Ciutat Vella工房オープンハウス~修復アトリエ

5月13,14,15日は、Ciutat Vella地区のアーティストや工房のオープンハウスの日で、金・土と近くを通ったもののどこにも行けなかったので、日曜日は地図をじっくり見て、アンティーク修復の工房を訪れてみました。

こんな通りにあります。
b0064411_131940.jpg


まず見つけるのに手間取ったのだけれど、ここ。レイアル広場の後ろになります。

b0064411_1292924.jpg


内部はものすごく奥まであってびっくりしました。狭い通りからは考えられないくらいです。
昔は印刷工房だったそうです。

b0064411_1353373.jpg


一番奥の部屋で、男性がもう一人のビジターに説明をしていました。

b0064411_1323781.jpg


周りを見回すと、いろいろなものを修復しているのがわかります。
b0064411_1333853.jpg


b0064411_1335836.jpg


古いレジの機械
b0064411_1342811.jpg

これ、中の引き出しかな
b0064411_134565.jpg


古いミシンや机
b0064411_136269.jpg


b0064411_1362091.jpg


このビューローは、蓋を開くと、小さな棚があり、隠し引き出しがあります。
b0064411_137578.jpg


18世紀の「花嫁のチェスト」と呼ばれた家具。お嫁入りする時は、この中に一杯刺繍したシーツやテーブルクロスなどを入れて持って行ったんですね。
b0064411_1381084.jpg


オフィスで使われたシャッター付きデスク
b0064411_1384193.jpg


b0064411_139279.jpg


b0064411_1392076.jpg


この写真に見覚えがありました。
b0064411_1394937.jpg


そう、Hotel Espanyaの人魚の間の壁です。
b0064411_1403520.jpg

この部分の修復も彼らがやったそうです。家具だけではなく、建物全体の修復も手掛けているそうです。
右側の絵は、教会のオルガンの修復をした時のものだそうです。

こちらが作業場
b0064411_1422313.jpg


今修復中のワードローブ
b0064411_142467.jpg


b0064411_1425990.jpg


その後ろにある高さの低い引き出しがびっしり並んだ家具、
b0064411_1434585.jpg

これは昔、パンを発酵させるために置いておいた棚だそうです。

b0064411_1442240.jpg


これ、バスタブくらいあるんですが、この中でパンの生地をこねたそうです。木が美しい。
b0064411_1451168.jpg


昔のベッドヘッドを修復中
b0064411_1494646.jpg

足は虫食いだらけ
b0064411_150134.jpg

彼らに頼めばきちんと処理してくれるそうです。

修復済みの絵
b0064411_150474.jpg



b0064411_1511666.jpg


この椅子は、termitaという木を食べる虫にやられて、腕のところなど内部がうつろになっていました。
termitaは、辞書で見ると白アリとなっていますが、長さ3cmもある、キバのある虫で、今教会などがこれにやられて大変だそうです。
b0064411_256357.jpg


倉庫にしている地下を見せてくれました。
b0064411_1455496.jpg


この倉庫の地下から、レイアル広場に抜ける秘密のトンネルがあったんだそうです。今は埋められていますが… 私たちが降りている階段の後ろに、その穴がありました。 驚くばかり。

天井は弧を描いて
b0064411_1465768.jpg


部屋の隅には井戸があり、水を汲んでいたんですね。今は蓋をしてありました。ということは地下に水が流れているんですねえ。

b0064411_1483197.jpg


壁も古そう
b0064411_1485578.jpg


この工房はとてもいろんな修復を手掛けていて、一時は40人くらい働いていたそうですが、今はかなり少ないそうです。
修復する人は、単なるテクニックがあるだけではなく、古いものに対する愛情と知識が必要だとの言葉に、もっともと大きく頷きました。
現在やっているのは、Pi広場の古い家(Pi教会の隣の建物)。ありとあらゆる古いものを修復してくれるそうです。

Taller Ciutat Vella c/Escudellers Blancs, 3 bis tel; 93 301 27 03

とても面白い訪問でした。


おまけ

隣の家
b0064411_262442.jpg

素敵な空間ですね!

↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
  
Commented by YUKIE at 2011-05-16 18:26 x
ジーザスと女の子の彫刻ほしいい~~~**
シンガーうちの店にもあります、最近サビを落として塗りなおしてました。虫の薬剤は外国のものはかなり強いんですよね、
修復家の職業病で手足の節が曲がったりなんらかの副作用があるようです、ホなのでンモノの木のアンティークはサイボーグ状態だそうですね。
Commented by gyuopera at 2011-05-16 23:10
♪ YUKIEさん、こんにちは。
昔の木の彫刻、素敵ですが、すごいお値段です。こちらの人は、こういうもの特に好きですからね。
修復には劇薬を使うこともあり、私も2,3年習ったので、ガスマスクを買いました。家具の殺虫剤は、奥まで入り込んでいるのでかなり強いと思います。人間にもよくはないですよね。
木のアンティークでもいろいろあって、ノーブルな木とされるクルミ材などはとても虫が食うのですが、マホガニーは虫が付きません。また、保存状態によって、修復がどのようになされるか大きく左右されますね。
Commented by patronistaT at 2011-05-18 00:34
お久しぶりです。
Escudellersにこんな工房があるんですね。
家の近所にも数件ありますが、こんな大きな規模ではないです。
PI教会のとなりの建物はやっと工事がはじまったのに気がつきました。
あそこへは、中が見たいからって絵葉書を買いに行ってました。
どんな風になるのでしょうか。
Commented by gyuopera at 2011-05-18 04:54
♪ patronistaさん、こんばんは。
3日間あったtallers oberts Ciutat Vellaも、行ったのはここと後2軒くらい。もう少し回りたかったです。やっぱり古い地区のほうが面白いです。今度Sarriaもあるんですけれどね。
この工房はとても大きくてびっくりしましたが、この不況で、ずいぶんたくさんの修復tallerが閉めたそうです。
この日は、patronistaさんの家のお近くをうろうろしてました。とても面白いzonaですよね!
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by gyuopera | 2011-05-16 17:33 | イベント、お祭り fiesta | Comments(4)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera