2009年 08月 01日
マヨルカ滞在記1 Teresaの家で |
マヨルカには、飛行機でバルセロナから50分、乗ったらすぐ着いてしまう感じ。
朝7時発の飛行機に乗って、7時50分着。 飛行場には、昨夜車ごとバルセロナから船で来て、朝7時半にマヨルカ港に着いたToniaが待っていてくれました。 実にいいタイミング。 車で70キロほど北にある アルタという小さな町に向かいます。
アルタという町は、現在人口が6,148人。昔はこんな感じだったらしい(Nicolás Casellasさんの絵より)
アルタには、去年も滞在した 友人Teresaの別荘があります。 Teresaはパルマに住んでいるのですが、眼科医という職業柄、パルマとアルタの病院を往復しているので、毎週2回はアルタの別荘に来るのですが、別荘にはゆったりとした4つのベッドルームがあるので、私たちに気楽に使わせてくれるのです。
彼女の別荘は、この地方独特の、隣同士がつながった昔の石造りの家。村の中はそういう家が軒を連ねていますが、道路側から見れば家しか見えないけれど、奥には広々としたパティオがあり、分厚い石の壁は暑さを遮って、中はとても涼しいのです。
廃屋になっていた家をリフォームして、パティオ部分にリビング・ダイニングとキッチンを増設した、ゆったりとした快適な住まい。
去年もご紹介しましたけれど、素敵だからやっぱり写真を撮っちゃうな。
玄関ホール。玄関には、木のルーバードアが付いていて、日を遮り、かつ風を通します。
内側にガラスのドアがあり、このルーバードアを締めて硝子戸をあけておくと、風が吹き抜けとても快適。すごく外気温があがるときは、硝子戸も締め切ると、熱気が入ってきません。こんなに暑い地方でもクーラーなどいらないのです。
インテリアも去年とは少し変って、キノコのランプを玄関ホールの左右に置いてありました。
この手前は何もないスペースでしたが、今年は家具を置いてありました。 ファーマシーのお兄さんが、いらなくなったお店の家具をくれたんだそう。
玄関ホールには去年なかった「ノアの方舟」の油絵が
私は去年と同じく、玄関を入ってすぐ左にある部屋を使わせてもらいます。
こちらがダイニングとキッチン
キッチンには食品庫が付いていて、中はいつもひんやり涼しい。野菜や果物は冷蔵庫に入れず、ここに保管。
食後のデザートは、好きな果物を各自取って、テーブルの上に置かれた水を入れたボールでちょっと洗い、各自ナイフで皮をむきながらいただきます。日本のように、きちんと切って出す、ということはしません。
ゴミ箱は2つ置いてあって、プラスチック類とその他のゴミをきっちり分けてリサイクルしています。どんな小さなラップやプラスチックの袋までも分別し、紙類も袋にためて、レジの紙までちゃんと仕分けしてリサイクルに回します。オーガニックのゴミ(残飯など)は、この村に処理工場がないので、今のところ普通のゴミとして出すのだそう。
暖炉のあるリビング
広々したパティオ
ここにテーブルを出して食事したり、ラウンジチェアを出して星を眺めたり
パティオの奥にも、暖炉のあるもう一つのリビングルームがあります。日がよく入るので、冬はここで過ごすことが多いそう。
奥に洗濯ルーム兼倉庫が。
この暖炉の煙が出てゆく白い煙突、この地方の独特の形です。
リビングダイニングの上に広々したテラスがあり、そこにも煙突
彼女の家の後ろに広大な庭園をもつ家があり、その家に入る裏口の通路が、テレサの家の横にあります。
ここはガーデナーが使うだけらしいのですが、ルリマツリが満開!
玄関のすぐ横にある、私が泊まった部屋は、すべてアンティークで統一されています。
象嵌細工のベッドヘッドがとても素敵
ベッドサイドの絵がまた素敵~
ランプは新しいものだけれど、やっぱり素敵。
ね?
ベッドに横たわるとこんな風に見えます^^
部屋の隅に置いてあるコモードも年代物。リネンのタペテ(マット)が敷いてあります。
鏡がまたとってもいい
かつては顔を洗う水を入れたピッチャーと洗面器
ベッドメーキングをするときは、美しい手刺繍のあるホワイトリネンの最高のアッパーシーツをかけてくれました。見てください、この刺繍。 おばあ様がなさったのだそうです。
あまりの高級品に辞退しようとすると、
「あなたはその価値がわかる人だから」
と言って、さっさとベッドメーキングしてくれました。
この部屋が一番上等なゲストルームのようです。2階の部屋はもっとシンプルでしたから。
でもどの部屋にも、アンティークのコモードと、その上にリネンのタオルやタペテ(マット)がかけてありました。
こういうものをみんな先代から引き継いでいるんです。いいなぁ。
こちらはテレサが使っている部屋
家具はいずれも先代からのもの
別のゲストルームのコモードと鏡
さて、荷物を整理して、出かけます!
続く
↓クリックしていただけると励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
朝7時発の飛行機に乗って、7時50分着。 飛行場には、昨夜車ごとバルセロナから船で来て、朝7時半にマヨルカ港に着いたToniaが待っていてくれました。 実にいいタイミング。 車で70キロほど北にある アルタという小さな町に向かいます。
アルタという町は、現在人口が6,148人。昔はこんな感じだったらしい(Nicolás Casellasさんの絵より)
アルタには、去年も滞在した 友人Teresaの別荘があります。 Teresaはパルマに住んでいるのですが、眼科医という職業柄、パルマとアルタの病院を往復しているので、毎週2回はアルタの別荘に来るのですが、別荘にはゆったりとした4つのベッドルームがあるので、私たちに気楽に使わせてくれるのです。
彼女の別荘は、この地方独特の、隣同士がつながった昔の石造りの家。村の中はそういう家が軒を連ねていますが、道路側から見れば家しか見えないけれど、奥には広々としたパティオがあり、分厚い石の壁は暑さを遮って、中はとても涼しいのです。
廃屋になっていた家をリフォームして、パティオ部分にリビング・ダイニングとキッチンを増設した、ゆったりとした快適な住まい。
去年もご紹介しましたけれど、素敵だからやっぱり写真を撮っちゃうな。
玄関ホール。玄関には、木のルーバードアが付いていて、日を遮り、かつ風を通します。
内側にガラスのドアがあり、このルーバードアを締めて硝子戸をあけておくと、風が吹き抜けとても快適。すごく外気温があがるときは、硝子戸も締め切ると、熱気が入ってきません。こんなに暑い地方でもクーラーなどいらないのです。
インテリアも去年とは少し変って、キノコのランプを玄関ホールの左右に置いてありました。
この手前は何もないスペースでしたが、今年は家具を置いてありました。 ファーマシーのお兄さんが、いらなくなったお店の家具をくれたんだそう。
玄関ホールには去年なかった「ノアの方舟」の油絵が
私は去年と同じく、玄関を入ってすぐ左にある部屋を使わせてもらいます。
こちらがダイニングとキッチン
キッチンには食品庫が付いていて、中はいつもひんやり涼しい。野菜や果物は冷蔵庫に入れず、ここに保管。
食後のデザートは、好きな果物を各自取って、テーブルの上に置かれた水を入れたボールでちょっと洗い、各自ナイフで皮をむきながらいただきます。日本のように、きちんと切って出す、ということはしません。
ゴミ箱は2つ置いてあって、プラスチック類とその他のゴミをきっちり分けてリサイクルしています。どんな小さなラップやプラスチックの袋までも分別し、紙類も袋にためて、レジの紙までちゃんと仕分けしてリサイクルに回します。オーガニックのゴミ(残飯など)は、この村に処理工場がないので、今のところ普通のゴミとして出すのだそう。
暖炉のあるリビング
広々したパティオ
ここにテーブルを出して食事したり、ラウンジチェアを出して星を眺めたり
パティオの奥にも、暖炉のあるもう一つのリビングルームがあります。日がよく入るので、冬はここで過ごすことが多いそう。
奥に洗濯ルーム兼倉庫が。
この暖炉の煙が出てゆく白い煙突、この地方の独特の形です。
リビングダイニングの上に広々したテラスがあり、そこにも煙突
彼女の家の後ろに広大な庭園をもつ家があり、その家に入る裏口の通路が、テレサの家の横にあります。
ここはガーデナーが使うだけらしいのですが、ルリマツリが満開!
玄関のすぐ横にある、私が泊まった部屋は、すべてアンティークで統一されています。
象嵌細工のベッドヘッドがとても素敵
ベッドサイドの絵がまた素敵~
ランプは新しいものだけれど、やっぱり素敵。
ね?
ベッドに横たわるとこんな風に見えます^^
部屋の隅に置いてあるコモードも年代物。リネンのタペテ(マット)が敷いてあります。
鏡がまたとってもいい
かつては顔を洗う水を入れたピッチャーと洗面器
ベッドメーキングをするときは、美しい手刺繍のあるホワイトリネンの最高のアッパーシーツをかけてくれました。見てください、この刺繍。 おばあ様がなさったのだそうです。
あまりの高級品に辞退しようとすると、
「あなたはその価値がわかる人だから」
と言って、さっさとベッドメーキングしてくれました。
この部屋が一番上等なゲストルームのようです。2階の部屋はもっとシンプルでしたから。
でもどの部屋にも、アンティークのコモードと、その上にリネンのタオルやタペテ(マット)がかけてありました。
こういうものをみんな先代から引き継いでいるんです。いいなぁ。
こちらはテレサが使っている部屋
家具はいずれも先代からのもの
別のゲストルームのコモードと鏡
さて、荷物を整理して、出かけます!
続く
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by gyuopera
| 2009-08-01 00:11
| 旅行 viaje
|
Comments(2)
Commented
by
woodstove at 2009-08-01 06:54
gyuさん こんにちは~^^
お部屋のアンティークがどれもこれも素晴らしい逸品ばかり!!
本物だからこその落ち着き有るインテリアとなっているのですね。
ところで、昨日、その島でテロ行為があったとか。
こんな美しい場所での犯罪は許せません。。。。
お部屋のアンティークがどれもこれも素晴らしい逸品ばかり!!
本物だからこその落ち着き有るインテリアとなっているのですね。
ところで、昨日、その島でテロ行為があったとか。
こんな美しい場所での犯罪は許せません。。。。
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Commented
by
gyu
at 2009-08-01 15:05
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♪ woodstoveさん、おはようございます。いつもコメントありがとうございます。
素敵なお部屋でしょう? こんな風なゲストルームがあったら、いつでも泊まりにいらっしゃい、って言いたくなりますね。
そうなんです。ちょうど私の帰ってきた日にテロがあって、あと道路が閉鎖されたりして大騒ぎだったんです。
テロを起こす人たちって、自分たちだけは生きる価値があるとでも思っているのでしょうかね? 本当に許せない行為ですね。
素敵なお部屋でしょう? こんな風なゲストルームがあったら、いつでも泊まりにいらっしゃい、って言いたくなりますね。
そうなんです。ちょうど私の帰ってきた日にテロがあって、あと道路が閉鎖されたりして大騒ぎだったんです。
テロを起こす人たちって、自分たちだけは生きる価値があるとでも思っているのでしょうかね? 本当に許せない行為ですね。