2009年 08月 07日
マヨルカ滞在記 14 遺跡の前でコンサート |
先史時代の遺跡 Ses Paisses でのコンサートは、夜10時から。
何のコンサートかというと、詩の朗読と、パーカッションのグループの演奏ということで、詩のほうはたぶん判らないだろうと思ったけれど、パーカッションの演奏は興味ありだった。
遺跡入口の門の石は、照明に浮かび上がっていた
詩の朗読をするのは、友人Toniaの従兄なのだ。それで私たちは招待されて入場料15ユーロは払わなくてよくなった。
ステージのよく見える、比較的前に座ることができた
ステージには随分いろいろな打楽器が置いてある。
水を張った容器が3つ。何にするのかしら?
はじめに若い女性が出てきてコンサートについてを5つの言葉ですらすらと解説した。
つまり、マヨルカ語(カタラン語に近い)、フランス語、ドイツ語、英語、そしてスペイン語 @o@ ooo!
初めの一時間は、Miquel Mestre氏の詩の朗読。 ホメロスにインスピレーションを得、この地に生きた古代の一戦士の一代記を語る。
ところどころしか分からなかったけれど、最後は主人公である戦士の死で終わる。
朗読の間、バックのパーカッションは囁くように、静かに音を添える。
Miquelは詩人で、何冊も詩集を出しているほか、劇作家で、またその演出をしたり、またパーカッションの演奏もプロ並みなのだそうだ。で、本業は医者。写真は動いているのでボケているが、なかなか魅力的な人。
さて、休息の後は、パーカッショングループ"Neopercusion"の演奏。
これは、非常に難しいリズムを3人で打っているところ
一番最後に演奏したのが、日本の作曲家、平 義久の Trichromieという作品だった。
それは、3台のパーカッションでで和太鼓を擬した演奏だった。
耳慣れたリズムに胸が弾む。
私のコンパクトデジカメでは、フィルムはほんの少し撮ったらたちまちチップがいっぱいになってもうそれ以上撮影できなくなってしまった。
ほんの1分なんだけれど、その時の感じが少しでも伝わるだろうか。
この演奏、彼らは全部楽譜を見ながらやっているんだ!
Youtubeを検索したら、同じ演奏が見つかった。こちらは10分近くある。
そして、それが終わると、水を張った容器の前に立ち、キ~ンと響く楽器を鳴らしながら、今度は水にガラスのチューブを入れてぼこぼこ言わせたり、コップで上から水をバシャバシャ垂らしたり、手で水をぴちゃぴちゃさせた。「水の音楽」なのだそう。そしてリズムに合わせて3人で水面を両手で叩く。
それもYoutubeにあったけれど、こちらは本物でないとあまり面白くない。
そして、次は、顔を水に突っ込んで、ブクブクブク!と始めたのでびっくり! 3人とも長袖のワイシャツを着、ちゃんとネクタイ締めているんですよ。
楽しい演奏だった。
コンサートの後は、ワインとクラッカーのようなものがふるまわれた。
そのあと、真っ暗な道を町まで戻り、家路を急いだ。
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
何のコンサートかというと、詩の朗読と、パーカッションのグループの演奏ということで、詩のほうはたぶん判らないだろうと思ったけれど、パーカッションの演奏は興味ありだった。
遺跡入口の門の石は、照明に浮かび上がっていた
詩の朗読をするのは、友人Toniaの従兄なのだ。それで私たちは招待されて入場料15ユーロは払わなくてよくなった。
ステージのよく見える、比較的前に座ることができた
ステージには随分いろいろな打楽器が置いてある。
水を張った容器が3つ。何にするのかしら?
はじめに若い女性が出てきてコンサートについてを5つの言葉ですらすらと解説した。
つまり、マヨルカ語(カタラン語に近い)、フランス語、ドイツ語、英語、そしてスペイン語 @o@ ooo!
初めの一時間は、Miquel Mestre氏の詩の朗読。 ホメロスにインスピレーションを得、この地に生きた古代の一戦士の一代記を語る。
ところどころしか分からなかったけれど、最後は主人公である戦士の死で終わる。
朗読の間、バックのパーカッションは囁くように、静かに音を添える。
Miquelは詩人で、何冊も詩集を出しているほか、劇作家で、またその演出をしたり、またパーカッションの演奏もプロ並みなのだそうだ。で、本業は医者。写真は動いているのでボケているが、なかなか魅力的な人。
さて、休息の後は、パーカッショングループ"Neopercusion"の演奏。
これは、非常に難しいリズムを3人で打っているところ
一番最後に演奏したのが、日本の作曲家、平 義久の Trichromieという作品だった。
それは、3台のパーカッションでで和太鼓を擬した演奏だった。
耳慣れたリズムに胸が弾む。
私のコンパクトデジカメでは、フィルムはほんの少し撮ったらたちまちチップがいっぱいになってもうそれ以上撮影できなくなってしまった。
ほんの1分なんだけれど、その時の感じが少しでも伝わるだろうか。
この演奏、彼らは全部楽譜を見ながらやっているんだ!
Youtubeを検索したら、同じ演奏が見つかった。こちらは10分近くある。
そして、それが終わると、水を張った容器の前に立ち、キ~ンと響く楽器を鳴らしながら、今度は水にガラスのチューブを入れてぼこぼこ言わせたり、コップで上から水をバシャバシャ垂らしたり、手で水をぴちゃぴちゃさせた。「水の音楽」なのだそう。そしてリズムに合わせて3人で水面を両手で叩く。
それもYoutubeにあったけれど、こちらは本物でないとあまり面白くない。
そして、次は、顔を水に突っ込んで、ブクブクブク!と始めたのでびっくり! 3人とも長袖のワイシャツを着、ちゃんとネクタイ締めているんですよ。
楽しい演奏だった。
コンサートの後は、ワインとクラッカーのようなものがふるまわれた。
そのあと、真っ暗な道を町まで戻り、家路を急いだ。
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
by gyuopera
| 2009-08-07 02:47
| 旅行 viaje
|
Comments(4)
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by
キーウイママ
at 2009-08-10 17:01
x
太鼓の曲 良いですね! 日本のリズムですね。 この作曲家初めて聞きます。他にはどんな曲を作っているのかしら?
0
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gyu
at 2009-08-10 23:22
x
♪ キーウイママさん、こんにちは。
日本の太鼓を模したドラムの演奏、面白いですね。耳慣れているからか、わくわくしましたよ。最後の水の遊びのような音楽(?)も楽しかったです。
平 義久氏はほとんどパリで暮らしていたようですが、Wikipediaにいろいろ出ていて興味深かったです。
日本の太鼓を模したドラムの演奏、面白いですね。耳慣れているからか、わくわくしましたよ。最後の水の遊びのような音楽(?)も楽しかったです。
平 義久氏はほとんどパリで暮らしていたようですが、Wikipediaにいろいろ出ていて興味深かったです。
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gyuopera at 2009-08-11 13:32
♪ マエムキ大吉さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
こういう場所で、パーカッションだけのコンサート、というのがとても興味を持ちましたが、メロディーがなくてもこんなに楽しいなんて、驚きました。
詩の朗読も、もう少しわかればもっと楽しめたのになぁと、ちょっと残念でしたが、マヨルカ語でしたからね・・・。
何の音楽でも、ライブはやっぱりいいですね。
こういう場所で、パーカッションだけのコンサート、というのがとても興味を持ちましたが、メロディーがなくてもこんなに楽しいなんて、驚きました。
詩の朗読も、もう少しわかればもっと楽しめたのになぁと、ちょっと残念でしたが、マヨルカ語でしたからね・・・。
何の音楽でも、ライブはやっぱりいいですね。