Cercle de Liceuのコンサート

昨夜は、リセウ劇場の中にある音楽・オペラ愛好者のプライベートクラブ、Cercle de Liceuの中でコンサートがあり、特別に招待状をいただいたので行ってきました。

このCercle de Liceuは、会員でないと入ることはできませんが、会員の人と一緒に行けば見せてもらうこともでき、25年前、バルセロナに来たばかりの時、一度内部を見せてもらったことがありました。

今回は、会員のJuan の招待で、彼はこのクラブの役員もしているし、Juanの家族はみんな会員、そして何より演奏者が彼の姪のナターシャで、アメリカにいるのですが、16歳という若さながら、大変上手なので、コンサートをすることになったのです。

リセウ劇場の正面入口の右手に、Cercleに入る入口があります。

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ご覧になるとわかるように、このCercleの内部は、すべてアールヌーボーで埋め尽くされているのです。
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ここを入ると、玄関ホールがあります。

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こういうところでカメラを取りだすわけにはいきませんから、こっそり膝の上で。上の写真は帰りがけの誰もいない時に撮りました。
ここはオリジナルが1886年で、1902年に改装されたまま現在にいたっています。
火災の時は、幸いなことにここは無事だったのです。

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そこでしばらく待っていると、Juanの一家がやってきました。

このホールの他にも、アールヌーボーの美しい部屋がいくつもありますが、そんなにうろうろ歩きまわるわけにはいきませんから、じっと我慢(笑)。
コンサートが行われたのは3階の部屋で、そこに椅子が並びきれず、隣の部屋にも並べられていました。

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聞きに来た人たちは、いずれもバルセロナの昔からの上流階級の人たちばかり。
男性のほうが、気取らず一般に親しげでしたね。女性はちょっと、気取った人が多かったみたい。

コンサートはフルートとピアノ伴奏。まだ幼さの残る16歳の少女。
でもテクニックはほとんど完璧でした。すごいものです。
曲目はバッハのソナタ、トゥールーのGran solo、ヒンデミットのソナタとモーツアルトのソナタ。
いずれも耳慣れたものばかりです。
感動するというほどではありませんでしたが、これから大きく伸びてゆくことを期待しましょう。

コンサートの後は、いちばん大きなサロンでシャンパンをいただきました。
そこにはラモン・カサス、ルシニョール、ブリュル、マスリエラなどの美しい作品が並んでいます。 まさにアール・ヌーボーミュージアム。

ここから先は、cercleのHPからお借りした写真です。
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そして、その奥のほうにあるretondaという丸い部屋には
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ラモン・カサスの素晴らしい壁画がぐるりと壁を飾っています。
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照明が素晴らしく、絵だけが浮き上がって見えて、あまりの素晴らしさにそこに立ちすくんでしまったくらいでした。

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そのほかの部屋は、ここのHPのものを使いました
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パーティもだんだん終わりになり、私はJuan一家より一足お先に帰らせていただきましたが、帰りしなに玄関ホールの写真を撮ったのです。

本当にこのスペースは別世界でした。

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Commented by tripper_01 at 2009-07-02 08:25
徹底したアールヌーボー、凄い内装ですね!

> 女性はちょっと、気取った人が多かったみたい
想像出来そうな雰囲気でありますね!
Commented by gyu at 2009-07-02 08:41 x
♪ tripperさん、今晩は。
スゴいないそうなんです、ここ。写真は玄関ホールだけなんですが、ちらちらと他の部屋を見ると、本当にすごい!写真が撮れなくて残念でした。
こういうところに集う人たちは、個々の上流社会の人たちばかりで、それを意識していますからね。
奥様方の中には、服を見せにくる人もいるんだろうな~と思いましたね。
まだ曲が終わらないうちに(楽章の間で)拍手を始めようとしたり、演奏中におしゃべりしてたり! そういう人は案外教養がないのかも?
Commented by grappa-tei at 2009-07-02 09:21
いいお友達がいらしてよかったですね。このホール、滅多に観られるものではないでしょうから。さっそくネット検索したら、Circulo del Liceoとなっていて、こっちはカスティリアーノなんでしょうか?列挙された画家、最初の二人しか知りませんが、いずれも素晴らしいものですね。アール・ヌーヴォーがこれでもか、と出てきますが、こういう装飾性の強いデザインに囲まれていると、いささか食傷しませんかしら?
Commented by alphie at 2009-07-02 10:38 x
またまたスゴイところを見せていただいて、大いに感動。

Ramon Casas、さっそく調べてみました。
John Singer Sargent と同じ Carolus Duran の下で勉強したそうな。
うーん、なるほどお。
私は、Sargent と Sorolla の繋がりはすでに意識していたのですが、
Casas なんて、全くの初耳でした。
この時代の肖像画や風景画って、小説を読むように面白いような気がします。
ただ、大半は個人蔵で、所有者死後の美術館への遺贈待ち、みたいな感じなのかもしれませんね。

次は何が出てくるのか、とても楽しみでーーす。
Commented by Bon at 2009-07-02 13:36 x
ウーン!ため息出ちゃいました!
ぜひ他のお部屋ものぞいてみたいです。
絵画もこの眼で見てみたいものばかりでした。

こういうお部屋で、16歳で演奏会できるお嬢さんやはり環境って才能の一部なのかしら??
Commented by gyuopera at 2009-07-02 15:13
♪ Grappa-teiさん、おはようございます。
いい友達は、ほとんどが音楽仲間です。音楽をやっていて本当によかったと思います。
Circuloはスペイン語ですね。英語で言ったらサークルなのね。
この中は徹底的にアールヌーボー一色ですから、まさにミュージアムで、そういうところにゆったりと身を置いてくつろげる人は、小さいころから慣れ親しんだ世界、もしくは生活の一部なんでしょうね。
我々はあまりこういう生活には慣れていないので、わーすごい!とは思うんですが、こういう場に身を置くことになれていないから気おくれしてしまうし、もっとすっきりしたほうがあってるかも知れませんね。
Commented by gyuopera at 2009-07-02 15:21
♪ alphieさん、おはようございます。
Ramon Casasは、ピカソやミロ、ダリ、ソローヤを除いては、たぶんカタルーニャで一番有名で親しまれている画家でしょう。
バルセロナの有名な雑貨店、ビンソンは、Casasの住んでいた建物です。肖像画をたくさん描き、ちょっとしたスケッチでもすぐ彼とわかる印象的な目を描きます。
肖像画は個人像が多いから、なかなかお目にかかる機会が少ないですね。
このリセウのセルクルにある壁画の部屋も、一般にはお目にかかれないものばかりですから、私がどんな幸せな思いでその前に立っていたかお分かりでしょう。本当に素敵でした!
Commented by gyuopera at 2009-07-02 15:26
♪ Bonさん、おはようございます。
私が写真を撮ったのは玄関ホールと、一枚だけ演奏会をやった部屋だけ。そのほかの部屋は無理だったので、セルクルのHPから写真をお借りしたのだけれど、とにかく写真が小さいんですよ。
もう少し別の部屋の写真もあったので、追加で載せましょう。
演奏した子は、ホアンの姪で、彼の先代の時、8人のお金持ちがお金を出し合ってこのリセウ劇場を建てて、彼の一族もそのうちの一人だったので、それ以来この一家はセルクルの特権会員・役員となっているのです。普通の人が、いくら上手でもこういうところで演奏はできないでしょうね。
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by gyuopera | 2009-07-02 05:18 | オペラ、コンサート musica | Comments(8)

私と一緒にバルセロナを散歩しましょう Vamos a pasear conmigo en Barcelona!


by gyuopera