2010年 10月 18日
バルセロナのロマネスク、聖ラサロ教会 |
聖エウラリアの像の立つペドロ広場
その広場に面して建つ古いロマネスクの教会は聖ラサロ教会。12世紀の建物(1171年)です。
旧Messells病院の一部だったのですが、今では残っているのはこの礼拝堂のみ。それも正面の壁三分の一ほどは失われ、鐘も、聖像もありません。
普段はぴったりと閉じられている扉も、今日は中にはいることができました。
内部は
わずかに残った天井画
礼拝堂に付随して小さな部屋があり、その天井は豪華な模様が浮き彫りに
教会の裏側は公園になっていて、礼拝堂のアプス(後陣)が見られます。
建物に両側からはさまれて、サンドイッチ状態。もう少し離して建てられなかったのでしょうかね。
振り向けばこんな建物が周りを取り囲んでいます。
それでも、これだけでも残っていることを感謝しなくてはなりませんね。
1889年頃は、教会はこのように建物が前面全体に建てられていて、外からはわずか鐘楼の一部(それも塗り込められた)しか見ることができない状態だったのです。
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
その広場に面して建つ古いロマネスクの教会は聖ラサロ教会。12世紀の建物(1171年)です。
旧Messells病院の一部だったのですが、今では残っているのはこの礼拝堂のみ。それも正面の壁三分の一ほどは失われ、鐘も、聖像もありません。
普段はぴったりと閉じられている扉も、今日は中にはいることができました。
内部は
わずかに残った天井画
礼拝堂に付随して小さな部屋があり、その天井は豪華な模様が浮き彫りに
教会の裏側は公園になっていて、礼拝堂のアプス(後陣)が見られます。
建物に両側からはさまれて、サンドイッチ状態。もう少し離して建てられなかったのでしょうかね。
振り向けばこんな建物が周りを取り囲んでいます。
それでも、これだけでも残っていることを感謝しなくてはなりませんね。
1889年頃は、教会はこのように建物が前面全体に建てられていて、外からはわずか鐘楼の一部(それも塗り込められた)しか見ることができない状態だったのです。
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by gyuopera
| 2010-10-18 04:19
| 建物 edificio
|
Comments(6)
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thallo at 2010-10-18 05:23
gyuさん、こんばんは。
この礼拝堂はすごいわっ。1000年近くも前のもの。それでもこの状態で残っている。。これって本当にヨーロピアンパワーですよね。(笑)
それに新しい建物を担当した建築家もすごいな、と思いました。古いものを残して、ギリギリに建てられたビル。。さすがバルセロナです。古いものとモダンなもの。。
でね、このアパートの外観、まさに私のイメージするスペイン!日本のようにベランダにブランケットとか干しちゃうのよね。(笑)
この礼拝堂はすごいわっ。1000年近くも前のもの。それでもこの状態で残っている。。これって本当にヨーロピアンパワーですよね。(笑)
それに新しい建物を担当した建築家もすごいな、と思いました。古いものを残して、ギリギリに建てられたビル。。さすがバルセロナです。古いものとモダンなもの。。
でね、このアパートの外観、まさに私のイメージするスペイン!日本のようにベランダにブランケットとか干しちゃうのよね。(笑)
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gyuopera at 2010-10-18 06:06
♪ おごしゅさん、こんばんは。
この教会、100年前は、前に建物が建っていて、広場から見えなかったのですよ。それを教会の前に当たる部分だけ撤去したようです。昔は古い建物をそのままのみこんで建てちゃったらしく、ローマ時代の市壁も、結構あちこち普通の建物の中に入っちゃっています。日本のように壊しちゃわないけれど、でも組みこんじゃうっていうのもすごいと思います。
この地区は移民者の多い、かつてはチノ地区と呼ばれた地区で、今では普通に歩けますが、以前はここに踏み込むのにはかなりの勇気が必要でした。
今のアパートはこんな風に外に向いている窓辺にいろいろ干したりしたらいけないことになっていますけどね。
この教会、100年前は、前に建物が建っていて、広場から見えなかったのですよ。それを教会の前に当たる部分だけ撤去したようです。昔は古い建物をそのままのみこんで建てちゃったらしく、ローマ時代の市壁も、結構あちこち普通の建物の中に入っちゃっています。日本のように壊しちゃわないけれど、でも組みこんじゃうっていうのもすごいと思います。
この地区は移民者の多い、かつてはチノ地区と呼ばれた地区で、今では普通に歩けますが、以前はここに踏み込むのにはかなりの勇気が必要でした。
今のアパートはこんな風に外に向いている窓辺にいろいろ干したりしたらいけないことになっていますけどね。
gyuさん、お早うございます。
1200年前の教会・・歴史の街ですね・・後ろの様子は給水等か要塞のようですね。
ヨーロッパは石造りの国、中は現代風でも外観はその面影が残っていますね。今朝もアリガトウございます。
1200年前の教会・・歴史の街ですね・・後ろの様子は給水等か要塞のようですね。
ヨーロッパは石造りの国、中は現代風でも外観はその面影が残っていますね。今朝もアリガトウございます。
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gyuopera at 2010-10-18 16:40
♪ グスタフさん、おはようございます。
この教会は12世紀、1171年に建てられたものです。1000年は立っていないけれど、かなりの年月を経ています。一番下の写真に見られるよう、一時期は教会をすっぽり包んで住居が建てられていましたから、壊されなかったのが不思議なくらいです。
内部もかなり忠実に残された部分を修復していると思います。壁やアプスはオリジナルと思います。アプスの形はロマネスク独特ですね。
バルセロナはモンジュイックやペドラルベスに石切り場がありましたから、比較的手近に石を採ることができたわけで、雨の多い日本などは木が多いから木を使ったんでしょうね。
この教会は12世紀、1171年に建てられたものです。1000年は立っていないけれど、かなりの年月を経ています。一番下の写真に見られるよう、一時期は教会をすっぽり包んで住居が建てられていましたから、壊されなかったのが不思議なくらいです。
内部もかなり忠実に残された部分を修復していると思います。壁やアプスはオリジナルと思います。アプスの形はロマネスク独特ですね。
バルセロナはモンジュイックやペドラルベスに石切り場がありましたから、比較的手近に石を採ることができたわけで、雨の多い日本などは木が多いから木を使ったんでしょうね。
gyuさんお久しぶりでございます。まさしくロマネスクのファサードそして後陣です。これが建物に呑み込まれていたというのも驚きですが、ここまで回復して市民の眼にふれるように戻す努力にも感心します。
このファサードの扉の開き方はなんか変ですね。そこだけからでも数奇な運命が語られているようで・・・
ロマネスクフリークには大変嬉しい記事でした。ありがとうございます。
このファサードの扉の開き方はなんか変ですね。そこだけからでも数奇な運命が語られているようで・・・
ロマネスクフリークには大変嬉しい記事でした。ありがとうございます。
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gyuopera at 2010-10-20 03:10
♪ oteboxさん、こんばんは。
この記事を書くときは真っ先にoteboxさんのことを思い出しました。以前この教会のことを書いた時、今度はぜひ内部の写真を、とおっしゃっていましたね。
ですから48時間オープンハウスのリストを見た時、この教会が入っていたので、スーパーコンピューターのあと真っ先にここに飛んできたんです。内部はこれだけですから、長いこと待つ必要もなく見ることができました。
ガイドの人も、この教会の詳しい資料などは何もないらしいので、大した説明はありませんでした。でもこうして残っているだけで、うれしいですね。
ホント、この扉従来の扉とずれていて、おかしいですね。
この記事を書くときは真っ先にoteboxさんのことを思い出しました。以前この教会のことを書いた時、今度はぜひ内部の写真を、とおっしゃっていましたね。
ですから48時間オープンハウスのリストを見た時、この教会が入っていたので、スーパーコンピューターのあと真っ先にここに飛んできたんです。内部はこれだけですから、長いこと待つ必要もなく見ることができました。
ガイドの人も、この教会の詳しい資料などは何もないらしいので、大した説明はありませんでした。でもこうして残っているだけで、うれしいですね。
ホント、この扉従来の扉とずれていて、おかしいですね。