オペラ「魔弾の射手」 (ウェーバー)

先週、久しぶりにオペラを見に行きました。演目はウェーバーの「魔弾の射手」

b0064411_42222.jpg


年配の方は服装もある程度ドレスアップというか、ちゃんとしてますが、
b0064411_425263.jpg


私はいつも平土間の席なのですが、隣の人は、なんとジーンズ。
b0064411_4397.jpg


b0064411_453737.jpg


演出がなんとコンヴィッチュニーじゃありませんか。これはひと癖ありそう。

b0064411_46533.jpg


ステージの左手に、エレベーターがあるんです。 えぇ?何これ?

どうやら、コンヴィッチュニ―がよく使う、「オペラは所詮フィクション」ということなのでしょう。 トリスタンの時も、ステージの中にもう一つステージを作って、最後はその幕を閉じる、という手を使っていましたが、この「魔弾の射手」では、人物がここから出入りします。

ステージ写真は例によって、Liceu劇場のHPからお借りしたものです。

序曲が素晴らしいので、ぜひ聞いてください。(これはリセウのではないですが)



幕が開くと、薄いカーテンの向こうは賑やかなパーティの真っ最中。
b0064411_4261718.jpg


一番腕の良い狩人が森番の後を継ぎ、彼の娘アガ-テを妻にすることができるのに、いつも一番のマックスはからきしだめ。愛するアガ-テをあきらめるなんてできないと落ち込んでいると、絶対に目的のものをしとめる魔法の弾丸を持っていたカスパーに、その弾丸を作るため、真夜中に悪魔のいるオオカミ谷に行くことを約束してしまう。

悩むマックスのアリア(これもリセウのではありません)


アガーテとエンヒェンがマックスの帰りを待っている場面
b0064411_4341662.jpg


やっと帰ってきたマックスが、夜中にオオカミ谷に行くと聞いて驚く二人
b0064411_4345758.jpg


アガーテがお守りのために隠者からもらったバラの花束を抱えて物思いに沈んでいるところに、悪魔ザミュエルがなんとも色っぽいヴィオラ奏者に化けて(?)出てくるところも面白い。



さて、オオカミ谷。
悪魔ザミュエルはどっかりと椅子に腰かけ、古テレビに映ったカスパーが叫んでいる。

やがて、マックスがやってくる。エレベーターからね。
b0064411_4472454.jpg


そしていよいよ弾丸を作るところ。ここは結構面白い。火は古テレビの中の場面になっている。
b0064411_4592699.jpg



サイレンが鳴って座席の後ろの方からサーチライトが照らされたり賑やか。
その最後に赤い電機のタイマーがカチカチ鳴りだすのですが、それが休憩時間の30分の間鳴っていたんです。

狩りの場面では、なぜか人間が撃たれた獲物のように床にごろごろ。この人たちも後起きてくるんですけどね。
b0064411_595685.jpg


有名な狩人の合唱


ハトを撃つはずなのに、舞台では白熱電球が棒の先につけてあって、それが上から下りてきました。
それをマックスが撃つと、アガーテとカスパーが同時に倒れる。でも、その二人に誰もかけ寄らない・・・?

最後の大円団は、隠者の説得で怒る領主をなだめるというわけなんですが、その隠者が蝶ネクタイにピシッと背広を着込んだ紳士が客席から登場。
ハンカチを出すと、棒の先に付いた電球を取って、ポケットに入れるんです。これも???

で、ハッピーエンドでみんなシャンパンなんかで乾杯。死んだカスパーももちろん一緒。
特に終わりの部分は???でした。
b0064411_519997.jpg


と、まあ一風変わった演出でした。
でも音楽は素晴らしかったし、歌手も特に男声はみんな素晴らしかったので、まあ、良かったと言うべきでしょうね。
コンヴィッチュニ―の演出って、一度見ただけだと、え、何これ?という印象ですが、実はとても良く考えられていて、本当は2度見るとよくわかるんですね。

DVDも出ているので、買ってみようかな。

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
  
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by gyuopera | 2011-05-25 02:24 | オペラ、コンサート musica | Comments(0)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera