情景を表す
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ゴローとメリザンデ
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洞窟の中のシーン
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メリザンデが塔の上の部屋の窓から髪をたらす場面。
息を呑むほど美しい
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最後のメリザンデが子どもを生み死ぬ場面
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一応、ストーリーは、森の中で会ったメリザンデをゴローが連れて帰り、妻にする、ゴローの弟のペレアスがメリザンデに恋し、メリザンデも惹かれ、嫉妬したゴローがペレアスを殺す、メリザンデも最後に死んでしまう、というものですが、もうストーリーなどどうでもよくなって、ひたすらその場面に吸い込まれてしまいました。
ほとんど動きのない各シーンが本当によく計算されていて美しいのです。
ドビュッシーの音楽はすばらしくて、3時間を越す長いオペラなのに少しも退屈さを感じさせないものでした。

うっとりとなる音楽とステージに、終わったときは、もう呆然。

配役もすばらしかったので書いておきます。

Pelleas Jean-Sebastian Bou

Golaud Laurent Naouri

Arkel John Tomlinson

El petit Yniold Olatz Saitua

Medico/Pastor Kurt Gysen

Melisande Maria Bayo

Genevieve Hilary Summers


演出; Robert Wilson
衣装: Frida Parmeggiani
指揮: Michael Boder

なお、このオペラはザルツブルグ音楽祭およびパリ国立劇場で上演されたものと同じなので、ごらんになった方もいらっしゃるかもしれませんね。

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ビデオは残念ながらマリア・バーヨの録画ではないので、彼女の素敵な声を聞いていただきたくて、リセウ劇場の2001年のコンサートの録画を載せますね。

サルスエラ 「ドーニャ・フランシスキータ」から、Cancion del ruiseñor (鶯の歌)です。
10年ほど前、ケルンで生公演ですっかり魅せられました。

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by gyuopera | 2012-07-08 16:19 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera