San Jeronimo de la Murtra修道院1

昨夜はまたとても素敵な体験をしました。
バルセロナの北東、バダローナの山の中の、古い修道院でのコンサートに連れて行ってもらいました。

この修道院の存在は私も全然知らなかったのですが、14世紀初頭に建てられた、カタラン・ゴシックの宝ともいえる古い修道院、San Jerónimo de la Murtra 。カトリック両王とカルロス1世の庇護を受けて建設されました。

バルセロナの旧王宮の階段で、王の殺害事件があった1492年の11月、フェルナンド王は負傷し、妻のイサベルとともに、何日かこの修道院に滞在したことがあり、その間スペインの王室はここにありましたが(当時は王様は国中を回って治めていたのです)、その間にコロンブスがアメリカ発見のニュースを王に報告に来たのがここなのだそうです。
1835年に Juan Álvarez Mendizábalの永代財産解放令で僧侶たちは追い出され、放火されて、放置され、荒れ放題になっていたのを、Eusebio Guel氏の令嬢Francesca Güellによって少しずつ修復され、修道院としての機能はしていませんが、毎週ミサも行われ、今ではある種のカルチャーセンター、またオスタルとしての機能も果たしています。

説明が長くなりましたが、歴史的な背景を知っていると、建物の中を見てもいっそう興味がわきます。

ジェロニモ派というのは、人里から遠く離れ、社会とはほとんど接触を持たない山の奥とか砂漠などで静寂と祈りで日々を送る派なのだそうですが、この修道院も、車一台がやっと通れるような細い山道をかなり進んだところにポツンとあります。

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やっと着いた修道院

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今夜はコンサートがあるので、人が少しずつ集まってきています。
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確かに…かなり荒れたまま
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このレリーフは後からつけたもののようですね

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入ったところが受付になっています

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修道院は焼かれてしまったのですから、こういう絵は新しいものだと思いますが、いい雰囲気
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このチェストは古そう
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天井が美しい
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回廊
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カトリック両王の紋章が見られます。この写真はWikipediaのもの
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つづく

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Commented by 加代子 at 2010-03-28 17:30 x
   おはようございます!

今日から夏時間なのに普通に起きてしまいました^^;
一時間損した感じ(笑)
古い修道院でコンサート、素敵ですね♪
建物も雰囲気があって回廊も良いわぁ。
内部はかなり綺麗になってるのですね。
古い建物を修復して使えるって嬉しいですね。
Commented by gyuopera at 2010-03-28 18:31
♪ 加代子さん、おはようございます。
私も今朝は6時に起きてしまいました。ということは、昨日までなら5時ということですね。この頃朝早く目が覚め、後眠れません。
古い修道院、部分的には修復がされていますが、まだまだ、といった感じ。今は資金がないので、現状維持がやっとなのだそうです。かつての大資産家であったグエル家も、今ではどうなっているのか、こちらに修復資金を出せるほどではないようです。
現在は修道院としての機能をしていないので、国からの補助も出ないのかもしれません。
もう少し何とかなるといいのですが・・・。
Commented by woodstove at 2010-03-29 07:51
この場所の歴史背景をお聞きすると、
建物のいろんなトコロに歴史の重さを感じますね。。。。
ここでコンサートですか。それもとても興味が湧きますよ。
Commented by mobiliantichi at 2010-03-29 07:55
古い修道院でコンサート、それを普通に行えるスペインはすごいなあ、と思います。古い建物は現状維持だけでも相当な経費がかかるのでしょうから、使いながら維持していければ少しずつ修復もできていくでしょう。天井も素敵ですが、床がいいなあ。先日鎌倉でイタリアから床石を運んでいらして、お店を始められた方のところで、同じような石を見てきたところだったので、すぐに目が行ってしまいました。
Commented by gyu at 2010-03-29 08:19 x
♪ woodstoveさん、こんばんは。
こんなひなびた修道院に、かつてカトリック両王のフェルナンドとイサベルが滞在していたなんて驚きました。当時はかなり立派な修道院だったのでしょう。
こんな山の中でも、コンサートと言うとけっこう人が集まってくるので驚きました。なかなかいいコンサートでしたよ。
Commented by gyu at 2010-03-29 08:25 x
♪ mobiliさん、こんばんは。
カタルーニャ地方には、いやスペイン全部かもしれませんが、こうして廃墟になった修道院や教会がまだまだたくさんあるんだそうです。
ロマネスクやゴシックの建物ですから、修復され再び日の目を見ることができた建物はラッキーと言えるでしょう。
床のタイルは、昔のものはものすごく厚いのですね。今のタイルの3倍は優にあります。だから丈夫だったのでしょうね。
イタリアからこういう昔の重いタイルを運ばれたとは、すごいですね!
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by gyuopera | 2010-03-28 16:50 | オペラ、コンサート musica | Comments(6)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera